釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
8月27日(日) | 長崎 | 中 | 1 | 満07:51 干14:22 |
27.5 | 晴 | 北 | やや濁 | カニ ウニ |
サンバ | 35 |
納竿サンバ昨年の猛暑で落ちたイガイはまだ小さく付け餌の大イガイが採れないが、カニやブラックタイガーでやってみようと貝コマセのサンバ釣りを近場で予定していた。 しかし、波の様子が悪そうなので、長崎方面まで足を伸ばすことにした。 そうなると餌もウニとカニが無難かとウニも少々買っていく。
最初に渡った波止はウニは割らずにカニは小さな震えが穂先に出たと思う内に無くなる。つまり、ベラばかりウジャウジャ寄っているのだろう。 竿は4mのかかり釣り用4号改造。 餌はどちらがいいのか分からないので今回も2本バリに2種類の餌。
そんな中、コン!と比較的強いアタリのあとに穂先が曲がりカニの方に釣れたのは手のひらイシガキ。残念ながらお帰りください。
ずいぶん時が経って、PE3号を巻いたアブリールのドラグが効かないので調子を見ていたらいつの間にか穂先がしっかり曲がっている。あわててアワセて掛かったが巻き上げる途中で鈎ハズレ。
それからはウニはおしりに丸い穴を開けられるだけ。汗をビッショリかいて石を100個以上ひっくり返して1匹1匹一生懸命採ってきたカニ約200匹は悲しいかな空しく消費していくだけ。
とうとう10時頃に渡船に電話をして波止替わり。
替わった波止は全く潮は動いてなくて、カニ餌にたまーに穂先が震えるだけ。ウニには殆ど反応しない。 これはさっきの波止より悪かったかも。海の濁りは丁度いいように思えたのだが、どうやら、この週、雨がひどく降ったり止んだりでかなり水が入ってしまったのもよくなかったのかもしれない。 無言でカニやウニを交互に海に放り込むが時間だけが経つばかり。
12時前にカニに少しだけ強いアタリが出たのでもしかしたら本命がやっと寄ってきたかと思って、仕掛けをカニ用の小さめの鈎強靱ヒラメLLにして新しい8号ハリスに結び替える。 普通だったら、さぁ!と気持ちを新たに釣り出すところだが、朝から我慢していた眠気がピークになり横になってしまう。
クマさんの 「帰ろーかぁ!」 という声で目が覚めたら1時間以上過ぎていた。
では!と、カニを付けて放り込むが、穂先は何の変化もなくなってしまった。 あー、もしかしたらせっかく寄ってきていたかもしれない獲物を前にして寝てしまったアホな狩人になったか。反省しきり。
また無言の時間が過ぎる。 そうするとたまに穂先を数cm押さえるアタリが出るようになった。これはもしかしたら…。
連れのクマさん・ゴンさんは 「船呼ぶヨー!」 と、もう竿をたたんでいる。僕は 「もうちょっと待って。アタってるかも。」
二人が(ハヨ終われ〜)と、見る中、穂先がクッと曲がった。 「オ!」
そしてじっとしているとさらにクーッと曲がってまた止まった。 「オーッ!」 ギャラリー声を出す。けど、ここでアワせたら水の泡。もっとギューッと持っていかないと鈎掛かりしない。 微妙なテンションを穂先にかけては少し戻しを2〜3度して刺激を加えてやると、やっとまた押さえだした。 そのテンションのまま穂先でついていくとギュン。とうとう走った。やっとアワせるとガッチリ(と思ったが、釣り上げたあと見ると上唇にやっと掛かっていた。)
途中パイルに巻かれたが再び動き出してゲット。シマシマサンバ。小さいけど納竿時間にやっと獲った1枚。 疲れた〜。 |
釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
8月17日(水) | 博多沖防 | 中 | 19 | 満 11:55 干05:48 |
28 | 晴 | 南強 | 濁 | 貝 カニ フジツボ |
10 ぐらい |
30〜48 |
