落とし込み釣行記2008/6月


 釣行日 場  所  潮 月齢  干満 水温 天気 状態  餌 釣果 サイズ
6月28・9日
(土・日)
博多沖防 26 満 4:33
干11:10
20
南強
北西
カラス
43
43.5,41,36

切れ波止不調

切れ波止がよくない。梅雨というのに、アタらない。

潮が上滑りして、オーバーハングから下は外に出る。どうしても中に餌が入らず、また、普通の落とし方で追い食いするほどチヌの活性も無い。これで、4回切れ波止で釣った内、3回は全くアタリなし。こういうときはホントに疲れる。


土曜日は、ゆっくりと寝たかったのだけど、大雨が昼から降るという予報で、それじゃ、午前中行かなきゃと頑張って起きて、切れ波止に行くも、朝から降る雨の中、うまく餌が入らず前述のようにイライラして、くたびれたので、ルフィーちゃんのいるソロバンに波止替わり。

南の強風が内側に打ちつける。

今にもギュンときそうなのにアタリはなくて、11時半頃、ルフィーちゃんが

「1枚釣れました。41ぐらいです。」

と言ったあとは、全くのダメ。


午前中で帰ろうと思ってたけど、だらだらと降ったり止んだりする雨と、内側に吹き付ける風による波で、濁りはそう無いにしろ、いつかポンとデカイのが来そうな感じでやめられず、フラフラになりながらも惰性で釣る。


17時ごろ、変に生暖かい風が吹き出した。

こんな汗ばむようなときに釣れることがよくあるンよなと思っていたら、17時半頃、ルフィーちゃんが電話。

「釣れました。」

「よかったね。」

と言って、根もとの方へ釣り進んでいると、17時45分。

底で、キイた穂先に魚信。よく引く。でも、43cm。

落とし込み釣果08−6−28

1日釣って、なさけの1枚

落とし込み釣果ルフィ

何かがはじけたルフィ

「釣れたよ。」

と今度は僕から電話。

「よかったですね。時合いですね。」

やっぱり、この蒸し暑い風がいいのか。

期待をしてさらに根もと側に落としていくけど、だんだん潮が透けていくようでアタらず。


それで、戻ってルフィーちゃんのいる方に行ってみると、潮がいい感じじゃない!波立っているというより、小じわのような潮の固まりが所々でミチミチといっているような。

急いで行って釣るけど、アタリは無し。向こうにいるルフィーちゃんは、僕が釣ったすぐあとに、
「いっぱいアタりました。やっと3枚釣ったけど。引き込んだり、貝割られたり。」
 あーぁ、時合い逃した。


この時間帯。新波止でも17時から渡ったトバちゃん・マルちゃんもよくアタったと言うことで、僕だけ置いてけぼりにあったようで、ガックリ。


リベンジ図るも消化不良


もうすぐ54歳になる僕は、心身共に、くったくた。けれど、納得いかないので、次の日、朝から午前中だけソロバンに。


潮は前日より雨で濁っていた。

でも、予報の南風じゃなくて北西。天気予報は、はずれっぱなしだよ〜!
 内側はだらんとしていて、期待はずれにパッとしない。潮はそんなにきつくないので、ヒューズ3回とか2号とかの軽めのオモリで、上層、底で40UPを2枚釣ったが、アタリは遠い。

根元の方から釣り歩いて来たセイジくんは、12時までで、5枚釣っていた。全く、よく釣るネー。


波気のある沖側で僕は36を1枚追加して、よかったような、中途半端なような気持ちで、免許更新を思い出して帰った。切れ波止がよくなく、今年はペースダウン気味だなぁ。


ま、土日釣行者としては、こんな釣りが続くのだろうね。釣れてよかったって思って、ぼちぼちやりましょかね。

あ、最近釣れるチヌは、みんなきれいで幅がありよく引く。たぶん違う群れが沖から来たんだろう。試しに2枚持って帰ったら、どちらも身がパンパンに弾力があり至極旨い。今年のカラスの着きは例年になく悪いが、これからが沖防本番って感じですよ。



