釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
5月25・26日 (木・金) |
大分 | 大 | 30 1 |
満06:08 干12:40 |
21 | 小雨 晴 | 北東弱 北東強 |
薄濁 澄 |
フジツボ カニ |
3 | 41 53 56 |
5月28日(日) | 博多沖防 | 中 | 3 | 満11:14 干04:52 |
21 | 晴 | 北東 | 澄 | いろいろ | 0 | − |
常識・思い込みは停滞体調や家の事情で滞っていた大分への釣り,久しぶりに再開。 最近の状況は、まだ夏チヌへの移行時期でアタリは単発、しかし出るといい型らしい。 釣り場選定の判断をタイムリーにし,アグレッシブに行動を起こす気が充実していないと釣果に恵まれない時期。 月々、体がいうことをきかなくなっていく自分には厳しい条件だけど、それで竿を持つのを怠りたくない気持ちが残っている。
先々週,釣友が家に来て,いいカニをたくさんくれた。後押ししてもらいながらの踏み出しだ。
明るいうちに車を出して途中,温泉に入る。 安い割には設備のいい,きれいな温泉。ゆっくり浸かって現地入り後、熟睡。
朝一は地波止。 前日から雨が降っているせいもあり人が入っていない雰囲気。
よしよしと思っていたら一人来た。 この人,よく会う常連だが一箇所でフカセやルアーなんかをするので安心と思ってたら落とし込みをし始める。 短い波止、こりゃイカンと外側から始める。
竿:サムライにPE1.5号、ハリス2.5号と強気、鈎:管付き伊勢尼8号。ノーシンカー。
水面下,オーバーハングから黒い影が見える。シメシメ、今日はチヌ浮いている。
フジツボちょっと大きめを付け,体は隠し,ちょいちょい右目だけで見る気持ちでそーっと付近に落とす。 黒い影がスーッと寄ってきて同時に糸が横下に動く。 しめた喰ったとアワせる。掛かった。
年無しであろうサイズのチヌが水面直下で首を振ったと思ったらパスッ。鈎ハズレ。 失敗った、アワせ早かったか。
少し前進。またいる。同じようにして喰った。今度は少し待ってと。 …餌離しちまった。 ちょっとついばむだけの喰いかたをしている。
フジツボを2個付きぐらいの小さめにして次の影を狙う。 同じように追ってきて糸が動く。アワせる。掛かった。外れるな。 しかし、小さいようだ。タモイン。
次狙う。同じように掛かった。これは少し大きい。ばれないでと祈りながらタモへ。53cm。
まだいそうな感じだったが、狭い波止に2人ではもうチヌはいなくなっていた。
その日は、あちらこちらに移動をして竿を出したが結局ノーバイトで終わった。
次の日、護岸から始める。
来ていた釣友の話では,釣れなかったらしいが前日は浮きチヌが50〜60匹いたという。 しかしこの日は殆ど見えない。
オーバーハングを落としていると,一ヒロぐらい糸が入ったところでスッと引き込んだ。 強い。中に入ろうとする。
溜めるとオーバーハングのガックリで切られる可能性大。咄嗟に糸を出す。半分賭けだ。 パイルに走れば相手の勝ち。しかし、少し走って止まった。
ゆっくりとリールを巻く。ギュッと走れば糸を出す。止まる。巻く。 次第に上がって来てタモイン。56cm。 ハリスはざらついていた。
朝からいい型ゲットで,まずホッとする。 しかしこの日もそれっきり。
ここで釣る落とし込みフリーク達はかなり奇抜な釣り方をする。 たとえばストラクチャーの場所でも細ハリスを使ってみたり、ストラクチャーにわざと糸を引っかけて潮に流しその裏を狙ってみたり、超遠投するのにカニの重さだけのノーシンカーにしたりなど。
その場その場でチヌの喰い方の癖があるのに合わせて一か八かだったり頭脳技であったり、柔軟で大胆な釣り方は既成概念に濁った僕の目を澄ませてくれる。 これも楽しい。
1日置いて、日曜日。我が会AMAの定例大会。2匹長寸。
開会式を終え,2便で一文字波止に下りたのは僕と転勤先の沖縄から来た吉田君だけの不人気さ。 その吉田君はひどい二日酔いですぐに寝ているから実質、波止は僕の貸し切り。
コリャ,なんぼなんでも1匹ぐらいは釣れるだろう。と、思ったのが大間違い。 カニ。カラスつぶ・カラスダンゴ。フジツボ。オモリ替える。糸替える。 いろいろやっても,な〜んもアタラナイ。 信じられん。
優勝とかそんな気持ちは無いのだが、せめて1枚でも釣らんと。 そう思いながら切れ波止に行くと寝ていた彼が竿を出している。若いっていいなぁ。
「3度ほどアタって、掛けたんですが突っ込まれて切れました。あ〜!惜しかったぁ。」 さっき僕が寝ていた彼をまたぎながら釣ってたときは全然アタらなかったのに。なんで〜? 辺りを探ってみるが全くアタラナイ。
釣りながら向こうに行っていた彼、戻って来て 「30cmぐらいのが邪魔しますね。追ってくるヤツもいます。」 なんて。うそ〜。 そして、僕と入れ替わりに釣り上げてしまった。しかも型がいい。46〜7cmはありそう。
おっかしいな。彼はガン玉Bを貝に埋め込んでスライドで釣っていると言う。 こっちも埋め込みスライドや埋め込まないスライドもやってるけど…。 疑問符が頭の上にいっぱい飛びながら、同じオモリにしたり、軽くしたりヒューズ巻きにしたり。 いろいろやるけど変化無し。
11時過ぎるというのにまだ朝から1度もアタリなし。 それでもやっと1回目のアタリで掛けた。35cmぐらいのが浮いてきた。ふぅ、と思ったとたんに鈎ハズレ。 こんなもんよー。釣れないときって!
