釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
8月22日(土) | 博多沖防 | 中 | 13 | 満08:08 干14:57 | 31 | 晴 | 北西 | 普通 | カラス カニ |
1 | 36 |
ビッグワンと稚魚ここのところまとまった雨がほとんど降らない。 たまに15時ごろから夕立ちが雷を連れてやってきては釣り人を困らせるぐらいで海水温は上がる一方。
休みをとった18日。
一文字波止はメイタしか釣れず、新波止に替わったが芳しくない。 14時過ぎに底で小さなカラスを咥えてくれた45弱のチヌ。 同じ場所でアタリがあり、これからかというときに南の方の雲が怪しくなり、急いで荷物のところに行く。しばらくして雷。 やっと釣りが再開できたのは17時過ぎ。その日はそれで終わりだった。
20日午後にはソロバンに行くが、35程度3枚を含めメイタばかり。
22日の土曜日は、14時頃から行く。 波止はガラガラ。 とにかく暑いので釣り人も少ない。
潮の状態のいいソロバンに行こうかと思ったが、船長に聞くと○○さんが行ってるらしい。この方はお楽しみポイントから離れない傾向にあるので、これは避けた方がいいかな。(実は僕の名前の聞き違いだったけど) ここんところずっとそこに来ているRISU会長も後から行くということなので、広い沖防の、一所だけに固まるのも味気ないようだし。 そうなるともう一文字・切れ波止しか僕の中にはない。
水温は31℃とぬるい風呂なみ。これじゃ潮の流れのいいところしかチヌはいないだろう。 ちょっとましなのは36ぐらいだけで、たまにメイタが釣れるだけで終わった。
回収の船には案外、釣り人が乗っていてびっくりしたが、さらにびっくりすることが。 「誰か釣った?」 と、誰にともなく聞くと、誰かが渋々声で、 「54cm釣ってる。」 「エ? 54? 誰。」 「…上田会長。」 そこで会長おもむろに立ち上がり、写真のためにチヌを生かしバケツから取り出す。
しっかり1枚釣ってたセイジ君の45cmがメイタに見えるほどの太った大きなチヌ。 う〜ん、会長、最近、毎日のように同じ場所に通っているらしいので、でかいの狙ってるなーと思っていたが、こんなに早く現実となるとは。
兎に角、片手であまる人数しか沖防に通っていない「我がAMA」の中から、しかも会長がビッグサイズを釣り上げたのは喜ばしいことである。
次の日は、稚魚の放流ということもあり、疲れもありで釣りはせず。
午後から船着場に行って、遠い山口青海島から来るトラックをしばらく待つ。 黒鯛の稚魚はもう育てていないということで、前々回から真鯛の稚魚となった。
トラックが着き、RMCとAMAの有志がバケツリレーで「はやと丸」の生簀に稚魚を移動させる。
真鯛の稚魚もかわいいもの。 今年は沖防にはメイタが多く将来のチヌの希望をもたせてくれるし、70cmの真鯛が沖防で!なんて釣りニュースの見出しが頻繁に出てくるといいけどねぇなどと言い合いながら、沖合いで海へ放流した。
どこからか目ざとく集まってきたカモメの大群。 おいおい、食べちゃだめだよう! |
釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
8月14日(土) | 博多沖防 | 中 | 5 | 満12:37 干18:32 | 28 | 晴 | 南やや強 | 普通 | カラス | 7 | 35,,36,47,32 36,37,36 |
ベストマッチング釣り場の状態や魚の就餌活動に合った行動をおこすと、コペルニクス的転回となるときがある。 「コペ転」、もう死語やね。
14日、メイタばっかりの一文字波止に少々飽きてきて新波止に行ってみる。 最初数時間はメイタのアタリがたまにあるだけ。 ああやっぱり新波止は僕には合わないなぁ。いっそソロバンか切れ波止にでも波止替わりしようか。そう思っているとルフィちゃん登場。 続いてRISU会長が電話で状況を聞いてきてソロバンに行く。
僕はしばらくテトラ裏をやってみるが全然ダメ。 新波止で気合いを入れて釣ってるルフィちゃんに、 「どう?」 と聞いても、渋い顔で、 「アタりません。でも、状態いいです。」 彼が言うならもう少し粘ってみるか。
オモリをガン玉2号からさらに軽くヒューズ2回巻きに落とす。 ヒューズペンチ潰しにすると、外オモリでも少しスライド気味に落ちるので、ちょっとゆっくりとしたヘチキープができるかなという軽い気持ち。 とたんに上層でメイタが頻繁に触り出す。 釣れるのは手のひら程度だが、反応は変わった。
潮が上がりだし、沖側は風で相当バシャバシャとなっている。
しばらくするとルフィちゃんから電話、 「釣れました。41ぐらいです。ハリスが入ったぐらいでアタりました。1回バラしてハリス結び直してまた入れたら釣れました。上です。」 ふうん。やっぱり、上に上がってきてるのかな。
鈎はグレインのジーク尾長7号を使ってる。これは重いので小さなオモリでもスーッと速く落ちてしまう。 それで超上層に長く餌を漂わせるためオモリをはずしてノーシンカーにしてみる。
新波止やったことのある人は分かると思うが、潮が上がったパイルとH鋼組みのこの波止で波風バシャバシャの払い出しではとても落としづらいが、何とかヘチにハリス分だけ入れる努力をする。 狙うタナは1.5mぐらいまで。それ以上は、吸い込まれるか、払い出されてしまう。