 釣行日 場  所  潮 月齢  干満 水温 天気 状態  餌 釣果 サイズ
6月22日(日) 博多沖防 19 満11:21
干 5:19
20.5 小雨
南〜
北東
カラス 43.5
38,31

AMA第2回大会

先週土曜日、切れ波止で1日アタリなし、水曜日15時から赤灯全くアタリなし。

そして、また土曜日、博多地区は水害が出たほどのすざましい土砂降りの中、切れ波止・一文字でアタリなし。まさに滝修行。新波止もすでに誰もいない。はやと丸がじわーっと様子を見るように沖を走って来て、またじわーっと去っていった。

もう、この雨でだれも沖防にいなくて、僕に帰って欲しいんじゃないかと船長に電話。


「誰か釣ってる人おるとかなぁ。」

「おりますよ〜。今、ルフィーちゃんが来たところ。」


辛抱たまらんで帰ろうかと思ってたけど、ルフィーちゃんが来たなら、付き合ってやらんといかんやろね。彼も、この雨の中、よく来ようと思ったバイ。僕はもうよれよれだけど、こうなったら日暮れまで波止にいることにして、彼とソロバンに行く。東京からわざわざ来たという藤嶋さんが一人いて、40弱を釣っていた。挨拶すると、

「雨が強くなって流れが速くなり釣りにくくなりました。」


内側は、波止中央に川からの水が音を立ててぶつかり、左右に流れている。仕掛けはあっという間に流される。でも、チヌってこんなとき、引ったくるようによくアタルこともある。水温は22℃。そんなに下がってないし。しかし、結局、納竿までノーヒット。ルフィーは沖側で38ぐらいを釣った。ウン、やるね。


 

最近、切れ波止の釣況がよくない。昔、切れ波止に流れ込む多々良川上流の職場に勤めていたときは、雨が降ったら川を覗き、

「オーッ、濁ってる!」

ウズウズしながら、勤務時間終了とともに沖防に駆けつけ、濁流の中で喰いが立ったメイタを釣っていたものだったが、梅雨になって濁りが入っても喰わず、どうもおかしい。


 

AMAの第2回の大会が次の日。どこに行こう。


一晩中、大学のレポートとかで(ほんとかいな)起きていた息子に聞くと、

「11時頃から、降ってないよ。」

そうか、となると、状況は変わる。ソロバンも上げ潮で、川の水は昨日ほど流れ込まないはず。


一応、早めに家を出て、多々良川の河口に行き、水辺に降りて、懐中電灯で水面を照らす。水はまだ濁っているね。切れ波止もたぶんいい濁りだろうが、やっぱりソロバンかね。


それで、ソロバンに行く。1便で来ていたRMCの國中さんが51cmを釣っていた。少々期待はしたけど、釣れそうな雰囲気がない。

1時間半ほどやって、だーれも釣ってないし、離れて釣ってるRISU会長に電話しても、

「あたらん。」


ちょうど、はやと丸が、近くでじっと浮かんでいる。これは神様が乗れって言うことかしら。そんならと、船長に手を振る。行き先は、そっぽをむかれ続けた切れ波止。好きな切れ波止で討ち死にすれば悔いはないってね。

切れに上がると、やっぱりいい濁りは入っている。8時か。まだ上げ潮。さて、釣れるかは?


