釣りズレ日記2004年9月/チヌ落とし込みシルバーステージ21いいことを考える<’04,9,29>「朝起きたら、今日は、いいことあるゾーって思うと、気持ちよく起きることができるんだって。」 研修に行ってきた女子職員が、同僚と盛り上がって話しているのが聞こえ\_てくる。 「なんか嫌〜なことがあっても、落ち込まないで、きっとよくなるって思う方がいいんだって。」 メンタルヘルスケアなんじゃらかんじゃらの研修が一コマあったらしい。 そうなんよ。と、心の中でつぶやく。 釣れないと思ったら、そこで終わり。 今度は釣れる。 もう1回落としたら来る。 今、来るぞ〜! 奇跡はそんな希望からいきなり起こることがあるよね。 モンローのキスマーク<’04,9,28>今日は代休で、仲秋の名月だが、残念なことに、雨である。ポツポツと雨が降り、風もわずかに吹いているだけ。 こんな日は、落とし込みの釣りには最高なんだけどね。日中薄暗いし、人も少ないし、チヌは、岸壁やストラクチャーのそばに寄ってきている。時合いをあまり考えなくていいので一日中楽しめることが多い。 平日のこんな日に釣りにいけないなんて、残念至極。 時合いといえば、ときどき、以前読んだ本の言葉を想い出す。 「モンローのキスマーク」 釣り人社から出ている「かげろうの釣り」の文中に出てくる言葉だが、思わずなんだろうと知りたくなるね。 筆者の加藤須賀雄が、観察研究したカゲロウの活動時刻を1年間のグラフにしたらキスマークのようなパターンができあがったそうである。 毛バリ釣りの好タイム。いわゆる時合いのグラフなんだそうだ。 カゲロウの研究は毛バリ釣りの必修科目なんだそうだが、チヌ釣りには、目に見えるもので、そんなものあるかな。 自分自身でいえば、釣行記録しかないが、ま、少しは役には立つ。でも、これは生態データーではない、ただの積み重ねというだけ。 なんかこう、はっきりと、こうなれば釣れるってのがないかなぁ。 濁り、水温の変化、波と泡、潮の変化を見て、それを経験的に「釣れそうだぁ。」と試すしかないのかな。ほとんどシックスセンスの世界のようだけど…。 釣りの世界ではこの経験に裏打ちされた「勘」が最後の決め手、奇跡の逆転ホームランになることが多いんですな。 本当になかったっけ?「モンローチヌのキスマーク」 大会の結果から<’04,9,27>昨日はAMAの第3回大会があったが、こちらは職場の運動会+足回復せずで不参加を余儀なくされ、とうとう今年目標の「1回は優勝」がお流れになった。 優勝者は鳥喰くんだったようで、他に検量対象者はいたのかな? どうも、検量サイズ1枚だけのような雰囲気だ。彼は、シーズンのほとんどを博多沖防で釣るので、さすがに特にホームグランドの大会では強い。 近場のHGでも、何気なしに通うか、彼のように、常に仕掛けや潮を研究しているかで釣れ方の差は歴然と出てくる。 場所は?竿は?リールは?糸は?ハリスは?結び方は?鈎は?オモリは?餌は?落とし方は? それと潮や風との相関は? etc…。 1つ1つの工夫が何通りもあり、それの組み合わせを考えると、ボケ〜っとしているヒマなんかないはずで、しかも、その中の1通り&ワンチャンスしか、喰わないって時がある。「とき」じゃなくて「時」一瞬。 一通りを選び出し、一瞬をかぎ分けるには、やはり、釣りに行って修行するしかないなぁ。 何をやっても釣れるときもあるんだけど。 何してるの?<’04.9.23>今日も、曇のち雨。釣りには最高の日のようだが、みんなは(会員)釣りに行ったのだろうか? 会のHPも、記事が少ないし、どうしてるのかな、一体。 今日は、映画館に、家族に支えられ、アイ、ロボットを見に行った。帰ってから自分でリハビリ。 釣りをしないといろんなことができるもんだ。 家族とじっくり過ごせるし、買い物、本読み、映画、etc。 こんな過ごし方、もう、10数年してなかった。 ほかの人もこんな過ごし方が身に付いてるのだろうか。 しかし、何か心が燃えないンだが…。 部屋のカレンダーは、まだ7月のまま。 カニ<’04.9.18>足が治った時は、きっと秋も深まっている。まず、サンバソウに行くど〜! 入院した時から、そう考えてた。 病院にお世話に来る、カアちゃんや息子に 「家の裏のカニが入ってる水そうがあろうが、あれ、水が減ったら死ぬけん、1週間に1回ぐらい水を入れとってね。」 家族は言いつけどおり、入れてたらしい。 らしいって言うのは、退院しても、足が不自由で裏の水そうのところまで、行けなかったから。 でも、とうとう、今日決心して、行ってみることにした。 松葉杖も結構上手になったし、足もひどく痛まなくなったのでね。 駐車場から裏の方に、カッタン、カッタンと松葉杖をついて、ちょっと上がった段を何とかクリアして。 見えてきた。水そう。よしよし、水はきれいやね。虫かご4つもちゃんと石が乗って水そうの中に浸かっている。 あの虫かごに70匹ぐらいずつと、水そうに直接200匹近くいれてたもんね。 とうとう、到着。 ム? なんか、底が白い。 あっ、死んだやつの甲羅が砂みたいに細かくなってる。 あ〜っ! おらん! 水そうにはおらん。 虫かごは? 虫かごにもいない。 かろうじて生き残った数匹が、一生懸命、足を動かし、カゴの陰に隠れた。 本<04’9.14>怪我をして47日目、33日間の入院は退屈だった。 病院の窓から見る空が、夏から秋に、アニメーション原画を1日1枚ずつ見るようにわずかに、しかし確実に移り変わっていった。 何も難しいことを考えたくなかった。 本は読んだ。それしかしたくなかった。 「指輪物語(ロード・オブ・ザ・リング)」全集、読み終えるのに10日かかったが、映画は結構忠実に、本を再現していることが分かった。 このあと開高 健 ばっかり、 「オーパ!」「オーパ、オーパ!」の4冊、 「フィッシュ、オン」「私の釣魚大全」「珠玉」「ロマネ・コンティ1935年」「輝ける闇」「野生の呼び声」この本達は、くり返して何度も読んでるので、もうはずれかかっているページもある。 そろそろ、新しいのをもう一度買うかな。 さて、リハビリ励んで、高ーい波止から船に飛び乗っても、狭いケーソンを釣り歩いても、平気なように身体を鍛えて行きましょう。 |
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