釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
9月29日(土) | 博多 沖防 |
大 | 14 | 満09:01 干15:07 |
24.5 | 曇 | 南〜北 | 普通 | カラス カニ |
6 | 35〜39 |
台風前に落とし込み不謹慎だが、台風の前後は、風や濁り・低気圧による魚の機嫌が好釣果をもたらすこともあり、落とし込み釣り師はたいがいそわそわとしてしまうものだ。 自分はもうそんな熱病は殆ど抜け、今回の台風17号に関しても、ただ、釣りができるかだけが気になって、はやと丸の船長に電話して出航を確認。 昼頃から雨風が強い予報だったので渡船早じまいあるかも、と自分にとっては超早めの5時に起きて、長靴・合羽を着込み完全武装で7時頃に船着き場に行く。
今回はチヌも狙うが、本命は落ちギス。落とし込み仕掛けに虫餌を付けて竿前に放るだけで良型のキスが喰いついてくる時季なのだ。 香月釣具の出張ワゴン車のママから岩デコを30g買って一文字波止へ。
でも、まずは、落とし込みでチヌ。 水温はかなり下がっているが、考えると7月中旬の最盛期と同じくらいなのだ。 満潮前の切れ波止でカラス貝の小さめをグレ6号鈎に付けて上層だけを落としていく。しかし、以前のようなアタリがない。先週はすごくよかったらしいのに…。
30分ほどしてオーバーハングの真下で止めアタリ。期待の40UPではなかったが、元気のいい37cm。 しかしそれから35程度を追加しただけで潮も止まる。
新波止に渡っているYOUHEIは 「もうキス10何匹か釣りましたよ。型いいです。」
それを聞いて気になっていたキス釣りに切り替えて一文字波止へ行く。入れ食いと思いきや餌盗りばかりでキスはなかなか釣れない。やっと1匹小さいの。 これじゃダメだ。
ようやく2匹目と思ったらチャリコ。オー!もしかしてこれってみんなで放流したヤツが育ってるンかな。そうなら嬉しいことだけど。 しばらく頑張ったがキスは釣れず。
あきらめてまたチヌ釣りするかと切れ波止に戻ると、いつの間にかセイジくんが新波止から波止替わりしてきて、さっさと40UP3枚釣って 「もう帰ります。」 どうやらキス釣りで餌盗りに遊ばれている内に一番いいチヌのジアイを逃したようだった。
台風の雰囲気は全くなくて暑くて合羽も脱ぐ。雨風になると思って昼過ぎに帰る予定だったが延長を船長に告げる。
時合いは過ぎたようで、やっぱり37cmが来ただけでそれっきり。
途中でキス釣りもやってみるが餌盗り変わらず。チヌ狙いは切れ波止に見切りをつけて一文字に焦点を絞って念入りに探り続ける。 落とし込み釣りは移動しないと釣れない釣りなので、釣りたければマグロのように動き続けて落とし続けるしかないのがつらいところ。
昼過ぎたのに、雨の気配はなく一時吹いていた風も治まり波もなし。潮も澄みだす。 こんなに重装備してきたのにあほらしい。
カラス貝で無心に落としていたら底前で糸がふける。
キクといきなりギューンと横走り。釣りはしていたが、アタるとは思っていなかったので魚に引っぱられて体制が崩れ両手で竿を持ったままマンガのようにぴゅーっと走らされる。 なんとか穴に入らなかったのでリールを巻きながら竿を前に出し、突っこもうとする魚を止めるので必死。 突っ込み直前セーフで浮いてきたのはこのすごい引きでこれか。拍子抜けの39cm。 まあ、この程度のサイズが一番暴れるね。人間でいえば20代の元気さかな。
それからカラスでもカニでも全くアタらない長い長い時間が過ぎる。 カラス餌で1枚追加してこれも37cm程。
雨も最後まで降らず大きな夕陽が沈みかける前にやっとアタったと思ったら、横の穴に入られてプツン。 糸が見えにくくなりカニ餌に替え中層の止めアタリで最後のドラマかと思ったが、35cm。 こんなにアタリがない一文字を何回も往復したのは記憶にないなぁ。(と言っても最近ひどい物忘れ)
9月がこうして終わった。
これから博多沖防は40弱は例年であれば、かなり釣れるようになる。 そしてそれに混じって50UPのもしかしてトロフィーの可能性まである面白い終盤戦へ。まだまだ楽しめる沖防だ。 |
釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
9月16日(日) | 博多 沖防 |
大 | 1 | 満09:40 干15:46 |
27 | 雨 | 北東 | やや濁 | カラス | 6 | 35〜50 |
釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
9月15日(土) | 博多 沖防 |
大 | 29 | 満09:00 干15:12 |
27 | 曇 〜雨 |
無〜 北 |
やや濁 | カラス | 9 | 30〜49 |
RMC大会と前日(1)餌 (2)落とし方 (3)場所見切り チヌの落とし込み釣りでの主要素を上げてみたが、一番難しいのはどれだろう。 プレゼンテーションという言葉があるが全部を包括した表現だったり、魚への餌の届け方に絞った表現だったりして、結構、はっきりしないことがあるので(1)(2)(3)と単純化してみた。 僕は最後の(3)だと思う。