後進へ託す夢若い頃のことを思い出しても仕方のないことだが、20代の終わり頃から博多の防波堤でメイタを釣っていた頃から始まり、AMAというクラブに入って本格的に落とし込み釣りにはまりこんでから九州一帯を一人で、または仲間と落とし込みができる場所を探し開拓しつづけた。
雑誌や10年ほど前から流行りだしたインターネットでの情報は瞬く間に落とし込みの魅力を広めていけたし、試行錯誤した釣技や開拓した場所の公開により、落とし込みを始めたばかりの釣り人もそれほど苦労もせずに大きなチヌを釣る情報を得ることができた。
開拓の中で枯らしてしまった場所もいくつかあり、また、自分で苦労して考えたり開拓したりせずに安易に情報に頼ることが当たり前と思う釣り人を増やしたのではないかなど、公開する際に大事な条件もそんな反省の中から得ることができたように思う。
ようやく落ち着いて遠征主体から戻ってきた博多沖防には大先輩に混じって落とし込みをする若い釣り人が本当に増えていた。 そして、ポイントや釣り方を隠すことなく明るい雰囲気で声を掛け合う釣り場ができていた。
釣技の向上や釣り場の開拓と合わせて釣り人同士のコミュニケーションの広がり。このことはAMA設立当時からの活動目的でもあり、それなりに会の役割は達成できたのではないかと思う。
さて、夏の休暇をとって釣り三昧と張り切っていた盆明け17日の水曜日、ソロバン波止に行った。 まずテトラ裏から始めたがメイタが数匹釣れただけ。
ソロバンに戻って内側を釣り歩く。上げ潮の時刻だがまだ下げ潮が動いている。南風が当たり、潮は適度に濁りいかにも釣れそうだがアタリは少ない。 ときたまメイタだろう微妙に餌をさわった感じがしてわずかに貝にひびが入っている。
そんな中、底で咥えてくれた1枚はやはり興奮させてくれるほどよく引くやつで、あまり丁寧に弱らせたものだから上がってきたときは殆ど息切れしてじっと動かないぐらいになっていた。 その後から殆どアタリが無くなる。何故か今年はこんな調子が多い。
3時間ぐらいそんな調子が続き、また喰い出す。釣れるときはフジツボでも何でも喰う。
イヤになって澄んだ外側をやっていると、かなり上層で糸が止まる。 またパイルに引っかかったのだろうと思って竿を上げると、引っかかりがジワーッと付いてくる。大きな袋を引っかけたような感じでズーッと竿の動きについて上がってきたので下を見ると、とんでもない大きなチヌが足下の海面直下に現れた。
アタリのない中、突然に生体反応もないまま鈎に付いてきたお化けのようなチヌを見て動転したのはこちら。 魚がこっち向いているのに思わずアワセを2度。そしたらスポン。鈎がはずれるのは予想できただろうに。お化けチヌはまたジワーッと何もなかったように下に降りていった。
それからの僕は、釣りはしていたが全く上の空で15時まで過ごし、メイタを追加はしたがソイツが頭から離れないまま帰宅。 次の日も悔しいから行こうかと思っていたが、半日釣りをすると体がかなりダメージを受け、くにゃくにゃになって寝て、朝ようやく起きて立つと足の裏がズキッと痛む。2連チャン釣りが苦痛になっている自分がいた。
もう、夢中でチヌを追うこともこうしてできなくなっていくのかなぁ。
やっと足が向いたのが2日後。新波止に行ってみた。 潮は動き濁り風もありという好条件なのに見事というようなアタリのなさ。
途中から来た川島ちゃんもあちらこちらと熱心に釣り歩いてはいるが 「全くあたりません。」
下げ潮になり益々海の状態はよさそうだが粘る気にもならず 「じゃ、頑張って。」 と僕は結局、メイタ3枚で退散したが、夜メールがあり 「人生初の年無し51.5cm,2.5kgが来ました。最高に嬉しいです!」
2〜3年前に一文字波止で出会い、落とし込みを僕や波止に来るいろいろな常連から教わりながら、沖防常連クラブRMCにも入会して熱心に釣りをしていた成果だろう。
50cmオーバー、僕は沖防で釣り始めて20年かかったけれど最近は結構釣れるようになったのは最初に書いたようなことが功を奏しているなら嬉しいことではある。
←こんなジュニアもこんな大きなチヌが釣れるのだから。誰とは言わないが父親の血を引いていることは否めないだろうけど。
