釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
2月24日(日) | 長崎 | 大 | 14 | 満8:45 干14:47 |
10.5 | 晴 | 北 | 普通 | カニ | 3 | 42.47.52 |
チンチン倶楽部さいこー博多の行動的な落とし込みクラブ、「チンチン倶楽部」からお誘いをいただき長崎の沖波止へ。 今回は上田会長も同行。比較的近場とはいえ自宅から約40分の深谷兄やんの家からも3時間はかかるので午前1時半起床。やっぱり眠い。 しかし、深谷兄弟に山田さん、会長に会うとだんだんと元気が出て、好調の兆しという目的の波止が楽しみになる。
護岸に着いたころはぼんやりと薄明。ボートを組み立てて渡してもらった夜明けの波止は風もほとんどなく天気もいいし、これまでにない絶好の日和。 深谷兄やん 「今日は絶対チヌ釣れます。」 と竿を出す前から断言。47〜8がコンスタントに釣れるという状況になっているらしく、いいことが起こりそうな気持ちで久しぶりに胸がふくらむ。
長竿を一日中振るのは体力的に限界を感じていたから3.3/3.9mの振り出し移動ガイドの3号竿を使う。 糸は2.5号、ハリスも2.5号、管付チヌ4号。底しかアタラナイということなので、あまり糸に5B1個から始める。 内側の流れは潮変わり直後のようでゆっくりだが、若干左への下げ潮気味に流れている。満潮前なので潮は高く、底まで餌が落ちる間に5m程は移動する。
僕はまず波止の右先端に行ってから、まずコバ周りからやって潮にあわせて餌を落としながら左へと移動していくことにする。 んが。数投してもアタラナイ。ちょっとおかしいんじゃ? と思っていると外側で釣っていた兄やんの竿が曲がる。竿を曲げてグーッとためている様子からいい型のようだ。しばらくしてとりこむ。
波止内側真ん中辺りで上田さんがヘチ底を探っていたようなので近づいて聞いても 「アタラン。」 「ですねー。兄やんのどのくらいあったんでしょう?」 「51cm」 「えーっ」 1枚目から年無しとは。さすがにここの主だけある。 もしかしたら兄やんが来ると餌を食うように飼いつけしてるんじゃと冗談が出るほどにとくにこの波止ではよく釣る。 ヘチが駄目のようなので少し戻って竿先から竿下までを探ってみることに。流れもあまりなくほとんどアタリはない。
しかし、幸運は早めに来た。 底でキキ上げたときに魚の感触、アワせると掛かった。 兄やんが 「鈎外ればっかりです」 って言っていたもんだから少しハラハラしたが無事ゲット。鈎もジゴクに掛かっている。ざっと測って42cm。 1枚釣ってほっとする。 ストリンガーに掛け、同じく荷物のところで食事をしている兄やんと話しながらおにぎりタイム。彼はもうアタリは何度もあったらしい。やはり外側がいいのかな。
潮が速くなってきた内側をまたやってみる。重りを6B+3Bにして前打ちで何とか底がとれる程度。ときどき3mほどゆっくりと餌を上げる。 堤防から6〜7m先ほどまで捨て石や大きな瀬があるようで海底が非常に荒いので根掛かり防止と餌の移動+落ちてくる餌に反応するタイ系の習性を考えてやっているのだけど。
先ほど釣れた付近で前に打ち込んで底に着いた餌を大きく上げ、再度落としていると糸フケがすーっと伸び穂先も曲がっていく。 明確なアタリ。アワせる。掛かる。 今度はもう少しいい型のようで結構強力。下に潜ろうとする。底根付近を走らせなければ切れることはないのでタックルを信じてためる。糸なりが心地いい。 しばらくやりとりを楽しんで浮いてきたのをタモ入れ。タモの中でざっと測ると51cm。(後で尾びれまでしゃんと伸ばして測ったら52cm) 年無しが来るとは思ってなかったのでもう満足! と思うでしょうが、この年になっても釣りに関しては欲張りなんよね。
しかし、内側は後が続かない。外側の方はぼちぼちとあたっているようで、上田さんも釣る。 潮が高くタモが届くうちにやってみようかと外側の高い犬走りに上がってみる。上田さんに 「前ですか?」 「手前、ヘチ。」 んじゃ。ぽい。 竿下ぐらいに餌を落とし込むと斜め手前に流れてくる。2投目にキキ上げると喰ってる。早い。 海面まで高いので大きさも引きも微妙に分からないがタモで掬うと47cm程度。いい型じゃないか。
ただ、潮は思いの外速くてその後アタリは続かず。
内側に戻る。 でもアタリはない。 上田さんも、ひろみしゃんも山田さんも、さすがみんな複数釣果でいい感じではあるのだが、アタリがなかなかなくて疲れ気味。 元気がいいのは兄やんで、何回もアタリがありかなり鈎外れしたらしい。 どこが違うのか???
