釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
10月24日(土) | 佐賀 | 小 | 7 | 満06:39 干13:28 |
- | 晴 | 東やや強 | やや濁 | カラス | 0 | / |
なお未知へケイタイのアラームが鳴る。 目をつむったまま手探りで枕元をまさぐるとまた静かになった。 10月の寝床は暖かくうっかり再び眠りに入ろうとしていたが、そうか今日はサンバ釣りの予定だった。 4時半か。夜の帳はまだ下りたまま。「一人だから行かなくてもいいけどなぁ。もう、サンバの時期は遅かろうし。」そう思いながらも真っ暗な中、布団をはぐるとひんやりした空気が体を包んでいた暖かい幕を洗う。
沖防でチヌ釣りをしていた内にサンバの季節は過ぎてしまっていた。 先週も行ったけど、陸風ぎみの西南西の風は底が見えるほど波止際の水を澄ませて、180個用意したカラス貝の付け餌はエサ盗りでみるみるうちに無くなって終わり。
今回は別な波止を探索してみようと思っていた。やはりカラス釣法で。
ここのところ他の釣友の情報を聞いても、どこもサンバは終わっているようだ。今どきよく釣れるのは九州南部か北部の離島波止ぐらいかな。まして近場の場荒れした場所なんかは誰もサンバ釣りをしようとは思ってない。それをカラス釣法で試そうとしている。
落とし込みのチヌ釣りから、カニ・B玉のサンバ釣り。なお飽きたらず、カラス貝でのサンバ釣り。これをできるだけ近場で試そうとしている。
元来、知りたがり、見たがりの自分は興味をもったものはやってみないと気が済まない。 未知なるものには、ちょっとだけでも首を突っこんで、いじって、 「えへへー、そうか、そうなってるの。」 いつまでたってもスケベなんである!
釣り場付近ででかいカラス貝を調達しようとしたが肩を痛めるほどカキ落としで小突いたにもかかわらず僅かに10個程度しかとれず、しょうがなくバッカンいっぱいのコマセ用カラスとともに外側テトラの波止に渡る。 東の沖風はテトラを洗い、いかにもチヌが釣れそうだ。でも我慢。今日はサンバ釣り。時化の影響か水は透明度はない。よさそうな水の色だ。 バッカンが重いので船がついた近くの内側で竿出し。上げ潮は外を流れるので内側はどんより。
エサを打ち込む。 …シーン。 先週のエサ盗り猛攻とうってかわって全く何も反応なし。
1時間、2時間…。10個の付け餌がなくならない。
あっちの先端付近がいいかもな。思い切って場所替えしてみようか。 と思いながら根掛かり確認のため時々底からエサを少し上げてはゆっくりと落としていたら、穂先がチョンとなって次に糸がフワンとフケた。喰い上げだ。 なんだろうと糸を張ると重い魚信。バシッとアワセると、掛かった。突然来た! クーラーから立ち上がり竿をグイーッと上げると、イソスペシャル4号がグワーンと曲がった。魚はさらに引く。キタキタぁ! 2〜3歩移動しながらリールを巻こうと手を添えたとき。フッ。はずれた。 急いで、エサを付けて打つ。
…しかし、またもとの静けさに戻った。 14時前の納竿までむき身にしても効果無く。 たった1回のチャンスを逃した。 姿見ず。あれはサンバだったのか、10号ハリスに喰った気まぐれな大型チヌだったのか。
この歳になって迷い込んだ未知の釣り。残念ながら今年は始めるのが遅すぎたようだ。 |
釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
10月18日(日) | 博多沖防 | 大 | 1 | 満09:39 干15:21 |
22 | 晴 | 南西強 | 薄白 | カニ カラス |
0 | / |
