釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
10月23日(土) | 博多沖防 ソロバン |
大 | 16 | 満09:42 干15:24 |
22 | 曇 | 東 | 普通 | カニ | たくさん | 30〜36 |
沖防に感謝11月も目前。 大体この時期になると、博多沖防はチヌのアタリは殆どなくなる。釣れないのではなくて、アタリが限りなく無くなるのだ。
しかし、今年は少し違っていて、まだ、チヌが釣れる場所が当れば釣れる人には釣れている。 メイタは少なくなったがまだ結構アタる。
そんなこんなで、落としこみは、もう少しできるような状態なので土曜日、10時頃から沖防に渡る。
赤灯台波止に行きたかったが、赤灯台は2人以上いないと渡さないこともあり、タイミングも悪く、ソロバンに上がる。
30分に1回ぐらいのペースでアタリがあったり、メイタが釣れたり。 メイタも少し大きくなっていて、平均30cm以上あってよく引く。
潮は結構澄み気味で、ハリス1.5号、鈎は管付チヌ4号にガン玉の3号程度で糸をフカセながら落としていくと、スーッと糸が走ったり、底でジッと咥えていたりと様々なアタリで喰ってくる。
特に底でジッと喰ったヤツの中には40UPのチヌじゃないかと一瞬思うほど、底走りして抵抗する猛者もいて、上がってきたら、30チョイでだまされたような気になることもしばしば。
ある場所に固まっていたり、ジアイが来たりすると急に入れ喰い状態になる。 大体、30cmは越えているので、ぶり上げには竿が悪くなりそうだし、タモに入れるのは面倒でサイズも気持ちも中途半端。 引きは楽しめるにしても何匹釣ってもメイタ級。
突然の大物が来るかもという気持ちと、沖防もラストという気持ちが原動力になって時間を忘れて竿を振り続ける。 こんなことを、いつまで続けることができるのだろう。これが無くなったらどんな生活があるのだろうとか思いながら。ま、深刻に考えることじゃないがそんなことが時々、脳裏に浮かぶ。
15時頃から半夜釣りの予定で赤灯台波止に渡ったセイジ君は大きなチヌを釣ったそうな。 こちらも、夕マヅメ近くに、メイタが超上層でもバタバタと喰いだした。
こりゃ今から待ちに待っていたチヌタイムかもと時間延長をしたが、ぼんやりと明るい日暮れまでにチヌはとうとう来ず、暗くなったら喰いも渋くなり、真っ暗になったらカニ餌じゃ手元にアタリが来ないと分からない。
そうやって釣れたヤツも懐中電灯も持ってないから鈎はずしにも一苦労。
こんな調子じゃ回収の11時までは、やっとれんと横になって眠っていると、シーバス釣りが盛況のようで思いの外、渡船がたびたび釣り人を乗せてやってくる。 これは幸い。ころ合いを見はからって船に乗り納竿。
40UPは来なかったが、30cmUPだけでも計何十枚釣ったかな。 今年はいいのか悪いのか分からないが、普通じゃないメイタの喰い盛りのおかげで最後まで面白いゲームができた。 |
釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
10月17日(日) | 博多沖防 一文字・切れ |
長 | 10 | 満19:00 干21:30 |
22.5 | 晴 | 北西 | やや澄 | カニ | 5 | 31,35,42 36,38 |
もういいかな秋の水温の下降幅は急激だ。22℃台は初期の5月並み。9月を境に約1月半で30℃から一気に冷たくなる。 それだけにクロダイも、のんびりと過ごすわけにはいかないのだろう、行動もコロコロと変わる。
チヌは急いで深場に行っちゃって、一時期釣れ盛っていたメイタのアタリもめっきりと減ってしまった。 あれだけメイタが嫌になっていたのに、アタリがないと寂しくなるのは我儘だなぁと思う。
ただ、釣れるメイタの型は少々大きく30cm近くあり、深場に移動する前にしっかりと喰い貯めして体力をつけたその引きは、オオッと思わず声を漏らしてしまうほどに楽しめる。
残念なのはもう殆ど40cm以上のチヌが出ないということ。出て、1日に全体で3枚、出ないときは0という具合だ。 これはおみくじで大吉を当てるよりも難しい。アタるも八卦、アタらぬも八卦。
6月の上昇ムードと違い、下降気味の時期は気持ちも下降気味で、よし、やっちゃルゾという気合いも今ひとつ。
そんな中、10月17日(日)9時から一文字波止に渡る。 しばらくやって芳しくないので潮のまだ高めの切れ波止に行く。
今回は、切れ波止ではハリス2.5号、一文字では1.5号と、まめに交換することにした。 喰うときは喰うとは思っていても、やはりなるべく自然に落とす方が警戒心がある大きなヤツは喰うかもしれない。
で、太めの2.5号でも、オーバーハングの切れ波止はプレッシャーが少ないからか、メイタは、まあまあ上層で喰ってくる。 メイタを釣りながら35cmぐらいを釣って、これが今日一番の大きさだろうと写真を撮ったあとに、4mほどのタナで42cm。 釣れるときはあっけなく釣れる。