これからはそんな後進たちが、いい環境のなかでいつまでも楽しくチヌの落とし込みやシーバスやたくさんの魚が釣れるためにできることをやっていくことが己のライフワークではないかなと考えるこの頃なのだ。
もう寝る間も惜しんでどこまでも遠征し釣りまくる時は過ぎたような気がする。(でも、やるときはやるよ(^-^))
21日は稚魚放流の日だった。 上田会長はじめ沖防常連の落とし込み釣り師達であるラブメイタの役員、会員達が集まって、萩から陸送してきたトラックから稚魚をバケツリレーで「はやと丸」の生け簀に入れ替え、約7000匹の「マダイ稚魚」を放流した。 チヌも釣れるようになった。今度は大マダイが博多湾で釣れるようになり、歓声が上がる日が来るかもしれないなぁ。
|
釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
8月11日(木) | 博多沖防 | 中 | 12 | 満 20:28 干14:43 |
28 | 晴 | 西強 | やや濁 | 貝 | 3 | 33 38 49 |
ジアイの1尾休みをとっていたので昼から沖防に行ってみることにした。今年もしかしたら初めての平日釣行かも。 暑いが海は昼前から大体海風が吹いてきて案外陸にいるよりも涼しい。この日も昼前からの西風がかなり強くソロバン波止の海の状態は最高のようだった。
今日の潮から考えると、ソロバン波止での最高のジアイは大体18時頃から日没前の約1時間ぐらいかな。状況がよかったら干潮前後もいいかもと自分の都合のいい予想をしていた。
しかし、行きがけの船で船長の話では、朝、落とし込みでは灯台にトバちゃんが行ったけどダメだった。しかも他の船の客が白灯台に泊まりで釣っていた、と。 それを聞いてガッカリ。いっつもなんだけど、船長もっと早く情報言ってチョーダイな。
大体、泊まりがいたときはダメなときが多いのだ。
でも今日は平日だし、ソロバンには今のところ釣り人は1人しかいないらしく15時には帰るらしい。 そうするとチヌの警戒心もかなり解けるのではないだろうか。メイタぐらいは結構釣れるかも。潮は内外まあまあ濁ってるし、チヌも1枚2枚は大丈夫じゃないか?
釣り人というものはこんなふうにいつも自分だけは特別ではないかと信じたがるものなのだ。
船は僕の注文通りに日陰ができる白灯台のそばに着けてくれた。遠くに落とし込みの先行者がぽつんと一人だけ。 灯台の日陰でまず風に吹かれながらゆっくりと昼ご飯を食べてから仕掛けを作り出す。あわてることはない。ウィークディなんだもん。贅沢だなぁ。
そんな余裕でまず灯台周りから探り出す。 200m程先の先行の落とし込み師の動作から考えてもしばらくは糸は入っていないだろう。 しかし、ヘチもチョイ前もかなり前も全くアタらない。灯台から離れてソロバン内外をしばらくやるがこれも全く×。
30分ほどしてやっと外側の底付近で33cmぐらいのヤツが釣れる。しかしそれっきり。
先行者が近づいて来たので挨拶をする。 「10時頃までは、よくアタったけどねー。メイタばっかり。40upは1枚。それから全くアタらん。」
今年のパターンそのものだ。アタらなくなったら徹底的。やっと自分は特別なんかじゃないことを嫌々ながら認め出す。
ずーっと落とし続けてテトラ内の途中まで行ってまた戻って半分以上戻る間にメイタが1枚来ただけ。途中休み休みしながら灯台の方に釣り戻っていく。 3度ほど貝を潰されるがアタリは分かっていても鈎にのらない。内を釣ったり外を釣ったり。外なんかはこれ以上ないぐらいの波とそれによる濁りなのにどうしてだろう。
最初の目論見は見事に砕け散った。あとは灯台付近の夕マズメを期待するしかない。先行者もとうに帰ったし、遠くに見える灯台が唯一の希望のように静かに佇んでいる。そろそろチヌが寄ってきているのでは?いや、来ているハズだと。