いくら魚がいても喰い気のある魚がいるところに落とさないと釣れない。刻々と状況が変わる海の波止。その魚はどこにいるのか。ビギナーズラックはたまたまそこに当たっとき。落とし込み釣りではそのときは誰でも釣れる。しかし漫然と落とし続けるだけではいつまでも釣果は伸びない。 海の色、海面や風の状態、潮の状態、太陽の位置、人の動き…常に観察して動くこと、または粘って、餌を喰うチヌに出会うことが釣果を左右すると思う。 それが一番難しい。
(2)(3)は、はっきり言って長い密度のある経験をしてできるようになることで、本でアーじゃコーじゃ書いてあることをやるより実際に釣り場に行って経験者にその時々に教えてもらった方が百倍(おおげさか)分かる。
(1) これは餌をいろいろ持っていって一番アタる餌を使えばいいのだから簡単、そうなんだがなかなか試すのが面倒で結局、一旦付けた種類の餌をずっと使ってしまったということはないだろうか。
…… 何を僕は考えているのかと言うと、 その餌についての実際、僕自身の2日間の体験。
15日(土) 3連休の1日目なので少々疲れてもいいかなと思って7時頃に船着き場に行くとセイジくんがいる。 切れ波止に行くつもりでいたらセイジくんも 「僕もいってみようかな」
彼は波止に上がってすでに組んでいたタックル仕掛けですぐに釣り出す。 僕はまずクーラーに座って餌の世話をしたり竿を組んだり。
そうしている間に彼、もう、45cmぐらいのを釣ってしまった。沖防の主、さすが攻め方を心得ている。 ま、一日は長いからとメールをしたりゆっくり準備をしたりで落としはじめる。
セイジくんはちょくちょく30cm台を釣り上げている。ところがカラスの普通サイズでスライドで落とし込んでいる僕にはあまりアタリがない。
セイジくんに 「餌、カラス?」 と聞くと 「ハイ、ちっこいのです。」 やっぱりね。どうも先々週ぐらいから普通サイズに魚があまり反応しなくなったのだ。
それで餌箱の少ないカラス貝の中から1cm程度のヤツを選んで鈎を埋め込む。 あえてスライドでまずやってみるつもり。鈎はグレ6号だから何とか貝に入る。ただし、ハリスが2.5号とアンバランスなのでスライドさせるのが難しいが。
そうするとアタリが増えだした。同じ餌でも、大きさを変えただけでこの違い、だ。 結構よくアタるようになったが魚は元気がよく、少々大きくて一瞬の油断やリールの巻きが遅れるとパイルでブツッ。
セイジくんは10時頃には 「一旦上がります。アタリ減ったし、食べるモンも水も持ってきてないし。」 沖防championはいいな。いつでも自由に船に乗れる。 すでに満潮を過ぎている切れ波止に一人になる。
北風が出てきて、状態はさらによくなる。 37〜8cmぐらいまではどうにかとれる。しかし、それ以上のような感触の魚は体の体制が整う以前に走られてブツッ。何度も切られて憔悴して頭チンチンになってようやく獲れた40UPで42cmぐらい。
前回よかったカニ底も試したが反応が悪い。やはり今日は極小カラスが一番アタリ餌のようだ。
北風がひどくなり一文字に避難してあまりアタリがない中、ボツボツと釣ってときどき切れ波止の様子を伺いに行く繰り返し。 切れ波止で49、一文字で41cmの40UPを追加したところでいい時刻の夕方になって雨が降りだし合羽を着たり帰り支度をしたりバタバタとして終わる。
自分にとって朝早くからの一日釣りで、さすがにくたくたになり、帰って夕飯を食べてすぐ眠り込んでしまった。
次の日は「はやと丸」倶楽部RMCの大会だったので、4時に目覚ましかけていたが起きることができず、5時半頃ようやく体をふとんからはがし、ゆっくりと準備をして7時過ぎに渡船場へ。 大会はすでに始まってる。しかも台風に備えて11時回収。
あまり時間ないが、今日は沖防の落とし込みクラブ、お互い参加しあって盛り上げようのつもりだし、AMA会員の権藤さんが来てるので彼とだだ話をしたくて来たようなものだから。 一文字波止は人が多いし、権藤さんの上がってる新波止に行ってしばらく馬鹿話をする。
気が済んだところで、人が少なそうなテトラ裏に行く。
ここは垂直ケーソンなのでハリスも1.5号、鈎は管付グレ6号。短めの余り糸にガン玉1号をぶら下げ、昨日のアタリ餌だった極小カラス(0.5cm〜1cm程度)のヒゲに鈎を引っかける。
上げ潮がいい感じで流れている。 数投目に糸が止まり、キクと魚で35cmチョイ。オー、今日も極小カラスで釣れるじゃないか。
今日の大会は35cm以上の1匹長寸。ブービー賞かもとキープ。次、すぐにフカせていた糸が速めに入る。今度はちょっといい引きで38cm程度。これも場合によっては何かあるかもとキープ。 その後2枚釣って同型なので放流。テトラで1枚同型。
約1.5kmのテトラ裏の1/3程釣り進むにつれ満潮にも重なったのか潮が動かなくなり、最初の場所へと戻る。この決断、冒頭での(3)と言ってもいいかな?
