チヌ落とし込み釣行記 2001年 2月 のっこみ間近だ。辛抱辛抱
釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
2月24日 (土) |
鹿児島 川内沖提 |
大 | 1.8 | 満8:35 干14:44 |
17.5 | 曇雨 | 微/ 強 |
微濁 | カニ |
0 | (サンバ) |
天気予報は70%雨。AMAのRISU会長・名古屋出張からとんぼ返りしたKUMAさんと3人で午前2時、会長宅を出発。 途中、道の駅で奥さんとお子さん3人を家族旅行と称(ダマ)して一緒に連れてきているURAさんを仮眠から起こし合流。奥さんは朝5時半というのに笑顔で私たちに挨拶しくださった。人間が出来ておられると感心。道の駅トイレでの雲古占いは「難儀しながらも小さいのが一枚」と出た。 渡船場に行って船長に挨拶。「10時頃までは沖提にのれるだろう潮が変わると荒れてくるからね」という言葉で沖提をあきらめていた私たちは喜ぶ。 沖提は少々うねりがあるが風も無く雨も降ってない曇天で、濁りはあまりないが近年にない最高の状況である。何しろここ数年行くたんびに暴風で修行させられているのだから。 さっそく、URAさんが荷物をおいた灯台付近で竿を出す。いればあたるはずだがその様子はない。私は反対の突端まで急ぎ足で行く。上げ潮が流れていかにもデカバンが来そうな状態である。 竿チヌ関西36・道糸トーナメントチヌターボU3号・ハリス2.5号・鍼ダゴチン専用4号・鍼おもり4B、記録ねらいの仕掛けで内側を角から5bほどから流す。まだ薄暗く道糸がやっと見えるほどで見づらい。潮に乗って仕掛けはあっという間にコバ角へ。 今度はコバ側、潮が巻いているがその中に6bくらいまで落とし込む。アタリ無し。しかし、仕掛けを上げギャッ!大きめのカニが見事につぶされている。全然分からなかった。今日唯一のアタリかもしれないのを逃してしまった。「このへたくそが!」自分をののしり、急いで探りまくるがダメである。あーあ。 気分を変えてガン玉を6Bに替え、今後は沖側を探る。潮は角に向かって動いている。底まで落とし糸を張ると「おっ」魚の感触。アラカブじゃないようだ。思いっきり合わせると乗った。やった!二度追い合わせて巻けるだけ巻く。底走りがすごい。これは50オーバーだ、絶対に逃がさんゾ。やつは角に向かって走る。一度これで切られたことがある。そうはいかんもんねと角に先回りしてリールを巻くと角で右左に突っ込む。コバに回すとまたガンガンと突っ込む「あれっ。これはもしかしたらサンバか?」チヌならこんな抵抗はしないはず。2度のきつい締め込みをあやして巻くと白っぽいのが見えてきた「やっぱりサンバか」がっかりしたようなうれしいような。とたんに今度は内側の角に走る。また先回り。 そういえば水族館の石鯛は輪くぐりの芸をするとか。本当に切ろうと考えてやってるのかもしれんなこいつ。 数度の締め込みのあと、結局あたったところの真反対側で無事タモへ。43p、1.4sの立派なサンバちゃん。思わずよだれが出る。「うまかろうねー」 8時10分。 しかしねらいはチヌ。ハリスを替えているとKUMAさんが灯台側からきた。当たった所を教え、自分も竿を出す。角を巻いて仕掛けが流れコバ側の底付近で仕掛けがふける。「底かな」とキクと、フンワフンワとする。じっと止めると穂先がゆっくりを入りだした。がんと合わせ巻きながら追い合わせを入れるとグーッと絞り込む。 KUMAさん「おっ来
その言葉と同時に、こいつは沖側へズーッと走り出す。そして無情にもピンと穂先が戻った。「アチャーッはずれた」しかし、仕掛けを上げるとハリスが切れている。 「あれーっ。これもサンバやったか」 チヌはこんなに簡単に仕掛けを切らない。 KUMAさん「見ましたよー。しっかり。バ・ラ・シ!」とニタニタ。 「あれは2sは越えているサンバですねー」 そして同じ所に落として 「あっ、餌とられた。おりますよ」 むっちゃくっちゃ熱くなって合羽を脱ぎ捨てて落としまくったが、それっきりだった。 その後、下げ潮をねらって粘ったが、11時やっと潮が変わりこれからというときに船長の言うとおり西から突風が吹き出しゲームセットを宣告された。 KUMAさんはサンバらしいアタリ一回。RISUさんは朝カラスをとられ、帰り間近カニで2度あたったと言う。URAさんは灯台側でチチワをとばされ、AMA隊長以下4名、M先兵に続き川内沖にて全滅。 「びちょぬれにならなくてよかったね」 と慰め合って福岡へ撤退。 |
釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
2月18日 (日) |
佐世保 | 若 | 26 | 満6:28 干11:58 |
11.0 | 雨晴 | 微 | 澄 | カニ モエビ |
2 | 32 41 |