そう思っていたら、遠くから船が近づいてきた。はやと丸じゃない別の渡船だ。 嫌な予感。 そして予感はその通りになり、灯台に直接船を着けた。アチャー! 灯台に戻ってみると、釣り人は竿を何本もセットし始めている。 「何釣りですか?」 と、もうどうでもいいことを聞いてしまう。 「スズキね。」 その人が釣り始める前にと灯台周りを探る。が、船が着いたせいかアタリは無い。 しかもその釣り人スピニングタックルでまず落とし込みを始めた。
どこでもアタリがある状態ならいいですよ。でも、平日釣行なのにこのアタリのなさで、最後に!と温めておいたポイントをことごとく潰されてしまった僕はさすがにその罪もない釣り人を少し恨んだのです。 私は心の狭いつまらない人間です。アーメン。とは言わないまでも、もう迎えの船が来るまで適当に餌を落とし続けるしかないナ。つまらん半日を過ごしたなんて、それこそつまらんことまで考えながら。
ただ、その人は内側を探らずにどんどんと灯台から離れているようなので、僕は内側を探ることに。
流れ出した潮に乗せて底で餌を転がすような釣り方をしていると、少し糸が走った。 掛かった。 やっと来た。とうとう来た。結構引くヤツだ。いい型かも。丁寧にやり取りをしてあげてみると40cmには足らず。 まあいいか。とりあえず夕マズメの予想は当たったんだし。型は選べないものな。
もう18時半過ぎ。 そろそろ陽も山に近づいてきたしと荷物のところにきびすを返す。強く吹いていた風はマズメには少し治まるゴールデンタイムだがなんとなく気合いも抜けた。
そして荷物のところで最後の1投。やっぱりアタらんね。 もう1投。…おや?
糸が途中で落ちていかない。 キクと、喰ってる〜。
アワせると。これは! 重い! ズズッ。強めに握ったリールから糸が出る。そして、ギュッ・ギュッと沖に強引に走る。
もしかしたら、とんでもない大型のような引きだ。少し巻けばまたリールから糸をズッと出し、手前に来ても下に突っこみ…姿を現さない。最後の最後に来た。これぞドラマ。
両手で竿を支え、5分ほどやっていたんじゃないかと思える程かなり慎重なやり取りを繰り返してようやくぼんやり影が見えた。 さあ、出るゾー。デカイのが。 姿が見えた。 アレッ!そうでもない。 期待していた程の大きさではなかった。
近頃の魚よく引くって誰かも言っていたけれど、確かに半端な引き方じゃなかったなぁ。
でも、今日の潮の夕マズメの1枚はやっぱり読み通りということにしたが、本音つらかった。 かなりガックリで少し嬉しい。分かるかなぁ。この気持ち。 |
釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
8月7日(日) | 長崎 | 小 | 8 | 満 09:00 干15:50 |
26 | 曇 | 東強 | 澄 | ウニ カニ |
サンバ | キロ↑ |
落とし込みサンバ開幕1週間が経つのを待っての休日釣行者には月日が経つのはとても早い。もう8月初旬が終わった。 誘いがあって今年は少し早めにサンバ釣り開始。
餌のカニを採ったら熱中症か体力不足か3日間は具合が悪かった。悲しい…。
さて、当日。天気予報は晴れだったからかなりの暑さを覚悟していたのだが、現地に着いてみると曇り空に東風がかなりある。中国に向かうはずだった台風9号が途中で向きを変えて北上しているらしい。
船着き場には何故かおなじみの沖防仲間が3人すでに来ていた。で、最初に来た彼らが選んだ波止とは違う波止に僕らは乗ることにする。
実は確か7月に一度来て全く何もなく終わったが、今回は何かのアタリはあるようで、実績のあるポイントに入ったYOUHEIは、竿先がグッと少し曲がるたびに、 「ゥ!ウ〜!」 とか 「オー!ア〜…。」 とか唸っている。
その横の権藤さんも竿の穂先が水面まで舞いこむのを祈って 「いけっ、イケ〜!」 と、高熱を発し、水銀柱が上り詰め今にも爆発して何かを放射しそうなぐらいのハイテンション。
その隣にいる僕は何故かたまに何かがウニにチョンとさわっているぐらいで穂先は一向に曲がらない。
早くも権藤さんが竿を曲げる。30upのシマシマ。 まだ6時半だ。これはさい先いいぞ! 次にYOUHEIが竿を曲げるがパイルに巻かれたようで結局糸を切る。
