チヌ落とし込み釣行記 2002/10月
釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
10月19日 (土) |
唐津 |
大 | 14 | 満 8:21干14:37 | 23 | 時々雨 |
東・北東 やや強 |
濁 | カニ |
2 | 45 30 |
昼過ぎまで仕事で、雨も時折強く降るし、波も2〜3mとの予報。 カニでも取りに行こうと車を走らせていたとき、上田会長からの着信に気づき携帯をかけると、 「53.5cm釣ったよ〜。二人で30枚。」 山口県のO波止に行ってたらしい。確かにそこは東風の釣り場。こんな日は状況はよかっただろう。しかし、この時期の実績が乏しかったので、いいかもしれないと思いながらも、二の足を踏んでいたのだが、さすが。チャレンジ精神が実を結んだ好釣果に脱帽。 う〜ん。来週は仕事で行けないので、今月の釣行はもうあきらめていたけど、 (唐津なら今から潮が上げだし、近くでカニも取って、夕方まで2時間ばかりできるよな。) よっし、車をそのまま唐津に向けてとばす。 到着して見ると、沖からの時化で水はしっかりと濁っている。 「もしかしたら…」 淡い期待を胸に仕掛けをつくり、探る。が、時折、餌取りがつつくだけ。 そのうち、二人落とし込みの人たちが来て、離れたところで竿を出した。お互いちょっと会釈。 しばらくして、コ・コンと餌取りのようなアタリで糸を張るが離す。もう一度緩めるとクッと穂先を押さえた。これは!合わせると掛かった。が、メイタ28cm。 大体、こんなとき釣れるのはいい型なんだけどな〜。放流して、次に期待を込めるが また、餌取りだけ。 ここは、お二人に任せてと、ちょっとだけ歩いて移動。 こちらは潮が結構動いている。 さてと1投目、底まで落とすとすぐチョチョン。 「また、餌取りやねぇ。」 そのまま、糸を張らず緩めずにしていると、今度はクッ。 「カワハギか?」とキクと付いている。 軽く合わせるとギューンと走り出した。 「オオ!チヌやん。」 この快感が味わいたくてさすらってるのよ。 今日は糸に新素材を使っているので、弾力はヘチ竿だけ。ガンガン手元に衝撃が来るのを、竿を上げたり寝かしたりしながら、がまんする。まあまあの型のようだぞ。45〜6ちゅうとこかな。 しばらく楽しんでタモ入れ。やはり45cm。
もしかしたら大型が近くに…。と思ってすぐに探り出す。 しかし、アタリはあるが釣れるのは、25〜28cmぐらいばかり。やっと30cm。 次、まあまあの型をかけるがやりとりの途中で鈎はずれ。鈎先が曲がっていた。歯に当たったか。常にチェックしとかないといけないなぁ。もし、大型掛けて鈎はずれすると後悔大きいぞぉ。 潮が緩んだ。とたんにアタリがなくなる。 しばらく探るが、雨雲が厚くて5時なのにもう6時過ぎぐらいの暗さで心細くなったので納竿。 さっきのお二人さんは福岡の方だった。しばらくお話をして、Bさんに写真を撮ってもらい別れた。僕のHPも見てくれているいうことでありがとうございます。掲示板にもまた寄ってくださいね。 チヌを放流しようと思って、あらためて見ると若い、とてもきれいなメス。ですから(笑)久しぶりに持って帰って、家族4人でいただきました。美味しかったー! しかし、新素材の道糸はストラクチャーのあるところではめっぽう心強いし、アタリも鮮明に出るのだけど、自分のように糸をあまり出さない釣りしていると、大型の時、ハリスが切れたり、鈎が伸びたりしてバラすんじゃないかと心配するのは、経験が少ないからでしょうか? 実際、今日は、絶対の信頼をおいてるダゴチン専用の2号が折れた。 根がかりを軽くはずしただけなのに、こんなことはじめて。 やっぱりナイロンが自分には合ってるかなぁ? |
釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