吉田君はもう1枚釣りたいと躍起になっていて。二日酔いのくせ,元気やのー。 13時の回収。もう12時半過ぎ。終わったかな〜と,彼を見たとたんに竿を曲げた。
えっ!壁に根掛かり? と思ったけど、角度が違う。魚掛けている。 強引に浮かせてるから小さいかな。と思ってタモ入れしたのは、遠くから見ても大きい。 50cm弱の立派なチヌでした。
結局、その勢いで初優勝しちゃったのには大拍手。
納得いかないのは僕の方で、彼より2倍以上も竿だししていたにもかかわらず、1回だけのアタリ。
何が違ったのか。
彼の仕掛けをあとから詳しく聞いたのだが殆ど変わらないというか、どちらかというと僕の方が繊細な仕掛けだったのに。
違いはといえば簡単に言うと、鈎のわずかな違い・カラス貝の重さの違い(サイズは同じくらい)・同じスライド釣法でも貝への鈎の打ち方の違い。 この3点しかないのではとの結論に至った。 しかしながら、このわずかな違いが歴然の差をもたらした。
特に感心したのは貝への鈎の埋め込み・打ち方だった。 常識と思っていたこれまでの打ち方を180°変えた打ち方。 自分も過去試したことはあったがすぐに無理と思ったやり方をやっていたのには感心。 これが差を生んだかどうかは分からないが,その向上心には納得したのだった。
いないと思っていても実はチヌはたくさんいて,釣り方の問題ってのがよく分かった。
過去の経験にあぐらをかいている者より,日々工夫している者は進化するんだなぁ。
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釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
5月5日(金) | 博多沖防 | 長 | 10 | 満06:18 干12:26 |
19 | 晴 | 北東 | 薄濁 | . | キス | . |
GWはキスで5月初旬。 チヌは産卵行動を終え,オスもメスもどこかでじっとしているのか魚影が薄い。 GWは特に,遠征してもつらい釣りとなるし,交通渋滞に巻き込まれるだけなので近場で遊ぶことにしている。
博多沖防はチヌのノッコミというのは特に無く,まあまあ喰い出すのは5月中旬ごろから。 それまでは,「落とし込みでチヌを!」と無理はせずに,釣れる魚を釣って遊ぶのがいい。
キスはこの時期ノッコミで型のいいのが釣れるので,シーバスとともに面白い。
そういうことでアジングタックルを持って昼前に沖防に行く。とりあえず落とし込みタックルも持っては行くが…使うかな〜。
4月24日のベリーズ船籍(こんな国名はじめて知った)のスクラップ貨物船が炎上して沈没し、船から重油が流出した事故後,1週間ほど経って油の回収作業もほぼ終わった。 一文字・切れ波止は事故現場の直近なのでまだ影響はあるようだが,となりの新波止をはじめ他の波止は,ほぼ影響はないと船長は言っていた。
それにしてもこの事故のせいでGWの真っただ中というのに釣人のいないこと。 船着き場付近の岸壁にも普段だったらところ狭しとファミリーなどが釣りをしているのに,殆どいない。 まして波止には人の姿は一人も見えない。
とりあえず新波止に渡ってみる。
だ〜れもいない。淋し〜…。
中通し1号ナマリの先に流線鈎9号。岩デコ(イソゴカイ)を付けて5〜6m先へチョイ。
着底して3〜4数えて竿先を少しあげるとプルプル。 オッ!!1投目からアタリ。 キュ・キューッと小気味のいい引きで上がって来たのは15〜6cmほどのキス。
続いて2投目にも。今度はいい型か! アジング竿ではかなりスリリング。 落とし込みタックルで釣るのもいいけど,スピニングに短い竿も疲れないし面白い。
あっという間に10ぐらい釣って干潮の潮止まりを挟んで少し喰いは落ちたが,この日は餌盗りのフグも少なくて釣りやすい。
上げ潮が動き出すとまた活発になり,50gの餌がなくなったときは30匹を越えていた。
アジもよく釣れるようになったと船長。 そうなるとシーバスも活発になるからそんな魚釣りを楽しみながらチヌの喰いがよくなるのを待つのがいいんじゃないかな。
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