釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
11月27日(日) | 博多沖防 | 中 | 3 | 満11:25 干16:40 |
17 | 晴 | 西弱 | 澄 | カニ | 0 | − |
久しぶりの沖防AMAの納会の次の日、アルコールは殆ど入らなかったにもかかわらず朝まで飲んだように何故か疲れていて9時頃まで寝ていた。 まだまだ布団に包まれていたかったが久しぶりに博多沖防に行こうと思っていたのでズルズルと寝床からはい出して軽く食事をしてから車に乗る。
しばらく沖防を離れていたので様子が分からない。今期絶好調のトバちゃんはめずらしく切れ波止に行っているらしく電話をすると、 「30cmぐらいが8時ぐらいにきたけどそのあとな〜んもない。」
とりあえず最近釣れていたらしい新波止に行く。もう沖防の落とし込みは今までだったらすでに終了というこの時期とは思えないほど落とし込み釣りさん達がいる。 来年新会員のセキさんも朝から気合いを入れて来ている。
しかし、すれ違うごとに 「何もアタラない。」 「ダメです。」 という人。 黙って首を振る人。
いつかはメイタでも釣れるだろうと無心でカニを落としていくがやっぱりアタらない。 釣れたのはフグだけ。 シーバスはルアーもアジ泳がせもデカイやつがかなり釣れている。
まぁ、離島での本命の巨魚に歓声を上げるのも釣り、なんにも釣れない中で外道の小魚の生命感に心を躍らせる一瞬もこれも釣り、だ。
1時間ほどしただろうか僕のすぐ横に船が着きヨシダくんが降りてくる。 「昨日はお疲れ。あの後どうした?」 「いや〜、たっぷり飲みました。」
それでも昨日言ったとおりに来るところは偉いというか、出張で福岡に来ている間、どんなことでもたっぷりと経験しておきたいという彼流の積極的生き方の一つなのだろう。実に好青年である。 寝るのも積極的ではある。
12時頃からポカポカとなってきて僕は暑くて防寒着を脱ぎ散らし、それを枕に15時頃ついに波止に横になって、うつらうつらしたとき電話。 ヨシダくん。 「どうですか。」 「今、寝てた。」 「あーっ、それはすみません。そういう私も2時間ぐらい寝てました。ヘヘッ。」 んもー!
そのまま20分ぐらい、またうつらとして目を覚まし、あたりを見回すと、誰もいない。 みんな新波止から消えている。
太陽が雲に隠れるとひんやりと空気が変わる。なんだか、寂しくなってしまった。 ただ一人波止根っこの方にいるのはヨシダ君?でもテトラの方に行ってしまった。
それから17時前まで1度もアタリなし。
陽が傾きかけると遠くの景色も霞の中におぼろになり、薄雲から顔をのぞかせたオレンジ色の太陽が静かな湾に映ってこちらに長く延びてくる。
自分の存在を太陽が 「そら、おまえだ。」 と示してくれているように。 いままでのこと、これからのこと、いろんな思いが頭をよぎる幻想的な晩秋の海。 一応、生きてはいます。と、誰にともなくつぶやく。
そして…来週からは、 またサンバ・チヌだ。 |
釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
11月20日(日) | 長崎 | 長 | 25 | 満17:07 干10:37 |
20 | 曇時々晴 | 西強 | 澄 | ウニ カニ |
サンバ | 笑 |
サンバソウ釣り毎週末は殆どサンバソウ釣りに行きっぱなしで少々飽きてもきたし、博多沖防の残りチヌにも会いたい気はしていたが今秋は徹底して季節限定魚を狙おうかなという気持ちになっている。
そう思っているとお誘いがきたので4人で格安コースへと出発。 自宅から都市高速を使って大体30分で待合い場所の釣具店。そこから車一台で約1時間40分で目的地の船着き場到着。(これは備忘録でもある)