早くも終了まであと約1時間。 最初釣った付近に行くと、ここは潮が動いている。まだ上げ潮の動きだ。餌が先行するようないい潮の流れ。
糸フケがわずかに速くスーッと入った。 目印付けているならともかく、潮と風に合わせたオモリで糸フケを丁寧につくっていなければ見落とすアタリ。これ(2)かな?
キクと魚だ。
アワせるとゴン。今までとは違う重さ。グーッ底走り。竿が弓なりに曲がる。 何度も走り突っ込みを繰り返し、姿が見えたのは思いもよらなかった良型。 最後の締め込みも竿の弾力に負けてフラフラになって上がってきたのは、この時期のプチプチと太った青光りする若チヌとは違って経年の風格漂う年無しだった。
まあ、悪くても2位にはなるだろうと、もう満足。 また、権藤さんのところに戻って船が来るまでだだ話。
船に乗り護岸に戻る。一文字波止では結構数も上がったようだったが、ラッキー!優勝でした。 準優勝はこれまたAMAの燃える新会員 関さん。1回目のAMA大会に続き、 「また、オチさんにやられました〜。」 まだまだ、修行の道は長いよ〜(^_-) 3位、さすが沖防チャンピオンの上岡セイジくん。
台風も近づいて雨の中、表彰・閉会式・ジャンケン大会もそそくさに終わり。 ニンマリして家路についたのでした。
やっぱり、餌バイね〜。 |
釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
9月08日(土) | 長崎 | 小 | 22 | 満13:50 干07:32 |
- | 雷雨 | 南〜西 | やや濁 | ウニ カニ |
サンバ | − |
恐怖のサンバ釣り〜『落雷 男性死亡』 9月9日朝の新聞を開いて、真っ先に目に入った大きめの見出し。 これが『無謀な釣り人 落雷で死亡』 となっていたかもしれないと ゾッ!
