落とし込み釣行記2016/9月

 釣行日 場  所  潮 月齢  干満水温 天気 状態  餌 釣果 サイズ
9月25日(日) 長崎 10 満10:51
干17:53
-
南弱〜

ウニ サンバ 40

もいちどサンバ

先週に続きサンバ釣りに誘ってくれた。権藤さんから連絡。そして先週来られなかった熊懐さん。

またまたお二人が荷物から船乗りまでサービスしてくれた。一人では荷物運びも波止へよじ上ることもできないからありがたいありがたい。

場所は先週と同じ。

 

しかし,今回は長潮。上げ潮がいい場所だが今回の潮は下げが殆どなのでほぼ期待しておらず,釣りに連れて行ってくれるだけで嬉しい。ただせめてアラカブでもと途中の釣具店でサバの切り身を買ってきたほど。

 

 

熊さんと僕は先週と同じポイント。権藤さんはアジを釣ってそれをエサにして泳がせもすると波止先端へ。

 

僕は1年前から冷凍庫を占領していた余りウニを全部処分するつもりでフレッシュは買っていない。

 

 

仕掛けを作る前に数個切って撒く。潮は予想通り全く流れていない。オモリも2号で十分。

 

 

アタリなく上げては鈎に付いたままのウニを切って海に投げ,また投入を繰り返すうちにダラ〜ッとした空気が流れる。

無心に打ち返すこと2時間あまり。潮は変わらず。

 

と,急にサンバらしいアタリで穂先が動く。

少しの間,穂先をピョンと強くたたいたり,3段引きしてもう一息まで竿を曲げ込んで再び戻ったり。

思わずアワせそうになる気持ちを抑える。

 

サンバそう

食べごろサイズ 1kg200g

 

そうするうちについにグーッと胴まで曲げ込む。

頃合!アワセ!

 

今回は上手く竿を上げられた。オマタの間の短い竿の横に竿尻を当てる。これもうまくいった。

なかなかいい引き。浮かしてぶり上げる。

 

先週より一回り小さいが40ギリのシマシマ。ラッキーだ。

この潮で予想外の1枚で満足。

いつ見てもサンバはきれいで格好いい。

 

権藤さんヒット

耐える権藤さんと見守る熊懐さん

ヒラマサと権藤さん

これでまたやめられない

 

20分ほどして遠くの権藤さんが何か叫んで竿を持っている。

「釣れたと〜?」

といいながらタモを持って助っ人に歩く(走りたいけどそれはまだ無理)熊さんも後から来る。

泳がせてほおっておいたアジに何かいいヤツが喰ったらしくかなり苦戦している。

 

水面下で長い魚がギラリ。

「おー!青物や!ぶりバイ!」

 

熊さんが掬う。

70cmは越えているヒラマサだった。

 

かねがね

「アジ。青物!」

と,サンバ釣りの際には何本も竿を出して,そのたびに空しくたたむ数年の繰り返しを懲りずにしていたが,ついにその日が来た。よかったねー。

 

 

そのうち上げ潮となり流れもよくなってきた。

それを逃さず熊さんシマシマをヒット。本人,型は満足できないようだったけれど,諦めず釣り上げるのはさすが。

 

 

とりあえず3人何かしらの安打となり,予想外のできとなった釣行。お二人のおかげで楽しめました。

 



 釣行日 場  所  潮 月齢  干満水温 天気 状態  餌 釣果 サイズ
9月17日(土) 長崎 17 満09:20
干15:33
24.5
南弱〜
やや強
ウニ サンバ 42

感謝のサンバ

我が落とし込み釣りの研究会AMA。その会員の中で最古参となった(てしまった)4人。上田会長,熊懐副会長,権藤さん,そしてわたくし。

誰かが病気や入院をしたら回復時期を見計らってお祝い釣行会をするのがこの4人の暗黙のお約束。(といっても過去,権藤さんと僕しか例がないのだが)

 

 

今回,12年前の足の怪我以来,2回目の回復祝いをしてくれるということだった。

 

3人が僕の回復状態をを確かめながら,時期と無理をしない波止上がりができそうな場所を選んでくれた。対象魚はサンバソウ(大きかったら適当に石鯛ともいう)。

 

