Q:時合いはどのように判断するの?A:一般的に言えば、チヌは主にカラス貝またはフジツボを主食としていますので、カラス貝・フジツボの層が水面下に隠れている満潮前後です。 また、潮時にかかわらず、潮が流れ出したり流れが変わったり、壁面に潮がぶつかりだしたときなども時合いです。 潮に変化が起これば海水中の酸素の供給も多くなり、潮の影響で着生物もはがれ落ちたり餌となる小さな生き物も壁面を離れて動いたりするので魚も活性化するからです。 それから、風が吹きだして壁面がざわつきだしたとき。これも魚の警戒心を解き、波で餌が漂い出すので時合いとなります。 こういうときは集中力を高めて釣ると結構アタリがあるものです。 ド干潮のとき、ダラーっとした状態から潮が動き出すときも時合いになる場合があります。 潮が動き出すときは餌の生物も活性化するので、チヌも行動を起こすのです。 ただ、ここで注意しないといけないのは、人間の目で見て潮が動き出したと感じたときは、海中の生き物にとっては相当遅いということです。 ダラーんとしたときから生物が潮の動きを察知して動き始める瞬間にチヌも一瞬だけ喰い気を出すときがあり、人間が察知したときはすでに時遅しだったりすることも。ド満潮・ド干潮の潮止まりに寝ていては千載一遇のチャンスを逃すかも。 |