チヌ落とし込み釣行記2006/7月

 釣行日 場  所  潮 月齢  干満 水温 天気 状態   釣果 サイズ
7月29日(土) 長崎 満17:43 干 5:33 25 東〜西 少濁 カラス 47、44
外道は、またもや

 KUMAさんとサンバ釣り。
 今回のテーマはカラスのコマセにサシエでサンバを釣ること。
 効果があれば、さらに格安でサンバ釣りができる。
 この釣り方は、6月に来福された静岡のシゲクンさんが石鯛のライトタックルの前打ち釣法としてやっておられるので、あちらでは実績がある。
 なんとか、こちらの落とし込み石鯛釣りで、ものにならないかを試しているところ。

 まず、地方の波止で試す。とりあえず最初は、カニとB餌で様子をみる。
 全く、なにもさわらないので、カラスで試すことに。
 しかし、上げ潮が動かないせいか、アタリがほとんど無い。むき身にしても、たま〜に何かが餌を盗るだけで、むき身もそのまま上がってくる。
 
 あきらめて、沖堤に渡ることに。

 波止に上がって見ると、チヌがパッと逃げた。
 僕は、いつものボーズ逃れ作戦で、まずチヌを狙ってみることに。なんか先が見えているようだったからね。
 運がよければ、トロフィーサイズが転がり込むかも…とか、つまり、本命狙いに徹してないだけなんだけど。
 KUMAさんは、チヌには興味も示さず、もくもくとサンバ釣りにかかる。

 チヌ仕掛け(博多沖防の落とし込みで使ってる鈎付きのハリスがポケットに入ってたので、そのまま道糸に結ぶ)で、サンバ用の7〜8cmのでかいカラス貝の中から、小さいのを3個ほどつまんで、チヌ用の餌にして、まず、1投目。
 
 ここはパイルの波止で、ちょうど満潮時なので波止下にスライドさせて、波止の中に隠れているチヌを狙うつもり。
 波止下に入っていく糸が止まる。パイルに当たったか?少し糸を張ると、いきなりギュィーン! 1投目から来た。

外道です。
 これがこわいほどよく引いた。
 小継飛竜3号が満月のようにしなり、下へ手前へ力強く抵抗する。
 もしかしたら、50cm後半?なんて期待しながら、ようやくタモ入れした。
 期待に反して、47cm。
 きれいな海にいるチヌってよく引くね。博多沖防のチヌもよく引くけど、1.5倍くらいパワーがある。
 その後、44cmを釣って(これもよく引いた)短い波止なので、2往復、30〜40分ぐらいでやめて、サンバ釣りに。
 
 KUMAさんに、
「どうですか?」
一言。
「ぜんぜん。…アタリもない。」

 期待の下げ潮はほとんど動かず、地方と同じ状態。
 黙々と、二人であれやこれやと工夫しながら釣るが、状況は変わらず、時間だけが…。
 
 カラス餌を、海底につけ、置き竿にしていたKUMAさんの穂先が、突然、グッ、グッ!
「おー!来た!」
 さらに、グーッ。KUMAさんあわてて、竿を持って合わせると、掛かった。
 上がってきたのはサンバ。だが、手のひらサイズ。KUMAさん、がっかり。

 「よかったやん、カラスで釣れたんやから。さすが!落とし込み石鯛研究所長!」
 「そうやね。」
と言う、KUMAさんだが…。

 その後も、4時半まで二人で頑張るが、結局、潮は来ず、サンバも来ず。
 「つかれた〜。」
 
 けれど、帰りの車の中では、
「今度は、あそこに行ってみよ。あそこしかない。」
と、懲りない二人でした。


 釣行日 場  所  潮 月齢  干満 水温 天気 状態   釣果 サイズ
7月27日(木) 博多
沖防
満10:46 干17:21 24.5 東弱 やや濁 カラス 40.3
梅雨明け

 ずいぶん、釣行記もさぼっていたので、7月の総まとめということで、誤魔化そうっと。

 昨日、遅い梅雨明け宣言が出た。
 先週から今週の集中豪雨は各地にひどい被害をもたらした。被害に遭われた方々へお見舞い申し上げます。
 
 沖防は、集中豪雨の次の日ぐらいからは、残り水が流れるのか、返って水が澄んでチヌの喰いもすごく悪くなる。
 水温は27〜8℃あったが、この数日は、24℃ぐらいだ。
 特に、7月23日(日)にあった、「黒鯛工房のCatch & Release Bay博多」の落とし込み大会の日は、前々日までの集中豪雨のあとで、海は、これまで見たこともないようなスケスケ。
 僕の好きな切れ波止なんかは、全くアタリなし。一文字は底が見える程。
 釣果は新波止でRMCの村上さんが36cmぐらいを釣って優勝。AMAの徳重さんが31cmぐらいで準優勝。この2枚だけ。

 7月は週初めに雨が降り、渡船欠航が多く、満を持して行った週後半はスケスケという悪いパターンが続いて、釣果も伸びなかった。

 行くたびに1枚2枚という感じで消化不良。
 ま、いけるだけいいか。
 
 8月は、おそらく、梅雨明けで一気に水温はまた上がるだろう。 
 海に流れ込んだ有機物が、水温上昇で、プランクトンを大量発生させて、海は濁るだろうが、すぐに赤潮が出て、また雨フレー・台風来いーってなりそう。
 
 とにかく、長期の短い沖防はもう後半に入ったといってもいいだろう。
 今年は、落とし込み遠征するのもフトコロが寂しく、いつも一人でも行く長崎も行ってない。長崎に1回行く金額で、沖防では7〜8回いけるから今年は沖防で遊ばせてもらおうと思ってる。

