落とし込みステージ 切れ波止
博多沖の防波堤 切れ波止の概説
切れ波止は、博多沖防の中で最北端に位置し、多々良川の河口筋にあたる。一文字波止とは極端に隣接しているので、移動ができる。
水深は最もあり、突端の貯木場側から満潮時約8m。一文字波止側30m程からは、だんだん浅くなり、一文字に渡る地点では3m程になる。
川側は約2m間隔で直径1m直立のパイルが入っており、オーバーハングとなっている。内側はパイル同士がくっついた状態で。底に行くほど斜めに張り出している。
川の濁りが入り、北風が吹くと、落とし込みの条件としてぐっとよくなる。
上げ潮は一文字側から、下げ潮は貯木場側から流れる。
川側をメインに狙うが、内側もたまに喰うときもある。
オーバーハング+パイルなので、3m以上の長めの強い竿で強引に巻き上げる方が安全。ハリスも太めの方がいい。
切れ波止の構造と落とし込みでの攻略法はこちらのページへどうぞ。
切れ波止外側の壁面
写真はオーバーハングすれすれに潮が
ある状態でパイルは隠れている。
この潮時のときが一番スライド釣法がしやすい。潮が上がると、チヌはオーバーハングのすぐ下まで上がって来ているので、ハリス分で喰うことが多い。
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切れ波止内側の壁面
波止内側の写真で、オーバーハングが少し空いているのが分かる。内側はパイル同士はくっついており、斜めに底まで伸びている。大体、上層で喰うことが多い。外側のように手前に突っこまれることはないので安心してやりとりができる。
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切れ波止先端から全体
外側・内側にパイルが入っているのが分かると思います。
この写真はなかなか見られない切れ波止の姿です。
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切れ波止外側から見たパイル
これもあまり見ることができない写真です。パイルの間は約2m。
奧に見えるのは、内側のパイルです。
右は、先端部分。内側パイルは底に行くほど開き、外側は真っ直ぐに打ち込んであります。
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切れ波止内側の全景
波止右側のトーフのケーソンは、切れ波止からつながっていたが、2007年9月に、廊下の足場が腐食のため危険なので取り払われた。
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切れ波止と一文字の接点
右は切れ波止、左は一文字波止。切れ波止がないとき、一文字は、完全に独立した波止であったが、切れ波止ができて写真のようにほとんどつながっている。
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