釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
3月28日(木) | 大分 | 大 | 17 | 満7:27 干13:48 |
15 | 曇〜 晴 |
北西弱 | きもち 濁 |
カニ | 3 | 37, 45, 53 |
チヌはどこに?休みをとって一人で大分に行った。久しぶりの、落とし込み単独遠征。 実は2人で行く予定だったが、相方がインフルエンザになって。まだ、流感爆発しているところもあるのでご注意を。
僕がいつも乗っている車は燃費7km前後なので、もう1台の軽自動車でいく。しかも高速道路を使わずに。 距離的にはあまり変わらない。福岡から大分まで小国から黒川温泉−竹田を通って約4時間と見積もっていたが初めてのコースで小雨、運悪くトラックの後ろにつき曲がり道を見失って遠回りしてしまい。4時間半以上かかって目的地について仮眠。この日は夜でも10℃ほどあり暖かい。
まぁ、こんなこと昔はよくやっていたがこの歳では少々疲れて、目が覚めるともう明るくなってかなり時間が経っている。 しかし運のいいことに釣場には、落とし込み釣りはおろか、お散歩おじさんもエギング釣りも、まだ誰もいない。急いで準備をする。
いつもの3.1mヘチ竿に2.5号糸、チチワを介してハリス2号。何しろ60upもいる場所だし、でっかいカンダイも食いついてくるから用心しないと。鈎は管付チヌ3号、あまり糸を鈎に1回結びガン玉Bをつける。
静かに地波止先端に行って、そぉ〜っと餌を落とす。満潮前の残り上げ潮が少しだけ動いている。 先端周りをそろ〜っと探るがやっぱり何も無し。一通り波止を探って期待はずれ。 車を出してちょい移動。 そこも何も無し。護岸周りを一通り探っておにぎりタイム。そううまくいかないとは思っていてもやっぱり少しは刺激ある釣りじゃないとなぁ。
ゆっくりしていると時間の経つのは早い。大潮なので潮が下がるのも早い。 やっぱり一昨日の寒さと夜の雨がよくなかったのかなぁ。
しかし、日が差し始めてから春の陽気はもう5月のような暖かさとなり、汗が生き物のようにとろとろと頬を伝う。まばたきをするたびにぱちぱちとめがねに汗の飛沫がかかり視界が悪くなる。 サウナのようにふっくらと蒸れあがった僕は、お日様に1枚また1枚と着ていたものを脱がされてしまった。 チヌも暖かくなっただろうなぁ。 浅場にきてひなたぼっこしたいかも。
汗をふきふき海を見ながらどこかにいないか見て回る。 この時期、この辺の海にはヘチちょい下にはワカメ。浅い海底には藻が生えている。
試しに駆け上がりの藻場の切れ目にポンと投げてみる。3投ほどしてキイたときに魚の反応。 アワせると確かに魚が掛かった。おー!いたか。 藻に絡みながら浮いてきたのは37cmのキビレ。ちょっとがっかり。だが、ヒント!
移動を繰り返しながら浅場の藻の切れ目、藻の先に打ち込みを繰り返す。
藻からかなり離れた何もない海底に餌を放り込んだとき、4〜5mほど手前の小さな藻のかたまりから黒い影が放った餌の方に向かったような。 ん!チヌかも。少しして糸がチョン。チュッと動いた。糸を張る。喰ってる。アワせる。掛かった。 ずいぶん先で右に左に動く魚の影とそれについて動く糸。少し刺激的!
