チヌ落とし込み釣行記 2002/9月
釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
9月21日 (土) |
長崎 畝刈 |
大 | 15 | 満 8:19 干14:39 |
− | 晴 |
北東 |
澄 | カニ |
(サンバなど) | (サンバ34など) |
家族ピクニックが子どもの都合でボツになり、長崎在住会員ミツルさんのサンバ情報を熊懐さんから聞いておもしろそうなので乗った。 磯の落とし込みで1kg前後が20枚とか数来るらしい。 長崎畝刈から10分ぐらいの磯に熊さんと二人乗る。ほかにだあーれもいなくて貸し切りを喜ぶ。足場も良くて潮のざわめきが気持ちがいいねー、磯は。 さーてっと磯の落とし込みだ。 5.3mの竿に4号糸と5号ハリスでサンバ舞うウハウハ状態を期待して釣り開始。 潮は1号ナマリを付けても流されるぐらい切れている。 餌取りが多くて底に着く前にカニが無くなるのを繰り返し繰り返し落とし込む。 潮が舞い込む磯の角でググーッと穂先を押さえ込むアタリ。 来たかとグイとあわせるとサンバ30cmぐらいの引き。ヨッシャヨッシャと言いながらリールを巻いて、水面に出た顔を見てがっくり。ハトポッポですぅ〜。 石鯛釣りのベテランは引きで外道かどうか分かるらしいが自分はわからんかった。 底も中層も餌とりだらけ。裏磯でちょっとやってみるが、アラカブ・アカハタとかの外道ばかり。でも、クーラーに次々と入れていく。だって、これは美味しいもーん。 そのうち熊さん、竿を曲げる。 「おーっ、いい曲がりじゃない。」と応援するが、上がってきたのは手のひらイシガキ。 「こっちアタリありますよ。」と誘ってくれるので例によって近づいていく。 確かに潮が当たっている。 サンバらしいアタリも多い。かからないのでおそらく小さいやつがつついているんだろう。1枚ゲット。しかし、手のひらガキ。熊さんも私もちょっと掛けてはハリはずれをする。 そうするうちに今度は鈎がかりした。竿を絞り込む快感。 「キタキタァ。はずれるな、はずれるな」祈りながら巻いて、水面を割ったのは期待してたより小さいがイシガキだぁ。34p。900g。 磯の落とし込み初釣果。小物でも初物はうれしい。 しかし、それからは、1回、同型らしいのを鈎はずれでばらして、潮もゆるみ、カニがどんどん餌取りに消化されていくばかりなので 船を呼び、沖堤に行くことにした。(この渡船、磯渡しでたったの2000円とバカ安) 船長によれば、こちらの方が今は上がっているらしい。先客の石鯛釣りに挨拶して見ていると、バフンウニが餌取りで1分も持っていない。 「ぜーんぜんだめよ。小イシガキが餌とるばかり。」とさえない様子。 そんなぁ。 でもやっぱりやっても当たるのは超小型ばかりで、200匹以上いたカニが底をつきだした。 「やーめた。チヌ釣りしよう。」 長竿をだして、わずかに残ったカニを持ってテトラに行くことに。 潮はずいぶん引いて、テトラの一番上から見ていると、なんか影が動いたような…。 何気なしにその場から、そこにポンと落としたのが間違いだった。 コンコン。えっ、フグ? キクとグーッと入り出した。あわてて合わせたが体勢が整ってない。竿じりが肘からはずれた。急いで左手を添えて竿を起こす。50cmはあるチヌがテトラの穴からデカイ体をガバッと浮かした。しかし、竿がぶれる。水面まで距離があるので、糸のコントロールができない。こちらが泡をふいている一瞬をそいつは見逃さず、クイッと体をひねらせ角テトラの下にぎゅっと入り3号ハリスは簡単にプッツン…。 唖然、1投目でバラシ。テトラは取り込める体勢で探らにゃいかんというのに軽率すぎた自分があほらしいやら情けないやら。 熊さんに電話すると来て、ヘダイ1.5sとサンバを簡単に釣ってしまった。 カニが無くなって終了。 ちょっと最後にへまをしたが、まあ、久しぶりにオミヤゲもクーラーに入ったし、 アカハタにアラカブ・カワハギ・キジハタ・サンバとこんな釣りも楽しくて美味しくていいもんだネ。
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釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
9月16日 (月) |
広島 | 長 | 10 | 満4:36 干11:48 |
− | 曇 |
北東 |
白濁 | いろいろ |
0 | − |