数投していると、ハリスが入ったぐらいで、コン。いきなりギュン。 これはよく引く。追いアワセを入れて、やり取り開始。 結構楽しませてくれ、浮いてきたのは46〜7cm。 ノーシンカー正解。 気をよくして上層だけを狙う。
潮はさらに高くなる。
ルフィちゃん、 「払い出しがきつくて、アタリも止まったみたいです。」 確かに一時の時合いだったのだろう。タイミングよく釣れてよかった。
その後は、ずっとノーシンカーでメイタや35〜6程度が単発に釣れるが40UPはなかなか来ない。
会長から電話があって、 「1枚釣れたよ。」 どうやらソロバンはアタリは少なかったらしいが、ピンポイントでカニを2回潰されたので、ちょっと餌に工夫をしたら、それが正解。48cm、2.05kgもあったと。 さすが。
この、状態に合わせたちょっとした工夫が釣れるか釣れないかの分かれ道になるもんだ。 そして、会長、「カニもなくなったし…」と、お昼で帰って行った。
僕は疲れて、一眠り。
下げ潮になって起きてまた釣り出すが、潮が下がってくるともう上層ではアタリが無い。 重めのオモリ(と言っても2G〜Bぐらいだけど)ではアタらない。 ヒューズ2巻きでフワフワとやっとでヘチ底に着かせられるぐらいにするとアタりがでる。 ただ、釣れるのは大きくて37までだった。
ルフィちゃんはアタリが無く焦燥していたが、しばらくして電話、 「前に打ってボーッとしてたら糸がススッ。キビレ45ぐらいでした。」 ウーン。アタリ少なくても40UP釣るなぁ。
その後、彼は、風が南東に変わり陽が少し傾いたのを機に一気にテトラ裏にワープ。 どうやら、風が当たって日陰になってる場所へと勝負をかけたみたいだな。 そして、しばらくすると、 「釣れました。めっちゃ引いたので年無しと思ったら42ぐらいの太ったヤツでした。」 そして、ずっと納竿まで帰ってこない。 実はもう1枚追加していた。一気に40UP4枚の固め釣りとなり。ニコニコ。 これも状態を察知して、若さのパワーで行動を起こした結果だろう。
魚の喰うタナの見切り、オモリの調整、餌の工夫、風・太陽・潮による場所移動。 糸に鈎とオモリと餌が付いているだけのシンプルな釣りだが、そのときの状態をどれだけ見切ってマッチする釣り方をするか。 これが落とし込みの深さかな。 |
釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
8月8日(日) | 博多沖防 | 中 | 28 | 満07:55 干14:41 | 28 | 晴 | 東〜 北 |
普通 | カラス | 2 | 39,40 |
RMC大会広島の落とし込みクラブとAMAの合同大会が行われているが、ここのところ余裕もなく見送りが続いている。
代わりに…博多沖防の常連達のクラブRMCの大会があったので、釣りのついでと言っては失礼だが、どうせ同じ沖防で釣ることだし、参加。 今回の競技は11時までの40cmオーバーの1匹長寸というハードルの高い設定だ。
いつも波止選びに迷う。 満潮前後のソロバンも気になるところだが、東の風なので一文字か新波止ぐらいが風があたっていいのでは?と、いつもの一文字・切れ波止で釣ることに。 まず、切れ波止で竿を出す。しばらく丹念に探るがメイタがたまに触る程度で芳しくない。
しばらくして一文字に行ってみる。 4人ほど落とし込みしているがみんな顔色がさえない。先端でトバちゃんがもう半分寝てる。 潮は高く、3.1mの竿ではワンストロークで底まで落としにくい。
多分みんながやっていない穴を狙って中層までをスライドで探ってみようと、何投かする。
大体、スライドでやっていると、まず上層で止まり、少しはがしてまた落とすの繰り返しなので、止まったときはいちいち、「魚ですかー?」と、キクことになる。
最近、一文字波止では、上層はメイタが多い。20cm前後。これは小さな餌しかなかなか掛からない。中層ぐらいは大体チヌの確率が高い。
だから、餌はメイタを避けた3cmぐらいにして波止際から少し餌を離して落としてスライドさせ、直接中層から狙うようにする。
中層で糸が止まる。掛かった。 狙いがあたったということにしておこう。 結構いい引きをする。 40あるかないか微妙なサイズなので一応キープ。
その後、チヌのアタリは全くなし。
もう小1時間で納竿。 また、切れ波止に行ってみる。あたらない。 置いていたクーラーを持って、一文字に行きながら時々、落としてみる。 北風が当たって潮もオーバーハングに入り気味だし、いい感じになってきたけど。
そう思っていたら、糸がスッと動いた。 また、メイタかと思ったら、少し引く。 沖に走ったので安心。クーラーを置いて魚を浮かし、タモに入れると、またまた40あるかないか微妙サイズ。 時合いかもと思って数投する内に早めに船が来た。
一文字・新波止組は僕を除き全滅。 僕のは1枚はギリギリの40.1cmでセーフ。 あとはソロバン波止組だが、山さんが50ぐらいを釣ってると言う情報は入ってきた。
そして、ソロバン組が帰ってきたら、山さん50.5cmで優勝。。山下ちゃん46.5cmのでっかいキビレで準優勝。猿渡さん43upで3位。 検量サイズは以上で、僕は4位。 カーッ!惜しかったと思ってたら、ブービー賞をくれました。RMC優しいね。あんがとさん。
それにしても山さん、黒房カップの準優勝といい、ここんところ調子いい。 と言うより、一人で冬でもあちらこちらで修行を繰り返していることが実力として出ているのだろう。生まれ持った素質も大事な要因とはなるが、やはり、熱意と探求心がどれだけあるかで力がつくのは、どの世界でも共通していることなんじゃないかな。 |