釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
7月29日(日) | 長崎 | 若 | 11 | 満05:39 干12:53 |
/ | 晴 | 無 のち北 |
普通 | ウニ | サンバ ソウ |
サンバ サイズ |
真夏のサンバサンバソウが釣れている。と、石鯛研究所のクマラッキー所長から情報をもらい、すでに行ったゴンドウさんのエスコートで行ってみることに。
朝5時波止渡し船が出るというので2時に集合というかなり遠征並みの集合時間に待ち合わせ。 4時半ごろに船着き場につくともう船長が出ていて暗いうちから船外機で渡してくれる。
今回は4m5号の改造竿の初おろしなので、これが魚を掛けるとどんな感じなのかが楽しみだ。
アブ5500に巻いた3号PEにスイベルを仲介してハリス8号を2m。スクリューサルカンの上におもり3号をワンタッチで取り付けて10号ハリス15cmに結んだヒラマサ15号鈎。 ウニを1個付けてまず1投。
竿の感じはなかなかで違和感はない。穂先の調子もマアマアだ。
底取りをして3mほど上げて待っているとさっそく穂先が少し動き出す。 クーッ、クーッとだんだん揺れ幅が大きくなり、コン・グーッ。 本命のアタリだ。 そして次にさらにコン・グーッが強くなりこれは掛かるかと思ったら穂先が元に戻る。 餌がなくなっている。
1投目からアタるとはさい先がいい。急いで餌を付け直して放り込む。すぐにグーッと押さえていく。 途中で押さえたまま止まるがここは辛抱。じっと待つと再びさらに押さえていく。 胴にしっかり乗るまでアワせないゾ。
5号竿は思いの外曲がり、魚がガブる感じが手元に伝わってきたところでガクッとアワせる。しっかり掛かった! やったと思ってリールを巻き始める。
バスッ。アレっ?切れた感じ。 最初のヒットが最初のバラシ。 仕掛けをあげると、ハリスがザラザラに切れている。パイルにこすれ切れ? そんなに横に走っていたかなぁ。納得いかんなぁ。そういえばこの場所何かに引っかかる感じで4〜5m水深が変わるのが気になっていた。何か底にあるのかもしれない。
仕掛けを作り直して再度投入。 アタリはまだある。
きれいに押さえてそのまま竿の胴に乗る。今度は釣れた〜。 33〜4cm程度の小型だが久しぶりに見るシマシマは嬉しい。 アタリは続き、結構引いて上がってきたのは40cmをわずかに切れるまあまあサイズににっこり。サンバ釣りですモン。
ゴンドウさんもアタリはあるようだが、自作の強い4m石鯛竿を曲げるやつはまだ来なくて渋い顔。 しかし、程なく掛かって来たのは30チョイのシマシマ。 お互いゲットでニコニコ。
ただ、天気はすこぶるよく風も全くない。 このままだとどうなることか。船長は 「ボート全部貸すのでそれが帰ってくるのが4時か5時になるかもしれん。」
そのつもりで飲み物はいっぱい持ってきたのだが、できるなら早めに帰らないと茹で上がってしまうかも。
アタリは続いているので退屈はしない。
しばらくして35cm程度のシマシマ追加。 ゴンドウさんも同型追加、また追加でポツポツ釣れて来るので、二人ともさらなる大物に焦点を絞って気合いが入る。
ところが!それからアタリが妙になってきた。 いい感じで穂先から穂持ちまでグーッと曲げてもう待てない人ならアワもいいぐらいまでいくがそれ以上の締め込みがなくぴょ〜んと戻ってしまう。 何度も何度もそれが繰り返される。
竿を置き竿にしても、竿を送っても、キキ上げても、途中で止めても、しまいには最後でチョンとアワセを入れても掛からない。これが何時間も続くのでもうイライラ。 鈎を変えても同じだからしようがない。 ゴンドウさんも 「絶対、石鯛ばい」 というが。きっとイシガキに違いない。 カニ餌で小鈎だと何とかなるのかもしれないが…。カニはないし。
ゴンドウさんがシマシマ35cmぐらいを追加。ゴンドウさんホッとしたようで 「ヨシ!ソーメン食べましょう。」
二人で彼の奥さんが作ってくれた冷えたソーメンを食べる。 ウマイッ!!