先週とは別の波止に4人で上がる。下げ潮でもアタればラッキーだが狙いは上げ潮かな。 左斜め横からの風が強く竿がブレて餌は落ち着かない。よほど喰いが立っている魚じゃないと食い込まないだろうってな状態。 最初はウニで様子を見てみる。
なにかしらのアタリはあるが穂先が少しばかり動いたりたまにビクンとなるだけで押さえ込むアタリはない。 ただ、ウニはかじられてはいる。ほうっておくと無くなってしまうから歯のある魚なんだろうが、カワハギかフグかたまには小サンバもいるかもしれない。
となりのYクンは最初はカニからでやはり同じようなアタリのようだ。 少し離れたところのF&Aコンビも頑張ってはいるがパッとしないようでFちゃんがブラッときては 「どうですか?こっちはアタリもない。」 と言ってはまた戻っていく。
昼前になっても状況に変化はなくYクンはルアーを始める。 青物はこないようでジグに替えてハモを釣ったり、カナトフグを釣ったり。僕も今度はカナト狙いで来ようかと思うほどよくアタるようだ。
ウニが無くなったのでカニ餌にする。狙いのサンバはどこにいるのやら分からないから狙うタナを決めて辛抱強く打ち返す。 風が寒い〜!防寒着を着てきてよかった。フードをかぶって小さい体をさらに小さくして丸くなり、ひたすら打ち返す。
Fちゃんに言わせると 「よくあそこまで粘れるモンです。じーっと動かんで釣っているのは修験者そのもの」 これは褒めことばなのか?? たぶんあきれてるンかな。
上げ2分ほどから少し様子が変わってきた。
ウロウロしていたYクンによるとF&Aコンビニもウニにアタリが出始めたらしいが、こちらも竿を持つ手にゴツッとたまに伝わるアタリがあったり、カニが瞬時に無くなったりしてきた。 本命が寄ってきた予感。
Yクンに 「アタリ出だしたゾ」 と告げて彼がまたサンバ釣りを始めて程なく。 こちらの竿がコン・ギューッ。 2段階で一気に竿を曲げた。竿にしっかり重さが掛かったのを確信してアワせて立ち上がりリールを巻く。 しっかり掛かっている。上がってきたのは35cm程度のシマシマ。12時半。 そんなに大型じゃないが本命。釣れるか釣れないかが大事なんだ。
石鯛の歯はクチバシのようになって2つに別れているけど、このサンバソウに掛かった鈎は丁度、この隙間にガッチリとかかっていた。狙ってこの隙間に掛ける名人がいるそうだけど僕のはあくまでもたまたま。
群れてはいなかったようでその後はまたシーン。
しかし、14時半、また、同じようなアタリで一気に竿をガブったのは一回り小さな32〜3cmのブリ上げサイズ。 まぁ、今日のこの状態で本当のサンバソウだけど釣れただけでもラッキーだね。
(この2枚は勤労感謝の日に筑豊の実家の両親に持っていってあげたら、お返しに猪鍋を食わせてもらいました。笑) |
釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
11月13日(日) | 長崎 | 中 | 11 | 満10:48 干16:26 |
21.5 | 曇晴れ | 東北東 | 澄 | ウニ カニ |
サンバ | 極笑 |
釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
11月06日(日) | 長崎 | 中 | 11 | 満06:35 干12:38 |
22 | 雨〜曇 | 北北東 | やや濁 | ウニ カニ |
サンバ | 極笑 |
釣れなくてもお釣り潮は去年からのデータではこの波止じゃ全くよくないと思ってはいた。しかも雨。条件はたぶん最悪。 ただ、あえて挑戦してみたのは、やはりこの条件では本当によくないのかということだけだった。 釣れたらもうけ。サンバがダメでもともと。カワハギでもきたらやったー!そんな気持ちだった。
朝から雨弱の予報はまたはずれてうつむいてないととても耐えられないほどの強雨。風がひどくないのが幸い。 肝心のアタリは全くなし。しかし、ウニにもカニにも餌盗りのような若干の反応はあるのが救いだろうか、それともただの餌の無駄だろうかと考えながらの午前中を過ごす。
