釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
8月16日(金) | 博多沖防 | 長 | 10 | 満18:28 干11:23 |
32 | 晴 | 東〜 北北西 |
澄〜 やや濁 |
カラス カニ |
3 | 47、37、40 |
夏最後の平日釣行釣れないから行ってもね〜と思ってはいたが、休みをとれた金曜日、せっかくなので無理して早起き。
5時頃船着き場に荷物を下ろしに行くと多数の落とし込みさん達がすでに竿をセットして集まっている。休日か! その中に現在、三重県にいるという懐かしきミヤちゃんの顔が。 「おおっ!ひさしぶりぃ。」 盆休みを利用して来たらしい。全国を渡り歩く職で福岡県には数年いたようだけど、博多沖防でいい釣友ができ、やはり特段思い出深いんだろうなぁ。向こうでは霞一文字で落とし込みやっているらしい。いい知り合いができるといいな。 僕は一度だけ四日市一文字堤で釣った頃があるけど旧堤外のあの高さは今は無理でしょうね(^^;)
彼は前日も釣行を一緒にしたセイジ君と別な波止へ。僕はいつもの一文字・切れ波止へ。
前回、セイジ君にしこたま釣られてるのをからかうように、船長、 「オッちゃん、今日は切れのあっち行っていいよ。」 言われなくても今日の潮はそのつもりできたけどね。朝は釣れるかどうか。
案の定、風もなく波も出ず潮も澄んでいてアタリ無し。 一文字で釣っていた他の落とし込みさん達もアタらないと言う。
自分もアタらないのでまた切れ波止で気分転換。 10時頃、あきらめた数人が場所替えで去る。
2人しかいなくなった一文字に行くとなんとオオイシさんが53.9cmを釣ったって。へぇぇ。 しかしカニにするとメイタが1枚来ただけ。 休み休み釣りながら、切れ波止の釣時がくるのを待つしかないか。
風が北向きに変わり14時頃、切れ波止がそろそろよさそう。
オオイシさんも先に行っている。 しばらくすると遠くでかけて取り込んだ様子で、釣りながら近づくと 「40cmないけど、フジツボで来た。」 チヌも食うものがないから今期はフジツボも結構効果があるようだ。
カラス貝を付け、北風で濁りが入りいい感じなんだけど釣れないなぁ…と思っていると、いきなりギュン。 慌てて竿を持ち直して何とか切られずにゲット。47cm。 ようやくジアイかと期待が入ったのもつかの間。
また何にもない時間だけ過ぎて15時にセイジ君とススムちゃんが上がってくる。
ススムちゃんがいっとき切れ波止で釣って 「アタらん。」 と言ってまた一文字に帰る。
セイジ君も1度来てそれから向こうに行ったきり。今日は僕に切れ波止を釣らせてくれるようやな。ありがとさん。
場所を休ませ休ませ釣るが、もう18時過ぎ。 やはり水温32℃が続きいっこうに雨も降らないこの酷暑では魚は出て来ないのかな。
あきらめかけて太陽が西の山に沈みかけたとき、いきなりギュン。 パイルの中に入ろうとするのを竿を立ててこらえると浮いてきた。しかしながら37cm。何で小さいンや。
少しして糸が止まったのでキクといきなり内外横と走り回る。これが何とか40cm。 大型は来ず、すぐに船が来る。
15時に帰った古賀さんはフジツボで48cmUPを一文字で釣っていた。ススムちゃんもカラスで一文字で釣っていた。
1日釣って30cmUPがたった3枚。雨ふれ〜!