ゴンドウさんは、よく波止で焼き肉やたこ焼きやコーヒーなんかをつくってサービスしてくれる。 ガツガツ釣果だけにこだわった釣りをせずに、釣行自体を楽しむタイプなのだ。 だからいつも一緒に行くとホッとする。
何時間もにらみ続けていた海面から視点を移し遠くの空を見る。 朝方には小さかった積乱雲の子供の頭が、今はモクモクと見上げるまでに大きく白く発達し、真っ青な空にキノコのように広がっている。
夏だ。
そのまぶしい光・地面から蒸し立つような匂い・濃い緑・蝉の声… 子どもの頃には(今でもだが)心が躍ったムンムンムクムクの夏だ。
さて、ホッとしたところで再開していると、11時頃、子供を乗せた船外機が一艘港に戻ってくる。 「もしかしたら、船長、迎えにくるかもしれんね。」 「いやー、それでも1時か2時に迎えにきてねって言ったモンなぁ」 と話しながら釣っていると、やっぱり、船が港から出て近づいてきた。船長、 「どうするなー?」
いや、いきなり来られてもまだ早いし片付けもしてないし。 もう1本の波止にもどうやらいつの間にか、博多沖防仲間が来ているらしく、船長、 「向こうは2時て言いよる。」 「じゃ、2時にしよう。」 よかった〜。風は出てきたがいくら何でも4時とか5時ではどうしようかと思ってたから。
例のアタリはいつまでも続く。
僕はもう無視状態で勝手に押さえさせていたが、間違ってハリに掛かったらしくグーッと手応え。 横に走るのを無理矢理巻いてゲット。 めっちゃ体高のあるやっぱりイシガキ35cm程度。
まだアタリはあるがもういいかなと思っていたら、粘っていたゴンドウさんもシマシマゲット。 これは 「小さい。」 と言ってリリース。
片付けをして、船を待ち陸に上がったとたんに気分が悪くなった。いきなりの熱中症? ゴンドウさんに悪かったが車の中で少し眠ると何とか復活。 いやいや、水も飲んでいたし陣笠もかぶって暑さ対策をしていたにも関わらずだから、注意しなくっちゃ。 オリンピック見ていた睡眠不足が一番いけなかったかな?
今期の初サンバは真夏からのスタート。 静岡のシゲさんのような、信じられないような大型ばかりの釣果ではないが、楽しいサンバ釣りの幕開けだった。 |
釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
7月22日(日) | 博多沖防 | 中 | 4 | 満11:28 干05:07 |
25 | 晴 | 東弱 のち北 |
普通~ 濁 |
カラス | 6 | 30〜44 |
AMA第1回大会AMAの2012年第1回目の定例大会 8名も一般参加者が来てくれて久しぶりに20名を超す23名で開会式。 広島からも爆釣チヌクラブの中田君が前日から駆けつけてくれた。(前日は彼、粘って47cmオーバー頭に爆釣だったらしい)
今期は、会を超えて落とし込みファン達が切磋琢磨しながら楽しめれば…とみんなで動いた結果かな。
鳥羽ちゃんのミニ講習会にも熱心な質問がとび、さて船に乗って思い思いの場所に散る。
30cm以上の2枚長寸の大会。2枚そろえないことにはレースの先頭集団には残れない。
実は前日、様子をうかがいに最近好調なソロバン波止に行ってみたが、14時まで釣って、メイタ数枚だったので迷わずいつもの切れ波止に直行。 熊本から来てくれたゆっきんさんも一緒に降りる。船に乗っていたみんなはそれを見てやんやの喝采じゃなく、冷やかし。
ゆっきんさんが準備をしている間に僕は昨日の仕掛けをそのまま竿にセットしていたのですぐに釣り開始。 竿は3.6mのズーム小継飛竜3号穂先改造、ハリス2.5号、チヌ6号鈎にヒューズ5回巻き。 2.5〜3cmのカラス貝を付けスライドさせる。かなり速く落ちるが潮の影響で狙うポイントから外れるよりはまし。
5〜6投目にアタリを逃す。再度入れ直すと同じように止まるのですぐにキく。 やっぱり喰ってる。 即合わせで掛かるが。メイタ。30cmギリ。 これっきりってこともあるのでとりあえずキープ。
ちょっとして、やはり2mほどのタナでスッと糸が動いた。 これも思い切って即合わせ。掛かる。 ちょっと大きくなって35〜6cm。 一応2枚そろったが、これじゃネ。 しかし、早めの規定サイズ2枚で気持ちに余裕は出る。
