落とし込み 釣り方 その2 |
落としこみ竿39/45mの竿で仕掛け糸や道糸を糸ふけをつくりながら落としていくのが私の基本ですが、いつもそうできるとは限りませんね。風が強いときや潮が速いときなどは餌が落ちていかないものです。そんなときは、こうします。 ・思い切って仕掛け糸を水面に置く誰もがやっていることです。しかし、ラインは波や風の影響で変な方向にふくらみます。水面から上のラインを水面下の餌がねらっているコースを外れないよう常に竿の操作で置き換えることが必用です。 このときに私は、水面上の糸50〜100pを「Uの字」「つの字」になるようにします。これは水面上下のラインの遊びを持たせるとともにその部分の糸の変化でアタリをとりやすくするためです。 ラインをうまくさばけるかどうかで釣果が変わってくると思います。 |
餌が自然に落ち、チヌが餌を視認する時間をできるだけ長くとるためにガン玉は打たないか小さいものを打つようにしています。そのために目印も浮力が小さいものを使うのですが、いつもそれで喰うとは限りません。また、波や風で餌が沈まないこともあります。 ・ガン玉はいろいろと重さを替えてみる人がよくあたるのに自分だけあたらない。こんなとき、ガン玉をBから3Bに重くしたらとたんに喰いだしたということはありませんか。 また、暑い夏のダラーッとした潮の時、ガン玉を6Bに替えとたん、あたりだした。こんなことはよくあります。チヌは気まぐれというかそのときの自然の状況にマッチした落とす速さがあるようです。 |
落としこみでのアタリは千差万別。とは無責任ですかね。 でも、本当にいろいろあってどうしたらアタリを出せるかのほうが重要なのですが、絶対これがいいという方法は見つけていません。アタリの種類はものの本によく書いてあるのですが、例えば、こんなアタリがあります。 ア・タ・リ
ア・ワ・セ <上・中層のとき> カニ・イガイ・フジツボ餌の場合、基本的に私は糸を張り穂先でチヌの感じを確認して(キク)、手首でシャープにアワセます。 このキクという動作については、キクとチヌが餌を離すから糸が変化したり止まった時点で即アワセをするという方もおられます。 それはそれでその人のやり方があるし、実際に瞬間餌にさわっただけですぐに餌を離す喰い方をすることが多い日もあります。そんな場合はアタリをとらえた瞬間にアワせないと掛からないことが多いので、間違いではないと思います。 アタリを見た時点でアワセることもできるのですが、そんなときは鈎先が歯にかかったりしてはずれることがよくあるし、止まりアタリか、なにかに引っかかって止まっているのか分からずにアワセまくるのもおかしいし、場を荒らすと思います。 ただ、キイてじっとしている訳ではなく、まずキイて、魚の感触を感じた時点でハリを唇に滑らせてアワセを入れる感じです。キクとアワセのこの間は0.5秒もないと思いますから、キイた時点で魚は餌を口にくわえているのですから、まずはき出したりすることはないし、はき出す前にアワセが入るので確実に口に掛かります。キクとアワセはほぼスムーズな連続の動作ということで、いわゆるキキアワセなのです。 <底釣りのとき> 落とし込みで釣る場合、チヌは一回目に餌が落ちて底についた時に喰う確率が非常に高いです。 また、3秒ぐらいはくわえていることが多いため。底に餌がつく時から集中して3秒以内にききます。 チヌの気配が伝わると中層の時より強くアワセます。 水深があればあるほど糸のたるみや伸びでカカリが浅くなるのを防ぐためとチヌに主導権を与えないためです。 |