チヌ落とし込み釣行記2006/1月

 釣行日 場  所  潮 月齢  干満 水温 天気 状態   釣果 サイズ
1月28日(土) N市 29 満 7:55 干13:42 12 北東弱

カニ等
47
やっと初チヌ

 前回のぼー○が尾を引いていたのもあったし、他にも気になることもあり、先週の休みは家で調べ物をしたり、ぼけっとビデオを観たりと過ごし、金曜の夜になってようやく(チヌ釣りにいってみよーかな…)と心が鈍く動き出した。
 でも、まだ、一人では行く気力が湧かない。
 それで金太ちゃんに電話してみると、
「トバさんと行く予定です。よかったら一緒に行きましょ。4時10分頃、ウチに来てください。」
と言ってくれた。
「ありがと、なんとかがんばって起きてみるね。」

 目覚ましが突然鳴る。
 ン! なに?
 寝ぼけながら、時間を見ると午前3時20分。 ?…なに?この時間。
 しばらく意味が分からない。
 ア! ソウダ。釣りに行くんやった。あぶねー。
 これまでだったらパッと起きられたのに。何か自分の中で変わりつつある気持ちを感じながら起きだし、準備して金太ちゃんちに行って、トバちゃんとの待合いの場所に。

 3人で目的地近くのコンビニに寄って買い物してたら、いきなり目の前にYOUHEI君!そしてパパさんも。前回も、S市で釣っていたら車で突然現れたが、この親子、神出鬼没。どうしてここにいるの?おぬしもワルじゃのう。

 ま、それで、5人でうっすら明るくなった釣り場に行く。
 準備をしてトバちゃんは前回50UPを釣った場所に。パパさんもそっちに。僕らは反対側にと三々五々に散らばる。

 僕は一応、気になるポイントをさっと探り、その先の護岸まで行くと、その広い護岸は一面、柵がしてあり、「立ち入り禁止」の札。護岸工事をしているらしい。簡単に入れるんだけど入っていいのかな?一応、この辺に何回も来ているトバちゃんに聞いてみよ。と電話をすると。
「釣れたよー。」
だって。
「えー!もう?」
「48ぐらい。」

 それで、「立ち禁」札がヤーだし、またてくてく歩いて戻っていると、途中でYOUHEI君が竿を曲げているのを発見。歩きながら見ているとゲットした模様(45.5cm)。高1なのに、できるな、おぬし。そのままトバちゃんのところまで行く。
 しばらくそこで落とし込む。が、全くアタリなし。パパさんも全然らしい。金太ちゃんは、ずっと離れたところで釣っていて
「全然アタりましぇーん。」

 これはやばいことになりそうな予感。ここで粘っていてもたぶんダメだろう。
 意を決して、15分ほど歩いて別の護岸に行く。足にはいいリハビリばい。

 潮はなかなかよさそうに動いている。期待を込めて、慎重に落とし込む。アタらない。2投、3投…。ダメかな。
 10投目ぐらいして、底を狙って落としたライン。餌が底についたのかフケたので、いつものように、糸を張り、じんわりキクと…。
 ムムッ。何かが動いている感じ!フグやアラカブじゃない。
 水中の大きな布に引っかかったような、チヌの落とし込みをした人は分かるあのふんわりとしながらもズーンと重い感触。それでいてわずかに生命の動きが糸を通じて手元まで伝わり、その瞬間、脳がしびれるあの!

 チヌ! キク動作にスピードをつけてノッたのを確信して最後にグイッとアワセを入れる。掛かった! もう一度、二度、巻きながらもグン、グンと追いアワセをくれる。

 なにしろ、4ヶ月ぶりのチヌだ。この引き。50UPあるのか。自信がもてない。とにかく、丁寧に、そして強引に。結構慎重になりながらやりとりし浮いてきた。タモを入れる。ゲット!
 久しぶり〜。45〜6はあるだろう。背びれをピンと張ってシルバーメタリックに光る体。いかつい顔。やっぱりチヌはかっこいい。

 もう1匹はいるだろうと欲張って落とすが喰わない。
 しばらくして、カニを潰された。底をうまくとれなかったのが原因だ。でも、1枚とっているのは余裕だね。そうじゃなかったら、ものすごく反省しているだろう。

 トバちゃんに電話した報を聞きつけたのだろう。YOUHEI親子が来て一緒に釣るもそこはそれっきりで、YOUHEI君に写真を撮ってもらい放流して、また歩いててくてく戻る。