今回は殆どクーラーに取り付けた竿受けに置き竿にしての釣りを試してみた。
僕は石鯛釣りは素人である。 磯のクチジロに命を賭けているような釣り師から見ると「ケッ!」とそっぽをむかれるとは分かっている。
その素人が分かったようなことを書けば、なおさら火に油を注ぐとは思うが、波止のライトタックルのサンバ釣り遊びの戯言なのでそこんところヨロシク。
実は、これまでサンバ釣りはずっと手持ちで釣ってきた。 というか、チヌの落とし込みだけでなく普通、釣りは手持ちでやるものと思っていたから。今でも殆どそう思っている。 だって、いくら潮を読みここが最高の釣り座だと決め、きっちりと間違えなく撒き餌をしてタナを何度もとり、そして餌を最高の場所に届けたからって、竿を置いて掛かった魚って…釣ったって言えるかなぁ。 いやいや、これはあくまでも素人の言うことだから勘弁してもらって。
そんなことを思っている自分が、なぜ置き竿にしたかというと、石鯛師の書いたものを読むこともあるが、大物(10数sのクチジロ)は底で置き竿の固定仕掛けで釣るもんだ。そうらしい。 何十年も修羅場をくぐってきた老齢狡猾なモンスターは糸から伝わる人の気配が分かるんだ。とも書いてあった。長い年月を生きると魚も猫又か九尾のキツネたぐいの能力がそなわるらしい。 (ただ、「南方宙釣り」という釣り方の極意を身につけた達人天才は14kgなどというそんな妖怪モンスターも手持ちで釣れるらしいが。) 釣友も 「それまで食い込まなかったのに、置き竿にしたら、すぐ食い込んで釣れた!」
そうか、それなら手持ちより釣れるのか試してみよう。そんな単純な気持ちというか好奇心です。
感想。 置き竿は、まず楽ですなぁ。 それから手持ちよりもアタリがはっきりと分かるんだなぁ。 手持ちだと、どんなにじっと手や体を固定して動かさなくても体はクッションとなるようで、アタリは吸収されて穂先に出にくい。ところが竿受けに固定すると小さなアタリまではっきりと目で確認できる。 「あー、やっぱり何かアタってるんだ。」 これはとてもいい。置き竿にしてみることの「よさ」もわずかではあるが経験できた。
でも、それでもこの日は食い込むアタリというかサンバ自体のアタリは殆どなかったと言っていいだろう。
それで、午後から納竿まで2時間ほどは手持ちにしてやってみる。 すると、それまでチョンと若干強めのアタリに何時間も期待をよせていたのだが、ソイツはサンバじゃないってことがすぐに分かった。穂先の動きだけじゃなくってソイツの触り方、軽さ・強さが手に伝わってくる。見るだけでは分からない感触も分かるのだ。
これが手持ちのよさじゃないか?
餌に対してどんな触り方・つつき方・喰い方をしているか、ソイツは軽い魚なのか重いのか。これは置き竿にして見ているだけでは分からないなぁ。 これが分かるということは、その後の心の持ちようや戦略が明らかに違ってくるよなぁ。また、手持ちは竿を上げ下げしてタナをいろいろ自由に変えられるし(これが警戒されるもとかもしれないが)、中途半端で走らない咥えてちょっと動いたやる気なしへの誘いもかけられるし、わずかな潮の動きなどの変化も感じ取れるのでより積極的な釣りができるとは思うなぁ。
そんなことを考えていたら、いきなりギュンと竿を引いて掛かってきた。 大きくはなかった。30cmあるかないかのサンバソウだった。タナをいろいろと変えていたときにカニ餌にきた1枚だった。ただとても小さかったサンバ笑。
納得いくサンバ笑は釣れなかったが、思った通りこの潮でこの波止はよくないって分かったし、今後の釣りへのお釣り?はもらえたような気がした。
そうそう、 「もう一つの波止では一人で4枚いい型だったよ。」 と、船長が言っていたから、やはり波止によって喰い方が違うんだな。
チヌの落とし込みのサイトなのにこの時期だけはサンバ釣りが多くなるのもゆるしてくださいませ。 |