落とし込み釣行記2007/9月

 

 釣行日 場  所  潮 月齢  干満 水温 天気 状態   釣果 サイズ
9月30日(日) 長崎 20 満10:54 干 4:31 24 東北東
やや強
普通 B玉
カニ

女性落とし込み師の石鯛

クマさんの快気祝いということで、サンバ釣りにフェリーに乗った。メンバーは、僕にクマさんにRISU会長。あら、この組み合わせは、3○○トリオ。

 

それに、熊本葦北から、2時間かけて駆けつけた、ゆっきんさん。彼女は50UPの石鯛を今期釣るのは今日しかないと、RISUさんに直接電話して同行を願ったそうな。
 すごい、やる気と思いません?
 この女性落とし込み師は、あちらこちらでの釣行で、同行の男落とし込み師が、いつもぎゃふんと言わされているのです。

 

そういうことで、4人で、目的地に着き、波止に渡る。
 僕一人は、別な波止、3人は隣の波止に。

 

僕が乗った波止は一番の実績があるそうだが、そのポイントにはすでに石鯛釣りの人が3人いたので、僕は反対側の端に。

 

夜が明けて、期待して釣り開始。風は、真っぽうしから強く吹き付けるので、少々釣りにくい。
 3時間ほどいろいろやるけど、餌盗りがチョンチョンつつくだけ。潮も流れない。巻かない。

どうしたことかと思っていると、クマさんから電話。
「石鯛釣りが帰ったので、反対側で釣ってみませんか。」
僕は、早速荷物を全部持って、300m近くハアハアと反対側に。
 でも、潮がとんでもなくぶつかって釣りにならない。巻き潮を探すが、いいのがない。とりあえず内角を重点的に攻めるが、餌盗り(フグだったー)がB玉をかじってくるだけ。
 なんてこった、とがっかりしながら釣っていると、なんか声がする。向かい側の波止のゆっきんさんの竿が曲がってる。しっかり曲がってるー!

 

糸は沖の方に走って、必死でこらえてるゆっきんさん。
 クマさんRISUさんが駆けつける。
 それから、二人は、ゆっきんさんに向かって、でかい声で、まくし立てる。(アドバイスのつもりのようです。)

「巻く巻くー」
「竿を立ててー」
「巻く巻く巻く〜っ!」
「ギャー、ぎゃー、※&%…ヽ(#`Д´)ノ」

 遠くから見ると、オヤジ二人で女の子を責め立てているとしか写らん光景。吹き出してしまったけど、ゆっきんさんは、オヤジ二人のことばどおりこなしてる。普通できません。

 魚は相当な大きさのようで、ガンガンと引いているが、素早いリール巻き。竿のタメ。糸の出し方。腰構え。それは、見事なやりとりで、ついにRISUさんのタモが出てゲーット!!
 タモの中には、でっかい石鯛が入ってる。思わず、座り込むゆっきんさん。
 いやー、お見事でした。向かいの波止から思わず拍手したのでした。 
 すごい落とし込み師です。納得!


 
ゆっきんさん:見事な落とし込みでの石鯛
56cm、3kg!

竿:黒鯛工房へちフカセ 2.7m
道糸:ダイヤフィッシング・フロストンVX 6号
ハリス:ダイヤフィッシング・ジョーナーV2  5号
ハリ:がまかつ伊勢尼 12号
オモリ:6B 2個
餌:ヒライソガニ:小
 
石鯛もなかですぅ^^;
 

それから納竿まで、男3人は黙々と釣るも ノーフィッシュ でした。いや、僕はともかく、お二人の名誉のため?に、
RISUさんは鈎ハズレやハリ曲げられ。クマさんも石鯛鈎を曲げられ。
僕は?なーんもなくフグ1匹。いやーこれで、3週間ノーフィッシュ。です。



 釣行日 場  所  潮 月齢  干満 水温 天気 状態   釣果 サイズ
9月 2日(日) 博多沖防 21 満12:56 干18:30 28 雷雨曇
やや
濁り
カラス
カニ等
40.4
(キビレ)