土曜日は前日の1日釣りでくたびれて歩くのもやっとだし、外に出るとモワーッと暑い。 とても釣りに行く気分になれず一日中家にいた。何度もシャワーにかかったが、今年はいちども温水にせず水シャワーでちょうどいい。こんな年も初めて。 |
釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
8月11日(日) | 博多沖防 | 中 | 5 | 満12:09 干05:42 |
31 | 晴 | 北北西 | 澄 | カラス | 0 | MEITA |
RMC大会とその前後土日と年休を使って沖防通い。この暑いのにと自分自身も思うけれど、せっかくに夏だし休みだし、家でテレビを見たり他のことをするのは勿体ないなあと起きてからしばらく考えていると「よし!やっぱり沖防に行こう。」となってしまう。
尻が軽いとよくあきれられる。 テレビの前のソファに座っても1分もたたずに何か思いだして立ち上がってしまう自分でも笑いが出る性分。 何か壊れていたり問題発生があると、そのままにしておけずすぐに修繕したり解決してしまわないともやもやしてしまう。 周りの人にとっては迷惑でうっとおしいだろうと思うがとことんやってしまうこの性分を「まああまあ」と抑えるコントロールが未だにできない。良くも悪くもそんなふうにしか生きられない自分なんだろう。
で、暑い暑い釣場に立つことになる。
魚を釣ることが目標で別に目的じゃない。釣れると嬉しくてもう1枚と思うけれど、竿を出してあれこれ試したり人と話したり風景を眺めたり風を心地よいと感じたり入道雲に見とれたり、その全部が本当の目的のような、そういう世界に浸りたいから足が向くのじゃないかと最近思う。
ここ数日は自分にとってはこれまでにないくらいに沖防に行った。たいした釣果はなかった。 8日は始発便から乗ったが18時まで40UP2枚入れた5枚だけ。
10日土曜日は11時ごろから行ってすぐに釣れたが5枚釣ったらあとが来ず、下げ潮になった5時間あまりは暑い中をウロウロするだけ。 平日なので午前中に来ていた釣り人も帰り、一文字波止はだーれもいなくなり本当はチャンスなんだけど8日と同じように変な潮が来る。 屎尿処理場見学にいったことあるかな?大きな貯水池に茶色の屎尿がたまっていてアワがたっている。それにそっくりの潮になって全くアタリがない。
夕方になり上げ潮に変わると嘘のように水が入れ替わり釣れそうな状態になったけどメイタ1枚追加したところで夜釣りさんが上がってきてすぐに陽が落ちて船に乗る。
岸壁に戻り、疲れたなあと思ってふとケータイと見ると広島の中田君からメールが来ていた。 「明日のRMC大会参加します。もちろんオチさん参加ですよね。」 熱血落とし込み野郎が来るんだ。あちらこちらの大会にも参加して武者修行していると聞く。その熱意に感心する。 「あまり、釣れンけど。」と返信はしたが、それなら顔でも会わせたいと朝3時になんとか起きてふらふらしながら行く。
釣り2連チャンで睡眠不足なので、あんまり動きたくなかったから、潮待ちのつもりで切れ波止に直接、船を着けてもらったら、たくさん降りてきて切れ波止は見たことないような混雑ぶり。誰か1枚ぐらい釣るかなと思っていたけどまだ潮は低くしかも昨日とうって変わって澄み潮。
一文字波止も似たような状況で誰もアタらない中、美座さんが釣る。何でもヒューズを巻いてスライドさせたら糸がぴゅーっと走って釣れたらしい。 いろいろやってみるモンだなやっぱり。
僕は一文字で25cm程のメイタが釣れただけでこの日は35cm以上の1枚長寸のだから検量規定外。 中田君はカニで大きなのを掛けたらしいけど前アタリを餌盗りのフグと思ってアワセが弱かったらしくタモ入れ前で逃がしたと残念そう。
10時になって赤灯台に行っていたセイジ君が波止替わりしてくる。 彼は今年は切れ波止でかなり爆釣していて今年の釣れパターンを捉えている。来てすぐに46.5cmを釣ってもうこれは優勝サイズかな。
とどめは、だらだらと僕がつって歩いていると足早に先端付近に行ったかを思うとでっかいのを釣り上げてしまった。みんなあきれてしまい。それが優勝・大物賞になる49.7cm。 彼は今年の大会すべてで優勝・準優勝。みんなから「賞金泥ボー!」なんて羨望を込めたあくたいを浴びせられている。
中田君は33cmぐらいを頑張って釣ったらしいけど、また残念そう。 準優勝は一般参加の黒田さんがソロバン波止外で46.2cmのキビレを釣り上げた。3位が美座さん44.6cm。入賞ならずで4位には我がAMAの根性男、関さんがソロバンで43.5cmと健闘。
