釣りズレ日記2005年2月/チヌ落とし込みシルバーステージ21




釣りの楽しみ

 < 05,2,20 >
 昨日は釣れなかった。 残念。
 しかし、釣りに行けなかったこの数週間の中では、満足している自分がある。
 
 「釣りが趣味ですか。じーっとしていて、ゆっくりできるでしょうね。」
 釣りを知らない人は、僕によくこんなことを言う。
 僕は、そんなとき、
 「そうですね。ま、釣りもいろいろあるからですね。」
ぐらいで、大体の場合、あまり深くは説明しない。
 自分の趣味や、レ・クリエーションについて、人にいくら説明しても、実際理解してくれるほど、その人が聞いてくれるか、そんなことは不可能に近いだろうから。
 
 釣りことを書いた本がある。
 アイザック・ウオルトンの「釣魚大全」は有名な本で、僕も読んだが、それよりも、エドワード・グレイの「フライ・フィッシング」(西園寺公一訳、開高健監修)、この本は共感できる。
 本棚に立っているその本を取り出してみると、前、読んだときに共感した文章のあるページに付けたのだろう、付箋が3カ所入っている。
 その場所を開いて、再度、読んでみた。
 フムフムなるほど。
 
 エドワード・グレイは本の中でこう書いている。
「この本の主な目的は、釣りの喜びについて語ることにある。さらに釣りという人類の知る最高のリクリエーションを持つことをなぜわれわれ釣り人が祝福するのか、それを話したいのだ。」

 釣りを知らない人が、我慢してこれを読んだなら、僕の気持ちの一部分が少しは分かるかもしれないが…。 


工作は楽し2
  <05,2,13>
 釣りに行かずに数週間。行きたくても体が無理をするなと言っている。
 何しろ毎日13時間以上、昼ご飯を食べる10分ばかりを除いては休みなく働いている毎日を送っていて、ダブル・トリプルで発生するトラブル・問題をかき分け、つぶし、あるいは均しと、何がなんだかわからないこの頃で、ちょっと針でつつかれると爆発しそうな精神状態。
 やっと休み前日になっても、朝早く起きて行こうか…。までは考えるのだけど、起きられない。気力が湧かない。
 そんな合間に気休めに1月からちょっとずつ手を入れている例のFUJIリールが2個できた。唯一の安定剤はやっぱり釣りのことを考えているときだね。プロのようには上手にはできないけど、十分気晴らしにはなるんだよね。
 適当に目検討で穴を開けた1作目(PR25)。この回転式のやつのほうが僕には何かと合っている。

 型紙を使って作った2作目(FPR25)。磨きを入れてないけど、たぶんこのタイプは使わないだろうからそのまま。
 どちらもエッジは滑り止めのでこぼこにせず、ノーマルのまま。あのでこぼこは見た目は花のようにきれいだが、極限のやりとりのとき(年に一度あるかどうかの)、竿と道糸とハリスと鈎のバランスがちょっとでも崩れるとバラしてしまうような、微妙なテンションを維持するサミングができるかどうかを考えたとき、ない方がいいんじゃないかなぁ。 
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