落とし込み釣行記2014/9月

 釣行日場  所  潮 月齢  干満水温 天気 状態  餌 釣果 サイズ
9月13日(土) 博多沖防 19
満12:45
干18:12
25 北強 カニ
36 ,31
9月15(月) I島 21 満06:58
竿13:23
24

やる気と釣果

朝一から渡船に乗る。状態を見ながら躊躇せずに移動する。やろうと思ったことを面倒くさがらず・ためらわずにやってみる。そういうことができる者が釣果を出すのは常々語っているとおり。

 

 

13日、その逆になりつつある僕は朝は10時の船に乗る。

 

 

あっちに風があたって良さそうだからと思っても、もういいか…と移動せず。

餌を替えても鈎もオモリの付け方も替えないでそのままに。

こんなのでは上手に(自分では)落としているつもりでもチヌには出会えない。

 

 

陽が山に落ちるまでやってもメイタ2枚がやっとだった。

メイタ36cm

 

何も釣れないよりはましだけれどね。

 

 

やはり、気持ちと体、つまり心身が充実し目がギラギラとしているか、平然としながらもその内側はめらめらと燃えさかっているようでなければ落とし込み釣りは駄目なんだ。

 

 

 


次の日の夜、10時半ごろ。

 

「鯛とるマッチ」なる大会を離島で催すこととなり

フェリー乗り場に集まった8名人の会員+1名は、粛々と乗船して2時40分ごろにフェリーを下りた。

 

 

その間に起きたことはあまり覚えていないことにしよう。

車に乗せてもらって移動し波止渡しの渡船に乗った。

 

その間も意味不明のたわごとや渡船名簿にアラビア語のようなグニャグニャ線しか書けなかった者がいたこともなく粛々と波止に渡ったことにしよう。

 

 

波止に降りてから、ふらふらパタンと倒れたり、

夜明けが来て向かいの波止にいる会員に向かって

「赤灯台にいる皆さぁ〜ん! コケコッコーォ〜!」

など大声で叫ぶ酔っ払いがいたことも僕は知らなかった。

 

 

 

石鯛仕掛けなどを持ち込む会員も多く、どんだけの大ダイや石鯛を期待していたかを彷彿させるのだったが、僕にはサンバらしいアタリが1回あったかな〜。

 

 

結局、他の波止に渡っていたチヌ狙いのトバちゃんがチヌ釣って優勝。

見切りをつけて10時に来た船に飛び乗り場所移動をし、工夫してイシガキをつり上げた会長が準優勝。

会長がいたところに入って両側からはさまれる形で釣っていた◎さんが3位となった。

 

 

まぁ、やる気・勝つ気がまさった方が順当に入賞したのですね。

 

 

10年ぶりぐらいかしら、久しぶりに訪れたI島はなんともあっさりと僕らを迎え、ケガ人も出るかもと思っていたぐらいの乱痴気があったかどうかは忘れたが、

拍子抜けした釣果と睡眠不足のあとの抜け殻がジェットフォイルの中で大いびきを轟かせたぐらいで無事終わったのでホッとしたのだった。

優勝 鳥羽ちゃん

優勝 鳥羽ちゃん

準優勝 上田会長

準優勝 上田会長

4位 権藤さん


4位 権藤さん



 釣行日場  所  潮 月齢  干満水温 天気 状態  餌 釣果 サイズ
9月6日(土) 博多沖防 12
満06:55
干13:42
26 時々
小雨
北〜
やや濁 カニ
33, 35

沈黙


喰わないとき、チヌはどこにいるのだろう。どうしているのだろう。

 

土曜日、自分としては早めに8時チョイ過ぎに切れ波止に上がった。

前日、雨は降らなかったと思うが内外ともまあまあ濁っている。

満潮過ぎで潮は高い。

 

 

釣り人の様子を見ながら準備をしていると一文字からからススムちゃんが釣りながら近づいてきた。

一文字波止で魚が釣れている様子は無いようだし、ススムちゃんの表情も厳しそうだから、

「アタリない?」

と聞くと、

「メイタが多いですね。」

「カニ?フジツボ?」

「フジツボがいいですね。」

「朝一、54〜5釣りました。(55cmだった)」

といいながら通り過ぎる。

「エ〜っ!」

 