熊懐さんは大事な仕事であいにく来られなくなったが,自分の退職祝いが奥さんのご実家で催される予定なのに来てくれた上田さんと こまめに連絡をくれた権藤さんと3人で仲良く目的地へ。

 

 

腹筋を強く使わなければ切開した腹の傷にも影響しないのでハシゴで波止に上がる。

上田さんがここ一番のポイントを僕に指示してくれる。今回は気持ちをありがたくいただこう。

 

 

過去,ここには1回しか来たことがないので仕掛けをセットながらここ常連の上田さんの様子を見ていると,ウニを切っては海に落としている。

ムム,やはり最初に3〜4個は寄せ餌しといたほうがいいかな。

 

仕掛けセットを中止して海をのぞき込むと,強く流れているはずの潮は今のところそう速くないようだ。

冷凍保存していたウニを切って数個巻く。ウニはあまり流れずに下に落ちているようだ。

 

 

 

さて,準備も整い,いよいよ復帰のサンバ釣り1投目。

オッ,潮が速くなっている。重めの5号オモリでも仕掛け糸が30°くらいに右斜めになって落ちて行く。

 

底の確認をして再度タナをあげて再び落とすと底前1mほどで早くも何かが穂先を少し揺らす。

上げて見ると,2個つけていたウニの1個がなくなりもう1個もちょこっと残っているだけ。

これはサンバかな。1投目からアタリか。

 

先に釣り始めていた両側のお二人にはまだアタリがないようだが,さすがNo.1ポイント。

 

 

2投目はさらに潮が速くなったがアタリ無し。

3投目,潮が少し緩む。

4投目,さらに緩む。

気まぐれな潮だな。また速くなるんだろ。

そんな期待に反して潮は止まってそれっきり動かなくなった。

潮止まりの満潮にはまだ,2時間以上早いはずだが…。

 

 

それから沈黙の時間だけが過ぎる。

権藤さんも殆どアタリらしいものがないようだし,上田さんの場所は全くよくないようで1回も噛まれないとか。

糸は殆ど真っ直ぐに下に垂れ下がっている。

こうなるとサンバでも他の魚でも活性が急激に下がってしまう。

 

仕掛けを投入し,2分ほどアタリがなしで上げ,鈎に付いたままの餌を切っては撒き。また投入。

時々,冷凍ウニを切って撒きの繰り返し…

 

 

無言・ため息で1時間ほど。突然に,カ・カン,クッ,ピョン。

穂先が揺れる。これはサンバのアタリ。餌もなくなっている。寄ってきたか!

 

再度,餌にハサミで切れ目をつけ投入。

コン!あっという間に餌を盗られる。何だ!?

同じように繰り返し餌を盗られるばかり。小さなイシガキか。

 

試しに冷凍ウニを付けてみると同じように盗られる。

喰いが立っているときは,フレッシュでも冷凍でも同じだな。

ホバーリングして一瞬につついて盗っている感じで喰い込まない。イライラ。

 

しかし,やっと来たチャンス。ここはポイントを譲ってくれたお二人のためにもこいつ,何とかやっつけたい。

 

餌を持っていかないなら,餌を喰い上げさせて下に反転させるか,それか餌を動かすかのどっちかだが。

少しタナをあげてみるか。

 

 

糸にマークしていた目印1個分,50cmタナを上げるように落とし込む。

グーッと穂先が曲がる。

よしよし,そのまま持っていけ!

早合わせをしないように一旦,目を遠くに向けて再度見るとグーッと持ち込んでいる。

 

竿の胴に魚を感じたところで…どうしよう。

 

腹にいらん力が入るとやばいな。この状況で弱腰になり,とりあえず竿を上げるだけにした。

ら!掛かった。よく引く〜!

 

竿尻を腹の傷に当てられないから「おまた」に竿尻をあてる。

運よく「おたま」の横に収まった。

グリグリとリールを巻いて,

「きた〜〜」

 

復活サンバ

釣らせてもらった 病み上がりの1枚 

 

声に権藤さん気づいて,そばに寄ってタモ入れをしてもらう。

 

 

無事キャッチ。おぉ,体高と幅の重量感のあるヤツ。42cm。1.5kgはらくにありそうな型。

病み上がりにしては上出来ィ!

