チヌ落とし込み釣行記 2001年 7月 夏は友だち

 釣行日   場  所  潮 月齢  干満 水温 天気 状態   餌 釣果 サイズ
7月28日
(土)
長崎港 14:43
干  8:09
28
カラス
43
49
58
 長崎の山川さんと一緒に釣る機会ができた。大久保さんと5時に神ノ島渡船場へ。大ダイを期待して波止に上がったが、釣れるのはヘダイ・テンスばかり。山川さんも苦労しておられる。大久保さんはチヌ42とヘダイ45ほどを釣っているがこちらも満足していない。とうとう、11時回収予定を切り上げて少し早めに引き上げる。 

長与の山川さん

  
    山川さんは、うっぷんを晴らしにホームグランドの長与へ行かれるという。私たちもと迷ったが、波止上がりの気力もあまりなく、大久保さんがしきりに先週釣った場所に行きたがるので(気持ち分かるよ。でもこれがあとからの幸運を呼ぶことに。)山川さんと再会を期して別れる。(このあと、長与でチヌ2匹をゲットされたということだった。さすがだ。)
 
    こちらは、別れたあと、一息ついて岸壁巡り。
 竿を夢幻海3.1に替え、貝を付け、まず一投目。アタリ無し。2投目。一ヒロで糸がスーッと速くなる。障害物をかわしながら43pが上がってきた。やっぱり波止より地方の方がチヌはいるなあ。大久保さんも43pをすぐゲット。彼はカニ派である。大久保さん続けて38p。のってるねー。そのあとバシッと音がしてハリス切れ。

大久保さん、今回も好調
 
   それを見ながらこちらは2.5pの貝を付け落としていると、唐津に行ってるRISUさんから電話。
  電話をしながら右手親指でリールを回転させて落としていると、4mほど入ったところで糸が止まる。「底かな?」そんなに浅くないはずだが・・。ちょっと糸を張ると、カジカジとなんかがかじっている。
  軽くあわせると乗った。
 「アッ!あたってる。じゃ」
 と携帯を切り、リールを巻こうとすると、突然、ギューン! 横走りしだした。 
 すごい力。これは50オーバー。近くには船やロープがあるので、糸はあまり出せない。夢幻海がしなる。ハリス2.5を頼りに走りを止めるが、それでも強烈な首振りで、思わずリールを押さえる指を弛めてしまう。こんな場所では普通の落とし込み竿や細ハリスでは止めきれないだろう。よかった。強い短竿で。しかも、ハリは絶対の信頼をおいているカツイチのダコチン専用5号。太さ、焼きといいバッチリで、まず、伸ばされることはない。(でも、このハリ、もうカタログ落ちになってる。誰かあるところ教えてくれないかな)
 強引に、かつ、気を緩めず大事に大事に寄せてくる。ようやく浮いた。大きい。53は超えている。一発でタモ入れ。メジャーを上からあてると、なんと57ぐらいある。大久保さんに目方を量ってもらうと、3.3s。やった、ヤッタ!初の3sオーバー。
 これで大久保さんの先週の月間大物を抜いてしまった。ごめんね。
 
 そのあとは、もう、気がゆるんでしまって、岸壁巡りを大久保さんに任せて、車で熱射病寸前の体を休めることに。
 
 大久保さんめあての場所に行くと、「みなとまつり」で進入禁止。残念。
 車をさらに10分ほど南下させ、シーバースのようなところへ。ここも大型がいそうな場所。血が騒ぎ、ついつい竿を持ってしまう。因果なモンだ。
 石油注油用の台座の足をめがけて貝を振り込む。リールから糸を抜いて竿先をぴゅっと振ってパイル足へルアー釣りのピッチングやスキッピングの要領で約5pの貝をシュウーッととばしてフォールさせる。こんな時も短竿は糸の出がいいので使いやすい。これは、もう、落とし込みというより、ルアー釣りに近い感覚だ。
 
