チヌ落とし込み釣行記 2005/8月

 釣行日 場  所  潮 月齢  干満 水温 天気 状態   釣果 サイズ
8月29日(月) 沖防 25 満20:09
干12:52
27 やや濁
カニ
31、32,
33

初秋の沖防


 日曜の代休だったが、突然に出張が入って行ってきた帰りに沖防へ。
 前回の大雨の後の澄み切った状態は回復して、例年、盆過ぎから入る薄めのコーヒー色に海は戻っていた。
  ただ、赤潮が入ったらしく、カラスはほとんど落ちている。
  船長によると、新波止だけはカラスが残り、その上にフジツボがついているらしい。

  平日ということもあり、また、大型のチヌもそんなに釣れなくなったようで、お客は常連さんが1人だけ。
  僕と入れ替わりに船から上がってきて、
「全然、アタリありませんでした。」
 
 あまりよくない情報はこれから釣る側としては、聞きたくないなぁ。

 しかし、前日の日曜は、バミちゃんがキビレだが42cmを釣って他5〜6枚30前後を上げているので、キビレでもと思い波止に上がる。

 風は北向き、釣りづらい1歩手前という感じの強さ。

 カラスは持っては来ていたがカニから始める。

 期待通りのアタリは無くて、やっぱりダメかなぁ。
 船長とトバちゃんも後から上がってきて一緒に釣るが、ダメのようだ。

 どんどん歩いて(嬉しいね。針金を抜いた足首の縫った後もようやくふさがり、左指の縫った後もちょっと痛いが、もう傷口はほとんどふさがっている。健康第一!)
 波止中央付近で、カラス・フジツボと試してみるが、目立った効果は無いようなので、またカニに替える。

 底でアタリ。穂先がグッと入ったところでアワせると、元気のいいメイタの引き。キビレだった。
 キビレは大体、群れているのだが、続けてアタリはない。
 また、しばらく歩いて、底のキキ合わせでまた、同型のキビレ。

 今まであまり釣れていなかったキビレが、この2〜3日で釣れるようになったと船長が言う。
 海の中はどんな変化があっているのだろう。チヌと入れ替わって、このキビレ達はどこから来るのだろう。

 餌を盗られる。なんか変な感じがしたので、もう一度落としてキクと、今度はノッている。これはクロダイ。こいつも、やんちゃ盛りの子どものように元気に走り回る。33cm。

 潮が上がる共にアタリは無くなり、船長が
「ハリスをグッと落として3号にして、鈎も5号にしたのにアタリが全然ない。」
なんて、とんでもないことを言っていた。

 突然、
「バレた〜!」
後ろで船長の大きな声。キビレをバラしたらしい。
 「やっぱり、鈎が小さいとバレるねぇ。」
なんて言ってる。船長の大仕掛けにはとてもついて行けないなぁ。

 西の山に日が落ちかかり、薄暗くなったので納竿。

 釣った3枚はタグを打たず、久しぶりに持って帰って塩焼きにすることにした。
 (キビレの胃袋の中はフジツボが少し、クロダイはまだカラスが入っていた。)
 
長袖のシャツにあたる風が心なし涼しく、見上げた空に筋雲が薄く漂って、熱く燃えた季節が今年も終わろうとしている。
でも、まだまだ、釣るぞ^^
落とし込み釣果05−8−29


 釣行日 場  所  潮 月齢  干満 水温 天気 状態   釣果 サイズ
8月21日(日) 沖防 17 満10:36
干 4:24
27
カニ
カラス
8月19日(金) 沖防 15 満 9:12
干15:49
やや濁
カニ
カラス
37

海は全く不思議??