一文字波止に降りた西島さんが早々と切れ波止に来るので様子を聞いてみる。 「一文字どうですか?」 「全くだめです。」 西島さんその後、すぐに3枚釣ってキープ。さすが。
僕は少しして44 cmぐらいが釣れる。これはかなりうれしい。まだ7時前だし。
ただ後が続かず、ずっと長い沈黙。 一文字に行っても一回もアタラナイ。切れ波止に戻っても全く反応なし。
ときどきすれ違うゆっきんさんや、中田君もさえない顔。お互い 「チヌいないですよね。」
しかし、関さんが、一文字がアタラないって言うので 「切れ波止やってみたら?」 と勧めていたが、彼その通りにいつの間にか切れ波止に来てすぐ40オーバーを釣っていたんだった。 「ぐーっと来ました」 釣れるときはこんなんなのよね。 チヌはいるけど喰い気がないだけだった。
長い沈黙の時間に疲れた僕は、10時半頃から腹が減ってのども渇き腰も痛く、ゆっきんさんに 「風も出て濁りも出ていい感じやけどなー。人がいなくなったら釣れるかもね。」 と言いながらもついに休憩。 ゆっきんさんも休んだようだ。 曇の天気予報のはずがピーカンで刺すような日差しを背中にしておにぎりを食べたりドリンクを飲んだりしてしばらく足を投げ出す。
…さて、11時。 やるかなと、餌を付け、立ち上がってすぐ横の海に餌を入れると止まる。 ????キクと喰ってる〜。
強く合わせを入れてダメージを与え間をおかず、ギュィ〜ンとオーバーハング内側に突っ込もうとするのをリールを巻きながらしゃがんで強引に竿をギューッと起こす。 出た。ゲット。 42〜3はある太ったいいチヌだ。 こっちがびっくり。 あんなにアタらなかったのに。休んで餌を入れたとたんに喰うんだから。
それから、プチ確変状態。 しかし3mも深めに入れたところで引き込まれたら、即パイルで道糸までざらざらになって切れる。 タイミングバッチリでアワせて、外に出しこれは捕れたでしょうって思ったらスッポン抜けの連続で頭チンチン。
納竿の12時半が近づき、あと1〜2投かな、と思ったところで止めアタリをうまくとれた。 しかし、魚は浮かんでは強烈に突っ込みを繰り返しているのになぜかリールの動きがぎこちない。 リールを見るとリールの足に糸が回っている。これ以上巻いたらプッチンだ。 運良く最初から糸を3m弱しか出してなかったので魚は浮かすことができる。 糸の調整ができずにタモ入れに手こずったが何とかゲット。 これも42ぐらいの型。サイズアップはならなかったが時計を見ると12時20分過ぎ。 満足して竿をたたむ。
船に乗ると、関さんも一文字波止で40UP1枚追加していた。 日頃から休みたびに朝一から沖防で修行を繰り返していた執念が実ったね。 1枚釣っても 「これじゃ広島大会に行って1枚だけだったのと同じなんです。もう1枚釣らないと。」 偉いなと思った。ちゃんと目標を立てて真剣勝負をしているんだから。 で見事に実現。
検量結果は他の場所でも2枚釣った人もかなりいたが型がそろわなかったようで、僕が優勝。ラッキー! 関さん 「1cm1mm差でした〜。」と準優勝。 3位、あさひクラブの沼田さん(いつもよく釣るんです) 大物賞は我が会の田中治さん(ベテラン久しぶりの復活)
上田会長 「オチさん、俺、心配。最後の打ち上げ花火みたいにぱーっと輝いてバッタリなるんじゃないかってね。」 と笑って冷やかしてくる。 いいえ、たまたま。 特に気合い入れも無理もしてまっしぇんからご心配なく。
それより、閉会式が終わって、颯爽とまた船に乗って波止に渡った広島の中田君、ルフィちゃん、ヨシダ君、落とし込みの将来を担う若者達の後ろ姿が頼もしかった。 それに混じって50半ば過ぎの鳥羽ちゃんが一緒に行ったような気がしたけど、気のせいよね。 |
釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
7月14日(土) | 博多沖防 | 長 | 26 | 満19:18 干12:49 |
25 | 雷雨 曇 |
南 | 濁 | カラス | 28 | 30〜47 |
釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
7月15日(日) | 博多沖防 | 若 | 27 | 満20:10 干13:41 |
25 | 曇晴 | 南 やや強 |
濁 | カラス | 5 | 33〜42 |