10月13日 (日) |
唐津 |
小 | 8 | 満16:02干 8:38 | 24 | 雨〜晴 |
南〜 北 |
澄〜 濁 |
カニ |
サンバ |
(サンバ500g) |
はっきり言って、チヌが釣れるところが無くなってきたのです。 運良く釣れても、小型〜中型という状況で、大型がいる長崎も今は不調。 大分もこの数日の情報を仕入れても、ぱっとしない。 あまり遠くに行ってもきついだけではと、熊さんと唐津の沖波止に行く。 熊さん、昨日は、ここでチヌ38pぐらいを2枚上げ、上げ潮時の30分ぐらいの間にサンバの完全キロオーバーを5〜6回、テトラで切られたり、鈎はずれで涙をのんでいる。 途中でカニを捕って、8時頃波止に上がると、昨日の熊さんバラシポイントは、すでに遠投カゴの釣り人に占領されている。南の微風で潮は波もなく澄んでいる。 仕方なく波止先端のテトラでやることにする。 私は、例のごとくチヌにまず会いたいので、唯一濁っている角付近を探るが反応無し。 熊さんの横で、ポイントを教えてもらってサンバ釣りを開始。 ハリス3号、ガン玉4B〜6B、鈎ダゴチン専用3号。 餌取りは小カワハギとベラのもよう。 餌取りのアタリがサンバに替わるのを気を長く待つ。 熊さんの竿がいきなりギュンと持ち込まれた。竿を立てたが、すぐにテトラに潜り込まれた。しかし、竿先はときどきクンクンと魚が付いているのを知らせている。 熊さんは持久戦に入って、糸をゆるめたり、張ったりする。 「結構デカイですよ。」 しかし、魚はへばりついたまま。5分…10分… 「越智さん!もぐってはずしてきて!」 熊さんあきらめ切れず。しかし、とうとう、糸を持って、プッツン。 涙。
「ベラ?」 キキながら掛け合わせると、ちょっと抵抗する。 「お! お〜?」 ベラ?フグ? でも、ちょっと引き方が強い。 「サンバ。」 サンバの中の小さいサンバ。 一応大事にタモ入れ。28cm。塩焼きサイズってとこか。でも、美味しそう! 下げ潮なのにアタルので、今日はいいかな?と思ったが、それからは潮もフラフラして、餌取りばかり。 1時をすぎてやっと風が出て、波立ち、濁りが入ったが、2時の納竿時間になってしまった。 |
釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
10月5日 (土) |
新星賀 |
大 | 29 | 満 8:13 干14:05 |
− | 晴 |
南東 |
やや濁 | カニ |
サンバ など |
(サンバ1kgなど) |
今日は熊さんと、サンバ釣り。 何しろサンバソウはうまいし、よく引くし、防波堤で落とし込み竿で4sオーバー釣ったらこたえられないだろうなぁ。 防波堤では秋の限定品とあって、この時期をのがしたら、鹿児島以外では、あまり釣れないので、9月の中旬から11月ぐらいまでは我が会のサンバ党は狂い出す。熊さんも大のサンバ党で、また、よく釣るのである。 そういうことで季節ものを狙って、長崎の新星賀まで行く。 ここは下げ潮が波止内側のパイルに当たり出したら時合い、と熊さん。 朝の上げ潮時から波止に上がって、一通り波止を探りチヌが釣れないかを確かめるがいないようである。それではと、クーラーに腰を下ろして、カニを餌取りにつつかせながら、サンバが寄ってくるのを待つ。 餌取りのカワハギが何枚かクーラーに入ったごろ、クッと押さえた穂先を見て合わせると、カワハギとは違う引き。 「ハイ、きたきた。へへーっ。」 ぎゅっ、ぎゅっと心地よく引いてサンバ25pが来た。 塩焼きサイズ。うまっそー。 次は、落とし込んでいた糸がフケて止まる。 「カワハギかぁ?」 キクと、グーッと絞り込んだ。今度は結構いい型だ。 「ヤッタ。来た!」 クーラーから腰を上げ、横に下にガンガン引くのをタメる。きーもちいい! タモに納まったのは、イシガキ。でっぷり太っている。 「ヤッタ、ヤッタ!」 熊さん苦笑い。 「今日は、越智さんデーやねー。」 調子いい。 しかし、後が続かない。 途中で工事の船が着き、移動していた熊さんが工事の人となにやら話している。そして、 「そこ、ただのケーソンってよー」「えーっ!?」 「こっちの出っ張りからがパイルげな」 なーんだ。でもよく釣れたよなぁ。とにかく、パイルの中にサンバが隠れているんだから、そちらに移動。
