釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
12月27日(火) | 大分 | 大 | 28 | 満06:39 干17:47 |
17 | 雨 |
西北西 やや強 |
澄 | カニ, カラス, フジツボ |
6 | 51,48, 41,43(キビレ) 38,31 |
味わう博多湾沿いをドライブしていてふと眺めた景色。 海の向こうに濃淡を重ね連なっている山々,岩と白砂に打ち寄せる波,午後の太陽がゆっくりとうねる海面を銀色に輝かせている。
博多の景色もすてたもんじゃない。 都会のすぐ近くにこんな景色があるところも少ないだろう。
さて,そうは言っても大分が恋しい。 いやー,今年は大きな出来事があって,釣りができるようになったことがありがたい。 それをかみしめながらおそらく今年最後の落とし込み釣り旅行。
前日夜から現地に入り仮眠。と思っていたが気温18℃で暑くて寝られなかった。 何だこの気温は!
西北西の風が7mほど吹く予定で,釣り場を決めたが,強い風が回ってこずに海面はややなびくほど。
そんな状況で地波止のオーバーハングのガックリの下をノーシンカーのフジツボ餌で狙う。
ハリス分ぐらいで何かが触るからドキッ。しかし,引っ張り込みもせず,糸を張っても咥えてもおらず。そんな微妙なアタリが数回続く。
試しに瞬間アワせてみても掛からない。餌も異常なし。 チヌとは思うのだが,口先でつついているだけなのか。
焦燥気味に釣り進むと浮きチヌ発見。姿を隠して餌を落とす。 アタリが分からないので覗くと糸が若干たるみわずかに横に動いているような。 糸を張ると,キューッと横走りして一瞬で角でブレイク。失敗った。
喰いは続かず。内側を探ってまた外へ。
先ほどバラした辺りで糸が止まって横に動く。 アワせると強烈な引き。 下に潜ろうとするのを思い切り竿で溜めて浮かす。何とか1尾。51cm。 よく太った元気のいいチヌだった。
後が続かず,移動。
あちこち見て回りパイル波止へ。
チヌの姿はなくとりあえず落としているとスーッと糸が入って穂先が曲がったところでアワせると,これも強烈。 パイルの間隔が狭く,ロープも下がっているニッチなスペースでゴリ巻き。運よく上がって来た。48cmのプリプリ。
その後は,どこもよくなく休み休みの釣りで日暮れを迎えた。
次の日,また波止巡り。 一箇所で粘ると他の場所での時合いを逃すのでランガンっていうの?軽装の落とし込み釣りならではのチヌ釣りスタイル。
3箇所目でカニに38のメイタ。大体こういうときって年無しが来るんだけれど,どうもいつものペースがでない。 長竿でもキビレ。
最後に今回最小の30チョイのメイタが来たところで 「おしまい!」 きっぱりと竿をたたみお土産を買って帰路に着く。
何しろライブカメラでチェックすると久住辺りは雪が降っているので早めの帰還が安全。
いつもの温泉にも入らずスルーして瀬の本高原の危険箇所を過ぎたところで黒川温泉の公衆浴場「地蔵湯」に入って暖まりご機嫌でまた運転。
夕暮れの帰路に見た景色が何ともいえない雰囲気で,つい車を降りてパチリ。
陽は足跡を残して沈みまた夜明けをもたらす。
また,来年もいい年を過ごせますように。
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釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
12月17日(土) | 大分 | 中 | 19 | 満09:44 干15:23 |
17 | 晴 |
北西 やや強 |
澄 | カニ | 3 | 41,44(キビレ) 47 |
釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
12月3日(土) 4日(日) |
大分 | 中 | 5 6 |
満09:35 干15:18 |
18.5 | 晴 雨 |
南東 北西 |
澄 | カニ | 1 | 53 |
来た・見た・釣った金曜夜7時過ぎ。車庫から発進。 ほぼ5ヶ月ぶり,再び彼の地の空気を吸う日が来た。
この道,その地,この香りを味わいながらの夜のドライブ。 山中は−1℃にもなっていて,入院前は夏だったのに凍結を心配するまでにときが過ぎたのを実感する。
23時半ごろ目的地近くに到着して車泊。
シュラフにもぐりながら,深山に入った狩人に似たトキを過ごしているような心地いい孤独感に浸る。
冒険はすでに始まっている。
12月の夜明けは遅い。 暗いうちからアラームで目を覚まし,洗面もろもろ済ませて釣り場へ行く。 海面はさざ波。透けてはいるが,まあ悪くないかもと鈎にカニを付けポイントにそっと振り込む。 長竿に,ストラクチャー対策で道糸・ハリスとも3号。
期待はしていたが全くアタリ無しで移動。 また移動。 大チヌの群れを発見するが,少しでもこちらの気配を感じるとパッと散る。
夕方まで休み休み竿を振り,3アタリ,2掛け,1ハズレで終わり。 勘が鈍っているのか,アッという間のアタリに反応できずこの日はおしまい。
しかし,がっかりはしていない。 数ヶ月思い焦がれていたこの地。
来て,景色を見て,釣りをする。
まず,それが今回の目的。 釣り上げるのは次回からでいいと。
しかしながら久しぶりの1日釣りで少々疲れ,風呂に入って21時頃には再び車に入る。
シュラフにもぐり,横になって目を閉じるまでの星がちかりと瞬くほどの間に一日のすべてが蘇り,自分の存在を確かに感じつつ健やかに無へ…。 男にはそれが車中ではなく孤島の磯にあっても深山の洞にあっても同じだろう。最後の床での眠りであっても同じではないだろうか…。
さて。 次の日。前日チヌを見たところに行ってみると姿は全くなし。 気難しいチヌ君の行動は時間帯や潮によって変わるもののようだ。いつも居るものではございません。分かっているけれど…。
ワクワクしたりがっかりしたりするのも一つの楽しみ。
誰に気兼ねもなく思いのまま釣り場の様子を見て回り,護岸に咲いた花に目をとめ,林の色合いを眺め,海と空と島の見事さにため息をつく。 それも楽しみ。
同じ仲間と会って話をして,また思い思いに散る。 それも楽しみ。
程なく雨が降りだす。 前日のさすらいの結果から,ここしかないと思う場所で午前中を過ごして帰路につくことにする。
10分ほど探っていると3mほど海中に入っていった糸がたるむ。 フグのような中途半端な止まり方じゃなくてフワッと底に着いたように止まる。糸を張ると魚の感触。 今回はじめてのやりとりは強烈。 オーバーハングに逃げようとするのを両手で握った竿でこらえて,タモイン。 53cmとまあまあの型。
これで今回の釣りは満足。
余韻を味わい,頃合を見つけて竿をたたむ。 あとは頼まれていたアジの丸干しを買って,車を走らせ,いつもの高原の温泉に浸かって,また車を走らせる。
5時間半後,車庫へと車はもどる。
確かめの旅は完遂した。 冒険の扉は再び開いた。
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