楽しみにしていた広島の落とし込みクラブとの交流会も4回目で、今年から「広AMAカップ」と名称がついた。 昨年は7月にあり、40p前後が途中で釣るのをやめたぐらい釣れたんだが。 今年は、草津というところであり、3本の波止のうちの1本(Tバック)にくじ引きで上がった。 潮はほとんど流れず。朝一でAMA徳重さんが35.1cmを上げただけで、後は規定35cm以下のメイタがほかの人に釣れただけ。 自分には1度もアタリ無く、特筆するドラマもなし。 信じられないことに、ちょっと沖の波止(への字)に上がった人たちにはずーっとアタリが続いていたそうで、ホントにションベンする人のオチ○コがはっきり見えるくらい近いところなのに、波止の場所・構造・潮アタリでこんなに違うんかなと思った。 入賞1.2.3ともこのへの字で出たのは、ちょっと悔しいが(優勝は上田会長だったのだ。パチパチ!)、もっとうまくやれば自分の乗っていた波止でも1枚でも引きずり出せたのじゃないかと思う。 まあ、前から言ってることだが、心身の充実がなければ釣りも良い方向には流れないってこと。 でも、釣りをしてなければ一生出合わなかった遠く離れた釣り人と仲良くなれるっていうことが一番意味があることじゃないかな。釣れればなおよし。 広島では、2時間で50数枚って自分が3年かかって釣る数を釣れる場所もあるそうで(その釣り人の秘密の場所らしいが) とにかくチヌは多い。 また来年はいい時期、いい場所で釣りたいと思う。 入賞者に拍手だ! 広島のみなさんのお世話に感謝。
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釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
9月14日 (土) |
唐津 | 小 | 8 | 満 9:04 干16:12 |
26 | 晴 |
北東 強 |
濁 | カニ |
1 | 40 |
熊懐さんに行き先をお任せして、唐津に行くことに。天気も潮も仕事に追われてチェックしてなかったが、熊さんによると北が強いようなので期待が持てるかも。 朝7時に待ち合わせして、唐津に着くと、まずカニとカラスを取って、渡船に乗る。 目的地は先々週、FCC号で深谷さんにお世話になった波止の一つ赤灯テトラだ。 (深谷さんその節はありがとうございました〜。) 前回と違って風が沖から吹き付け、波は荒く、潮は濁っている。 これはもしかしたらいいかも (本当はサンバソウねらいなのだ。) カニをつけて熊さんは右へ、自分は左へと別れてさぐりだす。 風が強いし、テトラが小さいので竿は短めの持ち重りの少ない39/45ではじめよう。風はテトラ真正面なので竿が風で横にふられることも少なくそんなに釣りにくくはない。 波が強くて、仕掛けが揉まれるので、ガン玉3Bからすぐに5Bへ変更。 が、期待に反して、アタリがない。40分ほどして、ちょっとあきらめムードになって、内側ケーソンを探っていたとき、、熊さんから電話。 「ガーッと走られ、ばらしました。でかかったですー。外側。でも、波でびちょぬれ!」 竿を5.3mに替えて、熊さんの方に行って釣る。 バシャバシャ波をかぶりながら探り続けるがあたらないぞ。 (こりゃまた修行か?)と、ふと熊さんの方を見ると、なんと竿を曲げている。 テトラを横に走りながら必死に耐えている。結構でかいぞ!” 最後は水際近くのテトラまで下がって頭から波をかぶりながらの壮絶なやりとり。 ようやく浮いたのはチヌ。50cm。 「チヌやないですかー。」てっきり石鯛と思っていた。パチパチ。 チヌがいるとなると張り切るんです。 熊さんにタナとアタリをきいてさっそく実行。 すぐにガン玉に歯形を付けられる。波でアタリが分からない上に、すぐに餌を離すんだ。難しい。 次はアタリがとれた。が、メイタ。なんで〜。見ていた熊さん苦笑。 ちょっとして、またきた。簡単に上がってくる。40cm さっき見た50cmとの差が大きすぎる。でも、一応、ホッ。
風はさらに強くなり、潮が上がってテトラを打ち越しだした。 熊さんが近づいて 「もう、釣りにならないでしょう。波止替わりましょうか。」 カッパ持ってくりゃよかったと思ったが、安全第一! 素直に降参。 渡船を呼び、2時間足らずで退却。 今度は少し地方の別のテトラに海水浴のボートを借りてこぎ出す。 先々週に行ったときはスケスケだったが、今日はバッチリの濁りと波。 こりゃ爆釣かも。 …しかし、全くだめ。ふっしぎだなー。先ほどのテトラと目と鼻の先なのに。 おそらく、もう、沖に落ちて行ってるんだろう。 しかし、ここでも熊さん掛けたらしい。 「さっきの50cmとは比べものにならんデカイやつでした。2号のハリス、ハリのチモトから切れました。瀬ずれしてないのに。」 悔しいの連発。しかし、よくかけるよなー。さすが うまい。あきらめない。 二人ともここではノーフィシュに終わったが、やっぱり、チヌって、魅力あるなあ。 熊さんおめでとう! 唐津城をくっきりと浮き出す空も、こころなし秋の気配が漂っていた。
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