中田君は昨日は山陰磯でヒラマサゲームをして、今日は博多湾、明日は鹿児島谷山堤、明後日は宮崎五ヶ瀬川で渓流の予定です、と。すごいね。
いろんな情報や釣り人がケイタイやネットで手近に知ることができる時代にいい年齢で飛び回れることもちょっとうらやましい。が、僕らの時代は釣り方も釣場も手探り突撃で能率的じゃないけれどそれはそれでロマンがあったのじゃないかなと思う。 大会が終わって、中田君とさよならし、家に帰るとさすがに夕方まで昏々と寝入ってしまった。
次の日は休みでもさすがに行かんヤロと思っていたけど、朝起きてしばらくして、釣りに行っているはずの関さんに電話していたらむらむらと。 このまま1日過ごすか。と、悪魔のささやきが聞こえて、気がつくと船長に「10時に行っていいかな?」と電話をしていた。 (この体力が続くわけ、バナナです。持ってきていたバナナを3本食べた日から、釣っているときの疲れがかなり減ってきた。それ以来、バナナ3本は釣りながら必ず食べることにした。)
船着き場に行くと 「落とし込み釣り初めてです。」 という人と一緒になり、 「昨日は新波止がアタリ多かったようですよ。」 と釣場のことや釣り方を説明して船に乗る。
セイジ君もソロバン波止から切れ波止へと波止替わりで乗っている。切れ波止に上がるとなぜかその初めての方も一緒に降りてこられる。あれ?新波止がいいと言ったのに。 で、しばらくその人と釣り方やらなんやらを話しているときに、さっさと行ったセイジ君を見ているとときどき竿を曲げている。
そろそろその人の準備も整い、腰を上げて少しずつ近づいて行くと 「3枚釣りました。内2枚は50超えです。」 だって。 で、彼が釣ったすぐあとに釣るが釣れない。
これって落とし込み釣り特有の悪いパターンにはまっているのはすでに気がついている。 先行の彼が主導権を持っているのはもうどうしようもないことで、数枚釣り上げ彼が離れたあとはすぐには釣れないから場所を離れる、いや、座ってしばらく場所を休めてもいいのだけれど休めている間に誰かが入ってきて釣る。この悪循環のパターン。
しかも、釣れパターンの餌の大きさやオモリの打ち方、落とし方っていうのがあってそれ以外では喰わないことって経験あるでしょうか。言葉では言えないけれどこういう落とし方をしたらなぜか自分だけにアタリが出るということ。 まさに彼はそれにはまっているし、これまで何年と沖防に毎日のように通い続け遠征をして体得した釣れる釣り方と勘は恐ろしいほど冴える。 しばらく場所を開けてくれたその間に僕が掛けたのは1回だけ、しかも鈎ハズレでテンションも急下降。
朝から一文字に来ていた山さんも入るけど釣れない。
イヤになって場所を離れると彼が戻ってまた釣るみたいになって15時に彼が帰るときは7枚も良型を釣り固めていた。 その後、空いたあとを僕と山さんが釣るがもうジアイは終わっていた。 夕方まで一文字で釣るけどメイタが1枚来たきりと鈎ハズレが1回だけで終わりぃ。
しかし、この1週間、この暑い中、よく釣り行ったなぁ。 楽しいこと意味あること、それは人それぞれ。僕はこんな風に盆休みを過ごしました。 |
釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
8月3日(土) | 博多沖防 | 中 | 27 | 満07:18 干13:59 |
30 | 晴 | 西 | やや濁 | カラス | 3 | 39 37 33 |
釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
8月5日(月) | 博多沖防 | 大 | 29 | 満08:39 干15:11 |
29 | 雨〜晴 | 南弱 | 澄 | カラス | 2 | 44 35 |
夏の落とし込み早くも8月になった。 これでもかとあきれる難関・不実をしのび、また乗り越えを繰り返してここまできたのだけど、ホッと一息つくと、すでに暦が8月になっていたと言う方が正しいかも。 笑顔の下のそれぞれの苦しみや悩みをいっとき鎮めてくれるように船はゆっくりと進み釣り人を波止におろしていく。
あとはどれだけ吹っ切れるかだけ、それで釣果に直接むすびつくことも多い。明日からの仕事のことなどが憂鬱に頭から離れないとどうしてもうまく釣りはできないものだ。
この日の僕はそんなこともなく前日夜に映画を観てゆっくりと起きて10時過ぎに船に乗った。
