落とし込み釣行記2018/1月

 釣行日 場  所  潮 月齢  干満 水温 天気 状態  餌 釣果 サイズ
1月16/17日(火・水) 大分 30
満07:22
干12:58
13
無~南強~無 超スケ フジツボ
カニ

旅が釣り

落とし込み釣りの旅ほど,道中も楽しめ,チヌを探してあちこちの釣り場を細かに探索し,食事やトイレ・買い物などで街の中まで深く巡る旅は少ないのではないでしょうか。

それが地形が入り組んで護岸や波止の多い大分ではさらに楽しいのです。

 

しばらくというか,5ヶ月になるかな,おんせん県大分,ご無沙汰でした。

 

何とか行ける状態になったので思い立ちました。

車中泊などの準備はぼちぼちしていたのです。カニを買えばいつでも行ける態勢になっていたから思い立つとソレッ!でした。

 

先週までは記録的な大寒波が日本全国を襲っていたから,寒が緩んだらチヌも動き出すのではないかしらと予想したから。

 

行きがけは,高速道路で一気に。時間的には下道に比べ半分に短縮ですが飛ばし続けると返ってくたびれたようでした。

 

 

 

到着して小1時間ほど夕マズメが狙えるのでやってみます。

 

ところが,水は静かに澄み切って,5m以上の水深なのに波止から沖に6〜7m先の底までくっきりと見えます。魚がいないのも!

ヘチにくっついているチヌがいるかもと暗くなる前までやりましたが,何もアタらず。

期待していたのにジャブを返された気分で車中泊。20時過ぎから次の日,5時半までぐっすりでした。

 

 

次の日は,まず,渡船で沖堤に渡りました。遠くの島からきれいな朝陽が昇ります。

朝日

 

フジツボにフグがときどき釣れて来るだけ。それもブリ上げに戸惑うほどのでかいフグ。

でも,フグの顔,1匹ずつ違うんです。思わず気持ちがほんわか。

 

ふぐ

釣られちゃった

ふぐ2

釣れて悪かったな

 

それから,車で移動しては,降りて海を覗いてチヌの有無を見ては移動の繰り返しです。ここの海や山や空は澄み切って彩りがよく格別です。

 

山と海と空と

雲一つない空 くっきりと緑の山 おだやかな海 光を受けゆれるススキ

 

気温はどんどん上がり気がつくと23℃。先週と大違いで暑い。

 

結局,この日は17箇所周り,試しに10投ほど竿を出したのが7箇所。

海はこれまで見たこともないほど,きれいに澄み切って魚も殆どいなくてノーバイトでした。

 

予約していたホテルに泊まり体を休めました。

 

 

 

次の日は午前中だけの勝負。

 

地波止で釣り開始。何度も往復しますが全くアタリ無し。いつもは見えるチヌの姿もなし。

 

かなり足が上がらなくなってきましたが,まだ動くので他の波止まで歩きます。

やはり全くチヌはいません。

 

 

 

無心に落としているとき,足下にどこから現れたか3〜4匹の大きなチヌが回っています。

神様がくれたチャンス!

 

そっと餌を落とすとハリスが入ったぐらいで糸が静かに横に動きました。喰った。

アワせると,掛かった!

 

強い力で横に逃げようとするのを竿で止めるとソイツは反転。やっとだ!年無し1枚,願えば叶う。

と思った瞬間。ピン!

鈎ハズレ。アチャ〜!やっちゃったぁ。残念!

 

忘れていました。ここのチヌ,糸が横に動くときは喰いをよく確かめて鈎がかりさせないと,ってことを。

 

 

その後,しばらく余韻で釣りましたが本当に腹から下の筋肉が限界を伝えてきたので。納竿。

 

完敗でした。チヌはまだ動き出してはいませんでした。チャンスはもらったのですが。

でも,また来る理由が多くなりました。

お寿司

  

魚市場でお寿司を買って食べ。干物のオミヤゲを買って帰路へ。

 

 

 

 

いつもの山コース。遠くの阿蘇連山は,ちょっぴり雪化粧。

 

 

阿蘇連山

 

暖かいので車の窓を開けて走るのはこの季節なかなかありません。気持ちのいい空気を吸いながらドライブ。

途中,おきまりの黒川温泉。今回は新明館の岩屋・洞窟温泉にゆっくりと入り,いい時を過ごせたと振り返りながら,ぼちぼちと帰宅しました。全部合わせて旅が釣り。

 

黒川温泉 新明館 岩屋の湯

 