その後、アタリが減り、一文字へ行く。
300m弱の短い波止なのに、釣れる場所が刻々変る。 僕が離れた場所が釣れだす。見切りが悪いのか運が悪いのか。
15時から来たトバちゃんがすぐに42アップを釣り上げる。 さっきまでそっちにいたんだけどなぁ。で、そちらに近づくともうジアイは終わってる。
17時の納竿時間が近づき、40弱が連続で喰う。
セイジ君が、 「一文字、夕方の17時ごろから1時間、アタリ出だしますよ。」 と言っていたのは本当だった。
ただ、大型は来ずに納竿。
この日は、うちのカアちゃんから、 「塩焼きにするから手のひらサイズのメイタ2枚だけ持って帰ってきて。」 と、言われていたが、あとから釣れるからと最初、放流したのが失敗で、納竿ぎりぎりにやっと塩焼きサイズを1枚キープ。 手のひらメイタ2枚とはいかなかったが、カニに追い食いしてきたセイゴを代わりにぶら下げて帰る。 (ちなみに、メイタの腹の中はミジのような貝だけ。しかし、貝は好きなんだなぁ。)
次の日、土曜の代休だったので、滅多にない平日釣行。 過ごしやすくなった沖防を楽しむつもりで、朝8時から夕まずめまで、15時からは一人ぼっちになった波止で、結構自分ながら粘り強く一日過ごした。
良型メイタは15枚ほど釣れたが30up7枚で特大サイズは微笑んでくれなかった。
この日は40upは2枚出ており、そのうち1枚はセイジ君。 彼の体力+博多沖防で40upを釣るための嗅覚とノウハウは、彼の中では、ほぼ確率されているようだ。
今年、休日はどっぷりと博多沖防に浸かっていた。 ハイシーズンの遠征は、「ちんちん倶楽部」に連れて行ってもらった長崎だけ。
一週間後の休日を待っていると、ハイシーズンの一ヶ月の経つのが早いこと。あっという間に過ぎてしまった。 そして、ついこの間シーズン入りしたかのように思った博多沖防も、あとひと月弱で渡船も終わる。
もう、沖防に通うのも今年はこのくらいでいいだろう。(と思いながらも、10回券また買っちゃったけど。)
これからは少し違う釣りや場所で楽しむことになるかな。 アラカブ、青物、イカ、サンバ、もちろんチヌも楽しみだ。
見上げた秋空に、福岡空港を目指す飛行機。 見慣れた風景も、もう少しでお休みかな。 |
釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
10月09日(土) | 博多沖防 ソロバン | 大 | 2 | 満10:38 干16:18 | 24 | 晴 | 北西 | 澄 | カニ | 6 | 31,31,33, 35,35,36 |
そろそろ末期チヌが釣れる間は博多沖防で落としこみをと、性懲りもなく週末ごとに通っている。 良型はなかなか来てくれないが、今年はメイタのアタリが結構多くて楽しめている。
土曜日、8時頃からソロバン波止に渡る。
新波止、一文字でも40UPはたまに釣れてはいるようだが、一発ドカンとなると、ソロバンか一文字かと思う。 理由は川や複雑な立ち禁ストラクチャーが陸側にあり、落ちがけの大チヌがこの波止に立ち寄るかもと言うだけ。
これは賭けであり、妄想であり。 信じ込むしかないのだ。
そして最後の最後は、隠れ場所があり、餌も多い新波止ということになるかな。
年中チヌが釣れる他の地域の釣り場でも、一年のスパンで見ると、チヌが釣れるだろうという場所が時季によって変わるだろう。 その理由はその地域地域によって違うだろうが、そんなチヌの行動に思いを巡らし、戦略を立てている時間が、竿を持たなくても釣りができる楽しいひとときでもあるのではないだろうか。
釣行記にこんな屁理屈を書くときは大体、釣果が芳しくないときで、結果から言うと、今回もメイタに終わったのだった。
先端の白灯台から始めてなぜかスケスケの外側にアタリが多く、メイタがよく喰う。 波止根本の方も気になって一気にワープする。
落としこみをしていて難しいと思うのは、探る場所を決めてそこら周辺を集中的に粘って時合いを待つか、それともどんどん移動をしながら狙う魚に出会うかということだ。 結構、前者の方で釣果を上げている人も多い。あまり疲れないし。
でも、僕の場合は、これは若いときからで、後者の方が性に合っている。 ある程度、戦略を考えてのことなんだが、基本的に探っていない場所が気になるだけと言った方がいいかもしれない。 ○鹿の高登りに似て、○鹿のだだ歩き。
そういえば、昔からウチの会長は僕をアンテナがわりにしていた。 適当に探ったかなというぐらいになったら、電話が掛かってくる。 「オチさん、どう?」 と。
ま、自分が好きで探って行ってるのだから別に腹は立たないけどね。いや、会長のお役に立てると思えば(笑)
閑話休題。 で、ソロバン根本に行ってもやっぱりメイタ。釣りながら元に戻って休憩しているときに、最初の場所付近で、場所を決めて釣っていた、あさひ倶楽部の蔵田さんが年無し釣ったりするのでアチャチャァーとなる。 あー、やっぱり、動かない方がよかったかなーなんて。
