チヌ落とし込み釣行記 2001年 4月 不安定な季節です。どこへ行こうか
釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
4月29日 (日) |
小野田 | 中 | 6 | 満12:01 干 7:42 |
16.0 |
雨 | 東強 |
微濁 | カニ |
4 | 30〜 35 |
天気予報は雨90%昼前から雷。こんなひどい予報なのに釣りに行く気持ちになる自分に(バッカじゃなかろか)といいながら、3時半には車に乗る。 哀れチヌにとりつかれた修験者は「今日は西は鬼門」と決めつけ、北東に国道3号線をぶっ飛ばす。 5時40分小野田について、一便をおろして帰ってくる船を待つがいっこうに戻ってこない。船長に携帯をかけるがぷつぷつ切れる。 「もしかして別の渡し場か?」心当たりのある港にいくと、遠くから船が来ている。「あれかな?」車を止めて待っていると、船は私が立っている岸壁について、操縦していた人がこちらをちらっと見た。雨模様でお互い顔がよく見えない。おもむろにその人は携帯を出してボタンを押さえている。「プルルー」よく聞こえる呼び出し音だと感心していたら、私のがなっている。ナーンだヤッパリ船長じゃない。5m向こうの船長に「おーい」とよび手を振ると「あっ」お互いにんまり。 「越智さんね。電話がぷつぷつ切れてね。誰か来るんやろうかとこちらに来てみたん。よかったねー。ほんとはこっちの渡し場じゃないけどね」 ラッキー。 「1週間前、フジツボでよう釣れたよ。」 私がフジツボを持ってきてないと知ると途中の岸壁により、フジツボを捕らせてくれた。おまけに、宇部港の汐時表まで11冊もくれた。いる人上げますよ。 「今日はあんまり人はおらんよ。いいかもよ」 確かに波止は浮き釣りと五目釣りの5〜6人の若い兄ちゃんグループだけ。 風は強いが張り切ってまず3Bハリおもりにカニを付け、落とす・・・が、ナーンにもあたらない。フジツボでもダメ。 潮は最干潮水深2mほど。風は内側(東)に真っぽうしに当たり、スリットで波が砕け仕掛けが翻弄される。気を緩めるとスリットに仕掛けが引っかかる非常に釣りづらい。 「フジツボは潮が高くなってからがいいとおもうよ。」 と波止に上がって見ていた船長。確かにそうかも。 船長が帰り、再びカニを付け、釣り初めて1時間ほどして甲羅1pに満たない小さなカニをつけて落とし再び張ると 「おっ。付いている」 元気な30pだった。7時半。また小さなカニを付けてもう一枚35p。7時40分。 「調子いいぞ」 と思う間もなく、雨が予報通り降り出し、暴風雨となった。真っ正面から風雨がなぐりかかってくる。 ますます、思い通りに餌を届けにくくなった。小さいカニも無くなって、少し大きいのは二回甲羅をはがされ、たまに掛かってもハリはずれ(どれも小さいメイタの引きだった) 結局最後まで大型どころか40オーバーも出なかったが、久しぶりに荒修行をして気持ちがスーッとなった。この際、雨でも風でも来い!という気持ち。こんな気持ちになったことありますか? やけっぱちと言う人もいますが・・・。 納竿1時前に一人浮き釣りをしていた人が50近いのを上げた。「2発ウンもスンもないやつに切られて3度目にやっと捕った」と言う。でかいのはいるんだけど。 船長「7月はじめには毎年でっかいのが結構来るよ。今からが本番やね」 帰りは、自分の車に私を乗せて、マイカーの所まで送ってくれた船長。また行くね。 |
釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
4月22日 (日) |
佐世保 | 大 | 29 | 満7:51 干 14:01 |
16.0 |
晴 | 北強 |
微濁 | カニ |
0 | 0 |
川内のうっぷんをはらそう。前日、KUMAさんゴンさんが雨の中修行して淋しく帰ったというのに、そんな燃える気持ちを押さえることが出来ずに一人で佐世保へ。 しかし、メイタさえつついてくれなかった。風がひどく強くなって仕掛けの打ち込みもままならない。川口さんと出会い状況を聞いたが、よくないと言う。水温の低い1月の方がいいとは・・・。 佐世保のチヌは4月はのっこんで来るのではなくて、湾外の磯にのっこみに行くので湾内には少なくなるんじゃなかろうか。つまり、「のっ去る」??? 産卵して帰ってくるのを待つしかないかと焼けぼっくいのようになって帰りました。ビール瓶サイズのアイナメはうまかったですよ・・・。 |
釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
4月14日 (土) |
鹿児島川内 | 中 | 21 | 満11:06 干 17:55 |
16.5 |
曇 | 東強 西強 |
微濁 | カニ カラス |
0 | 0 |