落とし込み釣果05−8−19
僕の沖防最後の魚になりませんように…新タグ10番でした。
19日、病院に付け替えに行った帰り沖防に行った。海はまだ濁っていた。
 一文字で下げ一分ぐらいから相当粘ったけど、1回もアタリ無し。
 オーバーハングが顔をのぞかせ出した頃から切れに移動したところ、カラスでいきなり引き込みアタリで37cm。
 アタリは散発で、その後はスッと動いた糸に反射的にアワせたが、魚がパイルにすれて鈎ハズレが1回。カニでかけ損ないが2回(フグだったかも)
 結構つらい釣りだった。

 次の日から、ぱらぱらと雨が降り出し、土曜日は久しぶりに1日中まとまった雨になった。
 これは海は相当濁って魚の活性が上がってるだろうと期待して、ちょうどRMCの大会もあってたので、参加した。
 ところが、期待の海はスケスケ。

 いつもだと、雨がまとまって降った後は、必ず泥濁りで、切れ波止なんか川上流から流れてきた草や木で釣りづらくなっている中、結構アタリがあるモンだが、何で濁っていないのか全く不思議。
 アタリもほとんど無くて、意気消沈していた中、RISUさんが赤灯波止で50UP&キビレを釣ったという電話が本人から入る。これで優勝が決まったようなものだと思った。
 赤に上がった他の人はMさんがキビレを釣ってるだけというから芳しくないのかなと思って迷っていたが、全くアタらないし人数がそろったので(赤は3人そろわないと渡れないのです。)行ってみる。
 
 潮が上がって、赤は状態としては他の場所と比べると、雰囲気は相当いい。
 そこでMさん、釣ってストリンガーに掛けていたキビレ2枚が潮で流されたと嘆いていたが、その後1枚追加していた。もし、流されてなかったら…。無念でッしょうなぁ。
 
 結局、RISUさんが優勝&大物賞を独占したが、あの広大な沖防で唯一魚が釣れたのは、赤の角の1カ所のみというからほんとに海って分からないことばかり。
(追;RISUさんのチヌ、ストリンガーに掛けていたら死んでいたんだって。海が酸欠? ハゼやヒラメも浮いていたっていうし、RISUさんはおかげで大きなカミナリイカを掬って、「またまたラッキー!」って言ってたけど…。)
 →大会結果&稚魚放流


 釣行日 場  所  潮 月齢  干満 水温 天気 状態   釣果 サイズ
8月14日(日) 沖防 10 満17:23
干10:03
30 北やや強
カニ
カラス
39、36

海は変わる

 
 2〜3日前、沖防にいったときは、スケスケでは無かったが、結構澄んでいた。
 アタリも1回もなかったのに、今日、午後1時頃から行ってみると、しっかりとコーヒーのアメリカン色に濁っていた。
 船長に聞くと、昨日もこの状態だったらしい。

 風もそんなにビュウビュウと吹いてはいないはずだが、なんで、こんなにコロッと海の状態が変わるのか分からない。

 さて、どこに上がろうか、一応、テトラ用に長竿を持ってきていたのだが、船長と話をして、一文字・切れも昨日から少しよくなって来たそうなので、一文字に上がる。

 カニでアタリが無いので、切れ波止に行く。もうオーバーハングはほとんどふさがっている。
 カラスに替えて落として2投目。早速、アタリ。
 メイタ級の引きで39cmが上がってきた。おしい!
 同じところに落とすと、またアタリ。これは小さくなって36cm。

 それから、しばらくアタリが無く。
 根本まで行ってまた、突端に戻って釣り下がっていくと、真ん中過ぎたあたりで、糸が少し、フッと動いたので、ガツッとアワせると、ゴリゴリっとして一瞬でハリスが切れた。これは型がよかったかなと思ったが、仕方ない。
 4時になったので、携帯で一応写真を撮ったが、いつの間にかマクロモードになっていて、家に帰ってみたらピンぼけ。これはちょっと載せられないね。と言うことで写真は無し。
 一文字の荷物のところまで行って船が来るまで竿を出していたらいつの間にかカニを潰されていた。
 
 もう、沖防いかんどこーかなーと思っていたが、また状態がよくなったので、考えてみよ。 



 釣行日 場  所  潮 月齢  干満 水温 天気 状態   釣果 サイズ
8月13日(土) 長崎県 満 6:22
干12:36
29 西弱
カニなど サンバ2 40、34)

サンバ2


 沖防で、あまりにアタリのない暑ーい時間を過ごしていて、ヒマなので水温を測ってみたら29℃。なるほどこれではチヌも涼しいところか状態のいいところに行ってしまったんじゃないか。  
 それで、また、ついサンバのことが浮かんできた。