佐世保に行こうと思っていたが、一人じゃ淋しい。前日、夜9時頃ホームページの掲示板をみると大久保さんが「どこでもOKですよ。」と書いてある。やった。しかし、彼、1月から毎週釣行しているはず。大丈夫かなと思いながらも、さっそく電話すると「いいですよ。」かくて彼は愛する家族を残して、朝5時に私の家の前に迎えに来た。いや本当に心配だ。(^o^) 7時半には佐世保みなとインターを降り、すぐ前の岸壁へ。そこには大久保さんから連絡を受けた佐世保在住の川口さんが待ってくれていた。前回のお礼を言い、私はゲンのいい台船へ入らせてもらう。 お二人さんありがとう。 しかし、いつもアタル場所でメイタの気配もない。潮もほとんど動いていない。 ひょっとしたら今日はダメかも・・・・。 不安を感じながらカニからモエビに餌を替え、船と船の50pほどのすき間にリールを親指ではじきながら糸を送り込んでいく。餌が底につき糸がたるむ。穂先を少し上げ、たるみをとると同時に、もぞもぞクッと穂先がわずかに押さえられた。やっとアタリだ。来てくれた!大事にゆっくりとキキ上げると、穂先は押さえられたままで「チヌがいるよ」と知らせている。よしっ。鋭く小さくアワセを入れる。こぎみよい引き。30pぐらいか。しかし、ここでの強引な巻き上げはばらしのもと。リールを押さえる親指は魚が少し強く引けばいつでもその分出る状態である何回か出したり捲いたりで32p。食べてないのかやせている。8時14分。 ストリンガーに掛け、また同じところに仕掛けを入れる。底に餌がつき、5秒ほど経ったとき今度もココン、クッ。と穂先を押さえた。同じように合わせる。これはちょっとサイズアップ。タモ入れが難しい。何しろ狭くタモを入れるスペースが無い。無理矢理、網の先を入れてると、チヌが反転し竿とタモがガツンとあたる。アブネー。竿折れてないか。大丈夫。何回も繰り返し。これはもはや魚を釣っているという格好じゃない。落とし込みってスマートじゃなかったかしら。なんて思いながらようやくすくい上げた。41p。 ヤレヤレとヤッターが半々である。8時24分 その後アタリ無し。移動。川口さんにほかの波止を教えてもらっていると、なまこを見つけて掬ってくれた。大事に持って帰り、家族一口ずつ分け与え晩酌の ツマに。おいしかったねー。ごっつあんでした。 |
釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
2月4日 (日) |
大分蒲江 西浦テトラ |
中 | 12 | 満4:26 干9:56 |
16.0 | 雨 | 北東 弱 |
澄 | カニ モエビ |
0 | 無 |
「うわっ。鹿!鹿!」 福岡を午後9時に出発して蒲江湾沿いの曲がりくねった道を走っていると、若いしなやかな雌ジカが車のライトに浮かびあがった。この場所で出会ったのは2度目である自然がのこっているねー。 運転は短い冬眠からさめたAMA(波止フカセ研究会)の熊さん。後ろで眠っているのは、この車のオーナーの大久保さん。 蒲江のコンパニオン鹿さんの歓迎を受けながら、西の浦釣りセンターに1時過ぎに到着。 仮眠室で乾杯し、しばらく釣り談義のあと、こたつでぐっすり。6時ごろ起きたときはもう雨が落ちてきていた。 船長が起きるのを待って7時過ぎにテトラへ。(※ステージ参照) 前日の船長の電話では「結構上がっているよ。一人5〜6枚、2キロ級もぼちぼち」 と言うことだったが、潮は澄みテトラの切れ目まで見えている。すでに修行の予感。 案の定、3人で探り回ったがベラのほかはチヌもサンバも全くアタリ無し。 雨つぶも大きくなった。浮き釣りの人たちも同じ状態。 AMAのメンバーのYさんは何年か前、同じ時期にここで大釣りしたというのだが。 この状況では粘っても無駄だろうと3人で話し。9時半ごろ船を呼んで渡船場の浮き桟橋へ場所替えをする。 「余り釣れてないけど浮き釣りで昨日55pが上がった。」との船長の言葉にかすかに期待をしたが、ここも同じ。風も出てきてだんだん体も心も寒くなった。 きっぱりあきらめて12時に鶴見半島の波止探索へ出発。道を間違えながら1時間ほど予定をロスして目的地へついた。最深部20b、イガイもばっちりと付着したスリット構造の立派な波止。見るだけだった予定が雨の中をつい竿だしへ。好きだねー。 ここはあたりがよくあった。 一投ごとにベラ・メバル・カンダイ・大カワハギ・・・・・。 もう3時半。すっかりからだが冷え切ってしまった。「シーズンはすごいよねー、きっと!」佐伯港で釣って帰ろうという最初の予定をやめて帰路へつく。 しかし、別府を過ぎたころからまた雪が積もってきた。冷や冷やしながらも7時過ぎ無事到着。 熊さんと別れ、家まで送ってくれる車中の大久保さんが 「みなさん、ほんとにすきですねー。すごい。」 まだ、序の口ですよ。これからが本格的な修行です。 |