また来週からは地獄のようなきついカテーテル治療で入院ですが,退院したらまた釣り場に立ちましょう。

 

 



 釣行日 場  所  潮 月齢  干満 水温 天気 状態  餌 釣果 サイズ
1月4日(木) 佐賀 18 満11:26
干05:02
11 南東2〜 カニ 38

今年もチャレンジ

平成30年の新年。

平成は今上天皇 明仁があと1年4ヶ月でご退位のためそこで終わります。

 

昭和が平成になったのはもう30年も昔のことになりました。

 

 思いだすと,早朝の芦屋の磯沿いの遊歩道をフカセ釣り道具を担いで歩いているとき,不意にサイレンが近いの遠いの様々な方向から鳴りました。

ケイタイもない時代,なんだろうと思いながら,そのまま釣りをして家に帰って見ると,昭和天皇崩御をテレビが報じていたのです。

 

 いろんなことがあった平成でした。それもあと1年あまり。

 

当時は,まだ若く,目の前は光に満ちていたようでした。

終盤になった今,目の前はありのままに見えます。できることとそうでないことの輪郭が見えてくるようになりました。

 

でも,それはあきらめではありません。

 

見えるようになったものを超えることがができる「可能性」が存在することも知ってきましたから。

僕の体力や神経がどこまで持つか分かりません。僕だけでなく,人は誰でも一寸先のことは分からないのですし。

 

今の瞬間を大事に過ごすことは,現状の世界を広げ,密度を高めることにつながると思っています。

新年を迎えての所信というところでしょうか。

 

 

 

それで,やさしいマルちゃんが新年早々,電話で

「明日大丈夫ですか〜?」

と,釣りの誘いをくれたので,

「いいよ−!」

と即答。

 

行けると思ったときにはチャレンジです。可能性へのチャレンジ。

 

 

 

次の日,マルちゃんが迎えに来てくれました。

 

目的地前の釣具屋に行くと,後から,ゾロゾロ入って来たのが,北九州の内田くんに,RMCの白津ちゃん,古久保ちゃんに,セイジ君。

「明けましておめでとうございます。」

いやぁ,賑やかになりました。というか,元々賑やかな予定に僕がおじゃましたというか。

 

 

二つの波止に,3人ずつ別れて上がって,こちらはまず,白津ちゃんの湧かしてくれたコーヒーを飲みながら,見えるもの,聞こえるもの,感じるもの…。贅沢な今を味わいました。

誰かが,

「あ〜!もう満足した。」

その気持ちがよく分かるよ。

 

 

そう言いながらもタックルを組み,腰を上げます。

丸田くん

マルちゃん

白津くん

白っちゃん

 

風は斜め後ろからだから,本来だったらスケスケなんだけど,昨日の風でウネリが残り,海はよく濁っています。

釣りやすい。今日はいいかも,と思っていたのですが,水温は,11℃と年末より下がっているのが気になってはいました。

 

案の定,しばらく釣ってもアタリ無し。

 

 

軽いオモリがら重いオモリへ竿前からテトラ際まで探り,超遠投もやるけれど,不思議なほどアタリません。

 

 

ま,別にもう焦りなんて今日の僕はないので〜釣りに来られるだけでほぼ目的は終わっているのですから〜どこまで釣りができるかが今日の更なるチャレンジという程度です。 

 

 

チヌメイタ

メイタでも釣れたっ! きれいっ!

釣り始めて1時間ほど。竿前に振り込んで着底したなと思ってキクと,魚の感触。

クイっとアワせてみると,掛かりました。やった!

そうデカくはなく,何ヶ月もチヌを釣っていない僕にも!テトラで長竿にもかかわらず!難なく浮かせてタモ入れすることができました。

メイタです。

でも,これは嬉しい一枚なのです。

 

まだ,自分にもチヌの落とし込み釣りができる,と。

釣れる自分の証明ができたのですから。

 

大げさと思うかもしれませんが。僕にはそんな心境です。感謝です。

 

 

そのあと欲が出て,もっと大きいのをと熱心にやりましたが,さすがに足が上がらなくなり,腕の三角筋もギシギシと痛みだして,限界を知らせてきました。(でも,家に帰っても前回のようにこたつで昏睡はしなかったから耐性がついてきたのですネ。)

 

みんなの熱をもらって少しずつ元気が戻って来るのを感じます。ありがとうね。

 

どうぞ,今年もよろしくお願いします。

チヌ釣れました

みんないい型釣りました(僕以外)