釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
12月28日 (日) |
山口 | 大 | 2 | 満9:38 干15:32 |
- | 晴 | 西 | 澄 | フジツボなど | 0 | / |
締めのつもりが「山口に最後の竿出しかもに行くんですがどうですか?」 セイジくんからの電話。 ここんところ落とし込みチヌの釣り場状況は非常に芳しくなく、行けば高確率で良型が出る場所は遠方のピンポイントなので、この不況、わざわざ一人で行く気にはなれない。 1〜2ヶ月は釣具のメンテや根魚釣りでもしておくかなと思っていたが、運がよければ1枚ぐらいは喰ってくれるかも、横浜から帰省したマジンガーちゃんも来るってことを聞いてOK。 沖防で知り合ったミヤちゃんが静岡沼津に転勤するって聞いて残念になる。これが最後の釣行会となるかも。 福岡からは8人。島根から2人が現地に集まる。 思い思いの場所に散る。ここは小さな船だまりや岸壁が多いので、釣り場が広いのがいい。 今日のタックルは竿:夢幻海3.1m、リール:舞匠メタルに3号糸。極小サルカンに2号ハリス矢引、鈎:ダゴチン専用4号。 集合場所のすぐ横の船だまりでフジツボをノーシンカーで落とし込み様子をみる。潮は透け気味。海の状態はよくない。厳しい釣りになる予感。 10投ぐらいして何にもないので、10分ほど歩いて別な船だまりにワープ。チヌは捨て石にチラリと見えるけど、スッと逃げる。竿だけ出して落とすも全く反応なし。セイジくんとルフィちゃんが車で来て、ちょっとやるけどあきらめ。3人で車に乗りワープ。 今度はオーバーハングの場所。カラスで落とすも全然。すでにダレてきた。 ここもだんだん釣れないようになってきた。 福岡・岩国・広島・関西…とあちこちからここに来て釣るもんだから、僕らがやる甘いお菓子に似せた爆弾を疑いもなく食べていたウブで澄み切った目をしてたチヌちゃんも、だんだんと世間ズレしてすわった目つきになり、舶来のタバコをふかし横目で見据えるようなヤな性格にしてしまったんじゃなかろうか。 「フン、また来たジェ。だまされんナよ。」 なんて。その責任は僕らにあるかも。密かに楽しんでいた地元の釣り師も迷惑がっているに違いない。
情報ではクニナカさん、マルちゃん、島根のお一人が釣ったという。ここでみんなで別な場所に移動をすることに。それぞれ車で別れ、思い思いの船だまりや岸壁に行く。 が、チヌも見えず全くアタリなし。僕らが釣ってる場所にみんな来て釣り始め、またあきらめてジワジワと車のところに集まりそれぞれの釣り場でのことを情報交換。 「すっごい数のチヌがおったよ。じっとして餌を落としても知らんぷり。」 「こっちもおったよ。でも、プイって行ってしまう。」 「オッちゃんが来て《釣れんやろが、まだ寒くなるといっぱい固まってじっとしてるからヤスで突いて獲る》って言いよったバイ。」 こういう状況じゃ、何をやってもダメなのです。鈎も付けない餌だけポイと落としても喰わないんだから。100匹の中の気まぐれが口を使うのにあたるしかない。 ということで記念写真を撮って、またね・良いお年を、さようなら。したいところだったが、ルフィちゃんまだ釣り足りないようで、潮が下がったら喰うかもという誰かのささやきで、 「そうですかっ!」 帰るみんなを見送って、一緒にルフィちゃんの車で来た手前、セイジくんと僕がつき合い残って釣ることに。 風が吹いて釣れそうな状態になったが1時間半ほどやって何も変わりなし。セイジくんが35ぐらいを1枚釣ってボーズ逃れでホッとして竿をたたむ。ルフィーちゃんもとうとうあきらめる。 さて、今年も終わりを迎えたようだ。釣れるチヌはどうにかしたら釣れる。釣れないチヌはどうしても釣れない。これがまたチヌ釣りの楽しさでもあるかな。 今日もまたどこかで竿を振っている釣り人がいるんだろうな。と曇り空を眺めながら書いてます。 あと二日で今年も終わる。 |
釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
12月14日 (日) |
長崎 | 大 | 17 | 満10:29 干03:52 |
18.5 | 晴 | 北北西 強 |
普通 | アジゴ | ヒラメ | * |
あくまで落とし込み?とうとう今年も12月を迎えることになった。1年は早いものだ。 天候不順や都合で釣りに行かなかった間に、時々ふと頭をよぎっていたことがある。 このまま釣りをやめたら、あるいは釣りができなくなってしまう時期になったら自分はどんな生活をするんだろう、と。 無性に空しい気持ちになったので考えるのをやめた。 そうすると、ある筋からメールが入って、 〓≪波止でブリかヒラマサにブチブチ切られました≫〓 空しい現実はたちまち頭のどこかに再び追いやられ、早速、僕は電話をして情報を聞き出す。 そして、釣行計画がスックリと立ち上がる。 しばらくしぼんでいた僕の気持ちを奮い立たせて、80cmのブリと戦っている光景が頭いっぱいに広がる。 ブリでもヒラマサでも石鯛でもチヌでも何でもいいんじゃなかろうか。 本当は魚は釣っている自分自身であり、頑固・屈強・臆病・気まぐれ・馬鹿・聡明・器用貧乏・誠実・嘘つき・…etc.の自分を感じ、見たいんだ、って。 落とし込み用竿じゃ軟弱過ぎるから、竿は手持石鯛。リールはオリンピックのハイスピードを下向きに。あくまで落とし込みスタイルで 笑) ブリが掛かったら人差し指で走りを止められるかどうか。指がやけどするんじゃないだろうか。そのときはABUにしようかな。なんて、空想を広げながら現地に着く。 餌のアジゴは良く釣れ、先行き順調と胸がふくらむ。 仕掛けをセットして波止際に落とし込む。 いきなり糸が走り、鈎に掛かった自分が指を焦がしながら疾走する。 はずだった。が、何度やっても糸は水面を切り裂かなかった。先週のナブラは今日は無かった。来て去ってそのままだった。思い通りにはいかなかった。 気まぐれだった。 しばらくしてKUMAさんが、 「ヒラメもいいかもしれんね。」 僕は、青物は半分あきらめ、すでに狙っていた。 アジゴを底まで泳がせて、スーッと竿を上げてまた落としている内に、コ・コンときた。?? 竿をゆっくりと下げて糸フケをつくって落としはじめたら、糸が吸い込まれた。 「何か来た!」 重いがそんなに引かない。リールは逆転しない。上がって来たのは、ヒ・ラ・メ。51cm。半分嬉しい。
KUMAさんは執念で本命の子、ヤズ45cmぐらいを釣り上げた。よっちゃんは2回アタッたけど掛からなかった。 青物との大格闘は、とうとうなかった。 でも、自身の分身は見ることができたような、気がした。 次はチヌで! |