チヌ落とし込み釣行記 2002/5月

 釣行日 場  所  潮 月齢  干満 水温 天気 状態  餌 釣果 サイズ
5月26日
(日)
博多
沖防
15 9:19
15:45
19.0
南西
薄濁 豆ガニ
本虫

(メイタ2)
 AMAの本年度第1回大会
 昨年は、ノーヒットだったし、今年は昨年よりさらに1週間早い大会なので、厳しいくなるとは予想していた通りになった。
 状況は南よりの風で悪い。ソロバンだけが濁っていたようだったが昨年より悲惨な全員検量サイズ30pに及ばず。がっくりチョン!
 AMA会員参加者には前もって以下のような項目で大会への戦略を宿題に出しておいたのだが、もはや何か超効果的な餌しか対処方法はないと思った。
 自分のは以下の通り。
戦略(ストラテジー)
○釣り場の選択について▼▼ 
 朝一は新波止付け根のはしご2番周りまでを探って、アタリなければ外側の前打ち、理由は、過去その辺にアタリが集中しているから。
 ▼ 潮が高くなってからは、テトラに行く。
 ▼ 今回は主に新波止・テトラにしぼりたい。
 ▼ あっちこっち行っても落ち着かない。潮の動きのあるところを探す。
○餌について▼▼
  今回は、主として本虫を使う。理由は、去年6月の第1回大会でもほとんどチヌは出なかった。堅い餌よりも有利じゃないか。それと小さい岩ガニ。できたら柔らかく動きのいい泥カニかベンケイガニを用意したい。食い気のないチヌの食い気を誘うため。
○仕掛け・釣り方について▼▼
 目印は新波止ではハリス1.7号に目印20センチ間隔の5ミリ×5ミリの1.5mの仕掛け、ハリスは0.8〜1号2m取る。違和感を感じさせないように。竿はその仕掛けが耐えられる軟らかめのプロセクション浦千鳥39FF、リールはベアリング入り木駒でスムーズに糸を送る。上層から底までをワンストロークで探る。オモリはB〜2B主体で潮にもまれるH鋼のポイントをはずれないよう、そして、落とす回数を多くし、チヌとの出会いを多くする。
  テトラでは、3号2.2m目印仕掛けに2号ハリス矢引。 竿はチタンアジャスター前打ち53/59

○事後考察(実践結果の考察)▼▼
 水温19度、ずいぶん上がっているが、予想以上に、チヌのアタリはなかった。戦略通り本虫と豆ガニ・泥ガニで大きさも大小混ぜて通すが。メイタ20p前後2枚だけ。  テトラウキ釣りでは40弱からメイタまで数枚出ていたようだが、テトラは少し澄んでいた。そろばんで西村さんだけカラス団子で6回程アタリがあったそうだが結果は0。
 今年は海全体で1〜二間月遅れている。川内・長崎神の島がようやく爆釣で55UPが出ているぐらい。
 例年、この時期の大会は貧果である。今日は特に最低。考えていたことはしたので割り切れる。釣技の向上は言うに及ばずだが、大会を六月初旬か中旬にもってこれないか。ラブメイタとの兼ね合いがあるが、五月は厳しい。あえてするなら、イソギンチャクとかパイプとか牛極上ロース(笑)の餌ではどうかというぐらいの工夫しかできないと思う。または、比較的釣果が出る午後や下げ潮から釣り出すという大会時間帯の設定などが課題。


 

 釣行日 場  所  潮 月齢  干満 水温 天気 状態  餌 釣果 サイズ
5月18日
(土)
熊本
新港
12:05
 6:30
18.7

薄濁 カニ
カラス
フジツボ
 カンパ〜イ
 
 といって歓送迎会から帰ってきたのが、午前3時前、帰宅予定が大幅にくるった。宮仕えはつらいんだよね。準備をして約束の4時には後30分あまりある。ちょっとだけでも寝ようと思ったのが失敗のもとだった。目が覚めると4時38分。ギェ〜ッ。あわてて携帯を見ると大久保さんから10回も入っている。急いで電話すると。家の前に待っていてくれているではないか。あわてて外に出て大久保さん、友だちのUさんに平謝り。う〜ん。やっぱり飲みごとのあとは無理があるかなあ。非ジョーに反省。
 会長もパーキングで待っていてくれた、すみまっせん。
 1時間ほど遅れて熊本新港の秀月丸船長のとこへ。
 
 時折、パラパラと雨が降って合羽もないのでヒヤヒヤだったが、風は緩く釣りやすい。波止根本に会長と自分が上がり、大久保さんたちは真ん中方面へ。
 船から降りたところから会長は端方面、自分は反対に釣り歩く。時折、酔いが戻ってきて狭いマスの上でフラフラするのを綱渡りのように竿でバランスを取りながら釣り歩くが、全くアタリなし。
 

上田会長の写真を拝借。46pキビレ
こんな波止です。
狭くても案外歩けます。
会長電話で
 「デカイのバラシタ〜。キビレだったけど50は越えてた。タモ入れ前でハリはずれ!ハリが曲がっていたよ。」
しばらくして、また、「さっより小さいけど1枚取ったよ」
 さすがだなー。
 こちらは、全くあたらないが、やっぱり端側の方がよかったようだな。
 でも、それからみんなも沈黙。
 船長は本当にヨカ男で、2度も場所を変えてくれたり、カラスを取ってくれたりと気遣ってくれたんだが、こちらの腕が伴わなかった。
 しかし、そんな中で博多塾のY氏、一人で小型だが40オーバーも含めて7枚もコンスタントに釣っていた。餌は本○○。でも、少ないと思っていたチヌは結構いたって言うことだ。
 
