落とし込み釣行記2008/1月

 釣行日場  所 潮月齢 干満水温天気状態 釣果サイズ
1月27日(日)大分20満11:27 
干17:35
12.5北北東ミドリイガイ
カニ
(/_;)

真冬の沖堤落とし込み釣り

初チヌを釣ってから、しばらくは落ち着いていた時分、ウエちゃんからの電話で、
「日曜はルフィーちゃん休みだそうですヨ。」
何が言いたいか、お互いにワッハッハァ。

どうも、大分坂ノ市に興味があるらしい。釣れなかったらカンダイでもと言うお試し気分のようで。
この時期にぃ〜!?

あそこは、そりゃ年中チヌはおるかもしれないけど、何しろ、さぶーい沖波止。落とし込みではちびしいのは目に見えてる。どうせ山口以外では修行モードになるのは仕方ないので、
「お任せするバイ。」


渡船は僕が連絡をとり、ウエちゃんの手配であと3人集まった。RMCモリタちゃんに、落とし込みでカンダイ狙いのアラカワ隊長(?)とそのお弟子。計6名で目的地に行く。


風はそうひどくないようだけど、冬には違いない。沖は寒っそー。
僕とルフィーちゃんは、台風でノコギリのように崩れていた6号地新波止が復旧して上がれると言うことなので、そちらに行く。前日チェックした風向きも新波止は沖からの真正面からなので一番釣りやすいだろうと思ったからで。あとの4人は縦一文字へ。


大分坂ノ市6号地新波止
6号地新波止。復旧でずいぶん変わりました。

横一文字を過ぎるぐらいから渡船はうねりの中に入った。波止に上がると、予想よりうねりが強く波止にぶつかっている。


今回はカラス貝一本でチヌを狙い、釣れなかったらカンダイでもと言う気持ちで、小継ぎ飛竜3号にいつものメタルリール、道糸は4号。老眼も進み、朝は暗くて仕掛けを作るのが手間取るので前日作った2号ハリスに5号鈎を結んだ仕掛けをセット。


ウエちゃんにもらったカラスに鈎を埋め込みスライド釣法で落とす。
ウネリが上下に強くて仕掛けが思うように入らない。ヒューズを足して、糸を少し張り気味に落とすけど、どうも波がじゃまして釣りにくい。


しばらくしていつの間にかカラスが無くなった。
チヌがおるバイ。
 しかしそのあとアタリは無し。
スライド釣法じゃウネリが糸を引っぱるので、ガン玉Bを外オモリで真っ直ぐ落とし込んでみると、どうにか納得いく落ち方にはなった。が、アタリはない。
 釣りやすい内側は、藻がすごく茂って釣りにくい。


 あきらめムードで荷物のとこまで行くと、ルフィーちゃんが
「今アタリましたッ。ミドリイガイです。ガン玉3Bにしてます。」
 気合いが入ってる。若いってすごいね。集中力と粘りが違う。


そーかー、やっぱりおるんやね。んでミドリイガイに替えてみる。
アタらないので、しばらくカニに替えてカンダイ釣り。が、底ではベラがじゃまをする。


ルフィーちゃんから電話、
「1枚来ましたッ!。42ぐらいですー!!」
 嬉しそう。彼は3日に1ぺんの休みたんびにほとんどあっちこっち釣りに行って、もう4連敗していると言うから、久しぶりのヒットはホントに嬉しいみたいで。


それで、僕もまたチヌ狙いで落としていくと、糸が止まったようで(何しろよく分からない)、キクと引っかかりじゃないような感触。アワせると、掛かった。けど、ギラッとしてすぐにハズレ。
 あー、やっちゃった。せっかく来たのに。


このころから、寒さと釣りづらさで首から背中と、体がガチガチにこわって来だした。限界かなー。
 

また、カンダイ釣りでジトーッと底を流していると、ルフィーちゃんが遠くで、手を挙げている。電話をしてみると、
「また来ました。今度は45ぐらいあるです。」
「すごいヤン。よかったネー。」