赤灯の権藤さんに電話すると、

「あたらん。たった今、、ソロバンでルフィーが42釣ったみたいよ。」

また、すぐKUMAさんから電話

「状況報告。私の目の前で、ルフィーが釣った。赤灯の西島さんも釣ったらしい。」

「そうでッか」

西島さんは釣ると思ってたけど、ルフィー、あの状況の中でよく釣ったな。



さて、少々ゴミはあるけど、気にはならない。仕掛けを入れると昨日と違って、まあまあスライドして、オーバーハングに餌は入っていく。

ツンツンと餌がパイルに当たりながら落ちたり、止まったり。止まったらキク。期待に反してアタリなし。

1時間ほどして、1ヒロで止まった糸をキクと魚!ギューンと引いて、竿でタメてるとパッと鈎ハズレ。大会のバラシは痛い。

餌が大きすぎるのかな。と、鈎を伊勢尼11号に替えて、貝を2cmぐらいに下げてみる。

ところが、このころから、上げ潮が中から湧いてきてオーバーハングから仕掛けを払い出すようになった。それに若干上げ潮が緩んだのか水面は下流に流れる2枚潮。この状況では、道糸4号、ハリス3号をスライドさせるのが難しい。餌が中に入らない。

オモリのヒューズを調整したり、貝の大きさ、形を選んだり、1投ごとに貝を「これはダメ。」「これも…。」と、ポイ・ポイ替える。仕掛けをごそごそ。それでもうまくいかず一人でイライラ。


 

思いきって、また伊勢尼13号に替え、餌も3〜4cmにしてみる。

内側で落ち方を見てみる。お、なかなかいいんじゃない?と、止まった糸を張ると喰ってる。28cm程度のメイタだった。


今回の大会は30cm以上の2枚長寸。残念、リリース。3cm以上の貝にメイタが喰うのか。活性あるのかなと思いながら沖側に落とす。

潮に合わせて入れる方向を調整しながら…何とかうまく入っている。やっぱり鈎・貝が大きい方が安定するみたいだ。

2投目に1ヒロで止まったのでキクとまた魚。これは獲った。38cmで少々不満だが、やっと検量サイズ。おッし!いい風も吹いてきたし、これからたい。


魚をロープに掛けて振り向くと、な、なんと!海が…ゴミだらけ。突然。続々と上流から流れてくるぅ。潮が緩んで上流にあったゴミが一気に流れてきたみたい。釣りにならない。

それでも、ゴミの中に無理矢理餌を入れ込んで、一文字付近まで行くと、あれ?一人西島さんがいる。

「赤灯で釣ったらしいですね。」

「ハイ、42cm。ここで1枚追加しました。大きなヤツが来たんですが、手前に突っこんで、目印してるし、巻けなくて切れちゃいました。」

さすがに釣るなぁ。さいたまから帰ってきた伝説の西島さん。


落とし込み釣果08年第2回大会

久しぶりにアタリがあった

僕は一文字の状況を見て、ダメと思ってまた引き返す。


いつも釣れそうなポイントにだけ、ゴミがない。入れてみる。いい具合に入るなと思ってると、ン?なんか入り方が少し速いような?

これアタリやん。

アワせるとガーッと引いた。腰を落としてしゃがみ、竿で思い切りタメて、同時に2・3回巻く。竿下に出た。強烈にギューッと絞り込むが、ここで糸を出したら負け。石風3号ハリス3号は強かった。  何度かの手前つっこみをガッチリ耐え、浮かしてゲット。

丸々太った筋肉質のチヌ。パワーはすごかったが、思ったより小さく43.5cm。

よし、あと1時間半。


しばらくして、スーッと引いて、来た!でも、これも小型31cm。貝は付けたときのままどーにもなってない。ウーン。40UPは来ないのか。そして、とうとう納竿の2時前。


あと3分か。やめようかな。う〜、よし。最後の1投! 急いで歩いていって、さっき43を釣ったところに入れる。うまく入ってる。

止まった糸をキクと、なんと来た。と思ったのにメイタ。んもー。

ここで1時59分。終了。結局、5枚獲ったけど、型のいいのは来ず。お椀山盛り分ほど持って来ていた貝は、ポイ・ポイでほとんどなくなっていた。やり方次第でもっと喰わせられたのじゃないかと消化不良。


 

大会結果は、ルフィーちゃんが、なんとソロバンで47cmUP頭に45.5、40UP2枚と一人4枚も爆って2枚長寸ダントツの優勝。2位西島さん。1cm足らずで3位わたくしVIVIAN。他にもチヌは出て、予想を上回る大会となったのでした。大会写真はこちらで