 下の写真を見てみると、断然、6月が釣果はあった。それも雨後がよかったが、7月は雨が降りすぎでよくなかった。これからは、西風(海風)が吹く午後から、風が当たる波止狙いの方がいいかも。

40/40/39.5/38/36/30
朝、切れ、南風曇、25.5℃

40.4/36 朝、
一文字、切れ、晴れ、28℃

40.8 夕、
ソロバン、晴れ、28℃

46 夕、
一文字、晴れ

46.5 朝、
一文字、晴れ、24℃

40.3 朝、
切れ、晴れ、24,5℃


 釣行日 場  所  潮 月齢  干満 水温 天気 状態   釣果 サイズ
7月9日(日) 長崎 14 満 5:59 干12:47 26 南西ときどき強
やや濁 カラス 51
悪運のラッキー?

 長崎が鯛フィーバーって聞いたKUMAさん、すぐに行動開始。
 ほんとはサンバ釣りの予定だったが、状況が悪くて方向変換ということらしい。
 電話で、
「一応、オチさんにも、声をかけますが、行かなくてもいいですよ〜。」
 
 僕は、サンバ釣り断って沖防に行こうと思ってたんだけど、FCCのひろみしゃんとか、つるさんとかと長崎ってのも面白そうだし、
「4人だと格安でっしぇ。ダンナ。」
という一言で、
「そう?そんなら〜。へっへ。」
と、歓楽街で声をかけられたスケベなおいさんのように、車に乗り込んだ。

 朝、目的地に着くと、まだ暗いのに、もう車が2台。しかも落とし込み風の人たちが。
 その中に、見覚えのある体型が車のライトに照らされてぼんやり。
 長崎の落とし込みクラブの I さんじゃない?たぶん!
 
 近寄って、暗い中、
 「すみません。釣らせてください。」
 って言うと、ふり返った人はまさしく I さんだったぁ。
 
 そのあと、続々と車が来て、長崎落とし込みクラブの会長さんまで。なんと、なんにも言ってないのに、AMAのYOUHEI親子まで。僕らを合わせると15〜6名が狭いステージにひしめき合うことになってしまった。

 ぼんやり明るくなり、長崎の人たちが竿を出し始めたので、僕らもおじゃまをさせてもらう。
 今から、タイフィーバーがはじまるのかな!?
 でも、このべた凪でもくるんやろか。
 
 結果は、悪いほうで、昨日のフィーバーがウソのようにマッタクアタリなし。誰も、竿を曲げない。
 (一人だけ、誰とは言わないが、僕らの仲間が、まばたきする間もなくファイアーライン2号を切られただけ。たぶん、ラインが、底の何かのストラクチャーに乗っていて、魚が引っぱった一瞬で切れたんだと思う。このライン、引っぱりにはめっぽう強いがこすれに弱いンよね。)

 僕は、20分であきらめたが、1時間ほど釣って、長崎の方々に挨拶して、他へ移動。

 期待していた2番目の場所も、マッタクアタリなし。
 雨の予報がはずれて、晴れで、ものすごく暑いし、僕は、一睡もしていなかったので、とうとう、トラックの日陰で横になって深い眠りに…。

 YOUHEI君の電話で目が覚め、(彼らもパッとしないよう)。次の場所に移動。今日はKUMAさんが隊長なので、言われたとおりに、動きます。
 タイミングよく、長崎在住の山口さんからKUMAさんに電話があって、次のタイ釣り場所決定。

 今度は渡船を使うことに。
 波止に上がると、真っ正面から、風が吹いて、波止岸壁周りは泡が立っている。
 これは、チヌ状況でしょ。タイは他の人が釣ったらやることにして、まずはカラス1枚貝を付けて際に落とし込み。
 潮も右に動いているようで、いい感じ。太陽の反射で糸がすごく見えづらい。
 糸が止まったように見えて、キクと、喰ってるー。合わせると、かかったー。でも、やりとりしてるとパッとはずれた。悔し! 鈎を見ると鈎先が曲がっている。なんでかなぁ。
 
 鈎先を研いで、入れると、今度は、流れより、糸が速くなったので、キキ合わせると、グインと竿をのされてあわてて体制立て直し。
 今度はしっかりとかかったようで、結構大きな魚体が水面に浮かぶ。
 おー、これは50UP。
 その後、2回、太陽のせいでアタリを見逃したら、すぐに潮が止まって、ダラー。
 
 それからは、波止は灼熱地獄。タイのアタリもなく。
 KUMAさんとうとう
 「ヘダイでもいい。」
 という始末。

 底に落としたら、必ず来るヘダイも来ない。なんかおかしい。
 僕以外は、ハトぽっぽを釣って、それぞれがっくりしてるぐらい。


タイ釣りのはずが…
 納竿の3時前に、潮がすこーし動き出し、また、チヌ釣りに替えていた僕に40チョイのヘダイが来ただけで、空しく福岡に向かってUターン。

 なんでー! 昨日までのフィーバーはどこに行ったの。

 山口さんも、夕方竿を出したらしいが、ヘダイが嫌というほど来ただけで、タイは全く来なかったという。
「台風の影響で、気圧が変わり、海がおかしくなったのじゃないでしょうか。」
と。
 いつもながら、釣れたと聞いて行って釣れたためしがありまっしぇーん。

チヌ落とし込みシルバーステージ21 HOME    サイトマップ