入れ食い祭 のち静寂九州北中部で記録的な豪雨による被害が出ている。福岡市は雨は降るが梅雨末期の続き雨かな、程度。 7月14日(土)この日も夜明け過ぎまでは豪雨だったらしいが僕が目覚める時刻にはもう上がっていて、13時頃はやと丸渡船場岸壁では蒸し暑い曇空。海はいい濁り。思ったよりも浮遊ゴミは少ない。
セイジくんに電話してみると 「今、一文字です。アタリはありますよ。37〜8が多いけど。初心者もメイタ5〜6枚釣っているし、僕も40upは3枚。」 ソロバンもまあまあ釣れているようだが一文字波止に行くことにする。13時半頃船に乗って波止に降りるとセイジくんが昼飯を食べてくると入れ替わりに船に乗る。
上がると、その初心さんが近づいて来て話をする。 「たくさん釣れました。こーんな(両手を大きく広げる)のもタモに入れる前に2号ハリス切れました。落とし込み2回目です。釣り方分かりませんが、釣れます。」 嬉しそうにチヌ1枚とメイタが4〜5枚ぶら下がったストリンガーを上げてみせる。よかったねー。 しばらくお話をして、それでは!と落としこむ。
今日は飛竜3号3.6m竿にハリス2.5号、管付きチヌ6号にヒューズをまず4回巻き。 エサはカラス貝の3cm程を付けてメイタを避けるつもり。
最干潮というのに一投目から超上層でアタる。 30cmチョイのメイタ。
次、今度は底付近でグーッ。これは強烈で45ぐらい。 釣りはじめて5分も経ってない。スゲー!
と思ったのもつかの間。雨がぱらつき、何かが肘にまとわりつくと思っていたら、指にバシッと電気が走る。 雷が来ている。 すぐにしゃがんで灯台の45°傘に入るところまで頭を下げてひよこ歩き。
ザーッ!いきなりの豪雨と雷ゴロゴロ。雨に打たれてじっとしゃがむ。 初心者さん帰りたそうなので船長に電話してやる。 一人、マエダちゃんだけ立って釣っている。
ようやくすごい雷雨が通り過ぎたのは15時前。1時間半ぐらいしゃがんでいた。足が痛い。 生きていたマエダちゃんに 「あの雷の中よう釣るよ」 「だってアタルんやモン。でも、もう帰ります。明日来るので魚残しといてくださいよ。」
一人になる。 入れ食い。
1mのハリスを斜めにスライドで入れてハリスが見えなくなったところでアタるのでほぼ上層50cm以内から喰いはじめている。 やはり35〜38が多いがこれもよく引いて楽しい。 40 up は殆ど45前後サイズなので強烈。 それより超デカイのはなぜか来ない。
セイジくん達が上がってくる17時までに40uo8枚、約2時間でそれだけだから結構な入れ喰いだった。
しかし、17時チョイ前からゴミが近づいてきて潮が変わったのかアタリが遠のき40upは1枚だけ。 不思議やネー。おまけに内側はそんなにアタるのに外側は殆どアタらないというこれも不思議。
次の日、天気を見てあまり釣れないだろうと思いながら13時頃に釣りに行く。 沖防の海は雨から一昼夜空けると山の湧き水でかえって澄み切る傾向にある。 しかしながら予想よりも濁りは残っている。
切れ波止に上がる。昨日釣りにならなかったゴミや川の濁流も殆どなさそうだし、一文字は朝から落とし込み師で満員だし。 アタリは予想よりも無い。 33〜35のメイタが3枚釣れただけ。
遠く一文字波止に動作が本格的な落とし込み女性がいる。切れ波止に渡ってきた。 近づいて、マスクをはずし向こうから 「こんにちは。」 エーッ!立ち向かう男子がことごとく「マイリマシタぁ」とひれ伏す ゆっきんさん! どおりで。
でも今日は、 「釣れません」 残念だなぁ。熊本南部からわざわざ来てくれたのに、今日はネー。 日が悪い。
一文字波止に行ってみる。まだ人は多いし、みんな午前中はそこそこアタっていたけれど今は殆どないと言っている。 しばらくやってみる。波といい濁りといいかなりいい状態なのにホントにアタらない。 17時の回収までもう殆ど時間がないので、潮が若干上がった切れ波止に戻る。ここも今にもギュッと引き込みそうなのにねぇ。
シューッと餌を横に持っていった35cmを追加して、もう終わりかなと思っていたら超上層で糸止まり。 チョンと糸を張ると掛かる。オーバーハングの中の水面でバシャバシャ。 思いきり巻いて外に出したのが42チョイ。何とか40upギリギリセーフ。
博多山笠も15日早朝で終わり、祭りの後は静かさが漂うのは沖防も同じだったかな。 |
釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
7月07日(土) | 博多沖防 | 中 | 18 | 満11:52 干18:07 |
24 | 曇 | 北東 やや強 |
やや濁 〜普通 |
カラス | 4 | 33〜39 |
気合い無しではかなり仕事がかさばって、窮屈になってきた。時間がなくなってきた。 しかし、早起きはできなくても週に1度の竿出しはしたいと12時過ぎに家を出る。
渡船場についてバッチリ準備が整ったところで、どの波止に上がろうかな切れ・一文字波止はまだ潮が高いからおもしろいかもな。 と思いながら車のトランクをしめたが、ン?何か抜けている感じ。 あ〜ッ!タモ枠がない。 先週広島から帰って、フラフラの中、急いで洗っていつもと違う場所に干したものだからうっかり忘れている。
しょうがないので取りに戻って船を待つがなかなか来なくて結局、切れ波止に上がったのは14時かなり過ぎ。
もう、下げ潮はかなりの速さで流れている。おまけに昨日から朝がたまで降っていた雨に流されてゴミがいっぱい。
でも鈎にヒューズを多めに巻き一気にオーバーハングへ突破を図る。 が、糸はサーッと流される。 しかし、糸が落ちていかないのでキクと喰っている。 一投目でアタリ。 けれど喰ったのは28cm程度のメイタ。
ただ、これは喰いが立っているんじゃないかと期待をするが、流れるゴミで落とすところがない。 ときどき空いている場所にサッと落としてうまくいくとメイタか30upが釣れる。 これはかなりデカイと思うのはやり取り途中でスッパン抜け。カラス貝3cmも割れてもいない。
結局、ゴミにイライラするばかりなので一文字に行く。
潮が下がりかけた、一文字波止は、関さんによれば、 「朝はとてもよく濁っていたんですが、透けて来ました。アタリも無くなって。」 もう終わっていましたね。
あと1時間早ければ、いい釣りができたのかもしれないが、ま、力が入らないときって気も充実していないので悪循環になるのだろう。 しょうがないとあきらめて、丹念に探っていくだけ。
しかしながら時間だけは過ぎていき、午前中40upを1枚釣って竿をたたんだ関さんを横目で見ながらも悪あがきをしていた納竿に近い19時前。
やっとアタった。 手前にギュンギュン突っこむのを無理やりリールを巻いて降参させたと思ったのに39cmと中途半端なサイズ。
最後の興奮をもたらしてくれたチヌには感謝だが、今日の全ては14時前には終わったいたようでやっぱり、中途半端な気持ちではいい釣果は望めないってことやね。
しかしながら忙しい中でもこうやって少しでも時間をつくって釣りをする。これが今のところ自分にとっては精神安定剤のような大事なライフスタイル。 |
釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
7月01日(日) | 広島 | 中 | 12 | 満06:49 干13:31 |
? | 雨! | 無〜 南西 |
やや濁 | カラス | 5 | 31〜45 |
広AMAカップたぶん。 今回が11回目ということなので3回以降から8年ぶりに行くことになったと思う広島。
0時30分に箱崎に集合してちょっと迷路に入りながらも4時半頃には到着したかな。 週間天気予報では曇晴のいいあんばいだったにも関わらず出発からだんだんと広島に近づくにつれ前が見えないぐらいの強い雨になる。釣況が最高の時期を設定してくれたがこの雨はかなり影響するだろうな。
でも、自分自身は広島に来たことで殆ど満足だったので釣れるにこしたことはないが、特に気にしてはいない。 到着すると井上洛友会会長さんを始め広島の皆さんに出迎えていただき、夜明けから釣り場に渡してもらう。
6時釣り開始なのでしばらくブラブラ。
50名ぐらいの参加者はその間に散ってしまっている。 どうやら沖側の遠くの場所が人気ありそうな様子。 波止上がりをした横面はがら空き。
「ここ よさそうなんだけど釣れんとかね。」 ルフィ、 「いや、向こうの角ッコ近くは潮が流れていいって聞きましたよ。」 今度は西島さんに 「やっぱりオーバーハングですか?」 「ハイ、斜めにオーバーハングして、それから垂直のようです。」 「ふーん。じゃ別にきちっとスライドさせなくてもいいんかな。」 「いや!やっぱり中に入れんと喰わんです。そしたら斜めの奧の上層で来ますね。」
