釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
12月29日(金) | 佐賀 | 中 | 12 | 満06:11 干11:57 |
12 | 晴 | 北西4〜 | 普通 | カニ | 0 | / |
ブレイクスルー退院してから、家は寒い〜!数時間動くと疲れます。
もう,今年は釣りは無理かな。去年までのように,寒い中,車中泊しながら一人遠征なんて、やれんなぁ。 こんな感じで釣りからだんだん遠ざかってしまうって人もおるやろなぁ。
こたつでそんなことを考えていたら,電話が鳴りました。セイジ君。
「どげんですか。…今の状況はですね、〇〇は寒波でパッとせんです。今は〇〇だけいいごとあるですネ。…… また電話します。」 最近の釣況をあそこは,そこはと話してくれる。こちらの気持ちを察してくれているように。
次の日,病院に検査に行っていたら,今度はマルちゃんから電話。
「どうしてます?動けますか。釣り行きまっしょう。オレが迎えに行くから。セイジ君と行きまっしょう。」 引きこもった怠け者を引っ張り出すように,さっさと決めて電話が切れました。
…こいつら,全く。ホンにいい奴らやなー。
病気で先が見えない自分の行動や状態を見て,、離れていった人,、陰口を言った人(何故か回って聞こえてくるんです),差別的発言をした人,励ましてくれた人,寄り添ってくれた人,新たに出会った人, そのすべての人からいろいろと学んだ,ここ10数年間でした。 おかげで,今,この一瞬を味わい,精一杯生きることがいかに大切かが分かったと思っています。
そう。豪勢な生活や出世ばかりが幸せなのではなく,人それぞれの唯一無二の人生は,何気ない毎日の中にこそ価値があるものだと。(そういや,そんなこと昔書いたことあるね。)
僕は,自分の所属釣りクラブの会合で,来年や今年の目標として言うのは, 「釣りができること。」です。
平凡きわまりない言葉の「釣りができる」ということが,いかに幸せなことであるか。 ストイックでハードな釣り,景色を眺めながらの釣り,釣友に付き合っただけの釣り,みんなで競い合う釣り…。 どれも意味ある幸せな一瞬一瞬です。
そんな釣りに,二人は誘ってくれているのです。起こし,引っ張り出し,階段を手を引いてくれるように。さりげなく。 ありがたいじゃありませんか。
さて,マルちゃんが家に迎えに来てくれて,車中で話すことは,いつものアホらしいことが殆どなのですが,楽しんで目的地到着。
セイジ君と陽平が,船着き場に一時間ぐらい前から待っていてくれて,外側テトラの波止に渡りました。
風は,結構強く,気温はかなり低いはずなのに全然,寒く感じません。昨日までは,頭に毛糸の帽子をかぶって,こたつで縮み上がっていたのに,です。これが「熱意」というものかしら。なんて。
およそ2ヶ月ぶりの落とし込み釣りに,仕掛けの作り方もぎこちなく,5.3mの長竿持ち上げて, 「長〜っ!」 と感心しながら餌を海に入れていたら,先に釣っていた陽平が早々と竿を曲げて,約50cmのきれいなチヌを釣り上げてました。
僕には全くアタリがありません。
風はさらに強くなり片手で竿を持つこともできず,テトラでは弱った体はふらふらとなり,なかなか安定しません。 でも、頑張る。
そのうちマルちゃんも,セイジ君も魚を上げているようですが,僕は仕掛けを操作することは難しい。イメージも回復しない。
ま、退院あけのチヌ釣りにしては,いきなりのテトラという高いハードルですが,すべてが楽しい。
しばらく動かなかった歯車をギーギー・ギッコと回すうちに,固まったオイルが少しずつ柔らかくなっていくように,感覚を思いだしながら。 釣りができる今を楽しんでます。
マルちゃんがお湯を沸かして作ってくれたカップラーメンをみんなで食べる。 旨いよ〜。
その後も1回もアタリを出し切れず,足も上がらなくなり,途中からは船が来るまでおしゃべりタイムとなりました。
釣果のあった3人で,はいパチリ。気のいい奴らです。
家に送ってもらって片付けもそこそこ,こたつで横になり,1時間ほどして目を覚ますと体中筋肉痛! 痛みを感じる機能があるのがよかったじゃない,と思うことは今までなかったですがね。
マルちゃん, 「年が明けたら、すぐ初釣りですよ。電話しますから。」 はい,行けるように体調整えておくよ。
皆さんも,新しいいい年をお迎えください。では,では。
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