 SM波止にでも行ってみよう。そろそろいいかも。
 波止は、風もほとんど無く海面は静かだ。
 まず、チヌを狙ってみる。
 たまに、姿が見えるが、潮はスケスケ。全く喰わない。
 サンバ狙いに替えて、おもりを6Bにし、上層から中層、底と探っていく。
 アタらない。 
 底付近でじっと待つが、これも潮がほとんど動かず、餌盗りも活性が低く、サンバらしいアタリはない。
 
 しかし、8時過ぎ頃から上げ潮が流れ出したようで、仕掛けがヘチに引っかかるようになった。
 ガン玉6B2個から3個に替えたら、餌盗りのアタリが明確に出るようになった。
 もしかしたら、これでサンバも寄ってくるかも。
 餌のカニも一瞬に無くなることが多くなった。きっとサンバが寄ってきてるんだと思って、真剣に打ち返しを何度もしたが、なかなかサンバのアタリがでない。
 おっかしいなぁ。
 それで、少しだけクッと穂先が曲がった時にアワせてみると、掛かった。
 が…、でかいフグ。こいつらが、群れてたのかぁ。
 がっかりして、場所を移動。

 
落とし込みサンバ05−8−13
 わずかな時合いだったけど運良く掛かってくれました
ここは、潮で、糸が少し横斜めに押されるような場所。
 餌盗りらしい何者かのアタリも、元気でなかなかいい。
 期待をして何度か打ち返していると、穂先がグーッと曲がって止まった。
 これはサンバか!
 少し竿を送ると、さらにグッと入る。ここでアワせたら、いけない。焦るな! さらに、ジワジワと穂先を送るとグーッと穂持ち下まで押さえ込んだ。もういいでしょう。掛かった!
 結構重く、下につっこみ、横に走る。でも、何とかなりそうな型だ。
 浮いてきたのは、やっぱりサンバ。立派なサンバ。やっほー!
 ぼー○を観念していたところだったので、嬉しかったね〜。

 その後、しばらくして、似たようなアタリで、型は下がったが1枚追加。

 もう1回、じわーっと押さえていくアタリがあった。これは、アワセが早かったか、遅かったか分からないが、掛からず。

 そこで、潮が緩くなった。ほんの1時間あまりの時合いだった。
 それからは、また、ダラーっとした潮になり、餌盗りの質も変わったようで、盗り方に勢いがない。
 やっぱり潮って大事なんだな〜。特に、サンバはこれが顕著だな。 


 釣行日 場  所  潮 月齢  干満 水温 天気 状態   釣果 サイズ
8月 3日(水) 沖防 29 満 8:29
干15:17
26 西弱 やや濁
カラス 40.1
35,36
8月 6日(土) S堤 満 8:52
干15:18
東〜北弱
カニなど キビレ
(サンバ)
45
(38)

チヌ・サンバ


 夕マヅメを狙って沖防に。
 前回同様、KUMAさん・RISUさんと。アレッ! この組み合わせ、もしかしたら、3バ○ !?

 僕は波止真ん中に降り、右半分から始める。KUMAさん・RISUさんは右端から。

 真ん中から探っていく。アタリがないまま、突端まで来る。期待の突端も全然アタらない。
 また途中まで戻り、あまりアタらなくてヒマなのでKUMAさんに電話してみる。KUMAさん、
「エー、私はチョンとアタっただけ。RISUさんは、最初メイタで、その後、外側で42cmぐらいを釣ってます。」
 
 反対端もパッとしないようだが、RISUさんきちっと釣るなぁ。ガンバろっと。
 と、電話を切り、2〜3投したら、底で初めてのアタリ。アワせると乗った。まあまあの型かな。どうか40UPでありますように。はやと丸のロングラン(大物賞&40UP匹数)で、今、40UPは2番目につけているのでトップのRISUさんが、さっきので13枚目、僕は今のところ11枚目。(船長はたくさん釣っているけどこの際、度外視)特に意識はしてないつもりだが、なぜか意識してしまうのはなぜでしょ(^o^)