  何度か繰り返し、10mほど遠くの足先にうまく落ちた。少し糸を出して、送り込む。
 と、たるみ気味の糸がスッと伸びた。あわせて、強引に足から離す。これもいい型。でっかい頭の49p。ここでタイムオーバー。
 夜から飲みごとなのでもう帰らないといけない。後ろ髪を引かれながら長崎をあとにしたが、ほんと長崎はいいところ。型がいい。
 
 次の日、魚拓をとると、拓寸59.1pだった。4年ぶりの55オーバー。自己記録更新で実寸60オーバーにちょっと近づいた。

久しぶりの良型

 


 釣行日   場  所  潮 月齢  干満 水温 天気 状態   餌 釣果 サイズ
7月24日
(火)
大分
坂ノ市
6号地新
10:30
干  4:52
28
〜北
カラス
31
46
 沖防Web仲間のsakaiさんと、大分坂ノ市に行く。sakaiさんは私の故郷の筑豊に住んでいらっしゃる。同業者だが野球部の監督で、腕は棍棒のようにぶっとい。その腕で殴られたら痛いだろうな(sakaiさんは決してナグりません)とか話しながら大勝丸渡船場へ。
 何処に渡ろうかと話し合って一応、6号地新波止に決める。ここはsakaiさんの行きつけの場所。

 さっそうと上がって支度をしていると、昨日から一人でテントに止まっていた北九州の方が話しかけてきた。
 「昨日は6号地に行ったけど、メイタだけだった。夕方、こちらに渡ってきたら、なお悪い。アタリが、まーったくなかったよ」 だって。
 聞かんのきゃよかったねぇとsakaiさんとがっかり。ちょっと期待してたのに。
 ここ6号新波止、夏の天気がいいときは、難しい。去年もチヌが群れをなしてぼーっと浮かんでいたのだが、これが全く喰わないのだ。
 でも、どうにかなるかなと釣り人特有の「自分には・・」で釣りはじめるが、ぜーんぜんあたらない。しかも、チヌが波止際をいっぱいうろうろしてるのに。でかいのは50を遙かに超えている。
 
 sakaiさんは
 「メイタが釣れました。」「貝をつぶされました。」
 と、すれ違うたびに言って、カニや貝で2枚釣ってるというのに。さすがである。よくアタリをだせるなー。と感心しながらもあせる。こんな時はジレンマに陥って、自分で自分の首を絞める悪循環になる。
 貝やハリの大きさを変えたり、刺し方を変えたり、ガン玉を変えたり、いろいろするが、チヌは無視して、糸の横を悠々と泳いでいる。ハリスは2号、しかし、70pのマダイが来るかもしれないので下げたくないと思っていた。(あっほー)
 
 11時ごろ、暑さに耐えかねてsakaiさんがセットしてくれた日よけテント(これバッチリ)に避難。冷やしソバとビールで一休み。
 「ほかに行くとこないよねー」 
 sakaiさん「何処も同じと思いますねぇ。なんか秘策ないですか?」
 わたしが聞きたいよー。
 そうするうちにすこーし北風が吹いてきた。
 「やっと吹いてきましたね。では!」
 とsakaiさんはまた、竿を持って釣り再開。すごい。さすが、野球で鍛えてるだけに暑さには強いなぁ。と感心しながらも、疲れとビールでテントの日陰で眠ってしまった。
 が、自分のいびきで起こされる。
 
 納竿予定の3時まで3時間、風はちょっとだけ強くなり、波止際は少しバシャバシャしている。
 今度は、竿を39/45のズームに替え、ハリス1.2号3m、ハリスの中間に発砲シートを小さく切って目印に1個つける。 ハリは貝専用6号、ガン玉3号。
 4.5mにズームして遠くの波止際をねらう。
 と、ハリスが入ったところで糸が止まる。魚は着いていない。が上げてみると
 「あーっっ!」
 3pの貝が先っぽ4ぶんの1ほどつぶれてる。
 「やっとあたったのに」 
 状況がよくなったか。 もう一度入れる。今度も止まった。これはくわえた。
 しかし、引きは40pほどか。いっぱい浮いてた、でかぶつはなんでかからんの。
 浮かしてタモを出そうとすると、  
 「あれれ?」
 何かタモのベルトに引っかかってる。先ほど電話がかかってきて、首にかけた携帯の紐をタモのベルト越しに胸ポケットに入れていた。「ええくそ」と思いながら、はずしていると、チヌもはずれてしまった。
 「うぇーん。せっかく来たのに」
 sakaiさんもそのあとすぐかける。うまいなぁ。40pぐらいだ。いいなー。
 「向こうで、もう1枚ストリンガーにかけてます。」
 「えー?いいなあ。でも状況よくなったみたいやね。」と自分を励ますように言うが・・・。
 ボウズはさけたい。しかし。
 