切れ波止ではセイジ君が爆釣しているとメールがきたが、いつもの一文字・切れ波止でなくソロバン波止にでも行って気分転換と思っていたから、 「もう、切れ波止終わりました。」 と、波止替わりのセイジ君が釣った魚を見たときはたまげた。6時台に7枚、そのうち49.6cmを含めて良型の40cmUPが5枚。先日の山さんのときもそうだったが今年の釣れない状況にあってこの釣果は度肝を抜かれた。 「もっとふたまわりもあるヤツをタモ入れのときにはずしました。」
釣るときは容赦なく彼は釣るみたい。心身それだけ充実している時期だしとにかく落とし込みへの情熱はとどまるところがない。それだけ釣ってもまた波止替わりで釣ろうとしていることからも。
二人でソロバン波止のテトラ側にクーラーを置いて、しばらく話をして11時半ごろになってそれぞれ分かれて行く。テトラ裏を探ってみる。潮はだらーんとしている。39cmがひったくりのアタリで来たがたまたまなのか全くアタらないのでソロバンに行く。 朝一から来ている関さんは46cmを釣っているが、 「全くアタりません。」
内外やりながら暑さにたまらず何度かクーラーに戻っては水を補充したり休んだり。 潮が上げ始めると若干潮が流れているような気がするが釣況に変化無し。
暑い。きつい。でも落とし込みはじっとしているだけでは釣れないのでオモリや鈎を変えながら灯台に向かって釣り進むが途中また関さんに会うと 「駄目です。」 と言うからこの長い波止の端まで行くのには耐えきれずまた遠いクーラーのところに戻る。
18時頃に、はやと丸が姿を現す。あまり慣れない場所では勝手が分からない。まだ日没までしばらくあるとは思っていてもいつが帰りの便かもと思うと荷物のところから離れられずその辺を釣り回るだけ。
結局、その辺でメイタ2枚追加しただけで終わったが、うまく時合いを捉えた関さんはメイタも加えながら49cmを釣り、一度も戻ってこなかったセイジ君はこの暑さの中、おそらくわずかな水だけで7時間ぐらいは過ごして灯台での時合いをうまく捉えて40UP2枚追加。
家にふらふらして帰った僕にカァちゃん 「自分の歳を考えなィ!他の人は若いんやろ。同じことができる訳ないヤロ。」 それもそうやナ。
次の日は前日のダメージで体はガタガタで釣りに行く気はしない。朝から雷雨だしこれじゃ釣りにならんやろ。ウシシ、いい休養。 そう思ってちょっと外出をしては眠くてきつくて昼寝をしていたら15時半ごろセイジ君からメール 「今日もジアイありましたよ。4枚中2枚年無しでした。」 内1枚は55cm近くはあったようだけど縮んだとくやんでる。あの雷の中で釣っていたとは! 我慢我慢。明日は休みとっているから しっかり濁った中で釣ろうじゃないか。
月曜日。 雨は朝までポツポツ降っていたようだがひどくは降らないだろう。カッパを着てもワクワク。
乗船している落とし込み師は10時に帰る予定のトバちゃんと僕以外はみんな65歳以上。 切れ波止に降りて唖然!澄んでいる。
雨後1日後はたいてい山の澄み水が流れて来て澄むのだがこんなに早くとは。がっかり。
仕掛けをすでに組んでいたトバちゃんがさっと実績のポイントに行って1枚釣る。でも僕がようやく行ったときは 「釣れない。」 せっかくの平日なのにテンション早くも急激ダウン。みんな一文字・切れ波止に来ているし。
釣り戻っていると穂先がクーッ。キュッと前に出たので竿でためると止まった。メイタか。と思っているとギュッと急激に力を増して横内に走るので両手で思い切りグイーっと止めにかかる。 糸4号だしハリス3号だし、竿は強いし。足はさすがに機敏に移動できないが、その場で気合いを入れて戻そうとしたらプツン。 切れるはずないのに。ハリスはおそらく鈎上あたりでこすり傷もなくきれいに切れている。傷が入っていたのか納得できず。
その後、7時前に超遠投で44cm1枚釣ったがなんか釣った気がしない。
雨がやむと陽が出てすごい暑さ。その中で68歳の春名さんも休みなく釣っているので感心するっていうか負けている。
そして春名さん、12時頃、一文字で掛ける。48cmUPの立派なチヌ。
この釣れない状況と暑さの中であちらこちら動き回り3.1mのヘチ竿に目印をつけた仕掛けでよく取り込めるなぁ。 さすがに老練。しかも、鈎にも目印にも釣り方にも自分なりの工夫がしてある。そしてよく釣られる。
15時まで僕以外3人の65歳オーバー落とし込み師は釣り続けていたのだった。すごいヤル気。 僕はと言えば頭ガンガン。 う〜ン。でも、これにはいい訳できないなぁ。 でも、博多沖防は老若にかかわらずいろんな釣り人から学べる場でもあるのが楽しいのかな。
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