落とし込み釣果05−8−3
餌をたくさん食べて夏のチヌは元気です
 ちょうど掛けているとき、はやと丸がお客を乗せてすぐそばに船を着けた。釣り上げてざっとメジャーで測ると40ギリギリぐらい。うーん。先日の50UP取り損ないの件もあるし〜。縮むだろうな。と思って後ろを見ると、まだ、はやと丸が20mほど沖にいて、船長がじっとこっちを見ている。思い切って手招きする。
 船長、また付けてくれたので急いで船に乗り、検量器で測る。
「船長、40ジャストバイ。」
と言うと、船長、カメラを持って操縦席から降りてきてじっと見て、
「40.1やね。」
ありがと。サンキュウ。

 その後、2回アタリがあって、2回とも獲るが、35〜6cm。でも、この時期のチヌは元気いっぱいで、すごく引くので、思わず40UPと思ってしまって、釣り上げてからシュンとなる。

 それから、アタリがなくなってサンセットで船が来た。
 沖防で40UPはもう、なかなか難しくなった。 


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 6日、チヌ釣りも少し飽きてきた。そろそろサンバが釣りたくなって、たっちゃんと行く
 波止渡しをしてくれる船長に、一応、
「チヌ釣れてます?」
って聞くと、船長、ちょっと間を置いて、
「う〜ん…。サンバが釣れてます。サンバっていうと失礼な型ですけど。」
「エッ? 石鯛級ってこと?」
と聞き直すと、うなずく。内心嬉しくなる。

 たっちゃんと喜び、波止にあがって、直ぐ支度。
僕は○○餌、たっちゃんはカニ。

 二人ポイントに座り込み、しばらく打ち返すが、たっちゃんだけ、わずかに穂先が動き餌を盗られている。サンバのアタリじゃないようだが、僕も何でもいいからアタリが欲しくてカニに替える。しばらくしていると、僕の穂先が、突然、グッと曲がってグーッと入り出した。穂持ちまでノッたところで、思わずアワせてしまった。掛かってグーッと沖に向かって走り、パッとはずれた。
「アーッ。しまったぁ。早かったぁ。」
もう少し送り込んでいたらよかったのだが、つい、アワせてしまったのがいけなかった。しばらくチヌ釣りしてたもんだから、ついアワセが早くなって…。

 バラシがいけなかったのか、それから、サンバらしいアタリは無く。何者かが穂先をぴりっとかるく揺るがすだけで、時間が過ぎるばかり。たっちゃんは、反対端に行ったりスリットを釣ったりしているが、ダメのよう。

落とし込みサンバ
久しぶりのサンバはうまかった
 僕も、ついに腰を上げ、探り釣りに変更。たっちゃんが
「スリットにチヌがちらちら見えるけど、チヌも食わないし、サンバは釣れません。」
て、言ってたから、この際、間違ってチヌでもいいゾと、スリットを落としていると、イメージどおり、グーッと押さえたので、やっぱりね。チヌね。と思いながら、結構引くのを、スリットにもぐられないよう気をつけてやりとりして、浮いてきたのを見て、あれーっ!
 サンバでした。
 ヤッタ、ヤッタ(^_^)v
 ま、型は石鯛っていうのは、おこがましいが、おいしそうなシマシマににんまり。38cm、1,2kg。

 でも、それからさっぱりで、さっきのはラッキーだったみたい。
 とうとう、ハリスを2号まで落とし、(一番細いのが2号しかなかったのです。)完全チヌ釣りにしたが、ダメ。
 また、また、サンバ仕掛けに戻して、しばらくあっちこっちを探り歩く。
 下げ潮になって2枚潮になってしまった。突端でやけくそに前に放り投げた仕掛けが底に着いたので、キクと何か喰ってる。ゆっくりとグーッと案外引くので、サンバかと思ったが、どうもチヌのようである。しかし、姿が見えて…キビレ45cmでした(^_^;)
 そして、それっきりで時間に。

 その後、沖防も、僕はさっぱりで餌替わりにかかっているようだ。
 サンバの季節もそろそろと来たようで、これからそっちに重点がいきそう。

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