単発に、25とか23とか手のひら、足の裏サイズが来たけど、期待のデカイのは来なかった。名人の熊さんはとうとうサンバは来ず。 潮は悪いし、秋なのにむやみに暑いし、1時間しか睡眠をとってないので、もう限界。2時に船を呼び、どこか、いいところないかねーと話ながら、帰りについた。近場でどこかよさそうなところ無いかなぁ。 |
釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
10月1日 (火) |
長崎 |
長 | 24 | 満17:00 干 9:41 |
26 | 晴 |
北 やや強 |
濁 | カニ |
5 | 41、35 46、48、43 |
代休。同行できる人は限られているので平日休みの「みのるん」こと村山くんと長崎に行く。彼の車はきれいですこぶる速いのにびっくり。快適に目的地まで運んでくれた。 波止は久しぶりの直立型ケーソンだ。平日なのでだーれもいない貸し切り。 長潮というのに角近くは潮が結構流れている。 みのるんは、まずその波止内側の流れている付近で竿を出す。 私は少し離れてヘチ竿3.1mで、やはり内側から竿いっぱい5mの深さまでに決めて探りはじめる。水深は深いところで8mぐらいか。 1時間程たって、波止の外・内となめるように探ったが、全く反応無し。探りはじめた反対側の角で、みのるんと合流したが。彼もさえない顔である。 「まーったく、あたらんよ。」「なんか心配になってきましたねー。」 絶対釣れると確信を持って来ただけに、この展開は二人とも考えてなかった。 「う〜ん。どうしよう。」 おそらく彼の釣っている様子から見て、底中心に探っているはず。こちらは主に上層だったから、探りを入れていないのは前だけである。 しょうがないので、前を探りはじめる。中層から底でアタルと思って来ていただけに前を打つのは釣れないときの最後の手段で心外なんであるが。 外側で何回か前に向かってポーンと放り込んでいると、5mほど前の捨て石の切れ目で、コ・コンと来た。グッと合わせるとチヌの引き。 よく引く。これはデカイかも。浮いてきたチヌを見ても波止が高いので大きさがよく分からない。7mのタモいっぱい伸ばして、やっと掬ったチヌを見て、 「なーんだ。ちょっこい。」41cm。引きからしてちょっとガッカリだが、1枚目は嬉しい。ここのチヌはよく引くなぁ。 すぐ、反対側にいたみのるんに電話。「ちょっと小さい、41p。前よ〜。」 電話してまた、探り出したとき、みのるんから電話。 「46・7でーっす。内側の前。」 ヒエッ。あっという間に逆転。 次、35pぐらいのを上げる。チョッ。サイズ落ちたな。ストリンガーに結んでいるとまた電話。 「50cm、上げましたー。」 ギョェー。あっけなく50UP上げるんだから。 また逆転。さすがAMAの若大将。ツボををつかむとすごいんだから。 それから二人ともポツンポツンと間をおきながらも追加して、2時前には、私5枚、みのるん7枚。こんなもんかな。 しかし、みのるんは満足していなかった。期待はもーっとデカイのだったらしい。帰りの車の中で「ふーっ。」とか「あーぁ。」とか溜め息をもらすのである。まだ釣りたかったのかな。このどん欲さ、体力!いいねえ。私は、睡眠不足もあって限界状態というのに。 しかし、長崎の懐の深さを感じた。釣り場はほとんど無限大って感じ。
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