ハリスを1.5号に下げて、また、チヌ釣りをするけど、お互いアタリは無くて、ゲーム終了。


僕にアタリが少なくて、彼がアタリが5〜6回あったのはなぜだろうと思って、あらためて聞いてみると、

「オモリは2B主体で(僕も同じ)、鈎オモリ(僕は鈎チモトの糸にガン玉2B)、ハリス分まで張って落としてあとは少し糸を少しフケさせて落としていきました(僕と同じ)。丸貝6号→7号。ハリス1.7号、ミドリは2.5pくらいでアタリがありました。3pは反応なしでした。大体4m前後でアタりました。釣れたアタリは糸がピンとなって止まりと、穂先がグーッです。」

落とし込み釣果ルフィー
ルフィーちゃん、42.5と44.5cm立派!

あまりかわらん、けど、何かがこの日のチヌに喰い気を起こさせた。

 ●鈎オモリの差か、
 ●竿の長さ(彼は3.0m,僕は3.6m)腕を上げてワン・ストロークで餌が止まるまでの間の距離、つまり、チヌが追う距離の差や、道糸の長さ・太さ・素材による波風の影響の差か。
 ●餌の大きさの差か(僕は3cmのぐらいしかなかった)。
 ●微妙な落とし方の違いか。
 ●集中力の差か。


とにかく、同じ波止面を釣って、アタる数は彼の方が多かったのだから、何かが違うのは間違いない。


 落とし込みは、こんな微妙な差で結果が変わるのですね。たぶん。

 あ、縦一文字に渡った4人は、
「なーんも無かったです。」



 釣行日 場  所  潮 月齢  干満 水温 天気 状態   釣果 サイズ
1月12日(土) 山口 4 満11:20 
干17:22
12.5 南東 薄濁〜澄 フジツボ
ミドリイガイ
3 34、38
44

最低でも初チヌ

ヤワラちゃんのように、こういう課題で自分に気合いを入れ、また行って参りました。

先週の釣行帰り
「もう、1月はやめておくかな。」
と独り言を言っていたにもかかわらず、です。

  

ウエちゃんから「釣りに行きたいそうですよ。」と連絡があり、松本さんに電話をし、この日休みのルフィーちゃんと、久しぶりのAMAメンバー構成で山口を目指す。
 道中の雨も、8時半過ぎ釣り場に着いたときには止んでいた。

 

最初の釣り場は、まあまあ、薄濁りが入っていた。風は東の陸側から。程なく澄みだすだろう。
ルフィーちゃん。
「これは、いいかもです。」

 

ハリス1.5号に鈎はダゴチン専用4号。小さめのフジツボを付けて、ノーシンカーで落としてみる。風があるので、落ちるスピードがさらに抑えられて、自分にとっては最低のスピードで糸が入っていく。このスピードでは、たぶんアタリは、引き込みか。止めでも何とか分かるだろう。

 

しかし、アタリは風で糸が揺れるのと同じだった。上げてみると、餌がない。これが2回続く。アタリが分からん。鈎にヒューズ2回巻く。若干速くなり、これで変化もみやすくなるだろう。
 が、アタリは無くなった。1時間ほどするが、アタらないので、場所を見限る。
 松本さんは、1回掛けたけど、はずれたらしい。ルフィーちゃんもアタリはあったようだが、ノーゲット。

 

次の場所、よく当たるポイントも、予想どおり潮が澄んでアタリなし。

 

大きめのフジツボ付けて、穴ポコ構造の岸壁の風が当たってる側に落とすと、糸が止まった。
 掛かった。小サイズだけど、初モノなので、慎重に。ゲット。34cm。落とし込み初クロダイなのでゲンをかつぎストリンガーにかける。

 

フジツボでさらに落としてもアタリなし。

 

ミドリイガイでスライドさせ、穴を狙ってみる。餌を穴床に置いて5秒後程。
 ピュッと糸が張り、プツッ。ハリス1.5号はあっけなく切れた。無無!
 3号ハリスに替える(これしか持ってなかった。)

 

