落とし込み釣行記2016/2月

 釣行日 場  所  潮 月齢  干満水温 天気 状態  餌 釣果 サイズ
2月27日(土) 大分 20 満 9:36
干15:45
12
西弱
カニ 50,51, 47,
キビレ41

とりあえずの日

久しぶりに子ども2人が帰省したので2週間釣行しなかった。

 

新しい週末が近づくにつれ,寒いから・きついから・釣れないかもという気持ちが迷いを生む。

しかし,行けるときに行っておくという方が勝る。

しかも天気予報は滅多にない4〜5mの向かい風。大分でのチヌの落とし込みでは最適レベル。

 

 

ライブカメラとピンポイント天気で道路状態と気温を何度もチェックしながら「安全」に夜のドライブをして目的地付近で仮眠。

 

朝,釣り場に行くと,な,なんと!

ベタ凪ジャ〜ないか。

 

 

ふとみると,落とし込みスタイルの釣り人が一人。いつものメンバーではない。

ジワ〜ッと近づくとぺこりと挨拶をする。

 

さらに近づいてみると,深くあげたネックウォーマーをずらした顔は,えーっと,あっ,8ヶ月程前のラブメイタの前夜祭で出会いツーショットをした,確か,ウッちゃん(とでもよばせてもらおう)

こんなところで再会とは。

 

風にすごく期待して来たというのだが,海を見てその静けさに同じくがっかりしていたのだ。

 

「どう?」

「いや〜,ダメです。」

「こんなはずじゃないのにねぇ。」

「今も,予報の風はすごくいいのに,ですよ!」

「全くよ,なんなのこれ!」

拍子抜けの二人。

 

 

16-2-27-50cm

僕はしばらくして竿前で50cmギリを上げたけれど,彼は2つほどハズして(しかし,この状況でアタリを出すだけでもかなりヤレるというのが分かる)しばらくして途方にくれ雑談となる。

しかしながら,これも貴重なひとときであり,釣りの一つでもある。

 

 

遠くの釣り場に点のように小さく見えるのはセイジ君で55cmを釣ったとかで,そちらに行ってみようかと移動。

 

しかし,状態はどうもよくないようで,いつもなら1〜2回アタるはずなのに全く反応なし。

 

 

セイジ君は投入ポイントをちょっと外れてやり直そうとリールを巻いていたら糸がチョチョンとなり喰っていたんだと。

ここに彼の恐ろしい「何か」を実感させられる。

極めた者にしか訪れない「何か」。半端者にはまず訪れないから期待してもダメです。

 

 

「ほか行ってみます。」

と車を出した彼。

 

 

僕はもう少しやってみようと,鈎上に6Bを付けて今はここしかないと思うピンポイントへ直撃弾のようにカニを飛ばす。

 

喰うヤツがいるならどんな荒っぽい攻め方をしても喰うし,逆もある。

 

 

狙ったポイントにばっちり落ちる。

水音でチヌが散るか逆に飛びつくかは相手次第のバクチ攻め。

 

16-2-27-51cm
16-2-27-47cm

速い流れに糸を修正してそろそろ着底かなと思うタイミングで糸を張ると喰っている。

流れに逆らいながら泳ぐ魚はなかなか弱らないがゆっくりと竿を溜めて何とかゲット。

でかくはないが年無しでひとまずホッ。

 

少し移動して沖のブレークラインで47追加して後が続かず移動。

 

 

その後はどこもよくなく日が暮れる。

 

 

次の日はAMAの始会なので,夜にアジングをして(アジングデビューだったのに1匹釣れたのみ)寝て,朝一だけちょっとして竿をたたむ。

 

 

風がいい,濁りがあるってことはここずっとなく,拾い釣りばかりだが,本当に来てみらにゃ分からんのがここの釣り。

落とし込み釣りができる体力が残っていて,とりあえず魚が釣れたのをよしとするか。

 

いつかいつかはいつになるのか。

その日が来るまで,やれるまで楽しんじゃるゾと!

 

黄砂かPMか分からないが,白くかすんで全く見えない別府湾を横目に高速道路を福岡へとばす懲りない高齢者が一人。

 まだ,釣りできますぜ。



 釣行日 場  所  潮 月齢  干満水温 天気 状態  餌 釣果 サイズ
2月6,7日(土日) 大分
28
29
満 6:20
干11:57
13
北西強
西強
カニ 15 55,55, 46, 50,
48, 51
キビレ35〜45

探し釣ること

 

早朝から車を揺らすような風が吹いている。

 

久しぶりに波止釣りをとヘチ竿を伸ばして準備をしたものの,いざ波止に立つと突風にたじたじとなっていた。

 

先週に続きまた来てしまった大分。来てみなければお魚の気分が分からないのが釣りと思って。

 

波止内側から吹く強風に,堤防の胸壁の上部に上がる勇気はとてもなくて内側をただ覗いて回ってはチヌがいないので移動をし,同じように諦めること2箇所。

 

 

3箇所目に行ったところは内側もオーバーハングのパイル構造なので,とりあえず餌を落としてみることにする。

 