 しばらくさぐると、止めアタリ。これはとらえた。結構引く。が、やっぱり小型の31p。ここのチヌはよく引くねー。一瞬、でかいかと思った。
 「大きいのは何で食わんと?」とか言いながら、ひとまず、ホッ。
 その後、アタリが無く、もう2時。もう、することが無くなった。
 
 いや、あった。
 「前」 これだけやってなかった。数年前、川内で、ぷかぷか浮いて遊んでいるチヌを前の中層で喰わしたことがあるのを思い出した。
 最後の手段、一か八かと思って、伊勢尼15号、ガン玉3Bに替え、大きめの5pの貝に埋め込み、4.5の竿を沖にのばして、泡が浮かんでいる竿下にそーっと落とす。
 風で糸が抵抗を受けて貝は非常にゆっくりと落ちていく。ハリスが入ったところで止まったように沈みがさらに遅くなる。
 今は2枚潮状態、この深さでヘチも同じように沈みが遅くなっているので、
 「沖も、この状態か?」と思って、糸を張ると、なんと、今度はスーッと入っていって、竿先まで曲がりだした。
 「うっそやろー!」
 思いながら、反射的にあわせていた。
 ギューン。
 これは浮いていたやつの仲間。
 ぐんぐん根がかりのように絞り込み、ハリス1.2では心細い。これはとりたいと慎重さが増してしまうので、なおさら浮いてこない。
 50m近く魚と散歩して、やっと姿が見えだした。50はないが元気のいいやつだ。
sakaiさん「結構、時間かけてやりとりしてますね」と冷静。
 「いやー。46〜7ぐらいと思うけど、西島さんなら簡単に上げるやろうバッテン・・・」
 といいながらやっと浮かした。46p。やっと満足な型が来た。
 そのあとすぐ、やっぱり前の底近くでアタリがあったが貝を割られただけで掛からず時間切れ。
 夏の6号新波止はいつも修行。
 ここは、これから、風の吹く昼からの方がやっぱりいいようだ。
  

