釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
4月23日(土) | 博多沖防 | 中 | 21 | 満12:39 干06:32 | 15 | 曇 | 西強 | やや 濁 |
カニ | メイタ | / |
博多沖防初落とし込み天気予報がよくなかった週末。 予報がずれて土曜だけは晴れマークも出たので博多沖防にでも今期初の様子伺いに行ってみるか。
10時過ぎに船着き場に行くと、風が強く予想以上に寒い。波止には人が殆どいない。 でも船は動いているようなので船長にお迎えお願いのコールをする。
しばらくして船が来る。様子を聞くと、一文字波止ではメイタが釣れているらしく、先ほど長老のTさんが渡ったと言う。 「じゃ、一文字行く。」
船は同船した親子を切れ波止におろすようで僕も一緒に降りる。まず、切れ波止の様子を見てから一文字に行こう。 というより、風が非常に強くて満潮前の一文字はザーッと波しぶき上がっている。びしょ濡れは嫌だ。
切れ波止の内側と外側の上層から底まで舐めるように餌を届けて底でカニを1回潰されただけ。
どうやら底しかいないようで、それなら一文字に行くといいんだけど、波風はさらに強くなりTさんは灯台の影にじっとしている。
もう一人の釣り人が一文字から切れ波止に避難して僕に近づいて来た。 ソロバンでよく会うルアーマンで落とし込みも始めたKさんだった。お互いに、 「あー!お久しぶり。」 「どうですか?」 と聞くと、 「アタリ6回ほどでへたくそなのでカニ潰されました。」 4月からそんなにアタるなんて。いい兆候やなぁ。
しばらくすると船が来て吉田君が降りてきた。雨も少し降っているので長靴を履いてきた彼は果敢に一文字に行くがしばらくして、戻ってきて、 「合羽着ようかな。全然、天気予報ハズレじゃないですか(怒) 」 それからしばらくおしゃべりして再度出陣。
僕はまだ一文字には行けそうもないので切れ波止をウロウロ。
コンとアタリが来て竿を絞りながらセイゴ釣れた。 これは晩の刺身に丁度いい。ラッキーだ♪♪いい展開だぞ。
ふと気がつくと少し風が治まっている。
一文字に行くと吉田君 「何度かアタります。けど、なかなか掛かりません。」 そして、振り向くと竿を曲げている。メイタゲット!
彼はどうか知らんけど僕は最初からチヌが釣れるとは思っていない。メイタで十分。思わず拍手。 もしかしたら大分・鹿児島よりアタリ多い?^^;
僕にもモワーッとした小さなもたれ込みのアタリがあるが、キクと離す。 それじゃと送ってもカニをバラバラにされる。フグかな。でもメイタっぽい。
次のアタリは普通に押さえ普通にキキアワセすると掛かった。掛かるヤツは掛かるんや。
嬉しい。小さくても嬉しい。大物を狙う釣りも楽しいが、その時々の釣りの楽しみがあるというもの。
潮が下がり出すとアタリも少なくなったが、Tさんはモエビ餌で結構コンスタントに釣っている。こんなにメイタが初期から喰うのってめずらしい。 船長から電話で 「どうですかー。」 「やっとメイタが釣れた。」 と言うと、 「新波止に行ってたOさんが49cm釣ってる。この前、一文字は青虫(アオイソメ)でやったらメイタが結構釣れたけどね。」 小さなソイでも釣れるかなと思ってきただけに、メイタがカニでアタるだけで十分。