 釣行日 場  所  潮 月齢  干満 水温 天気 状態  餌 釣果 サイズ
6月15日(日) 博多沖防 12 満 6:15
干13:43
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ラブメイタ大会

第14回のラブメイタ杯博多湾チヌ釣り大会が終わった。


前日、博多に到着されて、そのまま直行で沖防に来られた中武幸司さんが、


「オチさん、明日、雨ふらないよね。オレ、合羽、家に置いてきたもんね。」

ってきっぱり言われたもんで、

「そうですね。予報も曇になってたから、降らんでしょう。」

と、やっぱりきっぱりと返して、夕方、家に帰ったら、予報は一日中雨にまたコロッと変わってた。

「ヴェ〜!! ウッソやろぉ!!」


2日前までは雨の予報、ところが、前日から曇になってたので、ヨカッターと思ってたのに、どうして意地悪な天気。心配だ。

当日はやっぱり雨。2時半に集合して準備をしているあいだも気になってしょうがなかった。せっかく遠方からもたくさん来てくれるのに。それに、この雨で参加者も減るだろうなぁ。


しかし、それでも、暗いうちから続々と来てくれる方々。しとしとと降る雨の中を寒さに震えながらも、皆さん黙々と終了時間まで竿を振っておられた。


僕は、某釣り雑誌の取材?依頼が回ってきたので、当日は、受付仕事の途中から、竿の替わりにカメラを手にして、ずっと写真撮り。

でも、久しぶりに釣りをせずに、釣り師の様子をじっくりと観察させてもらうと、岡目八目、これまたいろいろと得るものがあったんですね。だって、こんなにたくさんの精鋭さん方の釣りの様子、自分が釣っていると見られない、聞けない、話せないことが、余裕でできちゃうんだから。

ここは釣れないだろうなぁ、とか、この辺よさそうだなあとか、あーこの方達さすがにここをこうやって釣っているなー。オッ、この方の仕掛けはこんなのか。あんな釣り方しているんだなぁ。この方、真剣。あーこの方達、楽しんで釣ってらっしゃる。なんて。


近づいたり、距離を置いてシューッと視線をレーザーライフルのレーザーのように一人一人に当てていったり。釣りはできなくても、波止で釣っている一人一人に一瞬だけ乗り移ったような感覚で、結構楽しめたんです。

一度、竿を持たずに大会見てみることをオススメ。

最初、一文字・切れ波止に行ったんだけど、ここは、潮が悪いようで、雰囲気がなかった。それで、新波止に行くと、もうすでに落覇会の江口さん(さすが)をはじめ落とし込みは3枚ほど出ていた。浮子釣りは結構釣れているって聞いたので、への字付近に行ってみると、曲がりにたくさんの浮子釣りさん達。コマセにチヌ寄ってるかも。

竿曲がりの写真を撮りたい僕はここで立ち止まる。って10分もしないうちにヒット。ラッキー。勘大当たり。写真写りも慣れたものの銀鱗巧の坂本さんでした。いい写真とーれた。

今度は落とし込み。まず江口さんの写真撮らせてもらって、サー今度はだーれかなー。


動きが違う人が目に付く。さっき、

「どうですかー?」

「一枚ちっこいの。」

ってすれ違った山下正明さん。今回はじっくりと大会釣りスタイルを拝見させてもらいました。

釣り方はここでは安易に紹介できないけど、移動距離・落とし込み回数だけでも違ってます。そして、ここという場所では丹念な探りを繰り返されますね。

これはスタイルは違うけど、上田会長、中武さんもそのようです。(中武さん、大会前日、全くアタリがない一文字でメイタ、ヒットさせました。釣り方・落とし方・仕掛け、わずかな間だったけど僕も改めて発見したものがありましたよ。)