アワセが弱くて鈎が口の中にはあったが刺さってはおらず。外れずラッキー。

 

 

写真を撮ってもらい。まだ居るかなと試しに餌を落とすと弱いながらもサンバの反応があるようだ。

でも もう大満足。ポイントを退く。

 

 

 

 

 

 

 

釣り風景

上田さんに権藤さん ありがとうございました

しかし,もう居なくなったようでそれっきりだーれもアタリ無し。1枚だけしないなかったのか。

 

 

斜め後ろからの台風の風も次第に強くなり,納竿13時の予定だったが皆早めにやめて船を呼んでもらう。

 

 

餌から渡船から荷物からポイントから運転から,何から何までお二人にサービスしてもらい,百戦錬磨の上田さんさえ1回も餌を噛まれなかったあの状態で奇跡的に僕だけ釣らせてもらった。

 

申し訳ない気持ちとありがたさでいっぱいになった釣行だった。

手術して58日目。釣りができることも確かめられたし。

 

お祝い釣行会を計画してくれた3人さんには感謝。

還暦過ぎの4人組。いつまでも仲良くよろしくです。

 

 



 釣行日 場  所  潮 月齢  干満水温 天気 状態  餌 釣果 サイズ
9月11日(日) 博多
沖防
11 満08:13
干15:50
26
無〜
北弱
フジツボ
カラス

再始動じゃ!

YOUHEIは大分にしょっちゅう行っては「年無し釣れました〜。」の写真送ってくるし,

沖縄に転勤した吉田君はわざわざ(ホンにわざわざ)飛行機で飛んできて金曜から沖防に入り浸って

LINEでメイタやチヌが釣れた写真や「よくアタリマス」などを送ってくる。

 

それで思わず病み上がりでも沖防に行けばメイタぐらい簡単に釣れるのではないかと乗り気にさせられた。

 

手術の傷口がようやくカサブタの繰り返しから乾いてきてじゅくじゅくもなくなったし,丁度,日曜日はRMCの大会だったので沖防仲間の顔を拝むと元気が増すかもしれないではないか。

そんな言い訳でいつ釣りに行けるのかとムズムズしていた気持ちのカサブタも我慢できずにとうとう剥がしてしまった。

 

「3ヶ月は腹にギュッと力を入れたらイケマセン」

と医者が怖い顔で言っていたので,船の乗り降りが一番の心配だったが,とりあえず行動じゃ。

 

 

船着き場に遅れながら行ってみる。

 

 

香月釣具のママとしばらく病気の話なんかをしているうちに「はやと丸」が来たので乗る。

無事乗船〜。

 

そして切れ波止へも無事上がれた〜。

 

 

久しぶりの海。久しぶりの波止。戻ってこられたヨ!

 

丸ちゃん 吉田君の釣り姿

丸ちゃん(左)と吉田君 ひさしぶり〜

潮風を大きく吸って見渡すと,

いたいた,丸ちゃんと吉田君。

いや〜いいなぁ,いつもの風景だ。

 

 

チヌの気配は全然ないらしいが,今日は再始動の第一歩。

 

まず釣り場に立って竿を振る。落とし込み釣りのまねごとができればそれでOK!

 

 

仕掛けを作って体の調子を確かめながら少し探り歩いては元に戻る。探っては座って休む。またちょいと釣り歩く。

 

 

まぁ,クロダイの顔が見られたら言うことナシだけど昨日までと違って,魚の機嫌は特に悪,く全員殆どアタリもないらしい。

こういう日も珍しくてついてない感じだがしょうがない。

 

 

早めの12時の船で陸にあがり,車の中で一休み。

 

 

13時になり大会参加のみんなが帰ってきた。

入賞者達

左から:連覇の沼田さん,3位:山内ちゃん,
準優勝:西山くん    おめでとー!!

 

25〜6名の参加だったらしいが40cm以上の対象魚はたった3枚。

 

 

沼田さんが50.5cmを納竿近くに釣って1回目に続き連勝。準優勝は西山くん。3位 山内ちゃん。

 

 

結果は二の次で久しぶりにたくさんの落とし込み仲間に会って一気に元気と自信が湧いてきた。

 

僅か半日で3段跳びに病状が改善したようないい気分。

 

リハビリもやっぱり落とし込み釣りが最良だったかな。