sakaiさん、40、31,28

私、苦しんで46,31

 釣行日   場  所  潮 月齢  干満 水温 天気 状態   餌 釣果 サイズ
7月22日
(日)
唐津 満10:22
干4:06
25
カラス
30
35
40
42
 昨日は誕生日、もう47歳になってしまった。誕生日は、なるべく家にいることにしている。一日、普段しない片づけや、草取り、犬小屋周辺の修理などして過ごした。これも、普段、休みは釣りで家にほとんどいない私の家族としての大事な務めと思っている。うそっぽいが・・・カァーΣ^)/   
 しかし、二日間家にいるのは返ってストレスがたまる。
 ちょっとだけでも竿だしをと思い、大久保さんの月間大物賞を逆転するために(大久保さん、ウソウソ。)朝一だけをねらうつもりで一人で唐津に走る。
 目当ての場所に着いた。日はとうに上ってるけど、しめしめ、だーれもいない。
 車のそばで仕掛けを作ってると、後ろで「ドッポーン」と大きな水音が聞こえた。
 びっくりこいてそちらを振り向くと、なんと!
 一番のポイント、50オーバーがいるかもしれない、あくまでもいるかもしれないそのポイントに、おっさんが何か大きな粗大ゴミのような物を投げている。アッ、また!
 「ドッポーン」・・・・・・・・・・。
 全く、なんちゅう人!海はゴミ処理場じゃないゾ。
 気を取り直して、仕掛けを作って、探るが、来るはずない。ほかのポイントもダメ。
 1時間半ほどして移動。西港、ベタ。澄み切ってる。ここも気配がない。1時間ほどして。帰ろうかな。腹も減ったし。
 コンビニで朝食のおむすびを買って食べ、車に乗ると、思い出した。もう一カ所、気になるところが浮かんできた。すぐそこだから帰り際に、ちょっと覗いてベタだったらそのまま帰ろうと思って、車を走らせる。
 着くと、あらあら、道路際を3〜4人落とし込みしている。誰かなと思いながら車で通り過ぎ、駐車して見ていると、一人が掛けた。おっ。おるやん。近づくと、ナーンだ。また、知り合いじゃない。博多の「あさひクラブ」。 東京へ行ってるMさんもいる。
 状況を聞くと、「5時から釣ってるけど、アタリが小さくて・・・。よくない。」
 えっ、アタリがある?じゃ、ちょっとやってみよう。
 めんどくさいのでさっきの場所で使っていた短竿2.1mセットを車から出し、落とすと、なんと一投目に、糸が横に揺れた、あわせるとギュウウーン、でかい!と思った瞬間、バシッ。道糸が切れた。ウエーー。せっかく来たのに。さっきの場所で使っていた仕掛けのままだったから傷が入っていたか。おそまつー!
 仕掛けを作り直し、気を取り直して、また来た3投目。1mほどハリスが入ったところで、糸が斜めにわずかに速さを増して入りだした。しまった。短竿なので、ばかをいっぱいに出して糸を入れていたので、合わせられない、急いでリールを巻き合わせると、掛かった。が、ぎゅーん。スポッ。今度は、ハリはずれ。ひえーっ、連続バラシ!
 そばで、じっと見ていたあさひクラブのSさんが、(しょうがないなぁ)という顔で苦笑いしている。すみまっシェーン。荒らして。ム(++;)φ カッチョワリー。
 そばから見てると、ほんとアホなバレリーナのような滑稽な様子だったに違いない。 
 すごすごと、建物のかげの方に行って、そちらでジトーッと落としてると、今度は4投目、また、糸がすこーしだけ速く入りだした。今度はしっかり掛かった。42p。ハァーっ。
 ここは、濁りがあって、今日はチヌの活性もまあまあのようだ。
 そのあと、メイタ。これは、そのまま放流。餌箱にカラス貝を5個しか入れてなかったので、カニを使ってると、Sさんがカラスをくれた。それを使うと、竿をひったくるアタリで40p。Sさんありがとうございます。何処のカラスかね。ヨカー。
 忘れたころぐらいにアタリはあって3度ほどかけ損ないながら、30pと35pを追加。ちょっと釣る予定が1時になってしまい、暑くなったので納竿した。
  

 


 釣行日   場  所  潮 月齢  干満 水温 天気 状態   餌 釣果 サイズ
7月20日
(金)
長崎 30 満7:04
干13:38
25
カラス
39
48
 前日、福岡が平年より遅い梅雨明けとなった。これから本格的な夏の落とし込みシーズン。
 大久保さんと二人で長崎神ノ島を目指す。
 6時、渡船に乗り波止に近づくと、すでに4人が落とし込みをしている。
 「アッレー。先客がおるバイ。大久保さんどうする?」
 マズメをすでに探られているとなると、広島とは違い、アタル確率はずいぶん低くなる。神ノ島には一文字が手前と沖と二つある。沖波止に行くかどうか判断に迷ったが、沖にも名古屋からの先客がいるらしい。
 「よっし、ここに上がろう。」先客4人がどんな人たちかも興味あったし。
 上がって、先客に挨拶に行くと、地元の落とし込み倶楽部「アタック」の人たちだった。AMAとも交流が深いので、気軽に、早速、状況を聞くと、波止に上がったときはチヌが浮いていたが、まだ、釣れてないと言うこと。
 案の定、上層をねらって波止一廻りしても、反応がない。
 こんどは、一気に底狙いに切り替える。満潮時なので水深は16〜7mはある。ガン玉1号でゆっくりと落とし、糸がふけたのを確認して少し張ると、モゾッと感触。底一投目でアタリだ。結構引く。竿を絞り込み、なかなか浮いてこない。
 「これはもしかして、タイ?」
 