ちょっとして振り向くと、また釣ったようでチヌをぶら下げている。

「ストリンガーが付いてるんです。」

「まあ、このチヌもよく頑張って今まで餌喰ってたね。」

とは言ったものの、早く仕掛けを作らなくっちゃと急ぎ気味。

 

こういうときにトラブルは起こりがちで、ケーソンに垂らした糸の先の鈎がカキに引っかかり1回も落とし込まないうちに切れてまた作り直し。

穂先に糸が絡みついたのを戻している間に餌が落ちちゃってるとか余計にカリカリしてしまう。

 

もたもたしている間に、進んでいったススムちゃん、遠くで次々と掛けている。

あちらがよさそうやな。まぁ、急がなくてもしばらくしたらこちらにもアタリがあるだろうと餌をフジツボやカニに頻繁に変えて落とし込んでいく。

 

 

ところが、いっこうにアタらない。

ジアイはこのとき終わっていた。

つまり、後から分かったことだけど朝一から8時半頃までが、この日一番チヌが喰う「時間帯」だったのだ。

以後、ススムちゃんも釣れないようで9時には船に乗り帰った。

 

 

切れ波止に1人になった僕は今に喰うかとワクワクしていたんだが、1度、ハリス分で内に引っ張ったアタリでハリスが切れた以外、反応をもらえない僕はハテナの塊になって一文字へ移動することになった。

そこには落とし込みの森迫さんとフカセの人で計2人だけの少なさ。

 

まあ、急に午後雷雨予報がでたのでやめたという人も結構いるのではないかと思う。

僕だって昼からゆっくり夕マズメまでと思っていたのに天気が悪化したら緊急退避となるかもと早く(全く早くないんだけど)来る羽目になり、しかも、香椎の花火大会で渋滞するからと「本日は17時までで終了」となっていたのでがっくりだったのだが。

 

 

14-9-6

これからと思っていたが…魚は分からん

一文字へ行って沖側をカニで探っていると程なく上層でメイタ35cm、続いて超上層で33cmとアタリはある。

いいじゃんと思っていたが、内側は全く気配がない。

 

森迫さんに聞くと

「朝は良かったんですが。」

そういえば彼も、浮子フカセの人もストリンガーぶら下げている。

 

 

今はアタらないが、まぁ、この調子なら何とかなるんじゃないのか。

と思っていたが、後が続かない。

森迫さんもすぐに帰って、後から柳さんが切れ波止に上がってじっくりと落とし込みしている後しばらく。

 

 

時折、雨は落ちてきていたのでいつひどく降り出すか雷が鳴り出すかとヒヤヒヤしていたが、とうとう風が強くなった。

 

来たな〜。と思うと、ビュー!

風の勢いがいきなり2段階ギアチェンジ。

さらにアクセル目一杯フカせたように半端ない風が吹き出した。

 

バーッ!ゴー!

沖は真っ白、立ってもいられないぐらい。

一昨日見た映画「イントゥ・ザ・ストーム」を思い出して思わず漏斗雲がないか見上げる。

しかし風が吹いてくる方面の空は明るい。なんじゃこの天気。

 

釣りにならずクーラーに座って1時間ほどして運良く風は収まった。

さ、これからやナ。

 

しかし、それから17時までの約6時間。1回も!アタらなかった。

あの風の影響なのか。それを予期した朝一の喰いだったのか。分からない。

 

 

チヌは果たして居たのだろうか。

群れて見えるチヌの大群が全く喰わないときがあるように居ても喰わないだけだったのだろうか。

 

ただ、過去の少しだけの経験からでは、2〜3時間全く1度もアタリもないときはそれ以降、状況が劇的に良くなることはないことが殆どだったようだ。

 

早く帰った方が正解だったかも。

でも、コーヒー色の海から突然大型1枚がドラマを演出してくれるかもと淡い希望が心の片隅に残っていたんだよなぁ。