山下さん、

「マスの中、チヌの影がさっきから何回か見えるんだよね。」

移動をしている中での注意深い観察。僕は全然見えないけど…目もいいみたい。フィールドテスターですね。高価なアスリートヘチ(たぶん)を躊躇なくマスに突っこんでるとこなんか。なんか釣りそうな予感。

山下さんの鈎・餌

ちょっと拝見、
餌はバリュー
鈎は、オーナー速手チヌ

そして、僕のレーザーを遠くの波止根の方から手前にシューッと当てていって振り向き、50mほど先の山下さんに当てた瞬間、かがんでマスの中を探っていた山下さんの手が小さく鋭く上がり、またマスの中に両手が入った。

アワセ!たぶん。巻いている!

走って行くと、やっぱり。タモが出た。ゲット!41cmチョイの立派なチヌ。さすがです。これまたいい写真とれました。



雨は、最後まで降り続き、それでも最後まで釣り続けたチヌ釣り師の勝負の時間が終わり、この悪条件の中で25cmオーバーの魚を検量されたのは27名。

大会結果表

せっかくのイベントなので、もっとたくさんの方に釣って楽しんで欲しかったけど、40cm以上は13枚と結構良型がそろった大会だった。


メインのメイタの放流、そして、抽選会にも最後まで参加していただき、総計203名の参加者を得て、大会は幕を閉じた。


片付けが終わって、家に帰ったら、8時頃まで寝てしまった。食事をしてまた寝ようと思ったけど、たくさんのいい釣りを見、いい出会いをし、博多の釣り仲間のよさを改めて味わえたことなどが、次々と浮かんできてなかなか眠れなかった。


この感動をいただいた多くの参加された皆さんに感謝。そしてスタッフの皆さんお疲れ様でした。




当日、AMA金太ちゃんが撮った速報写真はこちらで
 僕のはいつか某雑誌で。




 釣行日 場  所  潮 月齢  干満 水温 天気 状態  餌 釣果 サイズ
6月7日(土) 博多沖防 満 5:33
干11:57
20 北西 赤潮
ぎみ
カラス 50.1
40

早めの年無し

やっと沖防初チヌを釣ってホッとしたあとの週末。セイジくん、マルちゃんはすでに5枚釣ってロングランの先頭を走っている。

僕は主に土か日にしか行けないので、枚数ではとても太刀打ちできる相手ではない。できたら数少ない中で運よく大物を仕留めたい。

ただ、僕の好きな場所は切れ波止で、ここはそうそう55UPってのは出ない。というか、2m程の間隔のパイルなので、もし掛かっても獲れる確率は非常に少ない。

でも、潮の流れに合わせて、ホーバーハングに餌を差し込んだり、振り込んだり、アタリも、止めはもちろん、ズルッと引き込み、深い底やオーバーハングの中に向かって突進するヤツをなんとか獲るスリルなど、この波止ならではのマニアチックな醍醐味が僕の足を向けさせる。


この日も僕の好きな潮時の満潮前後に焦点をあて、9時頃に上がった。

潮が下がったときが好きな人もいるけど、僕はその逆が好き。

まず、一文字で少しやってアタリがないので、すぐに切れへ。内側は赤潮でしっかりと濁っている。外側はまるっきり色が違って普通の感じに少し濁りが入っている。北西の風で波・アワが出ているけど、アタリ、全くない。、餌のカラス貝は育ちが悪く、2cmチョイのしかなくて鈎のダゴチン5号でやっと合うぐらいなので、3号ハリスではうまくスライドしてくれないし…。また一文字へ。やっぱりダメ。ついてないねぇ。せっかくの休みに来たのに。


もう11時。セイジくんに電話してみたら、赤はスケスケ。ソロバンに替わってすぐにアタったけどはずれて、それっきりとのこと。潮が下がって赤に行こうかと思ってたのに、ここで討ち死にするしかないか。