 YOUHEIパパは、すでに、YOUHEI君が釣り上げた場所に入り、1枚上げていた。これが今日の大物賞で49cm、2.15kgもあった。ゆっくり50UPの重量だ。

 一人、ノーヒットの金太ちゃん。がんばってと、みんなで一緒に場所移動したところで釣るが、場所がよくなかったということで帰路に。

 とにかく、初チヌは何とかゲットできホッ。
 さ、これでペースに乗れますように。

やっと初チヌ47cm

YOUHEI君45.5cm、YOUHEIパパ49cm、トバちゃん48cm


 釣行日 場  所  潮 月齢  干満 水温 天気 状態   釣果 サイズ
1月15日(日) S市 16 満 9:44 干15:25 10 西弱

カニ等
久しぶりのチヌ釣りも…

 4ヶ月以上、落とし込みのチヌ釣りに行っていない。
 こんなことは、落とし込みを始めてから一度もない。
 足の状態で、思いっきり歩けないし、テトラは飛び歩けないッてことも理由の一つだったが、やはり9月からずっとサンバに熱中したのが一番の理由かな。

 それで、これじゃいけないと思っていたところ、ちょうど、よっちゃんから
「どこかいきまっしょう。」
と電話があった。
 彼とは昔、自称デコボココンビで、落とし込みシーズンはチヌ釣り。冬は磯釣りと毎週のように連絡をお互いにして釣りに行ってたのだが、最近、仕事や家庭の変化で、釣行日も合わず、ほとんど電話がなかった。
 せっかくの電話、
「今回はチヌ釣りにいくけんネ。」
と宣言したら、OKと言うことで、S市へ。

 最初のポイント近くのコンビニに寄ったら、なんか別の車の中の人達がニタニタとこっちを向いて笑っている。
 ん?
 じっと覗いてみたら、博多塾4人衆だったー。
「あそこで釣ると?」
って聞くと。竹本ちゃん、
「そう思ってたバッテン、よか。譲りますケン。こっち人数も多いし。」
と言う。ぼくが
「よかたい、先に来た方が釣りー。」
と言っても、別なところで釣ると言って車を出した。

 悪いなぁと思いながら、竿を出したが、べた凪スケスケで、全く喰わない。
 よっちゃんは、最初の根掛かりでやる気なくしてやめたようで、すぐ、ぶらぶらしている。
「じゃ、別なとこいこーか。」
移動したが、ここもダメ。30分もしないでまた移動。

 3カ所目の場所で、朝の博多塾の竹本ちゃん達が、釣っていた。
「エー、メバルにアイナメ、それトー…。」
と言いながら、いきなりバシュッと大アワセ。
「オーッ!」
 型のいいアラカブでした。

 僕はちょっと離れたところで、真剣に落とし込む。
 よっちゃんは、岸壁角に座り込み、ダゴチン竿でモエビを付け。一体、何をしたいのでしょう?

 しばらくすると、今年からAMAのメンバーになったYOUHEI親子が車で近づいてきた。
 なぜここにみんな集合したのかなぁ? 他にめぼしいところがないってことか。
「向こうでバラしましたが、他はダメです。」
と、パパさん。

 よっちゃんはもう釣りをやめて、親子二人に何か車のナビで聞いている。
「なんしようと?」
「Sバーガーの店を教えてもらってる。」

 そうそう、行きの車の中で、よっちゃん、
「Sバーガーっていう、ドえらいデカいハンバーガーがあるってテレビだったかな?言ってましたよ。基地のガイジンさんがバーガー屋さんに言って作ってもらったのが始まりとかで、そりゃ、食べ切れんぐらいでっかいハンバーガーらしいですよ。それ喰いたいなー。」
と、両手を広げて30cmはあろう大きな輪をつくって熱弁しながら、目はもう、うっとり。
 
 釣りが終わってそれを食べて帰ることにしていたんだ。よっちゃんは、釣りはすでにあきらめ、バーガーに気持ちが大きく傾いているみたい。

「じゃ、もう、そこに寄って、バーガー喰って帰ろうか。」
僕はもうあきらめ、竿をたたんで、みんなに
「がんばってー。」

 うろうろ探して、YOUHEI親子から聞いた店を探し当てた。
 さて、そりゃデカイんだろうな。大きくて喰えなかったらどうしよう…と、心配と期待をして注文をした。
 
 