気のせいか少しだけ小さめのカニにアタるようだったが、それからメイタ2枚追加で今日は丁度家族分の塩焼きとして持って帰ることにした。
吉田君もメイタ複数釣果。
非常に寒かったけれども初沖防としてはメイタも釣れて、かなりやる気の吉田君と初沖防を楽しめたし、長老の変わらぬ姿にも逢え、帰りの船の中では気持ちは暖かだった。
この日はさらに赤灯台波止で50.5cmのチヌも出ていた。 去年の夏に全滅したカラス貝はまだ着いていないが、今年の沖防、どんな年になるか楽しみだ。 |
釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
4月17(日) | 大分 | 大 | 15 | 満06:07 干18:48 | 17 | 曇 | 北東 | 澄 | カニ | 2 | 53, 34 |
陽は昇る朝夕はまだ寒い。しかし、少しずつだが確実に暖かくはなっている。
まだ水温も不安定のようだし、今週もじっとしておこうかなと思っていたところセイジ君が誘ってくれた。 「日曜はルフィちゃんも休みです。どこか行く予定ありますか?」 僕がもう一人で遠方へ行かない(行けない?)ことを知っていて、こうしてたびたび誘ってくれる。ありがたいことだ。
大分に向かって車をとばして2時間半。夜明けとともに竿を出す。 タックルはいつもの3.1mヘチ竿に3号糸。ハリスは2号。鈎は管付伊勢尼8号にガン玉Bを噛ませる。
3人それぞれ思い思いの方角へ歩き出す。静かに、しかし芯は熱く。 オーバーハングの真下にいるはずのチヌを狙って初めは上層だけを探っていく。
「今日は潮が大きいからこんなときは、オーバーハングの真下からチヌが出たり入ったりしているのが見えるときがあるんですよ。」 何度もここに来ている二人はそう言うが、僕は今までここでそんな光景に出会ったことはないし、今回も浮いた魚は全然見えない。アタリも全くない。
数年前にきたときは、底まで落とすと結構キビレでも餌にアタックしてきたものだが。
2時間ほどして遠くのセイジくんの車が動き出した。ルフィちゃんを拾い、僕を拾い、移動。 例年だとこの時期は結構アタリはあるらしいが、今年は何かがおかしい。
移動先で、ルフィちゃんと僕をおろしてセイジくんは他の場所へ向かった。 僕は5投ぐらいしてアタらないので近くのトイレに行き、缶コーヒーを買ってしばらく休む。 沖堤と違ってこんなことができるのが護岸釣りのいいところ。
一息ついて、今度は船だまりを探ることに。 浅い水深。これでも満潮前で2mほどはあるが潮は澄み底まで見える。
しかし、広い場所にいないなら、ロープがめぐらしてあるこんなせせこましい場所に案外チヌは入っているかも。 立ち位置は水面とほぼ同じくらい。こんなときは2.1mぐらいの竿がやり取りの面でも竿ごと水の中に突っこんで使いやすいのだが、3.1mでは曲がりすぎて船やロープにあたり折れちゃうからそこまではできない。 もし魚を掛けたらどうやって取り込めそうかをあらかじめ考えておかないといけないから、落とす場所も限られる。
横付けした船との30cm程の隙間に餌を入れる。 底に着いたかな?と思う深さで穂先がクッと曲がる。やっとアタった。
こういう所にいる魚は安心しているからアタリが小さい。 キビレか?