うまそうサイズ
底にはマダイ、ヘダイのでかいのがいるとアタックさんが言ってたのを思い出した。
  しばらくして浮いてきたのは、やっぱりピンク。引きの割には小型の42pのきれいなマダイ。これは、がっかりとうれしいが混じった妙な気分だが、家族の喜ぶ顔が浮かび、しっかりとキープ。ほとんど同時にアタックの人も同型のマダイを上げた。
 上層ではいくら探ってもチヌは喰ってこない。底にするとまたアタリ。今度はさっきのより相当引く。もう、チヌとは思わなくって50〜60pぐらいのマダイが頭にしっかりと浮かんで、うきうき。ところが浮いてきたのは42pのヘダイ。ヘダイくんには悪いがこれにはがっかり。でも、引きは楽しめる。大久保さんもカニで45ぐらいあるヘダイを上げていた。これは、ものすごく引いたのじゃないかと思う。
 結局、チヌは来ず、10時の船で沖波止に移ったが、ここはさらにひどく、全くアタリがない。
 最後に、底狙いに切り替えたら、キタ!やっと来た!50オーバーのチヌ。と思ったら、今度もヘダイ42p。

これはチヌ
 1時に回収して。地方の桟橋で竿を出すと、チヌが2匹水面下で遊んでいるのを発見!そーっと隠れて落とし込むとハリス2mが入らないうちにスーッと引き込んだ。
 バッシッとあわせて難なく取り込んだのが48p。ふーっっっ。やっとチヌにあえた。
 しかし、今までの7時間は何だったの。チヌってこれだからね。来るときはほんとにあっけない。
 そのあと、またすぐ来たが、ハリはずれのバレリーナ。やっぱりアワセが遅れてしまう。最近、これが多くて。老化現象。リハビリには釣りに行くしかないんです。
 次に、アタックの人に「でかいのがいるんです。本当にでかいのが」と教えてもらった場所に行ってみた。確かにいそうな場所。大久保さんとはしゃぎながら竿を出して5分後、アタラナイね。1時間半後「替わろうか」と、移動したが、時合いが悪かっただけと思う。またいつか行きたい場所だ。
 次の場所。キビレ40弱が来たが、それっきり。もう6時過ぎた。そろそろ帰ろうかなと思って、離れたところの護岸を攻めていた大久保さんに電話すると、

大久保さん、粘ってホームラン
 「1枚来ました。」「あっ、きたね。チヌ?」「はい」
 岸壁を探りながらしばらくして行ってみると、大久保さん、
 「ちょっと測ってもらえませんか。私も測ったのですが」
 何のこっちゃと思っていたら、ストリンガーについているチヌを見てびっくらこいた!
 「50超えちょるやんか」
 大久保さんくさ!さりげなく「1枚」とか言って!
 コノ! コノ!
 でも、しっかり測ってあげました。51pでした。
 今のところAMA月間大物賞です。
 最後まで粘って釣り上げたのは拍手。あきらめてたら釣れなかったモンね。
  チヌは何処にいるのか分かりません。
  防波堤から見たキラキラと光る海、山の緑、青空にくっきりと浮かぶ真っ白な積乱雲。
  梅雨あけ直後の真夏の長崎は一段と美しく輝いていた。


 釣行日   場  所  潮 月齢  干満 水温 天気 状態   餌 釣果 サイズ
7月8日
(日)
広島 18 満5:20
干 10:50
わすれた!
カラス
13 30〜
42
年に一度の広島との交流釣会。これまでは、都合がつかず、なかなか行けなかったが、今年は無理してでも、という気持ちで、しがらみをすべて振り切った。
 広島は最好調らしい。今日は大会形式ということだったが、それはおいといて、何よりも4月の川内以来の変酋長さんはじめ広島のみなさんと会って楽しく釣りたい。
 
 広島の夜明けは九州より若干早い。6時頃集合場所に着いたときはもう、日はすっかり昇っていた。
 みなさんと挨拶を交わしながら乗船。今日は、遠く愛知・大阪からも「岡崎おまつり」のOさんたちや、茅匠会のNさんも来られて、40人ほどでにぎやかに交流大会が始まった。
 