ロングラン終了4月から11月ぐらいまでの博多沖防の短い沖防波止渡しの中で、チヌ釣り師達の一つの励みになっているのが、今年は4月から10月18日10時までのロングランチヌ釣り大会。
一昨年は準優勝、去年は優勝と運よく今年は渡船フリーパスで結構楽しませてもらった。 あわよくば今年も!と思ってトロフィーサイズだけに焦点を絞って通ったが、大物ってのは狙って釣れるものではないことを痛感した今年だった。それにしても今年の優勝魚が52.8cmと今年は最後の落ちデカバンが出なかったのが想定外だった。 もちろんそれらしいサイズは盛期に2〜3度掛けたが、ストラクチャーでの糸切れや鈎ハズレで情けない思いをした。 年ごとに集中力と体の反応が鈍くなっているのを実感しているが、これはもう、しょうがないことなんだとあきらめざるを得ない。
今年の優勝はあのセイジ君。毎日のように朝夕通い、念願の40UP100枚を達成し102枚(かな)。沖防でコンスタントに40UPを釣るのは他の釣り場と違ってたやすいことではない。 それができる技と体力と集中力そして通ってないと分からない釣り場の選択眼をもってしてできた偉業だ。優勝魚もその中の1枚というのも確率からいっても当然のことで、数・型と2冠をもぎ取った。拍手ぅ!!。
準優勝は山口さん、3位は村上さんと3人ともRMC。
AMAは淋しいことに、通っているのが若手のルフィちゃんと50歳以上60未満が3人で4人しかいないので、しょうがないか。しょうがないとは言いたくないがRMCは、若手から熟年まで通っている絶対数が全く違うんだからなぁ。 ルフィ頑張れと言うしかない状態で4人でよくやったといっておきましょう。
しかしながら、数はしょうがないとしても、大物は誰の鈎にも掛かるチャンスはある。来年も僕はこれに期待をかけよう(^_-)
博多沖防は釣り人同士が気軽に声を掛けあえる。どこかのお偉いさんでも、エリートでも釣り場では一釣り人。ただのオッサンであり、ニイちゃんになる。 チヌを釣りに行きながらも、釣り場でそんな顔見知りに会い、話をするのがこれまた僕は一つの楽しみにもなっている。
さて、これから「はやと丸」の今年の渡船終了まで、そうやって波止でゆっくりと話をしながら、今年よく釣れているクロを釣るかな〜。それともルアーのシーバスかな、泳がせシーバスかな〜。まだまだ釣れるチヌかな〜。楽しみはまだ、続きます。
アッ、それにサンバ釣りも時期がもう遅くなったけどあとちょっとできるかもね(^_^)v |
釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
10月12日(月) | 博多沖防 | 小 | 24 | 満17:35 干10:32 |
22 | 晴 | 北西 | 薄白 | カニ カラス |
3 | 31、31 38 |
残り火体育の日を加えた土曜日からの3連休。 博多沖防渡しの「はやと丸」船上には、たくさんの釣り人と一緒に竿が乱立している。 チヌのシーズンは終わりになろうとしているこの時期に。 ルアー竿だ。
田渕船長が開拓した沖防のシーバス釣り。泳がせにルアーにシーバスがバンバン釣れている。 土・日なんかは早朝の5時に船着き場に行っても、もう駐車スペースが無いほど。それほど博多湾のシーバスは魚影が濃い。 その中に若干名の落とし込みのチヌ狙いの釣り人が小さくなって混じっている。
今年の水温は高いと各地で言われているが、博多湾は例年とそう極端には変わらない。 しかし、何かが違う。 メイタが多く、10cm弱のちびっ子はウジャウジャいる。虫餌には手のひらから足の裏(30オーバーも結構いるようだ)の美味しそうなクロがよく喰う。潮の流れも何となくおかしい。例年だと、単発ながら、もう、落ちの大型チヌの出番なんだけど、まだ、その気配はない。アタるのはメイタばかり。 これを避けて、まだ、カラス貝をエサにしている落とし込み師も結構いる。