怒らさないようにチョンと穂先を動かして掛ける。 大きさは分からない。
さて、こんなとき大体、掛けてから2秒程度は釣られたことに気づかないから、とにかくその間に竿を水面に近づけて前もって考えていたとおり、船の隙間をできるだけ移動。
魚は程なく気がつき、ジャッと走る。 半端な引きじゃない!キビレじゃないのか? 船の下を抜けて横の船の方へ向かっていく。
船底で擦れて切れないように糸を最低限出しながら穂先を急いで船の先に出す。 どこにロープがあるか分からない。これ以上は糸は出せない。 しゃがんで係留ロープの下で真横にした竿をグーッと曲げて急いでリールを巻く。 ゆらーっと姿が見えた。結構大きい。
船とロープがじゃまだ。このままじゃ取り込めない。 一か八か係留ロープの下に竿をくぐらせて持ち替える…。何とか成功。 これで竿を立てられる。
グーッと浮かせて急いで掬う。ヤッタ。 少しだけお腹のふくらんだ身の分厚い大型。53cm。
二人にメールして。 しばらくしてセイジくんが戻ってくる。
話していると、少し離れたところにいたルフィちゃんの声が聞こえる。振り向くと大きなマルを手で作ってる。釣ったみたい。 行ってみるとこれもいい型のヤツ。52cm。ふえー。
こちらはオーバーハング。さっき僕が探ったときはいないと思っていたのに。 そのチヌはいつものようにオーバーハングの中をさまよい、いつものように少し外に出たときに、ルフィーちゃんが粘り強く静かに落とし続けた餌を目にしたのだろう。 内側に戻ろうと何度も強烈に突っこんだそいつを苦労して仕留めたという。 セイジくんにツーショット撮ってもらって移動。
今度は浅い前打ちポイント。 キビレが1枚来たきりであきらめて車に戻っていたら、セイジくんが釣っていた。 それも、水深50cmあるかないかの段差の陰にへばりついて隠れていたヤツを。
そいつに知られることなく近づき、気づかれることなく餌を届けた。チヌはいつものように段差から落ちてきたカニを喰っただけだ。 見事というほかない。 そんな場所にもチヌが潜んでいるという確信がなければまず真剣に餌を入れないポイントだ。しかし、これまでの注意深い観察から彼は知っていた。 47cm。価値ある1枚だ。
今日は夕方の上げ潮が最大のチャンスと二人は言っていたが、例年とは違う海にそんな確信も疑問符に変わり、全員安打ということもあり昼食を食べて福岡へUターンした。 また、潮がいいときに来よう。
チヌはいつものように行動し、餌を食べる。 お日様は朝になると東から昇り、西に沈む。 僕はいつものように働き、休みには魚釣りをする。 運がよければ、またチヌを釣ることができるだろう。 |
釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
4月2(土) | 大分 | 大 | 29 | 満06:22 干12:39 | 15.5 | 晴 | 東北東 | 澄 | カニ | 1 | 51 |
きびしい予感大体、3月4月は鹿児島川内に遠征が多いのだが、最近、睡眠不足に弱くなり、ちょっと無理すると風邪をひいたり体調崩したりで遠出がつらくなってきた。加えて今回はメンバーも固まらなかったのでルフィちゃん、吉田君と大分に行くことにした。
2時間半で目的地到着。断然ラク♪♪
釣り場はあちらこちらに点在しているので、3人で同じ場所で釣ることもないと分かれてやることに。僕がまず車から下ろしてもらう。2人はまた行ってしまう。
夜明け前の薄明。小突堤の内側に風が当たりいい感じだが、内側、突端、外側と慎重にカニを落としても何も無し。
しばらくしてそーっと海を覗いてみる。風の当たっていない突端・外側は澄み切り、底まで何もいないことが分かる。がっかり。 粘ってもしょうがない場所。すぐに移動。 数キロ離れた2人と合流するべく歩く。ときどきここはどうかなと思うところを探りながら。
前回来たとき唯一チヌが釣れた場所に来た。 底はイラのすみかになっているらしいので3.1mの竿1本まで探る。上層でアタればチヌだろう。
そんなに広い場所じゃなく5投ほどしてもアタらない。あきらめながらも、少し風の波が回ってきているようなので最後の1〜2投の前にガン玉1号を打った鈎のちもとにさらに1号を追加。 「釣れますかー。」 と、ニコニコ近づいて来たオッサンに(相手も同じこと思ってるかもしれないが) 「釣れまっしぇん!」 と、つれなくきっぱりと返事をし立ち上がる。
あっ、そこ!落とそうと思っているところを覗き込むのやめてくれんかなぁ。 心の中で思いながらも念を込めてパイルの足があると思われるそこにそっと餌を置く。
ハリスが沈み道糸が1m半ほど入ったところで糸が止まった。ドキ! そして穂先がクックッと揺れる。来た!