あまりでかくないが結構引く。足場のいいところに移動して魚を誘導していたら藻に引っかかった。引っ張っても緩めてもズズッと糸は動くが藻からはずれない。そこに魚は見えてるのに。 あー、余裕かまして下手こいたかぁ。
と思っていると、足下の藻から真っ黒なふたまわり以上あるのが引っかかったチヌの方に行った。 「俺ん 所場ゼ、荒らすんじゃねぇッ。」 みたいな。 そうしたら、引っかかりがとれた。無事ゲット。
あのデカイのがはずしてくれたんやろか。まぁそんなことはないやろうが、アタックしてその拍子にはずれたのかもね。 ちなみに釣れたのは45cm。んじゃ、あいつは55cmははるかに超えている。
しばらくしてまたちょっと移動。
藻の先に打ち込んだら、2mほど手前の藻から餌の方に何か動いたような。もしかして、と思ってキクと喰ってる。 こいつはよく走った。右に左に藻に絡んでははずれ。また突っ込んで。難儀してようやくタモに入れてホッ。
50cmのタモ枠ちょっと超えている。53cm。
ん〜。これ以上望むのは欲張りかな。 しかし、小1時間しばらく欲出して釣った^^; けど、空からカラスの声がこれにて終了バイと言ったような気がして竿をたたむ。
チヌは目が悪いが、動くもの・音には反応して4〜5m先の餌にも行動をおこすときがあるって結構いい実験ができた気がするし。
帰りは高速で。 軽自動車は普通車に負けないぐらいに快調に福岡にとんで帰った。 |
釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
3月10日(日) | 長崎 | 大 | 14 | 満8:19 干14:24 |
13 | 小雨 曇 |
南西〜北強 | やや濁 | カニ | 5 | 37,44,43, 48,48 |
続 チンチン倶楽部と2月に続いて再びチンチン倶楽部と釣りに行く。前回と同じ長崎の沖堤での落とし込み。今回は深谷兄弟にマッちゃんにお世話になる。 昨日までの4月下旬を思わせるような天気はこの日から悪い方に急変の予定。朝から気温は16℃もありかなり暖かい。約3時間で6時に現地護岸についても予想より風も少なかった。 ボートは深谷兄ヤンの熟練操縦で満潮前の沖堤に難なく接岸し、準備をしていると雨が降ってくる。しかし、多くは降らない予報なので特に気にせずめいめい朝一のチヌに期待をふくらませて散っていく。
沖堤での落とし込み釣りは地方釣りとはまた違う爽やかさがある。
僕は前回同様、33/3.9の振り出し3号テレガイド竿。道糸2.5号、極小サルカンの下にハリス2.5号。後に2号に替える。鈎は伊勢尼管付7号、鈎ふところ付近に1回巻いたあまり糸にまず5Bを打つ。
みんな5m前後の長竿をもって外側の犬走りに上がって外を狙うが僕は低い内側の方がラクなのでいつもここでの釣りはじめは内側から。 僕がやっと準備が終わった頃、兄やん早速掛けるが道糸から切れて悲痛な叫び声。 「チェックしとけばよかったぁ。かなりでかかったのに。」 今回は水温も前回から3℃も上がり13℃。活性上がってるんじゃないかな。
しかし、期待はずれでそれからみんないっこうに竿を曲げない。 「こんなはず…」はてなマークがいっぱいになりながら潮が当たっているはずのコバに行ってみる。最近の実績はないがとりあえずやってみたくなる。そこから荷物のところまで潮に合わせて歩いて戻る繰り返しがここでのいつもの僕の釣りパターン。
まだ上げ潮時だが予想通りコバにはもう下げの潮が若干斜めに当たっている。餌が横に流されないピンポイントを何度か入れ直して見つけまず竿一本まで探ってみよう。 糸が最後まで入りきらないうちに糸がふける。「潮に押しつけられて壁に引っかかったかナ?」あげてみると餌がない。ひょっとしてアタった? もう一度、同じピンポイントに今度は気をつけながら。また止まった。キイてみる。やっぱり喰ってる〜。きゅーっと引く。この引きやっぱり落とし込み釣りならではの快感。魚をコバから離して波止内側でゲット。44cm。早めのチヌゲットよかった〜。