僕は40UPもしばらく釣ってない状態で、最後の勝負と土曜・日曜の午後から赤灯台波止にあがったもののスケスケで2日とも魚無し。 絶対におとさないと思っていたハリスも3号から2号、1.5号と妥協を重ねてしまっている。それでもチヌは僕には来ない。
4月から燃えた炎も消えかかり、白くなって風に崩れていく燃えかすの中の僅かに赤い残り火が竿を握らせている。
沖防で、あの大物を掛けたときの体の隅々までしびれる感覚をまた味わいたい。 フラッシュバックのように閃いては消えるその幻影に動かされて落とし込み続けるだけ。
しかし、連休最後の午後もからの釣りもメイタばかり。
夕方の新波止はもう人影もまばら。
最後の一流しと気を取り直して落とし込んだ納竿前に来た魚はキビレだった。
秋の冷たい風の中、あきらめて竿をたたむ手に、残り火が体の芯からフッと温かく伝わってきた。
次はサンバだ!厳寒期のチヌだ! |
釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
10月04日(日) | 博多沖防 | 大 | 16 | 満15:28 干09:32 |
24 | 晴 | 無 | 透 | カニ カラス |
2 | 31 |
佳境でもメイタいよいよ落ちの大型チヌが出る時期になった。 河口や護岸に潜んでいたチヌも深場を目指して徐々に下がっていき、帰り道の途中の沖防に寄って餌をあさって帰路につく準備をする。
土曜日は前日に一日中降り続いた雨で海はしっかりと濁っている。 この雨が落ちの引き金になって濁りの中で一発来るかも。アタリのない中で、突然、ドンと出る最後のチャンスが楽しみで土・日と沖防に行く。
ソロバンは内外いい濁り。風は外側からウネリを伴っていかにも喰いそうな感じだ。 しかし、カニを付けて落とし続けてもいいアタリはない。ときどきフグがカニをかじっている。中にはメイタのような潰され方をするものもあるが、何時の間に?って感じでなかなかとれないような微妙なアタリしかない。 スーッと持っていったり、コンと強く響いたり、ピタッと止まるようなアタリじゃなくてチョンで終わったり、全く分からなかったり。即アワセもダメ。ちょっとテンションかけたり、食い込みを待ってもチョイとエサを噛んですぐ離すし。
首をひねりながら突然デカバンが来るかもと途中昼寝を入れながら日暮れまで集中して粘るけど結局、メイタ数枚。
15時に一文字に渡ったトバちゃんは、すぐ50cmを釣ってるし、赤に渡ったルフィ・マルちゃん・セイジくんは午後からメイタ爆釣の中、51.5cm頭に40UPも結構出てウハウハだったらしい。 運も見切りも裏目にきているみたいだネ。
日曜は前日の疲れもたまって、潮も澄んでしまったので、一文字・切れで様子を見て午後からエサ採りにでもいこうと惰性で釣る。とりあえずでもエサを海に入れないと釣れないのだから。 一文字波止はアタリはなく、切れ波止でメイタ3枚のみで終わる。10月に入って、どうもイケナイ。
一昔はとにかく超大型狙いであっちこっちにいっていたのは確かで、今でもちょっとプチ遠征すればいい釣りができるのだろうけど、そりゃ釣れるやろうけどね、という気持ちで行く気にならないし。 浅い沖防の良型チヌの引きを味わうとなかなか足を向ける気にならないのだ。 もちろん60UPが釣れるかもという場所には行ってもいいなとは思うのだけど。
とにかく10月いっぱいぐらいまではときどきサンバを入れながら沖防通いをして、チヌがいなくなったら、チョイ遠出といこう。
しかし、今日もメイタ。
ワンシーズン休みたんびに釣りをして、若くない体力と集中力もそろそろ限界にきていている。 しかし、裏目が表目に変わる瞬間は気持ちいいだろうなと想像しながら、もう少し沖防で楽しもうかな。 |