 「はじめまーす」という声で、それぞれ思い思いの場所へ。全く初めての場所なので何処へ行こうか・・、とみんなの姿を見ていると、 シュゥーッと波止を走っている赤い影を発見!
 なんだなんだ、だーれ?あれっ通称「赤い人」じゃない!昨日111枚釣ったっていう、マシンガン釣法?の広島の若きホープ。一目散に行くのはやっぱりいいポイントってあるのかぁ?
 でも、3投したら必ずあたるということなので、まあ、ゆっくりといこうと荷物を置いたところで、ハリに貝を付け、ポッチャンと落として・・3投してもアタラナイねー。
 後ろから声がする。振り向くと、変酋長さん。
 「何処で釣ります?」  「いやー・・・。」
 「あっちの方の真ん中あたりが型のいいのがでますよ。」親切に教えてくださった。
 それなら、ぼちぼちとそちらに落としながら近づいていく。3pぐらいのカラス団子。

・・・・。40分経過、アタラナイ。(まあいつのものことだけど、3投に一回はアタルって誰かいってたのに・・・・。)
 周りはぼつぼつ30p前後のが釣れてるんだけど。どうしてかな。
 もしかしたらと思って1.5pの小さい一枚貝に変える。アタラナイ。チョッと焦りだした。 交流って言っても釣れないとね。しかも、他の人はまあまあ釣ってるのだから。
 
 今度は中おもりにして、ヘチ側にスライドさせヘチをこづくように落としてみた。
 2mぐらいで糸が止まった。「ウ?」チョッとキクと付いてる。魚。やっときたー。35 ぐらいのだ。一応ストリンガーに掛けてっと。
 同じように落とすと、また、止まる。今度は30ぐらい、これはそのまま放流ネ。
 周りはいつも誰かが竿を曲げている。よく釣れるねぇ。でも、いい型が欲しい。釣れ出すといつもの贅沢病が出てくるのです。(^_^;)
 しかし、こんなにチヌの数が多いのに、ヘチにピッタリと餌がいかないと喰わないのだから不思議な場所だ。
 
  こんな調子で、ぼつぼつとつり上がってくるのは、みんな36・7〜40ちょっとの型ばかり。たいがいのチヌは沖向きに走るので、これまた取りやすいこと。しかも、元気がよくて本当に楽しめる。
  「岡崎おまつり」のOさんなんか、もう、入れ食い状態である。さすがー。30枚以上釣ったんだって。
 
 でかいのをねらって、4pぐらいの貝でしばらく試すが、アタリが遠のくのがまた不思議。小さいのに変えるととたんに喰う。こんなにチヌがいるのに。結局、アタリが欲しくて小さいのにするから小さいチヌしか喰わない気がするんだけど。
 赤い人「 I さん」が、始まる前に、「アタリ餌、選ばないとね」と、小さめの貝の選定をしていたのはこのせい?でも、この方、いい型さっさとあげて、もう、ずーっと休憩している。全部釣り上げるとみんなが釣れないモンねぇ。ありがとう。

40オーバー5枚、35〜39、7枚
 日も完全に上がり、暑くなって、12時ごろ、12本あったストリンガーが無くなったところで
 「もういいや」
 でかいのは来ないようだし、もう満足! ぶらぶらしながら、広島の方に(名前覚えてなくてすいません。)写真を撮ってもらった。
 
  あとの懇親会での成績発表は、3匹の総重量で、やっぱり上位は広島のみなさん。ちなみに私はやっと7位。みんなほんとに釣るなー。
 みんなが釣っても釣っても(400枚以上はこの日,上がってるんじゃないやろか)喰ってくるチヌに、びっくらこいた広島の魚影の濃さ!
 いつまでこのチヌ天国を大切にしたいものですネ。

