釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
11月29日(日) | 大分 | 中 | 18 | 満09:35 干15:20 |
19 | 曇 | 南〜北 | 澄 | カニ カラス |
3 | 31,46,39 |
挑む狭い通路を通るたびに肩や腰を打ち付ける。 体のバランスが上手くとれなくなってしまっているからなんだが,防波堤の端を落とし込みながら体がぐらつき危なく落とそうになるのは毎回のことになってしまっている。
それでも落とし込み釣りをやめないのは,惰性でもあるが単純にそれが好きだということに他ならない。 ただ,胸を焦がすような炎が小さくなりつつあるのを,ここ数ヶ月感じて,そのたびになんともいえない淋しいものが体を通り過ぎる。 一時的なものなのか,そうでないのか自分自身よく分からない。
AMAの納会を終えたその夜中から大分に走った。
状況はあまりよくないと聞いていたものの,炎は再び大きくなれるのか!という自分を確かめる意味も込めて,あえて。
いつも休息をとる日田の大宮セブンイレブン近くの道路に標示された気温は4℃。 一番気温が低くなる玖珠〜水分峠付近は,夜中ではさらに5℃程度低くなるからたぶんマイナスだろう。 そうなると別ルートの小国〜阿蘇〜瀬の本〜竹田の山越えコースはさらに気温は低いだろう。 帰りは久住・阿蘇の広大な景色を眺めながら温泉付きドライブが楽しめるのだが,夜中はこの時期からは危ない。 比較的交通量が多い玖珠〜水分峠越えを選ぶ。 しかし,トラックのノロノロに長い間つきあわされだらだら運転で眠気も倍増。 陽が昇ってなんとか目的地に着く。
波は若干あるが潮はスケ気味で,目をこらしても魚の姿はない。 竿を出さずに別のポイントへ行ってしばらくやるがフグ,フグ。 カラス貝がないのでカニで落とすと大きなヒガンフグがたびたび鈎がかりしてくる。 思わず「旨そう!」しかし,我慢してポイ。 その場所では小メイタが釣れたのみ。
長竿ポイントに移動。 超浅場だがまだ水温が高いせいか大きなチヌがちらほら見える。 こちらに気がつくとゆっくりと沖に出て行く。見えチヌは喰わない。
1m程の水深の段差陰にカニをそっと入れる。 黒い影が出る。糸は動かない。キク。喰っていた。
コンとアワせるとその黒い影がくるくると動く。そして沖に走ったり戻ったりと抵抗を繰り返す。 やっと喰ってくれたが50cmもないだろう。
水面に刺さる糸の位置と水面下の魚の位置が1m以上ずれているので別なチヌが寄り添っているのかと錯覚する。 海水の屈折率はこうもあるのかと改めて分かる。
久しぶりの長竿で浅場のチヌの引きを楽しんでタモイン。 思った通り46cmとここでは小ぶりだが,ま,チヌの顔が見られて何となくホッとする。
その後は何もアタらないので場所移動。
カラス貝を採って餌にするが,キビレを追加しただけで睡魔がおそって来てたまらず仮眠。
起きてしばらく釣る。場所が違うだけでこうも気配がないのかと諦め,またチヌを釣ったポイントへと車を走らせる。
しかし,魚の様子は全く変わっていた。 段差の陰に隠れているチヌが,自分からはかなり離れているのにシューッと逃げる。
何を感じ取っているのか。 近くを車が走り,工事の音が響く中で,人間の気配だけが違うのか。気配とは何か。 人影は見えないはずだし足音もそんなに立ててはいない。 しかし,彼らは敏感に釣り人を察知している。
考えられるのは足音の僅かな響き,チヌからは10m程先でそっと歩いているそれしか考えられない。 そう考えると堤防・岸壁での釣りにどれだけ気を遣わなければならないかを考えてしまう。
