釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
3月10日(土) | 鹿児島 川内 |
中 | 18 | 満08:54 干15:10 |
18.5 | 晴 | 北北西 強 |
普通 | カニ | 4 | 43,43,45,49 |
魅惑の落とし込み堤メッカではない。しかし、間違いなく九州一の魅力をもった防波堤、川内沖堤。 ただし、気まぐれな3月の天気はなかなか落とし込みにいい条件を与えてくれず、風波はかなりの確率でひどく、わざわざ行っても気持ちのいい天気の中でいい釣果を上げることは難しい。
今回も新会員のセキさん、ヨシダ君が釣行計画を立てていたところに上田会長が加わって、僕にも連絡がきて、きっと風に悩まされるし先週の疲れがまだとれていないのでシブっていたが、結局、強制連行的にセキさんの高級ワゴン車に乗っていたのだった。 天気予報は前日も1〜3mの風で当日も1〜4mまでの風。曇のち晴。これだけ見ると最高かも。でも、川内沖堤はそんなに甘くない。
上田さんとの待ち合わせ場所、高速道路基山PAから3時間半かけて船着き場に到着し、車から降りた時点ですでに5mは吹いているだろうってな風。 沖堤はどんなにひどいか、しかし、来たからには行くしかない。
波止に上がったときは、沖側はすでにウネリが相当ひどい。
まぁ、それでも風は吹き飛ばされる程でもなくしばらくは何とか釣りになるかな。それぞれ準備をして、めいめい好きなところに行って落としはじめる。 内側は通常通りに上げ潮が左に走っている。33/39mの振り出し竿に糸3号、ハリス2.5号、鈎は管付チヌ6号にあまり糸へ4B、すぐに6Bを追加。まず、チヌが浮いていないか荒れた外側を竿1本まで探っていく。 風とウネリで仕掛けはスムーズに落ちていかない。アタリはなく、次に内側も同様に上層だけ。アタらない。
先端付近の外側で一ヒロ程度で糸が落ちていかないので、キクと魚の感触。すぐにアワせると掛かる。 ウネリで魚に掛かる抵抗が著しく変わるので、巻き取りを急がずに浮いてくるまでゆっくりとやり取り。 浮いてきてもタモ入れが大変。波が2m程上げ下げするので魚は翻弄されて、タモ入れ失敗すると7mのタモは次の波で水中へ入り、すごい抵抗で腕に力が入らなくなる。 何度かの失敗後、無事タモへ。43cmと期待はずれだが、早めにゲットでホッ。
後ろを振り向くとヨシダ君も遠くでマルマークでどうやらゲットできたらしい。水面下7〜8mで来たらしい。しばらくして、アタらないと言っていた上田さんもその後すぐに電話してきて、 「47cm釣れたヨ。底。」 今日は魚の機嫌いいかな?
上層はアタリなくなり、底まで餌を落とすことに。 しばらくして内側底に落ちた餌を上げて潮に流して再び下げかけているときにギュッと引いた。誰にも分かるいいアタリ。これは少し大きい。45cm。
1〜2度、餌がなくなりガン玉に歯形が付くが、糸が息をつくのでアタリをとるのが難しい。 セキさんは38℃以上と急に昨晩から熱が出た中、頑張って釣っているがなかなか攻略のポイントがつかめないようで苦心している。
潮が、下げになってからアタリが遠のいた感じ。下げに期待をしていたのだが、下げ潮があまり走らない。 1枚何とか底で釣る。これも、43cm程。とにかく底をとれないと上手くアタリも出せないようだ。
風はさらに強くなり、波頭がちぎれている。おそらく15mは吹いているだろう。したくないけど6Bをさらに追加。 ときどき体が吹き飛びそうになるのでこらえるため力を入れ、体がガチガチに疲れてくる。
荷物のところに戻り、腹ごしらえ。両足がひどく痛む。しらないうちにすごく力を入れていたからだろう。すでに横になってたヨシダ君としばらく話して再び外側に挑む。
間もなく底で何か掛かっているような感じ。 アラカブなのか、根掛かりなのか分からない。 とりあえず、ゆっくりと竿を上げながら糸を張り、確かめる。チヌだとやっと分かる。そのままグーッと大きく竿を上げてアワセる。 今度はかなり抵抗があり。思わず腰をかがめて竿のバランスを保つこと数回。浮いてきたのは結構いい型。海面まで高いのでどんな大きさなのかが分からない。
タモ入れ失敗すること2回。ヨシダ君が横に来て 「掬いましょうか?」 で、すんなり彼にタモを渡して頼むが、なかなか息が合わない。でも何とかタモインしてくれた。 波止に上げてみるとまあまあの型。49cm。
この後、さらに風がひどく、疲れは限界。アタリもなぜかなくなってついに横になってしまう。
