落とし込み釣行記2008/3月


 釣行日 場  所  潮 月齢  干満 水温 天気 状態   釣果 サイズ
3月27日(木) 大分 20 満 9:46 
干 16:43
?
小雨
東〜
南西
カラス 1 43

大分で落とし込み

 

年に一度の休みをとったのに九州西側は天候不順。

 

そいで、久しぶりに大分南部に行ってきた。

 

大体、この時期こちら側に行くときは西風が吹いて他に場所がない場合で、風裏になるので海もすけ気味。緊急避難的行動なので、釣果はどうかなぁ〜。

 

で、一応、短い沖波止に渡る。

 

チヌはしっかり茂ったワカメの近くをうろうろしている。50UPもいる。
 でも、ここのヤツ、いつも喰わないんです。スーッと逃げるか全く無視。

 

それで、穴ポコかワカメの下に入れて警戒心の無いヤツにターゲットを絞るか、たまたま気まぐれにパクッとやるヤツを期待して、気配を消し、ひたすら落とし続けるしかないようです。

 

落とし込み竿39/45をチョイス。久しぶりだー、この手の竿使うの。ハリスはとりあえず2号。貝専用7号鈎にヒューズ4回巻き。

 

まず、スリットの中にカラスをスライドさせて入れる。潮は都合よく中に向かってる。
 ちょっとじっと待ってみたり、少し動かしたり。
 喰わないので、餌を出すと、真っ黒いチヌが餌を追ってゆらーっと出てきた。グワ!
 餌を止めたら。そいつ、ピタッと餌の5cm前まで来てじっと見て、プイッと戻ってしまった。
 そこでやめるか(怒!

 

他のスリットに入れてみる。入口のところでピタッ止まった。引っかかりか?キクと生体反応。アワせると、ギラッと反転。ラッキー! ギラッとしたときは大きそうだったけど、43cm。ま、これでボー●なし。

 

ちょっとして、ワカメに引っかかったと思ってあげてると喰っていて鈎ハズレ。

 

それから、穴ポコ&ワカメ下を狙う。全くあたらず。チヌは時々姿を見せるけど、いつものごとく無視されて、外オモリで1回カラスをガジッとやられ掛からずでおしまい。

 

セイジくんはいろいろ試していて、外オモリで落として1枚。

 

潮が下がるにつれ、魚も見えなくなったし、雨も降ってきた。

 喰わせるのが難しい波止だったけど、とりあえず魚は出たのでよかったということにしましょ。

 
落とし込み釣果08−3−27大分
  なんとか1枚ずつ 左:VIVIAN 右:セイジくん

  


 釣行日場  所 潮月齢 干満 水温 天気 状態   釣果 サイズ
3月8日(土)鹿児島1満 8:18 
干 14:27
14 東〜
北東強
やや澄 カニ 2 45, 51

鹿児島初遠征

2月は天候不順で、1ヶ月ばかり落とし込みから遠ざかっていた。
  「3月になったらS堤にいこうや。」
 と、仲間内で約束していたのを心待ちにしていて、やっと時期が来た。週間天気予報もいいみたい。声を掛けて最終的に集まったのは、AMAのRISU会長、KUMA副会長、ギャランドゥ会計。ありゃ! 自称3◎カ、デコボココンビ。偶然にも、AMAの古株?往年からの落とし込み珍道中のメンバーでした。

 

1時半に某釣具店に集まり、2時すぎにインターSAで会長を乗せる。車中で話をしたり仮眠をとったり、4回ほどトイレ・コンビニに寄り、渡船場に着いたのが5時半ちょっと前。約4時間弱というところか。

 

久しぶりのS堤に上がって、スーッと薄暗い空気を吸う。大波でデコボコにずれた700mの大きなケーソン波止は、伝説の不沈戦艦のような厳かな雰囲気さえ漂わせ、何度来ても、他の波止とは違う高揚を感じる。ウヒャ!やっぱりヨカねー。 

 