すぐ横の犬走りの上にいたひろみしゃんに 「まだおるよ。やってみてん。」 「いや いいです。」 遠慮深いなぁ。外側でもアタってるのかな。
そう思いながら、それじゃと、もう一回同じ場所に落とすと糸が潮と逆に動く。「これもアタリ?」キクとやっぱり。これはよく引いてノッコミなのか色が白い。さっきよりかなり型もいい。ゲット! ところが!! 波止際においたタモの中で魚がはねて、ぴょん、またぴょん。えっと思っていると海へポチャン!あーっ。鈎は?鈎も外れている〜。せっかくの良型ぐゎぁ〜。 見ていたひろみしゃん、笑う。 「鈎がついていると思ったら、外れてたんですねー。ぎゃはは〜。」 なさけないけど 二人で大笑い。 はい、魚は波止から離して置きましょう。
魚は群れているようだ。 次に入れた餌にも掛かり内側まで移動して、さぁ掬おうとすると今度は鈎ハズレ。 チョンボ続きにまた爆笑。
次、掛かって捕ったのは37cmだんだん小さくなって。潮が少し変わったら尻すぼみにアタリがなくなり、ジ・エンド。魚ってホントに潮に敏感やなぁ。
その後、どこを探ってもアタリがない。
上田会長が、兄ヤンに乗せられて波止に上がってきていた。昨日は鹿児島に落とし込み釣りに行っていたというのに、元気というか、この気力はすごいというしかない。
しかし、残念なことに状況はだんだん悪化するばかり。雨後の前線通過で北風が波止と平行して強く吹いてきた。釣りにくい。竿がぶれ、糸も思うコースをたどらなくなり全く釣りにならない。寒い!
それが数時間続き、潮も動かなくなりあきらめていたころに、兄ヤンが反対のコバ内側で釣ったという。そこで、超前打ちしてわずかに動いている潮に乗せて底を少し跳ばしながら探り、キキ合わせで43cm追加。 体にたまったイライラ乳酸が解放されて少し元気を取り戻したが、また永遠に続くような北風と寒さとアタリ無し地獄。
15時ごろ根掛かりで糸が切れたとき、心の糸もぷっつん。執念で2枚釣っていた上田さんも 「もうだめ。この風、波で帰れなくなるよ。もう帰ろうか。」 僕も心配になってきた。しかし、潮は低く、ボートに乗れるのは身軽な深谷兄弟だけかも。 兄ヤンに言わせると兄弟以外は「すでに遭難している。」状態だって。 夕方前には風は少し治まるって予報だったけどなぁ。 まだ釣る様子なので、しょうがなく仕掛けを作り直す。
1時間ほどして長い寒い時間に少し光明が差してきた。風が弱まった。雲の間から時折暖かい日差しが差し込むようになった。
ヘチ・竿前はあきらめて超前ばかりで移動を繰り返していたが、風の弱まりで若干流れ始めていた上げ潮に安定して落とせるようになってきた。すでにガン玉6Bを根掛かり連発で使い果たして、5B2個に4Bをあまり糸にブラ下げた変な仕掛けで底に着底した瞬間の微妙な糸の合図が分かるようになった。
2回連続でカニがなくなる。チヌかも。 着底瞬間を見逃さないようわずかに糸ふけをつくって糸の変化に集中。着底確認後すぐにキク。手応えで今度は魚を捉えた。大きくアワせる。かなりいいサイズ。ところが鈎ハズレ。 「う゛ぁ〜っ!やっときたのにぃ」 また上にひろみしゃんがいて大笑い。実は鈎先が内側に曲がっているのを知っていたのだが面倒くさくてそのままにしていたのがやはりいけなかった。
鈎を替え、え〜い!再度、超前へ。こんなときはテレガイド竿がラクに遠投できる。着底、アタリなし、ゆっくり餌を底からはがしまた糸を緩める。キク。咥えている感じ。大きく竿を上げる。 掛かっている!リールを急いで巻き魚が突っ込むのを利用して追い合わせ2回。今度ははずれなかった。48cm。おっ!いい型じゃぁ。
マッちゃんに釣り方をおおざっぱに伝えて、しばらくして彼も釣る。 僕も掛ける。ここのチヌは本当によく引く。 糸なりを楽しみながらも「はずれるな。」と祈り無事48cm追加。
しかし、残念ながらの時間切れ。でも、最後に釣れ、いい気分で竿がしまえる。 今回もいろいろとお世話してくれたちんちん倶楽部に感謝感謝の1日でした。
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