起きてしばらくやるがダメのよう。13時頃には上田さんも遠くから帰ってきている様子が見えて早めの納竿となる。 セキさん最悪の体調なのに最後まで驚異の頑張りだったが、釣果には恵まれず写真係。
僕は、あまりの悪天候に体調も今一なので、ここ川内ではじめて波止の3分の1ぐらいの場所しかうろつかなかったが、遠くまで行っていた上田さんが帰りの車で 「たくさんチヌ浮いていたよ。でも全く喰い気無かった。」 と言っていたから、水温も上がっているし何かの拍子にスイッチが入ると面白いことになるだろう。
やっぱり!の修行だったが、とりあえず年に1度はの川内詣でができた。あと1度行くかどうか。博多沖防開幕も近いし、近場でも釣りができる季節の足音がサクラの開花とともに小さく聞こえてくるようだ。 |
釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
3月3日(土) | 長崎 佐賀 |
若 | 11 | 満06:22 干11:27 |
14 11 |
曇 | 北東 やや強 |
やや濁 | カニ | 2 | 33 45 |
チヌの歯形チヌのアタリがないとき、違和感を感じて上げた鈎に餌がなく、オモリに丸い歯形が付いていたら 「アーッ!チヌだったぁ」 「チヌ、おるバイ。」 と、ガッカリしたり、気合いが入ったりする一コマが落とし込みでは結構ある。 まぁ、貴重なアタリを逃したのだから自慢にはならず黙っている人が多いのも事実。 ← こーんな仕掛けにぼこぼこに歯形を付けられて、しかもアタリ逃したのだったら、もう笑われるだけかな。
3月3日(土)夕方には実家に帰る用事があるができれば釣りにも行きたい。 近場の沖堤にでも行ってみようかと18時の天気予報を見ると、風7m、波3m。これじゃ渡れないだろ。あきらめてテレビを見ているとセイジくんから電話で、 「2時間半で5枚です。」 いい情報をくれた。 彼はルフィちゃんと別な遠征するという。 それなら!とまた、元気になる。
久しぶりの一人旅。夜明け前に目的の護岸に到着。 予定では数投目にアタリがあり、2時間ほどで帰路に就く。はず。
…落とし込み始めて1時間…ときどき餌がなくなるだけ。 ハリス1.5号にガン玉2G、ゆっくりと落としているので風でアタリを見逃したかとガン玉を見るが、歯形もなし。 その後、フグ連発。これが餌盗りか。
あちらこちらの護岸をうろつきやっと地堤で釣れたのは33cm。 釣果がないよりマシなのだが眠いのに頑張って起きてせっかく一人で来たのだから、今日はこれで満足はできない気分。
しかし、予定の2時間はとうに過ぎ、ついに車を帰路方面へ。
途中目に入った、今まであまり釣果のなかった地堤。30分だけとやってみる。
濁りはまあまあ。潮の動きもある。内側は全く反応なし。 風でざわついている外側は潮も少し動いていい感じ。やはり落とし込みは風に向かって釣れ、かな。 少し斜めになった壁面にカニをしがみつかせはがしてはだんだん深く探り、最後にストンと底まで落とす。
予定の30分が過ぎようとしていたとき、すとんと底まで落としたときに、コツッ。 アタリ〜!キキ上げると付いてる〜。 思わずバシッとアワせる。 魚は沖に走る。まあまあの型か。
沖に走りながら竿のテンションでだんだんとうわずってきて、10mほど先でキラキラと光りながらヒラを打つのはまぎれもないチヌ。 ヤッタ。 静かに引き寄せてゲット。 デカバンじゃないが満足サイズではある。諦めないことやなぁ。寄り道してよかった。
欲が出て、また波止根本から探り出して20分ほどして先ほどと同じ場所。 ストンと底まで落とそうとしたら糸が足らない。リールを回転させて糸を出し、なぜかリールに目をやってから再び穂先を見た瞬間にカツッと引いてはずれた。 大事なときに見ていなかった。それっきり。
もう帰ろうと近くの釣り人に写真を撮ってもらって放流しようとしたときにチヌからカプッと噛まれた。 痛てぇなぁと思いながら放流をして車に歩いていると噛まれた指がズキズキひどくうずく。
見ると右手が真っ赤。血がボトボト指先からしたたり落ちている。
車に入れていた水で洗い、救急テープで応急処理したが、家に帰ってテープをはがすとまた出血。 1cmぐらい深く切れて歯形がしっかり2つ。 「チヌいましたー。」 アタリはとったけど、指に歯形付けられちゃいました。
追、その日、遠征に行ったルフィちゃんは55.1cmの大型、夕方まで粘った最後の場所でゲットしたそうな。やっぱり、あきらめないことやなぁ。 |