 ここの南波止はちょっと変わった構造をして、全部マスで壁は丸い穴が1マスに両側20個ずつ空いていて、両側には斜めにつっかえのようにコンクリの足が出ている。従ってポイントは、壁、マスの中、足、前、などいっぱいなんである。かえって攻め方が絞りにくいぐらい変化があっておもしろい。
 新港はこれで3度目だが、ボー○は初めて、ここでもカンパーイ!
 しょうがねえなぁ。
 船長、お世話になりました。今度は、きっと、リベンジといくぞ。


 釣行日 場  所  潮 月齢  干満 水温 天気 状態  餌 釣果 サイズ
5月11日
(土)
沖防 29  9:04
15:22
16.0
北西
薄濁 モエビ (メイタ2) (23,22)
 1匹は1匹
 
 沖防に行ってみることにする。セイゴ、メイタでも釣って遊ぼう。
 車を出すと、フロントガラスに小雨がかかる。
 まあ、今日は五月晴れと昨日の天気予報で言ってたのでだいじょうぶだろうと思って合羽も持たずハヤト丸に乗ると、船長
 「丸テトラで40pぐらいがウキで釣れたって、さっき電話があったよ。」
 「えーっ、それは、厳しい審査しといてよ船長」
 何しろ、今年初の40オーバーには船長の初チヌ賞のプレゼントがあるんだから、40UPか否かは大事なボーダーラインなんである。
 
 そんな話をしながら9時に新波止に立つ。
 霧雨が北西の風で吹き付け寒いこと。誰が五月晴れと言ったんじゃ〜。この〜!
 期待のセイゴは全くいない。モエビはフグにすぐ喰われてしまう。
 
 船長から電話
 「さっきのは39,9pでした。」
 「ウヒャー、あと1ミリ? ホントに厳しい審査やねー。 ウハハハー」
 よっしゃ、俺が初チヌ賞ゲット。
 フジツボ、カニでメイタ、運良くば初チヌをと寒さの中がんばるが、さわりもしない。

メイタ 今期沖防の始まり 
 
 モエビに変えて探っていると、メイタが来た。今期沖防初メイタ。手のひらサイズの23p。
 こんな状況じゃ、この小さな1枚がうれしくなってしまう。
 記念に写真を撮って、リリース。
 また、すぐメイタ。また頬がゆるむ。
 これが、「小さくても1匹は1匹」の気持ちなんよね
 
 寒さに耐え、3時間。結局、セイゴはノーヒット。メイタ2枚で、震えながら納竿した。
 もうひと潮でチヌシーズンかな。 


 釣行日 場  所  潮 月齢  干満 水温 天気 状態  餌 釣果 サイズ
5月4日
(土)
小野田 22 13:21
 8:22
16.0
西
薄濁 カニ
(メイタ1)
41
 修験場小野田
 
 夜、sakaiさんからの電話で行き場所を探す。熊本・長崎・大分・・どこの船長に電話してもさえない返事。どこも今年は1月ばかり遅れているらしい。しかも、天気は鹿児島以北は、降水率70%と修行の予感。ゴールデンウィークとあっては遠方に行くのは自殺行為だ。2時間ぐらいの近場でどこか・・・。ふと、小野田を思い出す。もうよくなっているかも。電話の向こうで船長の奥さんが「釣れてますよ。」ウキ釣りの釣果らしいが、決定。雨は我慢しよう。
 
 5時に渡船に乗って、船長とお互い「久しぶり。」と1年ぶりの挨拶。
 西風が少し強く波止内側に吹き付けているが、かえっていい状態になっている。潮は最干に向かっている。上げ潮が内側にあたるので、潮は流れていない。
 ま、やってみよう。
 
 フジツボを付け、10投ほどすると、コンとアタリ。ハリがかりしない。餌はもとのままだ…? セイゴか? メイタか? この日は全体の3分の1をフジツボでやったがアタリらしいのはこの1回だけだった。

 3時間アタリ無し。雨もだんだん強くなる。
 ひたすら上げ潮になったら喰うのを期待して仕掛けをうち続ける。
 上げ潮に変わったが期待に反して、潮は全く流れない。そんなー。
 しかし、9時10分、小さいカニで底に着いたとたんコンとアタリ。瞬間合わせる。
 掛かった。やっときた。やっぱり上げだなぁ。41p。
 後、すぐに掛けたが、メイタ28pだった。
   
 sakaiさんもしばらくして、
 「まあまあの型が来ました。」と、ニコニコ。
 44pとメイタを上げたという。
 「ヤッタね!」
 いつも、修行につき合わせてばかりだったけど、やっと型を見ることができて、こちらもうれしくなる。
 

 ひだりては何の意味?
 41p、メイタ

sakaiさん初チヌ
44p、メイタ・セイゴ・アラカブ

 しかし、その後は、雨も激しさを増し、小さなカニも底をつく。しばらくして、また、底でアタリ。浮かして、タモ入れ寸前でハリはずれ。まあ、35ぐらいだったかしら。
 
 ここ小野田のチヌは、餌にチョンとさわるだけだったり、掛けてもハリはずれが多い。なぜか大きな餌はアタリが少ない。カラスでも1〜1.5pぐらいの小さなやつにするとやっとアタリがでる。
 今回はカニとフジツボしか持ってきていなかったが、この状況、モエビや虫ではどうだったのか?
 別に好んで使う餌ではないが、餌を変えるとここではどの程度喰いに差が出るのか実験したかった。いろんな場所・状況・季節によるチヌの習性を知っておくことは、つまり引き出しを増やすことにつながる。小野田はほとんど餌取りがおらず、こんな実験がぴったりの場所なんだが。
 
 雨雲が厚くなるに伴い、手元に電気をバシッと感じるようになった。
 「ヤバー!」
 雷に打たれる前に早めの納竿をした。

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