9月8日(土)3人でサンバ釣り場に向かう車の中、目的地方面の雲は稲光で光っている。 最近よくあることで、夜が明けたら大体治まることが多いから。予報は小雨だし。
しかし、目的地の渡船場に着いても雨、稲妻と雷鳴はさらに頻繁になっている。
2組すでに先客が来ていて、1組は僕らが予約していた波止に今から行くと船長は言う。
「自分達は、雷が鳴ってるから待ってる。治まったあとからでいいから。」 船長に伝えて車に入る。雲行きはとても遅くかなりしばらくしてから通り過ぎた。ようやく船に乗って先の組とは別な予定外の波止に上がる。 雨の影響で海は濁っている。仕掛けをセット。 サンバ用にチューニングした4m5号の竿にアブ5500、糸はキャストアウェイ50Lb、ハリス10号約2m、サルカンの上に3号ナマリ、15cmほどの10号ハリスにヒラマサ14号鈎。
ウニをつけて1投、2投…。たまに強めのアタリもあるがそれも程なくなくなる。 これから上げ潮期待という8時頃、ゴロゴロという音に西の空を見ると黒い雲。空一面に広がっていく。 気味の悪い形の稲妻がひっきりなしに雲の間、雲から地上へ。
思いもよらなかった急激な状況変化に3人ともあわててやっていたことを放り投げて犬走りの陰で小さくなる。 ピカッ、ゴロゴロー、バリバリ!雨が頭を下にうずくまっている背中を強く打つ。 稲妻が走るたびに3人、 「ヒーッ!」
1時間以上経っても状態変わらず。
YOUHEIがスマートフォンで雷と雨雲のライブ情報を知らせてくれるが 「ずーっとここの真上から全然動いてません。ここで発生してるみたいです」 船長を呼んでも来てくれるかどうか、仮に来てくれたとしても立って船に移動している間に雷に撃たれそうでどうにもならない。撃たれた者だけでなくそばにいた者もまきぞえ受ける。
…少し雷の間隔が開いてきたので、急いで階段の一番下に3人で移動する。 帯電した人が集まると電気がたまって上空の雷を呼びやすくなるので、本当は離れていた方がいいのだが、この際、波止の上にいるよりいいかも。 すぐに豪雨・稲光。雷鳴がさらに強く大きくなる。3人ただただ頭を下げて丸くなりひたすら雨に打たれながらうずくまる。寒い・怖い・きつ〜い。
…ようやく遠ざかったのは4時間近く経った12時前。うずくまっていた階段から波止に上がって、 「どうしようかね。帰る?」 しかし、明るくなったので釣り再開。
潮はよく動いていた。餌を入れると結構強いアタリが出る。 が、押さえ込むまではいかない。カニ餌もよくない。 その潮も程なく弱まってしまった。うずくまっている間が一番いい潮だったようだ。
ダメだなぁ。と思っていたところに、よしダ君が竿を曲げる。かなり引いてる。 「やった!頑張れ。巻け巻け!」 パイルに巻かれることもなく上がった来たのを期待して覗く。 「あれぇ〜!?」 イラだったぁ…。 この場面でイラかよ〜ぉ。3人ともガクッ。
それからアタリもなく、みんな無言で時間だけ過ぎる。
しかし、手返しを頻繁にしていた僕の方にサンバらしきアタリ。 餌を取り替えると穂先の押さえはだんだん大きくなり、じっと待っていると、とうとう鈎にノった。 上がってきたのは40弱のシマシマサンバ。 他の二人にもアタリが出だした。 「群れが来たとバイ!今バイ今バイ!」 が、次第にアタリは無くなる。
…あと1時間というところでYOUHEIがヘチにポイントを変えたところでアタリがあり、掛けアワセがうまくいったらしく35〜6cmのよく太ったシマシマをぶり上げる。
その後は、たまに、それらしいあたりがあるが穂先を強く揺らすにはいたらず迎えの船が来た。 消化不良。しかし、あの状況で3人とも竿を曲げられただけでも幸運というしかない。
いやぁ…この人生の中で1・2番に入る恐ろしい思いをした日だった。 『釣り人、落雷で…』とならなくてホントによかった。
しかし、他の2組はあの中でも釣っていたらしい。 波止の上で 雷が落ちるのは 運次第だろうが。 どーかなぁ〜。
雷対策もう一度復習しとこうっと。 |
釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
9月02日(日) | 博多 沖防 |
大 | 8 | 満10:32 干03:39 |
26 | 晴 | 東 | やや濁 | カニ カラス |
4 | 31〜43 |
第2回AMA大会開会式が始まるはずの朝5時はまだ真っ暗で人の顔も見えないぐらいだった。 事務局としては夜明け時刻の見込み違いだな、反省。 早くから集まった会員や一般参加者は手持ちぶさたのようだがこれじゃ始められない。
しばらく待っている間に会計の鳥羽ちゃんが「はやと丸」の受付で参加者を引っ張ってくれたおかげで、一般参加者が12人になり会員よりも多くなった。