また、穴にじっと置く。アタリなし。上げてみると、餌がないー! ク・苦ソッ。
 今度は、穴床についてすぐにキク。喰ってない。
 また、糸を若干張ってどんな変化も見逃さないように目をこらしながらじっと置く。10秒ほどして上げると、また、餌を盗られてる。どうしてかいな。アタリ分からん。下手ねぇ、いつまでも。
 しばらく粘っていたけど、とうとう釣りきれなくて移動。

 

ハリスをまた落として垂直岸壁をずーっと歩いて、フジツボで1枚追加。38cm。
 40UPの初チヌの道のりは遠いなぁ。

 

また、最初の穴ポコに戻って、ミドリで穴ポコに入れる。餌が穴床に着いて変化無し。すぐキク。何か付いてる。喰ってる。アワせると穴から出てきた。ラッキー。

 

これは少々大きい。竿は硬い竹心竿3.1m。ハリスは1.5号。タックルバランス悪いのでハリス切れを心配して慎重にしていたら、穴に入ってしまった。けど、じっと我慢をしてると、また出てきた。よかったー。ゲット。初チヌ。
 44cmだけど、やっぱり、今年の落とし込みがスタートするための1枚でホッ(*^_^*)

落とし込み釣果08−1−12
最低でも初チヌ、叶ってホッ。

 

他の2人は、まだのようなので、次の場所に行ってみるも、よくなく。最後の場所に移動して残念ながら納竿。

 

山口のチヌは数は多いようだけど、最近、潮がすけ気味で、このところ結構、落とし込みで入れ替わり攻めているし、他県からも落とし込み師が来ておられるようで、すれかかっているのかな。冬でも釣れるこういう場所って大事にしたいね。
 潮が濁るのを期待。

 


 釣行日 場  所  潮 月齢  干満 水温 天気 状態   釣果 サイズ
1月6日(日) 山口 28 満 8:14 干14:12 無~西 フジツボ
ミドリイガイ
(-_-

西へ東へ

♪昼寝をすれば夜中に眠れないのはどういうわぁけだぁ〜♪♪

 

2日に西方面への初釣りはノーヒット。
 リベンジにウエちゃんと、6日、今度は東の山口の釣り場へ行こうと約束。
 体力温存で昼寝をしたら夜眠れない〜♪

 

それで寝不足で待合い場所に行くと、いるいる。
 活気あふれる落とし込みRMCのメンバーさん達。AMAの僕とルフィーちゃんを入れると9人の大勢が集まった。
 これは釣り場あふれかえるジェ。

 

ところがまだまだ車が続々。
 これは落とし込みクラブH塾のおなじみさん達、
 エーッ!? と思いながらも、新年のご挨拶をすませると、
 「S市に行きます。」
 西方面か。少し胸をなで下ろしながら東に向かって出発ー。

 

目的地は無風べた凪。想定はしていたけどこれは厳しくなるぞと覚悟。
 みんなサーッと散っていった。
 僕は、前回と同じく反対の方角へ行く。どうせこんな大人数。浅場はすぐにチヌが散ってしまうだろうからオーバーハングの深場へと。

 

失敗したのは、ルフィーちゃんが持ってきていたミドリイガイをもらい損ねたこと。フジツボじゃオーバーハングに入れ込めない。

 

案の定、フジツボではアタリが無くて、前回、見えチヌがいたところも、アタらないので、ちょっと落として、すぐ移動。
 向こうに行っていたはずのマルちゃんが、こちらに歩いてきていて、
「向こうに行ってたけど、人がうじゃうじゃ釣ってるのでこっちに来ました。」
 他の県の落とし込み師さんも数名来ておられる。状況聞くと、同じく厳しいみたい。

落とし込み釣果初チヌのルフィー
ルフィー初チヌ嬉しそう 40.9


 どこに行けばいいか、途方に暮れて、ルフィーちゃんに電話すると
「1枚来ました。41ぐらいです。」
「よかったねー。初チヌヤン! でも、いっぱい人がおるんやろ?」
「あんまりいませんよ。」
「そんならそっちへ行ってみる。」