上げ潮になってからも全くアタリがなく、流れもおかしくなり根掛かりが頻発。 3時半頃までがんばったが、糸が切れ僕の気持ちの糸も切れたところでやめることにする。 しかしながら、自分的には今年初年無しも釣れ、天気は中着を脱ぐほどに暖かくて全員安打だし、大満足。
しばらくして戻ってきた兄やん、 「アタリは20回以上、12回掛けて5枚。」 と残念がっていたけど、他の人もそうだけど僕なんか3回しかアタリはなかったから 「えーっ!?」 いかに外側メインを彼がやっていたからって何か秘訣があるはず。 「どうやって釣ってるん?」 と尋ねる。 彼いわく、外の前の底付近ぎりぎり、たまにでっぱりがあったら触るぐらいのところを潮に餌をのせて流していくという、前底のナチュラル・ドリフトとでも言いましょうか。それだった。
いやー、やり方は博多沖防での落とし込みでもコバ周りではやっているきもあったが、それが全体的に潮が速めに動くここでのメインの釣り方とは思わなかった。これが同じ落とし込みをしているようで圧倒的なアタリの差を生み出していたのか。 しかしながらそれを長時間やる続けるには相当な筋力と集中力がいるもので僕はたぶんできないでしょうね。でも、今度連れていってもらうときは少し挑戦してみようかな。大変勉強になりました。 落とし込み釣りは奥が深い。そして、楽しい釣行。一緒してもらった皆さんへ感謝です。
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釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
2月17日(日) | 長崎 | 小 | 7 | 満12:48 干06:39 |
− | 曇 | 南東 | 普通 | カニ | 4 | 35〜37 |
チヌ久しぶり久しぶりの釣り。 同行者はこれも久しぶりのルフィちゃん。
目的の場所付近の道路脇に車を止めて、しばらく歩く。8時近いのに枯れ草の上にはうっすらと白い霜がおりて、所々にある どろんこの水たまりには氷が張っている。寒いのだろうけれど、そんなに気にならない。風がそれほどないからだろう。 車を降りてでこぼこ草むらを歩くこと3kmぐらいだろうか。運動不足がこんなところで現れる。
準備をして竿を伸ばしても体と手が震えているぐらいに動悸が続く。ま、それもしばらくしたら剣先を静かに下ろすように穂先も落ち着いてくる。
足下から水面までは1m以下。水深は約10m程度、穴ポコでもないので竿は2.1mを選ぶ。 20年ほど前の、とっておきの竿。製造技術の進歩で軽く強くなった最近の竿はほとんど持っていない。落とし込み釣り全盛期の20年ほど前に買った様々な竿を精選して残した中の1本がこれ。 最大の弱点をあげるとすれば製造当時はできなかったと思われる超撥水。どうしても濡れた道糸が竿にへばりついて竿を少ししゃくらないと糸が出ていかない。これじゃチヌが警戒してしまうなぁ。せめてワックスでも塗っておけばよかったかなぁ。 準備不足を反省しながらも落としていく。
道糸2.5号、極小スイベルを介してハリス1.5号、鈎はカン付伊勢尼7号、あまり糸に3Bをつける。 僕は最近主にカニ餌の場合はあまり糸にガン玉を打つことが多い。(カラス貝では刺し方によって使用) 訳はおもりの大小に関わらずカニが安定する・鈎に打つより掛かりがいい・何個でも打てて付け替えもラク。 特にあまり糸を写真のように鈎の軸に結ぶと鈎にかませたときと同じ程度の安定になるのでオススメ。重いガン玉を鈎ちもと上に打つとガン玉を支点に餌が折り返すけれど、これだと格段の安定度。6B4個でも5個でもOKね^^;