しょうがなく超遠投に切り替えるがチヌの警戒連鎖は遠くまでつながっているようで,警戒心の薄いキビレが釣れたのみ。
見切りをつけて竿をたたむ。
衰える自分自身への挑戦の旅だったが,思わず狡猾気まぐれなチヌへの好奇心と挑戦心をかき立てさせてくれた。
さて,これからどこまでやれるか。だな。
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釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
11月21日(土) | 博多沖防 | 長 | 10 | 満18:12 干11:21 |
20 | 晴曇 | 無〜北 | 澄 | カニ フジツボ |
2 | 31,41 |
まじめに落とし込み「3連休,どこに行こうかな。紅葉でも見に行かんね。」 と言うと,カアチャン, 「なん言いよると!大掃除よ。」 「エ〜っ!」 「年末するよりよかろうが。」
はじめは何もせっかくの3連休にしなくてもと思ったが,確かに12月の遠征日和に掃除しなくていいかもと思い直す。
しばらくすると 「土曜日,釣り行っていいよ。私がある程度掃除やって,そして日曜にささーっと筑後の調音の滝にいって,耳納スカイラインをドライブして,帰ってからまた掃除したらいいき。」
…どういう心境の変化か分からないが,こういうときは余計なことは言わない。 長いつきあいの中で素直にしたがうことだと学習してきた。
気まぐれな釣りにもってこいなのが博多沖防。
早速,次の日,水槽で待機させていたカニに出陣命令を出して冷蔵庫から冷凍フジツボを一袋つまんで車を出す。
船長には8時に乗るからとあらかじめ連絡をして,関さんが一人貸し切りで釣っている一文字波止へ。上がって関さんに状況を聞く。 「まだ,アタりません。フグばっかりです。」
潮は若干澄んでいるし,風もないので静かな海。
状況はかなり難しいが,久しぶりのまじめなチヌの落とし込み。 たぶん2ヶ月以上ぶりかな。 水温を測ると20℃もある。 今週,雨がかなり降ったが気温が高かったせいか,水温はかなり高い。
関さん,切れ波止は探っていないらしい。見ると潮が下げ出してオーバーハングのあごがもう出ている。
それでは急いでと様子を見に切れ波止へ直行。
まず,ここはフジツボだろうとポケットを探って一番細い1.7号ハリス(しか入ってなかった)に伊勢尼の6号を結びノーシンカーでフジツボを付ける。 しかし,ノーバイト。
一文字に戻ってガン玉Bを鈎に噛ませ,カニを付ける。
確かにフグがつつく。しばらくフグにカニをダメにされながら底に着いたかなぐらいで糸が内側にスーッと入る。 キキアワセで掛ける。メイタだ。 水面でキラッとして反転したら鈎ハズレ。
その後は,我慢の時間が続きぽつっとメイタが2枚釣れるがアタリは遠い。
風が出てきて,暑くて脱ぎまくっていた防寒具を再び着てざわついている外側を探っていると着底キキ上げで魚信。
よく暴れるので少し大きめのメイタかと思ってタモに入れると40チョイ超え。やっと少しマシなのが釣れたとホッとする。おるんやね〜。
しかし,それから小メイタを釣っただけで16時をまわる。 曇り空となったこの時間帯,悪くなった目には糸も見えにくい。 30分我慢をしたが納竿とする。
ところが15時に上がって来たトバちゃん。迎えの船が見えた16時50分。掛ける。 タモに入れて戻って来た魚は49cmの立派なチヌ。トバちゃん高笑い。 最後まであきらめないもんだねー。
この日,新波止では平戸ちゃんも40cmを釣っていて,丸ちゃんも納竿間近に喰いが立ったとかで40チョイといい型のメイタをぶら下げていた。 まだまだ気が抜けない沖防で一日遊ばせてもらいました。 次の本格落とし込みは遠征かな?