ッてことで、行っても、アタリなし。ウエちゃんもいて
「あたりませーん。」

 潮が下がって、僕が釣っていたオーバーハングに行ったルフィーちゃんが、ミドリで2枚釣っていた。あーやっぱりね。
 僕と入れ替わりに、前、見えチヌがいたところに行ったマルちゃんも1枚釣っていた。
 今日はダメだ。こんな日は。


落とし込み釣果3枚目ルフィー
ミドリのスライドで38,34追加
へちさぐり3.0、
メタロイヤルヘチ、
○房PE2号、
ジョイナーV2 1.7号、
伊勢尼11号、糸オモリ
落とし込み釣果マルちゃん初チヌヨ
初チヌ44.5釣っておふざけのマルちゃん

車で2カ所移動をしたけど、テンで当たる気がしなくて、それでも粘って、12時頃、車の方へ釣り戻っていると、いつの間にかみんな、道具をたたんで座っていた。


ツウことで、釣果があったのは、ルフィーちゃんとマルちゃんと、朝一、別な場所に行って33cmぐらいを釣ったクニナカさんだけ。モリタちゃんマエダちゃんが運転してくれて楽だったけど、精神的に疲れ〜。
 ワイワイと大人数で楽しかったけど、この時期は難しいね。
 今年も初チヌまだ先になりそうな予感が〜。



 釣行日 場  所  潮 月齢  干満 水温 天気 状態   釣果 サイズ
1月2日(水) 長崎 24 満 8:40 干14:15 13 西 カニ
モエビ

初釣り

平成20年の初釣り。
 釣りに行ける幸せに、チヌの微笑みが加われば幸先いいなと思いながら、KのYさんと2日に日程を決めて、正月を迎えた。

 

起きてしばらくしていたら、雪が降ってきた。
「おー! 初雪かぁ。コリャ縁起がいい。」
と思っていたら、みるみる窓の外が白くなり、一面真っ白に積もっちゃった。
 降り過ぎとちゃう?
初雪
 年賀のために急いで筑豊の実家に帰ったら、足がズボッと埋まるくらい積もっている。
 明日は行けるんだろうかと心配で、雪国のような筑豊から電車で帰ると、福岡の方はなーんにも無かったみたいに雪は消えている。よかった。

 

しかし、この寒波はお魚にはしんどいだろうなと思いながらの2日の釣行。
 長崎は小雨がすこーし。なんとか合羽は着なくていいようなので早々2人で、地波止からはじめる。

 

けど、釣れるのは、アラカブ。メバル。そして、やっぱりイラ。
 KのYさん。
「移動しましょうか。」
と言って水温を測りだしたので、僕は、
「もう一投。」
と、仕掛けを海に入れる。

 

深い底まで着いた仕掛けをキクと、喰ってる。
 バシッとアワせると、グーッと重い引き。これは大型。横のKのYさん
「オーッ、やった。これはチヌ!」

 

パイルに突っこみそうになるのを強引にひきあげる。重い。2度3度と追いアワセをくれながら波止先端を回って、内側に誘導して、とにかく巻けるだけ巻く。
 巻く。まく? いやに抵抗せずに上がって来だした。でも、こういうのはでかいやつに案外ある。巻け巻けー。 
 よっしゃ浮いてきた。と思ったら、
 あーッ! 
 50cmUPのイラが、ほおをポッと赤くして、横目で「ごめんなさぁ〜ぃ」と上がってきた。ガクッ。どうして、お前は…。

 

はい、それから移動を繰り返し。午後4時過ぎまで頑張ったけど、とうとうチヌは1回もアタらなかった。やっぱり、水温いきなり、下がったからかな。

  

でも、でっかいアラカブを一匹ゲットできて、久しぶりにうちに持って帰って刺身にしたら、家族に
「最高!」
って、喜ばれて、ま、魚種は違うけど大物は釣れたので、よかったような複雑な心境の初釣りでしたぁ。

落とし込み釣果 アラカブ

32cmのアラカブ。チヌだったら55cmサイズかな(^^;)