AMA大会

波止コバの竿前に振り込んだカニ餌が、潮の流れに乗って10m程前まで運ばれた。コースをずれた水面の道糸を竿でそっと置き換える。 

ちょうど波止の内側と外側の潮が合流する位置まで糸が入ったとき、

フョン、フョン。 糸が若干おかしな動きをした。潮や風波の仕業とはチョッと違う。

アタリ? かも。

サッと糸を張ってキクと、魚信。ウソ、喰ってる〜! そのままアワセを入れると竿にしっかり乗った。やったぁ!
 重さはまあまあ。沖の水面下で白い魚体がキラリと光った。キビレだ。40ぐらいか。

横にいたバミちゃんがなにか叫ぶ。
 騒ぎを察して来たマルちゃんが
「じっくりやった方がいいですよ。瀬はないから。」
グーッと外コバまで移動して浮かせた魚を掬おうとしたら、マルちゃんが掬ってくれた。
「やった!やった!」
 鈎はタモの中ではずれていた。あぶない!ラッキー。
マルちゃんありがと。

これが大会唯一の検量魚になり、僕にとっても、久〜しぶりの優勝魚。おまけに大物賞。

 

AMAの17年度第3回落とし込み大会。

ここ1週間ぐらいは、雨がスコールのように降り、川から入った有機物が原因か、赤潮が発生して、カラス貝は落ち、海の魚も大量に死んで浮いてしまう最悪の状況が続いていたらしい。

大会前日に15時頃から新波止に上がったが、カニ餌でもフグもつつかなかった。
他の場所もさっぱりみたい。それでもウエオカちゃんの連れのSさんがカニを潰されたって言ってたから、新波止にチヌはいるんだ。

それで、大会も新波止に上がる。
12時スタート。
 上がったそばから、雷、激しい雨。仕掛けもつくられずに、風雨を背に座ってジーッ。

 

バミちゃん、平井ちゃんは、少しおさまってから、そそくさと釣り始める。
 僕とマルちゃんは、まだ雷が怖くて遅いスタート。
 先行の二人は前打ちで探ってて、アタリはないようなので、まずヘチから探り始める。

タックルは前打ち主体として、竿:R社のスーパーアジャスター39/45、FUJI改造リールに糸:2.5号、ハリス:1.2号、鈎:ダゴチン専用2号、ガン玉は、1号から。

 

餌は、前日のウエちゃんとの会話からヒントを得て、カラス貝のむき身を付ける。
 予想はしていたが、ボラにつつかれる。カラスの1枚がけ・カラスを割って中味を露出したヤツ・カニ大・中・小、フジツボ。いろいろ 試してもダメ。 ヘチもダメ、前もダメ、超前もダメ。 

他にすることは? ガン玉かな。重くする→3B→だめ。軽くする→ヒューズ2回巻き→ダメ 

ハァーッ…もうダメ…。でも、今年最後の大会。せめてキビレ30cmでも釣りたい。
 終了まで後1時間半。波止中央に置いたクーラーに座って考える。

 

よっし。最後! カニ餌でキビレ狙い。ガン玉3Bで、とにかく落とし込む回数を増やす。
 えー、内側の前は、マルちゃん・バミちゃん二人の名手がやっててアタリないようなので、外側の捨て石切れ目を探ろう。
 4.5mにズームして、バカを2mほど出して、6m程の前狙いでを波止先端までやってー、ダメだったら内側ヘチをやってー、荷物のところ まで戻ると、ちょうど17時の競技終了時間かな。

どんどん竿前に落としていく。全く反応無し。先端40m付近から潮の流れが出てきた。やっとフグのアタリ。しかし先端20m程前ま でアタリなし。
 ウーンダメか。内側ヘチで釣り戻ろうかな…。

 …いや、やっぱり先端までやって戻ろう。

落とし込み釣果07-9-2 
ラッキーの1枚
 

この気持ちの分かれ目が釣果の分かれ目となったのでしたー。
 そして、16時10分。冒頭のシーン。

 

運ってどう転ぶか分からないけど、最初思ってたことは一通りやった方がいいようやね。
 そして最後まであきらめない気持ち。これは、高校野球の佐賀北高が教えてくれた。

 

 

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