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釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
11月7日(土) | 壱岐 | 若 | 26 | 満19:00 干12:45 |
- | 曇雨 | 北弱 | 普通 | ウニ | サンバ | 笑 |
サンバを求めて去年と同じくサンバ4連敗を喫し,これからチヌ釣りかなと思いながらもどこか近場でサンバ釣れるところないのかとフツフツとした気持ちになっていた矢先,同じく残り火を消しきれないラッキー氏からのお誘い。 「すべてお任せ」と運もまかせていると,過去のデータを掘り起こしてどうやら行き先がまとまったと連絡を受け4人で乗ったのは壱岐へのフェリー。
朝遅めの出港で壱岐に到着し,瀬渡し船に乗り換えて波止に上がったのは10時半頃。17時の迎えまで6時間ほどのドタバタ決戦。
ここまで来れば穂先グイグイかもと期待半分。 潮の流れはいいみたい。色が気に入らないが1投2投。
3投目に本命らしきアタリ。 小さそうだがこれからヤ!と胸をふくらませて打ち返す。
しかし,アタリは続かず。 T氏がイシガキの小ぶりを釣って期待をもたせるが,その後,何度打ち返してもフグのような噛みあとで餌が上がってくる繰り返し。
みんな 「おかしいなぁ。」 を連発。
時間だけが過ぎていく。
クッと穂先を引っ張るヤツもたまにいるけど喰い込むまで至らない。
その小さなアタリを出すためにちょいと餌を動かしたり,上げたり下げたり。
そうしているうちにキュキューッともっていくヤツが来てようやく掛ける。 イシガキの33cm程。
ここまで来てこのサイズかと思うがしょうがない。 5連敗は免れたと嬉しい1匹にしておこう。
15時頃から雨が降り出す。風はないもののみんなじっと我慢の修行モード。
僕の場所は波止角で潮が頻繁に向きを変えるけれど,この状況では一番いい場所だったのかもしれない。
同じようにだましだまししてまたようやく鈎がかりさせることができた。シマシマの35cm。 40cm前後がグイグイ,運がよければ50UPと思っていたがどうやらこれでもいい方だったようで,近場でと思っていたのに遠くまで来た割にはもう時期が過ぎたのか尻すぼみの今期になってしまった。
おかげでもう1回行けるほど餌は余ってしまって僕の冷蔵庫には冷凍ウニがあふれるほどになった。 これがなくなるのはまた来年の半年後でしょうか。 |
釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
11月1日(日) | 沖防 | 中 | 20 | 満13:14 干18:16 |
19.5 | 曇 | 東〜南 | 薄濁り | カニ | 2 | 44キビレ,31 |
沖防で遊ぶ9月から殆どサンバソウ釣りをしていた。しかし,9月20日に釣果があっただけで,それからは4連敗。 しかも,サンバがいないのかと思うほどのアタリ貧。 餌盗りがたまにつついて揺れる穂先を見ながら風がよけいに寒く感じる釣りの連続。
それでも釣りに行けることが幸せだとは思って気を取り直して帰路につく週末が続いた。
沖防はボチボチとチヌがまだ上がっているようだし,そうそう落ちギスがいい頃ではないかと2ヶ月ぶりにはやと丸に乗る。 キス餌の岩デコもちゃんと買って。
前日は7mの風の予報だったので尻込みして行かなかったら50UPが2枚でていた。 「メイタも結構釣れる。」と聞いていたので最初はカニでやってみるが,一度メイタが掛かって鈎ハズレしたあとは全くアタリがない。
上げ潮がほどよい頃だし,キス釣りだと小鈎に替えてチモトに6Bを打つ。 ポンと竿前に打って着底。キスがいれば大体1〜2投すれば喰うはず。
けれど最初に糸を引いていったのはフグ。 次はなんと小ダイ。 トバちゃん, 「放流したやつバイ。」 「そうかいなぁ。それにしては大きくなってないヤン。もしかしたら放流したヤツの子どもやったらいいけどね。」 「南蛮漬けにしたら旨いよ。」 「そげん釣れんヤロ。」 そんなこといいながら逃がして今度は波止内側をと。
糸がココン・ピュー。 今度はキスやろ,と思ったらまた小ダイ。 次,キス。やっと釣れた。
その次,小ダイ,小ダイ,小ダイ,キス,小ダイ。 小ダイどんだけいるの。 キスが喰う前にこいつが喰ってしまう。しょうがないのである程度はクーラーにと。
え,せっかく放流したのを釣って持って帰る?だめ?でしょうね。でも,誰もが楽しめるときがあって放流の意味があるってもんですよ。なんて。 落とし込み竿だと案外きびきびした引きで面白いってものあるし。餌50gまだあまっているし。
ときどきキスを追加しながら小ダイの引きを楽しんでいると,小ダイと同じようにキュンと引いて軽くアワせると沖に走る案外いい引き。 これはいいタイかもと期待半分。
水面下で反転するのは若干白め。やっぱり40cm近いタイかも。ニュースや! と,胸をふくらませ水面に浮いた魚を見ると,アチャー, キビレちゃんでした。44cm。 そういえば以前,木村さんがキス釣りしててキビレ2枚釣ってたっけね。
それからしばらくキス釣りしていて,時間もなくなってきたのでまたチヌ釣りに変更するが(と言っても鈎を1段階大きくしてオモリを小さくして鈎に打っただけだけ)アタらない。 天気も怪しくなってきたので,近くに来たはやと丸に乗って帰るともう小雨が降り出していた。濡れずにラッキー。
久しぶりの沖防はいろんな楽しみをさせてくれた。 まだまだシーバスもデカイの釣れるし,チヌも50オーバーがこれからもかなり出るだろうし,やはりいいところです博多沖防は。 |