少し糸を張るとスッと穂先が入る。グイと肘を返す。掛かった! リールを巻きながら竿を起こすと一旦姿を見せた。
横のオッサン、 「おー!チヌやないかね? 大きかよ!」 明るい光を浴びた魚は反転する。
力を入れて握っているはずのリールから糸が出る。強い!そして勢いよく横に走る。 が、オッサンが動かない〜! 「チヌやないね?」 どうでもいいからどいてくださぁ〜いぃ(涙)
オーバーハングの中に潜ろうとしてる。しょうがないから強引に竿を横に向けながらリールを巻く。 何とか切れずにすんだが、今度は手前に突っ込もうとする。糸を出したらきっと終わりだ。 左手でグッとリールを固定し、しゃがんで夢幻海を思い切りためる。 切れるな切れるな。…フッと魚の力が弱まった。切れなかった。
黒々としたチヌが浮いてきた。 「おー!大きいなー。」 さらに近づくオッサン。勘弁してぇ。
でも無事タモへ。こりゃ53〜4cmあるかな。と思ったが、案外小さく51cm。 でもホッ。これで今日の目的ほぼ達成。
一応、2人に電話しとこう。ルフィちゃんは、 「全くあたりませーん。」 向こうもきびしいのか。 「吉田君は?」 「わからんです。」
吉田君に電話しようと思ったらセイジくんから電話。 今日は博多沖防の今期波止渡し開始日なので彼はそちらに行っている。 お互い情報交わして、この場所は誰か釣ってない人に譲ろうと思って別な場所を釣ってみるが、結構すけすけであたらない。
吉田君がいつの間にか来ていて写真を撮ってもらう。彼も収穫無しみたい。 「ここあまり探ってないから、ちょっとやってみるといい。」 と言って、ルフィちゃんがいる方へまたてくてく。
しかし、それからは全くアタらず。かなり歩いたので足がつり出した。休んでは釣りをしていたが、思い切って、みんなで移動をして、その後昼食。 再び釣り再開だが、僕は車の中で少し寝ることに。
1時間ほどして吉田君からのメールで目が覚める。 釣れたのかなと思ったら。例のあいつが写メールに。カクッ。
さてやるかな。
幸運なことに広い岸壁だーれもいない。いいポイント休まってるやろな。うひひ。 準備をして潮の様子を見るために車のそばで1投目。
何かよさそうな。と思ってると。車が後ろで止まる。ン? エー!ナ・なんと!博多沖防にいるはずのセイジ君とM男ちゃまが…。
ぽかんとしている僕に2人でニターッと、 「沖防から波止がわりしてきました。」 夕マヅメ満潮時のチヌ狙って、半夜でメバル釣って、朝、チヌ狙って帰るんだと。ようやるわ。すきやねぇ。
で、釣り始める。 僕の後ろ少し離れてセイジ君が付いてくる。やっぱり、このポイント狙ってるなー。 一度、アタリがあったが鈎にのらず。
釣れんなと思っておしっこして振り向くと、セイジ君がバシッとアワせる瞬間だった。 「うっそぉ!」 思わず声が出た。 セイジ君 「オ、結構大きいかも。」 糸を出したりためたりしながら上手に浮かせてさっさと掬ったのは51cm。
もう、あきれてしまった。 さっと来て、ぱっと釣り上げちゃって。しかも、僕がチョイ前まで釣ってた場所でよ。 ちぃーと遠慮せんかって。
しかし、さすが。一人でもう何回も来て、いつどこがよくて、どんな釣り方がいいかもしっかり頭に入っているからショーがないな。パチパチですよ。
この情報に発憤したか最近仕事がハードで、めずらしく弱音を吐いていたルフィちゃんも、第二のホームグラウンドのここではさすがに時合いの場所を逃さず、遠くの小突堤で41cm+メイタゲット。
しかし、この後、アジゴ釣りの釣り人が湧くように増えてきて、納竿。
今年は、魚の動きが結構遅れているようで、どうも、例年よりも苦労しそうな感じがするけど。博多沖防も今日はパッとしなかったようだし。
こんな予感ははずれて欲しいものだなぁ。
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