釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
1月31日(土) | 佐賀 | 中 | 12 | 満07:57 干13:26 |
10 | 曇晴 |
西やや強 | 白濁 | カニ | 5 | 42, 45, 35, 42, 48 |
釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
1月11日(日) | 佐賀 | 中 | 7 | 満13:04 干06:44 |
- | 曇 |
東弱〜 西強 |
やや濁 | カニ | 1 | 47 |
凪場のチヌチヌが活発に喰うために必要な自然条件がある。 一に風, 二に濁り,三に流れ,四に水温。 風は波を立たせ,着生物を落とし,海に酸素を供給する。 濁りは言うまでもなくチヌの警戒心を解く。 流れは餌となるものを流し,ちぬのエラに水を流し込み活性を促す。 水温は魚の運動機能に微妙に影響する。
落とし込み釣りを数年している人には常識だが,この歳になってもそれを忘れて釣りに行くことも多い。わざわざ行ってもつらい釣りになるというわけ。
久しぶりに近場のテトラ波止に会員と3人で行く。波止に上がったのが8時過ぎ。 まずGさんがコーヒーの湯を沸かしてくれる。スイーツまでくれて3人でゆったりしたアウトドア気分。こういう人がいてくれるとホントにありがたい。
予報では風向きは西風。はじめ3m,12時頃から7mとなっている。 ここはテトラが北向きなので7mの横風は竿が振れないぐらいだろうから午前中勝負だろう。 予報が外れて北向きに風が変わるといいのだが。 そういう勘定をして釣りに出かけたわけだった。
潮は思いの外,白くて澄んではいない。風はわずかに南東の後ろから。 つまり凪状態。 でも、この濁り具合だと結構いけるかもと期待をする。
Gさんは荷物を置いた付近から釣り始めたので僕は少し歩いて真ん中あたりから始める。
ガン玉は2Bから。でっかいイソガニを付けているからゆっくりと落ちて着底。上げ下げしていると,押してくる上げ潮でだんだん手前に寄ってくる。
M君は波止の端の方から始めている。 (知らなかったが彼はテトラでの落とし込み釣りは初めてのようで,「ひゃ〜、うゎっ!」と細い丸木橋を歩くようなその格好。Gさんと大笑いをしたのだが,終わる頃には何とかなれて最後まで竿を振っていた。後輩は鍛えてやらにゃ。フフっ)
濁りがあるから結構アタリがあるんじゃないか思いながらと打ち返す内に,その期待もなくなっていく。 全くアタらないのだ。
テトラの際、穴の中,底から僅かに上げてじっと待ってみる。ガン玉6Bに替え30mの遠投までもやるが,どこも反応なし。 潮が動き,濁っていても風がない。 凪場は釣りやすいけれど,やはりチヌ釣りには向いていない。
こりゃ彼らに初釣り早々つらい思いをさせるなぁ。と、案内役の僕は後悔する。
6Bのまま沈みテトラの沖に餌を入れ,ゆっくりと餌をはがして少し上げてはおろしながらテトラの手前へと餌を入れる。 また上げようとすると,魚信。
沈みの近く,ぼやぼやしていると切られる。グイーっと竿を上げてリールを急いで巻き沈みから離す。 魚は一気に上がって来て本能なのか何度も沈みの方へ逃げようとするが,どんなに引こうと断固,竿は下ろさない糸は出さない。 心配は鈎ハズレだけ。 それも杞憂に終わり,タモイン。47cm
これが最初で最後のアタリとなった。
その後,予報通り,風は真横からの西の強風に変わり竿を煽られ持っているのがやっと。
納竿まで3人で根気よく釣ったが,Gさんがいつの間にかカニを潰されたのみ。
チヌ釣りの条件がそろうことは週末釣り師の自分にはどうしようもない。 いいトキばかりじゃないから,釣り人は次回の釣りに夢を見ることができるってことだ。 |
釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
1月04日(日) | 大分 | 大 | 14 | 満07:11 干12:49 |
14 | 晴 |
無 | 澄 ベタ |
カニ | 3 | 47 34, 54 |
2015年初落とし込み霧の中、また長竿を振っている。 糸が竿に張り付き、いつものアンダースローで餌をポイントまで届けることができない。
新年になっての初落とし込み。近場に行こうと思っていたが風当たりのいい場所がない。 それなら大分の方がましと朝5時に車を走らせたわけだが、路肩に雪が積もり道路脇は凍結していた。 何とか無事に着いたのは満潮をとうに過ぎた9時半過ぎ。
南風の予報だったが全く風はなく湖面のような海。当てが外れたが来たからにはヤルしかない。 仕掛けを作って釣り始めたがやっかいな霧に手こずっているのだった。
2投目に案外いいところに餌が入る。 着底でキクともう喰っている。竿をグーッと上げ、同時にリールを巻くと浮いてきた。すんなりと取り込めるサイズ。だが一応初チヌだな。
しかし、後が続かず1枚鈎ハズレでバラしてからは全く反応なし。 糸が出ずに長竿を振るにも余計な力がいる。 肩の痛みに耐えるため1投ごとに「え〜い!」「クーッ!」
霧がはれると底までくっきりと見える。見切りをつけて移動。
次の場所は超浅場。 もちろんスケスケ。魚は見えるが魚からもこっちが見える。スーッと逃げたり、藻の陰にじっとして餌を近くに入れるとじわーっと泳いで去って行く。 しょうがなくちょっと遠目を狙うしかない。
10mほど沖で着底後キクと喰っている。ラッキー!と巻き上げ海面に出た瞬間に鈎ハズレ。 この状況でやっと喰ったのに2度のバラシは痛いなぁ。
糸の出が悪いUガイドの前打ち、超前はつらい。 しかし、無心に続ける。 何もかも忘れて浸れる時をくたくたになるまで味わうつもりだ。
潮もあと1時間程で最干潮という11時半近く。 沖でも1mもないだろう、そんな水深の場所で15m程飛ばした餌がすぐ着底して糸がたるんだ直後、再びチョンと動いた。
まさかとは思ったが一応キク。根掛かり、じゃない、わずかに動きを感じる。グイーっと竿を煽る。来た。
今度はしっかり掛かったかな。念のためもう一度、二度グン・グンと追い合わせ。まあまあいい型のようだ。
魚の姿がはっきりと見えるやりとりってのもスリルがある。 腹を見せながら少しだけ手前に寄ってきたかと思えばシューッと沖に走る。 3度・4度と繰り返す。妙なところに掛かっているのかと思うぐらいに弱らない。
バレるなよ。それだけ願いながら竿を弓なりに保ち慎重に引き寄せる。 手前は魚の体高もないような浅さ。 やっとゲット。 よく引いたが年末と同じような型。54.5cm。 あきらめかけていたけど,このベタ凪で釣れたのはラッキーだろう。
しばらくやって休憩もかねていい釣り場がないか探してみる。 結局、また元の場所に帰ってきて再開。
陽が山に沈み。夕焼け小焼け。 糸が見えなくなるまで振り続けた竿を止め、フーッと息をはく。 肩の痛みにも耐えられた。途中歩けないぐらいに痛くなった足首も不思議と治っていた。
釣れない時間帯の方がほとんどだったが薄明かりの中で糸を切るときに心も体も疲れはなかった。
新しい年がどうなるか先のことは自分には分からない。 やるだけのことをやり、いい年になることを願う今年の釣り開始。 |