波止の根元から先端に向かって,真正面に当たる風を受けながら海面下2m程まで餌を落として歩く。

大物もいるということなのでハリス3号にブダイ10号鈎,風があるので3Bを鈎に打っているが…。

 

16-2-6 55cm

ヘチ竿での釣果 久しぶり 55cm

仕掛け強気過ぎかな。

やはりアタらないかと思っていると一ヒロぐらいで糸が止まったようで上げるとカニがなくなっている。

チヌだったら潰れたカニがあがってくることが殆どなので(フグやなぁ)と思いながらも一応,もう一度カニを付けて落とす。

 

同じタナで今度は穂先をクッと曲げたのでキクとフグじゃない。

チヌだが竿の誘導にしたがって泳ぐので40チョイかなと思っていると逃げるトルクが強くなって手前斜めに潜りだす。

 

パイルもあるし横走りはやっかい。

運良く水面まであまり距離がないので,腰を落として穂先を海中に入れてケーソンのガックリでのラインブレークを避ける。SAMURAIをグイーっと横に煽ると出てきた。

そのまま竿下で疲れさせ,浮かせると案外いい型。

50チョイぐらいかなと思って測ってみると55cmチョイ。おー久しぶりやネ。

 

とりあえずの年無しでホッとはしているが何故かそんなに高揚感はなく,ラッキーだったなぁと云う気持ちが淡々とする。

これもドデカイのを釣る誰や彼のせいヤンね。悪い道に入り込んだモンだ。

 

 

ここで防波堤は見切りをつけていつもの護岸巡りへと車を30分ほど走らせる。

 

あちらこちら行ってはたまに竿を出したり見るだけだったり。

どこにチヌはいるのかなぁ,と。

 

 

16-2-6 55cm2枚目

長竿でまた 55cm

 

昼過ぎて,上げ潮になって行った前打ち場所でしばらくじっくりと釣る。

潮は澄んでいる。魚も見えない。

 

無心に打ち返し続け,ダメ!移動しようかなと思っていたら喰った。

無理に巻いて変に走らせるとよくない。沈みにラインが触れないようゆっくりと竿を左右に操作しながら浮かせてタモイン。これも55cm。

なんかツイているな。

 

その後,速い流れの中,着底が分からずにしばらくして糸を張ると喰っていたが,すでに鈎を曲げられていてハズレ。

 

 

 

別なところに移動する。

とにかく風と潮の良さそうなところに行って試してみる。

一箇所でよくアタるところ発見。

打ち込むたびにアタリがあるがたぶんキビレなんだろう。

アタリがあるのはやはり面白くて,鈎掛かりしないが時々掛かることもありキビレやチヌを数匹釣って,また移動。

チヌ46m

超前で46cm

チヌ50cm

キビレ釣りつつ 50cm混じった

 

 

糸が見えなくなるまで竿を振り続けて日没。

 

いつものようにお風呂に入り,その後,合流した先週のメンバーがまたアジングやるというので11時過ぎまで見て話して寝る。見るだけでは物足りないのでアジングタックル買おうかななんて思いながら。

 

 

16-2-7 48cm

朝 早めのチヌ

次の日は早めに帰るつもり。

まず前打ちポイントに行く。

 

満潮後で潮はあまり動いていないが西風が強く釣りにくい。

振り込んで潮に流しながらじっと待っていると48cmが早めに来る。

 

しかし,その後はいくら粘って釣ってもダメのようなので前日の入れ食い場所へ行く。

 

 

キビレばっかり5枚釣って飽きて少し上流へと釣り歩いていると掛かった。

結構,重くてこれはチヌやなと思っているとパッ。ハズレ。

餌を見てみるとカニを噛んでいただけで鈎掛かりしていなかったみたい。

カニが大きすぎたかな?

 

 

大体,チヌは1回喰い損ねるとどこかに行ってしまうことが殆どで,まして1回竿にノッたヤツが再び喰うことなんてあまりない。

が,釣り人は万が一を試したがる。カニを少しだけ小さめにして試しにもう一度入れてみる。

 

16-2-7 51cm

よく走った 51cm 打ち止め

うっそ〜,また喰った。ほら喰った。万が一やねぇ。

今度はしっかり掛かったみたいだ。

 

しかし,水深2m前後と浅いのに下げ潮と風の抵抗もあってか,なかなか浮いてこない。捨て石群に沿って右に左に走る。

少し浮いてはまた走り。それに付いて護岸を行ったり来たり。

手がだるくなり苦労するがこれも引きを楽しめて面白い。

 

 

やっと浮かせたヤツは抵抗した割には予想より小さめだったが51cmで,まぁヨカじゃない。

 

 

もっとずーっと釣りをしていたいなぁ。

そんな気持ちだったが,もうお昼前になったし天気もぐずついてきたので帰路につく。

 

 

帰りはおなじみのコース。

温泉に1時間ゆっくりと入って,景色を見ながらのドライブ。

 

ただ,小雪もちらつきときどき凍結したところもあってスタッドレスタイヤで無事帰還。

 

これからチヌはよくなるのかどうか。行ってみなけりゃ分からない。