ここは深いし、パイルが前に張り出しているから時々こういうことになるのはしょうがない。魚をできるだけパイルから離して早く巻き上げることにつきる。 魚が横に走らず運がよければバンザイとなる。
僕ら落とし込み釣り達がやるサンバ釣りは主に防波堤で楽しむもので、釣り方はどちらかといえば、磯の石鯛釣りの南方宙釣り(詳しくは知りません)みたいなものだ。 違うのはライトタックルであること、餌はカニかウニのように手軽に安く手に入るもの。コマセはしない。
また、磯には僕らは行かない。 あくまで安・近・短の防波堤でのチヌの落とし込みの延長であり、磯の石鯛釣りさん達のじゃまにならないよう土俵を分けることでトラブルを避けたいからでもある。
ただそれなりのタックルには発展している。 落とし込み石鯛の竿やリールがチヌ釣りのメーカー黒鯛工房からも出ているし、自分達なりに落とし込み竿やヘチ竿以上の強さのある竿や糸などを使うようになった。 とは言っても、女性落とし込み師のゆっきんさんのように、65cm,5kgオーバーをヘチ竿で仕留めることも波止ではできる。(ただし、彼女1人に立ち向かう男連中がことごとく尻尾を巻いて「マイリマシター」と頭を下げる特別な存在だけど。) 権藤さんの竿はルアー竿のブランクを調達して自作した他称?自称?「なんちゃって石鯛」 YOUHEIのは黒鯛工房のチヌ落とし込み竿。
僕のは今回、4号4mのガイドを替えて穂先はグラスソリッドUガイド仕様にしたやつ。 今回はまた落とし込みにこだわってフライリールのオラクルVLA-VのドラグをはずしPEラインウルトラダイニーマ3号を巻いている。ハリスは8号。 今回はとにかく小さくても釣果が欲しい。普通は約2m程のハリスに直接鈎を結び10cm程離してオモリを打つのだが、今回は割ビシ2号の下にスクリューサルカン付けて、舞鯛(イガミ)10号と伊勢尼15号を別々に付ける2本バリ。
僕は二人を見てどうにかしなくっちゃと思い、小さい鈎にはカニ、大きい鈎にはウニを付ける。
しばらくして、コン!初めて穂先が少し多めに曲がる。微妙にテンションを掛けつつ送ると、ギュン!
竿は初めてのサンバのパワーにも全く動じず、4mの長さは片軸受けリールも無理なく巻ける。YOUHEI掬ってくれる。40up,1.6kg。カニはそのままでウニを喰っている。 今季初サンバに思わずバンザイ。 その後、僕が同型2枚目を釣ってまだ獲物がないYOUHEと釣り場を交代する。
その替わった場所でカニやウニで結局キロクラス2枚追加。
もう30up3枚上げてる権藤さんが僕の横に来て釣っていると思ったらしばらくして竿を曲げている。 「巻き上げていたら掛かった。何かな。サンバじゃない。」 そいつは凄い引きでかなり右に行ったり左に走ったり突っこんだり。ようやく姿を現したのはハマチ。こんなことってあるんだネー。
そして、置き竿にしたままハマチを掬ってあげたYOUHEI、戻ったら自分の竿も曲がっていたらしくサンバゲット。 やったね!これで全員安打。
昼前から台風の影響の風はさらに強くなり僕の釣り座は釣りにならない。移動する。 YOUHEIが、 「底から7mぐらいでウニ盗られます。」 と言っている。 そして、竿を曲げて良型をゲット。 続いてそのタナにアワセて権藤さんゲット。時合いか!
しかし直後に風はさらに強くなり、緊急回収の迎えの船が来て撤収。
別の波止に上がった3人組は全くアタリが無かったと。ちょっと場所が違うだけでも魚影が変わるものなんだな。 とりあえずこうして僕の今期の落とし込みサンバが開幕。
カラス貝コマセ前打ち釣法開発者の静岡の池谷さんの仲間で昨年から長崎に単身赴任していた山田さんに数日前連絡をしたら 「中国に異動になりました。しばらく釣りはできそうにありません。」
ちょうど、引越などの途中で僕らの帰り道を通るそうなので落ち合うことに。初めての出会いが別れとなり残念だったが記念の写真を撮ってお互い健闘を祈り合う。 爆釣コマセ釣法も今年は早めに挑戦する予定。いろいろ学ぶことはまだまだありそうで楽しみだ。 |