でも、一方で、そんなことはできないとも思ってあきらめる。 釣果も大事だが、ここはどうか、あそこはどうかと歩き回り、海に餌を差し込んでいるそのときの期待感や緊張感がいいのだ。 例えるなら、獲物を待ち伏せるのではなく、足跡をたどり追い続けるハンターの気持ちってとこかな。
ということで、この日は、結果としては待ち伏せの方がよかったようですな。 あっちこっちと歩き回り、メイタは30枚以上釣ったが、大きくても36cmで納竿。 少しずつメイタのアタリも減ってきて、そろそろ博多沖防のチヌも末期に入った。 あと一月もすれば遠征モードに入るだろう。
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釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
10月02日(土) | 博多沖防 ソロバン | 長 | 25 | 満17:49 干10:46 | 25.5 | 曇雨晴 | 南〜 北 |
内普通 外やや濁 |
カニ | 5 | 35,33,32, 38,40 |
メイタの海まぁ、どうやっても、あきれるほどメイタばかりだ。
赤灯波止はポツポツ。 ソロバン波止は場所によってかなり。 一文字・切れ波止は、夜釣りでは2時間でクーラー満タンとか。 新波止は山さんに言わせれば 「メイタの巣です。」
平均28cm。長くて38cmぐらいまでが多くて、身は分厚く、これがほんによく引く。 ソロバン波止の外側底で掛けて、油断してパイルの方に走られでもしたら、2号ハリスもあっという間もなくプツッ。
これがメイタだから、ちょっぴりある自尊心ザックリ。 しかも1回限りじゃない。ハリス替えたと思ったら、1回海に入れただけでまた替える羽目になることもよくある。
なんでかというと、メイタは喰いが浅く、アタリを感じた時点でアワせてもすっぽ抜けやハズレが多い。 掛けるには少し竿を送り込んで、その上穂先がジワーっとゆっくりと曲がってしっかりと喰い込んだのを確かめてやっと掛かるみたいな経過を伴う。 魚は、もう相当動いてるからパイルでザラザラ・プッツンとなることが多くなるのだ。
チヌの盛期のときは、アタリ・キク・バシッ・腰を落として速巻きを同時にやっているようなもんなので、まず気合いが違うし、タイミングが違う。ハリス交換はよっぽど盛期のチヌの時期の方が少ない。
メイタ掛けて暴れさせると、近くにいるかもしれないチヌも散らしてしまうことになるだろうが、掛けないと悔しいような気持ちがイケナイ。 掛からなくてもいいから、これと思った紛らわしいアタリはチヌと思って対処しないと本ちゃんだったときに、それこそプツッとやられて、 「ウワッしまったぁ!!」 となりかねない。
んで、これはチヌかという重々しい押さえ込みをガッチリ合わせて、メイタだったときの落胆が何度もあると、これまで修行で培ってきた正常な神経回路もショートを起こしはじめて何が何だか分からなくなるのだ。
まぁ…。釣れないよりはいいですよ。…アタリも多いし、メイタといってもよく引くし、15〜20枚ほど釣れば十分遊べるんだから。
ただ、僕が博多沖防で狙っているのは40UPだったり、今の時点では沖防記録魚だったりするからガッカリするだけなんで。 人によってはヤッホーと叫びたくなるかもしれないいい時期なわけなんですよね。
そういえば、ネット検索してたら「黒鯛年間○○○匹…」っていう情報商材が目につくときがある。
思うに、1回の釣行で○○匹でした。とか、年間○○○匹!などというものは相対的なもので、どこで釣るかでも価値が変わってくるものなんでしゅ。
昔、長崎に「釣り堀」って名前を付けた場所があった。入れ喰いなんですね。
例えば…、なんぼでも釣れる場所で1日30cmUP100匹・50UP10枚釣って、名人が1日やっても1枚釣れたらラッキーてな日本のどこかの場所をホームグラウンドにしている人に自慢したってピンと来ないだろう。
枚数とか型とかは、その場その場に通いつめている仲間同士や自分自身の中でこそ比較でき価値付けできるものということを忘れないようにしたいものだ。
まして、年間何百匹…日本の誰もが釣れるようになるなら、ワタシ、チヌ釣りやめまシュゥ。
あー、なんか今回の釣行記、変な方向に曲がってしまったが、これも、メイタのお陰で神経回路のショートが原因やぁ。
そうそう。 今回はちょっと小さめのカニの大きさに合わせて4号のチヌ鈎使った。キンリュウの金鈎だ。メイタの喰いには金ピカでも全く支障はなかった。 しかも鈎のチモトのゴツゴツとミミのH溝はハリスの結び目がしっかり固定できる。
よく、魚とやり取りしているときに結び目がくるりと回り、バラシにつながることがあるが、数少ないメイドインジャパンのKINRYUはやはり優秀であった。 できれば黒か灰色のような光らないものも作って欲しい。 これこそ気持ちの問題かもしれないが。 |