しか〜し、アタリは思っていた以上にない。 しば〜らくして、底で数秒待った穂先にコンと明確なアタリ。咥えていくのを待つべきか、キキ上げてみるか。迷ってちょっとタイミングがずれてキキ上げて咥えているのを確認しアワせた。掛かった。メイタかな。キュイキュイと久しぶりの魚の感触を楽しみながら小ぶりの姿が見えたところで、鈎外れ。 ま、いいか。
風が少し出てきて、気温が低い分寒い。 しばらく歩いたところで再度、コン。わずかに穂先を押さえるアタリはメイタか。今度は迷わずにキイてみる。重さを感じた時点でアワせる。さっきより引きはいいが良型ではないかな。無事にゲット。35cm。 久しぶりのメイタちゃんだ。とりあえずほっ。 ルフィちゃんは風がもろに当たる先端部分で果敢に竿を振っているがよくないようだ。
荷物を置いた近くに移動したルフィちゃん掛ける。いい型のようだったが 「35cmぐらいです」 そして僕もやっぱり35cmのキビレ追加。 それっきりなので、潮が高いときに条件がよくなる場所に車で移動することに。
車中、彼、 「次の場所は、たぶん安心していいでしょう。」 と期待をもたせてくれる。
20分ほどして目的地。 漁港まわりを釣り歩き、水深が浅く5m以上遠くの船の間や超前を狙うことになる。 5.3mのNFT新堤MF。これも精選した骨董品レベル。しかし、アタリをとることからやりとりまで自分では安心して使うことができる。
さぁ、できれば45cmup。 かなり期待を込めて1投、2投、船の間、ロープの間、超前のブイ近くへと。
???なんか変。 30分…40分。アタらんやんか。 チヌの姿も全く見えない。いろいろと釣場を移動するが1時間半たっても二人とも1回もアタリなし 「何でですかねぇ。ここはアタリ安心と思ってたんですけどね。」
…もう14時前で、ほぼあきらめ気味。下げ潮になったのでもう少しだけやってみようと、ルフィちゃんは思いきり移動して行く。 僕は車の近くの船の間をもう一度、時間つぶしの気持ちで。
船のフチに餌を放って着底。5秒ぐらい待ってるとシュッと糸が伸びた。 手首を返してアワせる。 いきなりのストレートパンチ。だが体は反応した。
ラッキーだ、かなり強い!船の下にググッと逃げ込もうとする。 自分も竿を下に倒しながら同じ船の方に移動して魚と竿の角度を保つ。常に90°これが魚との対決では一番大事。
ロープと船の間は3mもない。その間を5.3mの竿でやりとりするのだからちょっとスリル。 どうしようもない強さの時だけ最小限度で糸を出す。その微妙なサミングのために僕はエッジにぎざぎざがないリールをあえて使っている。 今度は反対の沈みロープ下へ突進。こちらもロープの方へ移動。竿の中心を支点として魚と人間が動く。
ロープの真下で魚が横になりまたギューッと反転する。そんな繰り返しを何度かやってようやくゆっくりと浮いてきた。 まあまあのサイズ。タモに入れ。ホーッ。 47cm。あー、あきらめかけていたが心のどこかで「最後にはきたりしてぇ」と思っていたのがよかったかな。 続いて超遠投で35cm。
戻ってきたルフィちゃんもしばらくして、36cmを掛けて写真タイム。
思い返したらこれが初チヌだった(^^;)
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