また竿を持って歩いていって、ちょうど赤潮とそうでない色の交差点があったので、そこにスライドで差し込む。

糸が止まる。キク。なにもない。1m横にまた差し込む。止まる。キク。あれ?動く。魚?半信半疑でアワせると、ググーと動き出し、真下にグーッとつっこみ出した。

重いー。中に突っこまれたら終わり。3.9mに伸ばした竿をさらに手を伸ばしながら、同時にリールを巻く。竿下に出た。ここまで来たらあとは我慢するのみ。石風3号は粘る。

グン・グンと抵抗するヤツをほどよく疲れさせて、水面直下にゆらっと姿が見えたヤツの唇が幅広くこっちを向いてる。思わずビビった。ここで、また、鈎ハズレはなしよー。この竿を使い慣れていないせいで、タモとの距離感がつかめない。また、タモ直前で魚がうまく入らない。手首を返して引き寄せ、はいったあ〜。今度は獲れた。ほ。タモに入れたら鈎がはずれた。沖防での良型は緊張するね。

ざっとみたところで50越えてるみたいだけど、ギリギリは縮むので、船長に電話。

「あー、50ぐらいが釣れたから、暇なときに測りに来て〜。」

「おー!はーい。」

船長、程なく来てくれたので、測ると、ギリギリ。ヨカッター。じぇったい、納竿に測ると縮んでるから。


気をよくして、また釣り始める。気がつかないうちに、どういう訳か内外の海の色が逆転してる。たった2〜3時間で海ってこうも変わるものか。1時間後に、止めアタリで、40cm追加。これは竿に負け、あっという間に浮いてきた。パイルに触れた感触はなかったのにハリスはザラザラ。
 しかし、それからが、全く…。


横になって休憩して、また竿を出してちょっとしたら、マルちゃんが4時頃波止替わりしてきた。このとき、潮はちょうどオーバーハングすれすれ。潮は、内外とも赤潮がなくなっている。

「テトラ・裏・新波止全くダメでした。ソロバンもダメだそうです。」

落とし込み釣果08-6-7

マルちゃんとツーショット、
僕の背に合わせて腰を曲げ
てくれてるんやね。


と言って、竿を出したら、すぐ釣った。えー!

それから彼は1時間半ほどの間に、6回ほどあたって、36cm追加。1回竿立たずに切られ。その間、僕は全くアタリなし。こうも違うものかね。

餌はちょっといいのを使ってたみたいだったけど、朝の1mの入れ場所違いで喰ったのと似て、わずかな入れ方の違いで、喰うか喰わないかの大きな違いとなるんだね。それに、刻々と変わる潮。

また、糸・餌・鈎・オモリ・差し込み方・潮の見極めなど、改めて落とし込み釣りの奥深さを味わった1日だった。




次の日は、フィッシングプラザの大会。

2日連続釣りは僕にとってはつらいけど、枯れ木も…の賑わしのつもりで参加。

切れ波止に行ったけど、昨日とうってかわって、風もなく潮も澄み。全くアタル気しない。7時頃にはもう眠けがきて海に落ちそうなので、おねんね。


起きてしばらく一文字でやったけど、ダメで。すでに11時。切れ波止が潮が満ちてきて、そろそろいいかなと思って行ってみると、濁りが入ってきてる。数投で止めアタリ。獲ったけど37cmと小さい。

今にもデカイのが来そうだったけど、11時半に、はやと丸が迎えに来る。

落とし込み釣果08-6-8

時合いが来たが遅かった


大会はテトラでの浮子釣りの人が46cmチョイで優勝だった。落とし込みは、赤灯・ソロバンが今日はよかった。僕は、博多塾の竹本会からの賞品、偏光グラスを抽選でゲットでき、ラッキー!竹モッちゃん、ありがとね。いただきました。コンタクトレンズ付けて使いますよん。


さ、来週は、ついにラブメイタ。


 釣行日 場  所  潮 月齢  干満 水温 天気 状態  餌 釣果 サイズ
6月2日(月) 博多沖防 29 満 7:57
干14:35
19 やや
濁り
カラス 45.8

やっと沖防初チヌ

沖防の常連さん達は、5月にチヌを釣って、はやと丸ロングランを走り出している。

僕は、4月からメイタだけで、みんなの後ろ姿を見ながら、スタートラインの前でまだヘコヘコ足踏みをしている。 もう、準備運動はいい加減にしたいんだけど。

土・日と出勤をした代休の月曜日。やっと釣りに行ける。夕マズメに期待。


ところがルフィーちゃんに聞いたところ、船長、のどが悪くて、手術でしばらく休むかもとか。エーッ!? 