 噂のSバーガー 一噛みしてます うまかった
出てきたのは…ちょっと大きめの丸パンに具材が分厚く入っていて、確かにボリュームはある。
 ウマイ!! それは間違いない!
  が! あのよっちゃんが広げた手の大きさのやつを想像していたもので・・・。

 人の話はどれだけ事実を変化させるか。僕は認識を新たにしたのでした。
 特に! 釣れた魚の大きさを聞いたなら、やはり、半分は差し引いたほうが、賢明かと。
 
 ま、そんなこんなで、今回、久しぶりのチヌ釣行は、釣り時間も実質2時間ぐらいで、ぼー○からスタート。
 ゲットしたのは、ビッグママ、じゃなくビッグマンの年無し級バリ旨ハンバーガーでした。
 しかし、いつになったら、チヌの写真が載せられるのかな…。 


 釣行日 場  所  潮 月齢  干満 水温 天気 状態   釣果 サイズ
1月8日(日) G波止 満15:46 干 9:46 13 西弱

カニ等
ミニサンバ
初釣りはサンバから

 年が明けた
 3年間の大殺界から抜けた!
 思えば、一昨年夏に足を大怪我して、昨年はようやく歩けるようになったものの、腰をやり、指を怪我して、未だにその後遺症は引きずっている。特に足なんかは、障害認定をもらったほどなので、一生もの。仕事でも去年はいろんなことが押し寄せて相当厳しかった。11月には義母も突然亡くなって、暮れまで大変だった。本当に大殺界ってあるんだと信じてしまったね。
 
 でも、今年から、希望が芽生えはじめるんだって。
 今年、僕は密かに計画していることを実行に移すんである。
 どうか、うまいこと行きますように!

 年が明けても異常寒波でブルブル。しばらく二の足を踏んだが、7日夜にようやく重い腰を上げた。
 どこにしようかと迷った末に、チヌは厳しいようだし、あちらこちらとさまよい探るのもヤーだから、とりあえずサンバからはじめようかな。

 ってことで、一人で夜中の定期船を待ってると、向こうからトコトコと歩いてきた人が、
 「なんしようと?」
 おわっ! RISUさんだぁ!
 「オレ、今日は磯釣りっちゃ。占いが悪いからあんまりいきたくないンやけど、大会だし。」
 って言って、向こうに行った。びっくりしたぁ。

 定期船に乗って、仮眠をしようとしても、乗りがけに飲んだ日本酒のせいか気分が悪くて眠れない。 うつらうつらしているうちに船は真夜中の港に。

 瀬渡しに乗るRISUさん達を見送って、広いターミナルの建物の外で一人たたずみ、さ、夜明けまでまた、仮眠しようかと思ったが、なんか気分が悪い。腹の調子がどうもおかしい。
 我慢出ずに、公衆トイレに駆け込む。暗くて気味が悪いがそんなこと言ってられない。
 …フッ。

 とりあえず気持ちよくなって、トイレのドアをギギーッと開けたそのとき、なんか声がして外から若い二人の男が入ってきた。
 そんときのその男の顔。 
 恐怖によがんでいたね。
 真夜中のだーれもいるはずのない暗いトイレに入ると、ドアが開いて寝不足のやつれたジジイの顔が現れたんだから。 
 その立ちすくんだ二人の横を、黙ってすれ違って出てきたけど。

 ま、夜明けまでなんだか眠れないまま、渡船が来たので乗る。

 まず水温を測ると13℃。こりゃ、ここのこの時期にしては低い。
 正月1日にKUMAさんが来たときは15℃って言ってたから、昨日も荒れていたし、寒波のせいで1週間で一気に下がったみたい。
 わずかな期待をして釣り始めた。落とし込みのサンバ釣り。潮の巻きはすこぶるいい。しかし、餌盗りはいるものの、本命サンバのアタリは皆無。ずーっと餌盗りばかり。
 
 途中でRISUさんから電話があり、うねりのせいで、いい磯に上がれなかったようで、クロもぱっとしないらしい。

 青虫でほんとに手のひらのシマシマが掛かった。あんまり小さいのですぐ放流。
 でも、一応、本命ゲットと言うことにしておこうかな。(^_-)
 
 天気は久しぶりにポカポカで、ま、初釣りにしては、寒くもなく、おだやかな日差しを浴びて釣りができただけでもヨカッターってことにしよう。   

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