大久保さんのお誘いで、鳥羽氏、浦田氏と四人で川内へ。5時前に出航して、暗いうちに波止上がり。 すこーし明るくなったころ釣りはじめる。東風が強く5Bで落としはじめる。しかし、全くアタリがない。しばらく上層を探り、次に底、前、超前といろいろするが、カニはたまにアラカブやフグにつつかれるだけである。 端をあきらめて、真ん中付近をカラス、カニで上層をくまなく落としていくがいつもならチヌからの合図があるはずなのに全くしらんぷりである。ほかの3人も全然さっぱりという様子。 灯台に向かうと、すでに探っていた浦田さんが戻ってくる。「灯台周り、なめるように探ったのにぜーんぜん。」それでも、朝から吹いていた東風がフッとやみ釣りやすくなったし、もしかしたらという切ない希望を胸に灯台に着き、いろいろやってみるがヤッパリぜーんぜん。こんなに真剣に探ったのは久しぶりだったが睡眠不足か体中がやけにきつくなってきた。 10時頃、フッと西の海を見ると白波が立っている「う〜ん?」と思うまもなく、突然、ザーッと強風が西から吹いてきた。こりゃ釣りにならんと荷物をおいたところに戻って浦田さんと話しながら遅い朝食をとっていると、渡船が向こうからやってくる。「回収バイきっと」 渡船は離れたところにいるほかに釣り客にマイクで叫んでいるのがとぎれとぎれに聞こえる。 「風が強くなって来ましたー。うねりが大きくなりますのでぇ、これ以上いたら、回収できませぇん。そのときは、海に飛び込んでもらわないといけませーん」 ・・・・「ヤッパリね・・・。」 しかし、若潮丸の下川船長、しっかりと天候を観察して、素早く対応をしてくれる。もう、回収のときは立ってられないほどのすごいうねりとなっていた。 一文字に波止替えしますと言う船長の言葉を断り、一旦、車に戻り、導流堤、川向かい側のテトラと場所を変え変えがんばったが結局チヌはほほえんでくれなかった。 ところが帰りの車の中で、後から川内にきたSakaiさんが、ラッキーなことに沖波止に渡ることができ、51pを上げたと携帯で連絡がある。 「え〜っ!?!」・・・・その後・・9時頃また電話。59pが連れの人に上がったと・・・。(@_@)その人、電気ウキ青虫流しだったと言うが、ナ・ナなんということ! チヌはおるとですなー。 |
釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
4月7.8日 (土・日) |
鹿児島川内 | 大 | 14・15 | 満7:10 干 13:.30 |
17.0 18.0 |
曇晴 | 東微 | 澄 | カニ | 1 | 40 |
照準を合わせていた川内に、広島福田さん・江口さんを始め広島の強者方7名が来られるということで泊まって一緒に釣ろうかと言っていたところ、5日にFCC深谷兄弟のチヌ56,イシダイ3.7sの報を受けた。 わき上がってAMA上田会長、浦田さんと行くと、もう、広島の方々は到着されていた。そこにCAC会長の台風小僧原田さんが。みんなおののくがなぜか微風。予報の雨も降っていない。 結婚され体質が変わったか。原崎くんもなぜか弟子と言われる方をつれ立っている。 真っ暗な中5時に船が出て、波止に立つがまだ1時間ほど夜明けには間がある。しかし、みんな気合いが入っている。真っ暗なのに波止の端に集まりぼつぼつと落とし始めるが誰もあたらない。というかアタリが分かるはずはないが・・。 少し明るくなって福田さんが掛けてはずれたそうだが、ほかに方はあたらないのでだんだんと散らばっていった。 いろいろやってみるがダメなので、真ん中のほうに移動してガン玉を4Bにし、上層ねらいに切り替えると2投目。糸が張りかけた6bほどのタナで止めアタリ。重さはないがとにかく1枚と慎重にやりとりして上がってきたのは博多沖防サイズ40p。8時30分。 その後すぐ8mのタナで掛けるが魚の引きで竿じりが肘からずれたとたんハリはずれ。集中してなかった。浦田さんに「ここあたるよ」と教えると、すぐに掛けたが波止の継ぎ目に入り込まれた。「8mと言ってたから糸をいっぱい出してたら3mで喰って・・・・」とぶつぶつ。 そのうち、原崎くんの弟子のかたが54釣ったと言う情報。ナント落とし込み2回目という。こんなことあり? 広島の今西さんも50オーバーを釣っておられる。餌は貝という。さすが、である。 遅い昼ご飯を食べていると、今度は昼頃にゆっくりと来たAMA西村さんがでかいチヌをぶら下げて歩いてきた「浦田さんが行ってからすぐきましたよ」52.5・・・。URAさんむかついている。睡魔に負けて寝ているうちに広島のみなさんは江口さんを迎えに行くということでいつの間にか引き上げていた。 あっちこっち探るがアタリ無く、5時半になって角のほうに向かっていると上田さんが掛けた 竿が根元から曲がりでかそうである。慎重に取り込んだのはこれまたでかい。腹もぱんぱん身も分厚い。拓寸で55.5p、2.8sのトロフィーサイズ。粘るモンですねえ。餌は人からもらうモンですねー。 ちなみにこの日のお弟子さん。西村さん、上田さんの餌のカニはどれも原崎くんのだったとか。当の原崎くんはアコウとアラカブたくさん。 夜は民宿で広島とAMA3人で宴会に盛り上がった。不眠で来られた広島のみなさん眠かったでしょう。 次の日は、浦田さんと二人で導流堤に上がり。「貸し切りやん」とはしゃいだが、最初の一投でカニとガン玉をいつの間にかとられ、また、貝をちょうつがいだけ残してとられ潮流にもまれてアタリが分からずじまい。 しかし、その後ケーソンの中程まで歩いてふっと内側と見ると、なんとでかいチヌが背鰭が出るほど水面近くにじーっと浮いている。60は軽く越えている。心臓が爆発しそうなのを無理矢理おさえ、竿先だけ出してそーっと落として今に糸が止まる。引き込む・・・、強烈なやりとりを想定して竿を握る手に力をいれたがチヌはいつのまにかいなくなっていた。 東風が突風になり、それっきりで11時の納竿を空しく迎えた。 しかし、60オーバーは確実にいる。2日間で40p1枚の貧果であったが、それを確認できただけ でも、また挑戦する気力が出てくる。
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