それはおおごと。声を出すのがつらいらしいので、香月釣具に電話してみると、ママが、
「船長、まだ明日のこと、なんも言わんと。」
 明日のこともだけど、船長にはずっと元気でいてもらわんといかん。心配しながら電話を切った。
 あとから船長から携帯に弱々しい声で伝言が入っていて、
「アー 明日は、12時か15時までですぅ。」
 てっきり休むかと思っていたので、無理してでるンやろね。朝は期待薄だけど、ま、釣りができるからいいか。ありがたいありがたい。


それで、朝起きて出発したら、フロントガラスにチョンチョンと霧のかけらのようなのが付いた。雨?急いでターンして合羽を取りに帰る。渡船場で待ってたらセイジくんが来たので、
「赤灯に行こうか」
といったら、
「赤は潮が高いでしょう。」
 そいで、一文字波止に渡る。

セイジくんはすぐに切れへ。僕は一文字で少し様子を見るけど、全くあたらない。



切れに行く。まだ上げ潮。少し川の上流へ流れている。ダゴチン鈎5号に付けていたガン玉2Bをヒューズを5回に巻き直す。餌はスライドして気持ちよくパイルに当たって止まる。

5投目ぐらいで、止まった糸をキクと魚。オッ、早々キタ。そいつはグンと横に走るけど、今日の竿は、小継石風3号33/39。グイッと引っ張ると浮いてきた。

サンバ釣り用に持っていたのを、あまり使わないので、穂先をソリッドの先径0.7mmに替えて切れ波止用にしたから強い。この竿は小継飛竜M-Vと同じく、どちらかというと磯竿系。落とし込み用の竿のような軽さ・張りはないけど、肉厚なので衝撃を吸収して粘りがある。折れる心配がないので強引に扱うことができる。

落とし込み釣果 沖防初チヌ

ようやく沖防初チヌだー


んで、観念したヤツを救うとまあまあのサイズ。45〜6cm。はー、やっとチヌが来たぁ。6時10分。 


先の方まで行っていたセイジくんはアタらないって行ってたので、また釣り戻って、一文字で竿を出すと、すぐに糸が張り穂先が少しお辞儀したので、アワせると、掛かった。

これはよく引く。浮いて来たかなと思うとまたグーッとつっこみを数度。じっくりと竿で溜めて、浮かせた。おー、これはさっきより一回り大きい。さ、タモ入れね。と、タモを伸ばして、魚をタモに入れ…る2cm前で、ピン!はずれた。急いでタモを先に延ばす。入ったかな。と思ってタモを上げると、いなーい。あー、ヘタこいたぁ。余裕かましすぎたぁ。さっさと引き寄せて取りこめばよかった。


それから、また、切れ・一文字とうろうろするけど、結局アタリはそれっきりで。セイジくんは、一文字で42〜3cmをやっぱりタモ入れ寸前に逃がして(ウフフ)、でも、さすがに40弱をゲットしてる。
 最後まで釣ろうと思ってたけど、雨が予想外に降って寒かったので12時で退散。

んま、今日は沖防初チヌが来て、ながーい足踏みのあと、遅れながらもスタートラインから前に走り出すことができたので、ひとまずホッ。で帰って昼寝。


ところが!夜9時頃、セイジくんから電話があり、

「最新情報。あのあと、マルちゃんが13時過ぎに来て、船長と、赤灯にいって、15時前に、船長が54.2cm釣ったゲナですよ!」


船長、それはないよ〜。心配してたのに。釣る〜?