とても的確な少ない情報をもらって、オーバーハング大好きの僕は嬉しくなる。 では! 今日は2枚長寸の競技だから2枚釣らないと上位は無理だな。
構造から想像すると、この辺かな〜と思う場所までジワジワ歩いて行くとちょうど競技開始時間。 先の角少し前にはルフィちゃん。
今日は3.1mのヘチ竿に道糸2.5号。サルカン前に浮力調整の発泡シートを巻いてハリス1.5号矢引。サルカン下50cm程のハリスにセンサー目印。鈎は管付イセアマ9号に細めのヒューズを7回ほど巻く。 まず2.5cm程のイガイを付け西島さんが言った斜めの奧に入れ込むつもりでスライドさせる。
潮は適度に横流れ、速くもなく遅くもなくいい感じだなぁ。 エサは思ったよりもゆっくりと沈んで入っていく。
この辺で最奧かなと思うところで糸が止まる。 ジワッとキクと何かがカジカジとやっている。 一投目からあたりや!(^^)!。 ハシッと合わせるとキュイーンと走って。25cmぐらいのフグ。 チェーッ!ルフィちゃんしっかり見てて、笑ってる。
次!またアタリ。 今度は本命!だけれど30cmは無いメイタ。バイバイネ。 ハリスが張ったぐらいでキュッと引いて掛からないのはフグかな?メイタかな?
顔を上げるとルフィちゃんタモで掬ってストリンガーにぶら下げている。 「アタリあるねー。いいとこやね。博多よりヨカバイ。」
エサを少し大きくしてみる。 またアタリ。糸がジワッと止まり、壁に付いているかなっとキクとチヌってパターン。今度はよく引く。思わず糸を出す。上がってきたのは45up(45.6)。 ま、今日は50upの競いだろうから。一応キープね。
それからしばらくアタらない。 ルフィちゃんの言っていた角付近はいい流れで1発がありそうだけどアタリ無し。(のち35ぐらいが釣れるが)
ポツポツと誰かが釣る状況になった。
そのうち、別なところに行っていた鳥羽ちゃんが近づいてきて僕が最初釣った場所付近で掛けた。 結構いい型のようで聞くと、 「47ぐらいかな。」
爆釣チヌクラブの木村ポックン会長さんがアルコールを体中から発散させて近づいてきて話しているうちに、落とし込んでいた穂先にチョチョンと合図。
チョンとアワせると見事に掛かり。これがまた45近い(44.4)。 「やったー!これぞ究極のお話し釣法。電話しててもよくアタるンよねー。」 ポックン会長さん、ありがとでした(^_^)v。
まだ6時半。 もう大体満足ってな気持ち。 でも、最後まで力抜かないでやらないとね。 とは思ったものの、ものすごい雨が降ってきた。 誰だー!元凶は!!
その中ポツポツ40弱までは釣れるが、上層では殆どアタらないようになってきてサイズ更新ならず。 底で何度かアタるも喰い込みまで至らず掛けきらず。フグかなー。
井上会長さんが 「今度、雨ひどくなったら雷も伴うし帰ってきてください。」 「ハイ」
それにしても9時過ぎには遠くに行っていた人たちが魚を持って帰ってくる。 なんでかナー?? 競技終了11時までと思うけれど。もうやめていた権藤さんに電話してみると 「10時までみたいよ。」 ということで僕も9時半ごろには検量所で測ってもらう。
小八重さんが、 「現在、2番」 「エ?」 鳥羽ちゃんが良型2枚とは知っていたがその次? まあ、後が来るでしょう。と思っていたら最後までそのまま。
結局、優勝が鳥羽ちゃんで、僕が準優勝、西島さんが3位で、8位にはルフィちゃんも入り、なんとAMAワン・ツー・スリー。 びっくり。
表彰式兼昼食会場では鳥羽ちゃんが悲願の青いトロフィーを再び手にしてくれた。 これでトロフィーが久しぶりに関門海峡を渡ることになるな。
お楽しみ抽選会もめっちゃ盛り上がり、楽しいひとときを過ごせたのでした。しかしながら、広島の落とし込み師の皆さんの熱意には圧倒されました。自分自身はたそがれ時代となったけれど、いい広がりの可能性を感じた価値ある一日でした。広島の皆さんには大変なお世話をいただき感謝・感謝でした。
帰りはさすがに不眠が極限になり、運転を代わったとたんに気を失っていびきかきどおし(^_^;)
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