支度をしているうちにぼんやり明るくなったら、凄い霧。それとともに内側には東の風が吹いて、寒いは、霧でメガネが曇るは…。天気予報は1〜2mの風で晴。絶好のS堤落とし込み日和のはずだった、んです。でも、釣りにはなる。

  

夢幻海3.1mに舞匠メタル。3号糸に3号ハリス。5号ダゴチン鈎にまず3Bガン玉を付ける。餌は今日はカニしかない。 

 

上げ潮は、予定どおり内側を東に流れる。いつになく流れが強い。3Bじゃ仕掛けがなじむまでに10mぐらい流される。上糸も先に流されちゃう。アタリもないので4Bに替える。試して、また、Bを鈎上に足す。

 

10分程して、流れに合わせて張りながら落としていた糸が一瞬、フワンとなった。が、アワセられなかった。上げてみるとカニがグッチャリ。あーぁ。鈍いなぁ。今日のチヌは素早い。
 また10分ぐらいして、糸が伸びきる前4m程でコンときた。キュッと竿を引きアワせると掛かった。その場でグルングルン。が、2秒程ではずれた。クショー! 結構な型みたいだったけどねー。
 またしばらく…。次は、落とし込んで糸が張り、流れに餌を漂わせてると、キュンときた。んが、また同じようにして鈎ハズレ。アチャー!! これも重量あったのに〜。

 

どうも、餌を落ち着いて喰ってない。餌が流れで落ち着かないのであわてて喰っているからかな。試しに4Bを5Bに替えてみるけど、チヌが散ったのかどうかアタらない。また4Bに替える。
 それっきりアタリはなくなり。しょうがないので底を狙ってみることに。でも、アタらない。
 反対の端に行っていたクマさんが来て、
「全くダメ。」
 おそらく、端は凄い流れだったんじゃないかな。みんなまだ釣ってない。ちょっと焦り。 

 

RISU会長が釣り上げた。聞いてみると、
「底。オチさんが底って言うから。」
そんなー! でもさすが!
 18m以上+流れフケのある底まで落とすのはイヤになって、また、上層を釣りながら、クマさんの行ってた端まで行く。

 

上層はダメ。底を狙って見るけど、潮も強く、やはりダメ。
 そうするうちに8時半。
 外側の下げ潮が西に流れ出した。ウンじゃ外側重点でやってみよう。
 底釣りをしていた鈎オモリ4B+6B 2個という重いオモリのまま、リールの回転で時々止めながら落としていると、4m程でコン。クーイっとキキアワセすると、今度はノッた。これはしっかりと掛かったかも。…ゲット。45cm。
 アー、これでひとまず安心だ。

 

やっぱり上の方が喰う確率いいみたい。で、4B+Bにしてみる。外側をジワーっと竿の操作で落としていると。コン! クィッ。ノった。まあまあ引く。風でタモ入れに難儀しながらゲットー! これはサイズアップ。51cm。ちょっと満足かな。

 さ、今からさらにサイズアップという、9時半頃から、北東の風がひどく強くなり。いつものS堤の修行モードになってしまった。S堤は東北東に伸びている。この風はほとんど波止に平行。釣りにくいったら…。

 

潮が下げるにつれ、上糸は風に引っ張られて釣りにならなくなった。
 外側を前打ちでしつこく粘っていたクマさんもようやく初チヌをゲットして一安心。
 で、1時の回収を待たず、12時前には3人とも風に降参。

 

あと一人は?会長です。一番の年無しなのに最後まで頑張ってる。
 そして、12時半頃、とうとう掛けました。
「7mのタモが届かなくて取り込み大変やったとよ。」
 3枚目(48,47,43cm)。この執念には参りますね。
 荒海の不沈戦艦で戦う歴戦の勇士って感じです。

 

久しぶりの古参4人の釣行。釣果はともかく、東シナ海にそびえるS堤と海や風景の魅力はやはり抜群で、道中はとりわけ楽しかったです。

落とし込み釣果S堤
 修行モードになったS堤で記念写真。左:RISU会長、右:VIVIAN
落とし込み釣果KUMAさん

KUMAさんも意地の1枚