今回は初めて参加してくれる地元のMさん親子、遠く広島から参加してくれた爆釣チヌクラブの木村ぽっくん会長に1回目に続いての同じく若手の中田君、熊本からもやはり1回目に続き ゆっきんさん。 地元クラブのRMCからはそうそうたる面々が自主的・強制的に参加してくれた中、薄明にはまだ至らないが5時半前に開会式。
ようやくぼーっと何とか明るくなったところで岩崎ルフィ技術部長のカラス貝餌での糸ふけ釣法の講習。 基本的かつ細かな配慮点の重要な事項をレクチャー実演してくれた。
このエッセンスを本当に理解できた人は、さてどのくらいいただろう。 博多沖防で釣れるようになったら他の場所でもそれなりに通用するが、渋った他地区の釣り場でも釣果を出す、いわば最強の考え方とノウハウだったのだが…。
6時頃にようやく船に乗る。お待たせしました。 僕は今回の大会は参加会員が少ない中で何とか開催できたことで満足で、たぶんメイタ1〜2枚釣れるかな?きつい思いするならいつもの一文字・切れ波止でメイタと遊ぼうと思って上がる。 ちなみに競技は30cm以上の2枚長寸。12時半まで。
広島の中田君が一緒に降りる。 一文字波止の昨日の状態は最低だったようで、それを知っているのか他の参加者は降りてこない。
本虫餌で1便からやっている人がいるので状況を聞くと 「全然」 虫餌にもメイタが喰わない状態ってどんだけひどいんだろう。
ただスライドで穴を直撃したらもしかしてと思って、まず一文字でやる。 中田君は切れ波止先端側に行く。
今日はいつもの3.1mヘチ竿に3号糸、極小ヨリモドシを介してハリス2.5号。ただし、鈎は管付グレ6号に1.2mm径の糸ヒューズを4回巻く。この鈎なら鈎を変えずにカニ餌でも違和感なく使えるし。 先週大きめのカラス貝で喰わなかったから今日は極小カラスでやることにしている。そのための小鈎。
約2時間、一文字・切れ波止の上層をスライドで探るが1回もアタらない。中田君は切れ波止で取り込み寸前でオーバーハングに突っ込まれ取り逃がしたらしいが。 潮の色が悪いのは切れ波止外側ぐらいなのに喰い渋っているのは、やはり数日前に近づいた台風の影響で水温が1.5℃程下がったからか東の風がよくないからか。
で、これはもう禁断の底釣りかな? 沖防唯一の7〜8mの水深の切れ波止、3Bを鈎チモト糸に加えてカニを付け底まで中層も意識して落としていく。 中層は反応なし。
3投目に底に落としてすぐ糸を張ると咥えている。 アワせると結構な引き。パイルに巻かれる前にと強引に巻き上げる。 ゲット。 40チョイ。ラ・ラ・ラ・ラッキー♪
底かぁ。チョイしばらくしてチョチョンとフグのようなアタリでキキ上げるとチヌらしい。アワせてこれもグリグリ巻き上げ38程度。
何とか2枚揃った。 人間は欲深い。こうなったらもう少し型のいいやつをと。 切れ波止根本まで1回アタリがあったが食い込みまで至らず。
クーラーに座って休み、満潮前で波止上を潮が洗っている一文字の中田君を見ているとこちらに戻り際に掛けた。まあまあのサイズのようでゲット。さすが! 40cm弱らしい。 「よく引きますねー!ここの。」 確かにこの時期のこのサイズはよく引く。
情報交換をして僕はぞうりに履き替えて一文字、中田君は切れ波止へ。 餌をカラス貝に替えてスライドで上層だけを狙う。2回掛けたがどちらも鈎外れ。 切れ波止に戻る。引き込みで掛からず。
中田君とすれ違って先端付近へ、止めアタリで31cm追加。 やっと風が北に変わって濁りが出たがぱっとしない。
後1時間足らずで納竿時間。底しかないかな?
3B2個をチモト糸にかませて一気に底までの数投後、チョチョン!と勢いのあるアタリで大きめのカニをつぶされる。 再度落とすが反応なし。2mほど移動して落とすとグッと押さえた。 巻き上げる途中でいきなり引きが強くなり内側に引き込む。パイルの間に移動してできるだけ速く巻き上げるしかない。 パイルへの横走りが速いか、巻き上げが速いか、いちかばちか…。 ラッキーなことに切れずに上がってきた。 キビレ。42〜3ある。
ハリスザラザラ。ここで12時を過ぎたのでチョイ早めだが納竿するか。
船を待ちながら中田君と話をする。 情熱のあるいい若者だ。情熱さえあれば技術は後からいくらでもついてくるもんだ。
船が来て護岸に。検量・集計。なんと優勝だった。 無欲、のち欲張りの結果?
こうしたから釣れた、優勝した。は、結果論であって確実性はない。 釣るためにどうしたかが釣れる可能性を広げるために重要なのだと思う。釣るための過程が面白いから楽しみはきりがない。
準優勝は4.5cm程度の差でRMCの上岡セイジくん、しかも大物賞。 あのキビレがなければかっさらわれるところだった。恐ろしや沖防チャンピオン。 3位は約2ヶ月大学院試験のため影を潜めていたYOUHEI。さすがに入賞常連。
沖防の状態がもっとよければよかったが、また回復するだろう。 今回は遠方から地元からと一般参加者がたくさん関わってくれて活気のある大会になったことが一番の満足点だった。 大会の詳細は AMAのHPで! |