 釣行日   場  所  潮 月齢  干満 水温 天気 状態   餌 釣果 サイズ
7月1日
(日)
博多
沖防
11 満6:11
干 13:02
24 南〜
西

カラス
44.7
35
 今日は、AMA第2回大会。1回大会の時は、戦略が失敗したので、今回は、あたって砕けろ作戦。つまり、「自然体でいこう」で臨むことにする。
 
 場所は、去年、逆転優勝をしたゲンのいいソロバン。
 真ん中付近で渡船「はやと丸」から降りると、内側は適度な濁りと南の風でパシャパシャと泡が立っている。外側はしっかりとコーヒー色に濁っているがベターッとしている。
 「これは内側やね。」一緒に降りた西村さんと言い合って。早速、仕掛けをセットする。ハリス1.7号で作った目印にハリス1号をチチワで連結し、ハリは伊勢尼10号、ガン玉1号から始める。カラスの約3pをいわゆる「四日市づけ」で付け、落としていく。西村さんは灯台からはじめると言ってすたすたと歩いていった。
 
 潮は右側に流れ、今にも来そうな海の状態だが、いっこうにアタリはない。
 ずーっと探っていくうちに、1.5mぐらいで糸が止まるときがある。「海草に引っかかってるのか?」キキ上げて餌を見るとすこーしヒビが入ってる。「エー?アタリ?」本当にあたってるのか確信が持てないまま。
 また、少しして同じように止まる。「えーい」と合わせる。全く確信がないアワセってしゃくりですよね。でも合わせた。期待に反して、掛からない。スッポーンである。カッチョワリー。
 次は、目印が止まってじわっとキク。が、ナンにも反応がない。また、すこーしだけひびが入ってる。
  「魚が小さいのかな?」カラスを小さくするが、反応がない。
 灯台から来た西村さんと出会うと
 「40前後1枚釣りました。ハリスが入るかどうかのところでアタリましたよ」 「エー。」
 がんばらなと思い。落としていくと、やっぱり止めで今度は魚の反応をとらえた。
 ビシッと合わせると「チョチョチョーッ」と走り、ぱっとはずれた。
 「やっぱりメイタかぁ」「今度はでかいのを」と期待するが、潮が止まり、全くあたらなくなった。
 
 電話でRISUさんが「テトラで釣れたよー」
 「ヨッシャ」見切りを付け、竿を替えて丸テトラに行く。しかし、ベターである。しまりのない状況になにか気分が悪くなって5投ぐらいで
 「やーめた」

 テトラの裏のケーソンを落としてみると、への字の所は下げ潮が結構流れている。浅いが良さそうだ。案の定。数投して底についてキキ上げるとあの魚信(なんか動くというやつ)
 今度は、掛かった。結構引く。丁寧にあやしてタモ入れ。
 ふーっやっと1枚。35pぐらいであまり大きくないが、0と1は大きな差だ。すっかり気分が良くなった。8時頃。
 
 9時頃、ソロバンの内側は、下げ潮が結構速くなった。ガン玉を2Bに替え、落としてると、帽子と日よけがわりにしてたバンダナが風で飛び、マスの中にポチャン。

西島さんにはかなわんが
 タモで掬って「あー、ビチョビチョ」と独り言を言って左手でかぶりながら、右手は竿を。右目だけで見ながら適当に落とし込んでいると、1.5mほどで止まった。
 「うんもーう。また引っかかり?」と思ってると、穂先がぐーんと入りだした。あわてて合わせる。「ヤッタ!来た、来た!」 ぐーんと絞り込む。これはまあまあの型バイ!
 帽子はほっといて、急遽体制を整える。
 ハリスは1.2号に替えていたので安心。 よかったー。
 「丁寧に、丁寧にっと」十分空気を吸わせてゲット。思ったより大きい。45ぐらいだ。
 「わはは!」笑いが出る。
 いい加減に落としていて喰った。これまでのまじめな落とし方は何だったの?
 でもこれは大ラッキー。
 情報では西島さんが3枚釣ってるということだったのであと1枚と欲張ったが、12時のゲームセット。
  西島名人、また優勝。私、運の2位、西村さん1枚追加で3位。さらに運良く、西島さんに数ミリ、数10グラムの差で大物賞もいただいちゃった
 
風のおかげ。神様ってほんとにいるかも知れないと思ったのです

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