チヌ落とし込み釣行記 2004/4月
釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
4月30日 (金) |
長崎県 | 中 | 11 | 満 6:26 干12:25 |
17 | 曇 | 南西 |
やや澄 | カニ |
サンバ | 笑 |
3ダイ魚種 振替休日の日、チヌ情報もパッとしないので、一人でフェリーに乗って、落とし込みサンバでも行くか。 前日のみどりの日は、小さいときからお世話になったおばさんが亡くなって、1日お葬式やら何やらで、家族くったくたになって帰ってきたが、僕が夜からフェリーに乗って釣りに行くというと、みんなあきれ顔。 「よく行くよね〜。そんな元気どこにあるの。」 そうじゃないのよ。行けるときに行っておかないとね。 大体、連休と言っても仕事は山積み。どうせ自主的に家で仕事か職場に行かないといけない日もあるんだから。ちゃんと計算して釣りに行ってるんですー。 ま、前置きはこのくらいにして、夜の12時前、フェリー待合室の隔離タバコ部屋で一人でタバコをふかしていると、釣り人がエレベーターから出てきて、こちらを向いた。 あーれ、たっちゃんと、その友達の竹○さん。 フェリーに乗って、着いたところで一人寂しく夜を明かし、波止独占でぽつんと釣る予定が、楽しい連れができた。 朝、瀬渡しに乗って、沖の波止へ。だーれもいない。 さっそく、釣りはじめる。潮は満潮前。 30分ほどして、離れたところで釣っていたたっちゃんが、掛けて鈎ハズレ。 ちょっとして、また掛ける。これはしっかり掛かったようで、しかも、かなりの大物。 「ばらすなよ〜。」 声をかけたが、相当締め込んでいる。 「がんばれ。」 一度バラしたら、非常に不安になるんよね。でも、だんだん寄ってきた。 「アッ、タイ!」 って言っている。 竹さんのタモ入れで無事ゲットできたみたい。 こちらに持ってくると、立派なマダイ。ここは水がきれいだから、タイもキラキラ光っている。57cm。 こちらも、うかうかしてられない。 たっちゃん、今度はちびサンバゲット。なんかのってるなぁ。 竹さんと並んで釣ってると、竹さん、足の裏サンバゲット。 「サンバ、初めてなんです。」 嬉しそうである。 「よかったね。」 と言ったものの、まずい。僕一人まだ、獲物がないじゃないか。 何度も餌を獲られながら、ずーっと送り込んで、こちらもようやく喰わせた。32cmのサンバ。ホッ。 たっちゃん。余裕であっちに行ってたかたと思うと、今度はチヌをぶら下げてきた。 「チヌが浮いてたんです。結構大きなやつもいて、追いかけながら釣ってると、グーッと掛かってきて、やったと思ったらこれなんです。」 どうやら、一番小さいのが食いついたらしい。
それから3人で、ぽつぽつ小さいながらもサンバをあげながら、寝ずに一人頑張っていた竹さんが34.5cmを上げて(*^∇^*)。 しかし、風が止むと、潮が澄み、アタリもなくなり、帰りの時刻となった。 ここも、だんだんアタリが渋くなってきた。魚はいるようだが、すれてきたのか鈎に掛からないのである。 何か方法を考えないと、しまいには喰わなくなるような気がするなぁ。 |
釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
4月17日 (土) |
鎮西 | 中 | 28 | 満8:18 干14:10 |
17〜 15.5 |
晴 | 南西 |
澄 | カニ |
0 | − |
寒い怪物? 遠方釣りが続き、小遣いを使い果たしそうだから、熊さんと近場に行くことに。 FCCの深谷さん兄弟と船着き場で待ち合わせ。 ワイワイ話をながら、フェリーに乗り、降りてからてくてく歩く。 南西の緩い風で波高1.5mとくれば、凪状態である。 着いて海をのぞくと、底まで見えている。 僕はどちらかというと見切りが早いほうなので、これを見て、すでにあきらめた。 しかし、帰りの便まで相当時間がある。 一応、潮は切れているので、結果は分かっていても、あちこち歩き回って、底や前やらできることは一通りやって、荷物のところに戻り、座り込んで釣っていた。 熊さんも、ひろみさんも近くで釣っている。深谷兄ヤンは一人、遠くまで探りに行ってる。 (あ〜ぁ。こりゃヒマつぶすのたいへんやなぁ。) ジリジリと季節はずれの超高気圧のせいで汗がしたたり、太陽は皮膚を焼く。暑い。 竿を持つ手も締まりがなく、遠くの漁船を見たり、雲を見たり。 (ま、いいか。たまにはボケ〜っと、心の洗濯も。) ところが、横の流れのワイで釣っていた、ひとみさんの落とし込み用に作ってもらった竹竿がギャーンとしなった。 「おー!!」 まさか、まさか!これはかなりデカイ。 「イシダイや。2kg以上はある!」 熊さんがうなる。 竿は極限かと思うまでしなり。ひろみさん、必死に耐える。 だら〜っとした空気が一瞬に緊張に変わり、予期せぬドラマが唐突に訪れた。 「ハリスは?」 「3号」 きちんと口に掛かっていれば、まず、切れることはないだろうが、新調のその竹竿がどこまで持つか。 心配も杞憂のようで、ひろみさんのテクニックで少しずつ、リールが巻かれていく。 しかし、ひろみさん。 「うん?」 「なんね、“うん?”っちゃ。」 「なんか変。」 … 「アッ、赤いみたい。」 「タイ。」「いやイシダイ。」 周りでいろいろ騒ぎながら。 「もうすぐ。がんばれ!」 水面直下にズーンと浮かんできた獲物を見て、3人。 「あ”〜っ!」
ガーッと出っ歯の口を開け、ギョロリとこちらをにらみながら赤銅色の巨体がプッカリ。 3人、ドテーッ。 僕と熊さん大笑い。ひろみさん、ほんとにガッカリ。 でも、56cm、3.4kgのカンダイは立派なものですゾ。よく上げました。パチパチ。 新調の竹竿は、この大物によく耐えたのですが… 。いやこれ以上は言うまい。 釣りはたのしか〜。 |
釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
4月10日 (土) |
長崎 | 中 | 21 | 満11:58 干 5:55 |
15.5 | 晴 | 南西 |
澄 | カニ 虫 |
サンバ | 笑 |
熊さん絶好調 ! たっちゃんと久しぶりにメバル・サンバ、運がよければチヌを釣りに行くことに。 彼は子どもが生まれて、しばらくおとなしくしていたのだが、解禁の3月にいきなり54釣って、今年はどうやら好調かな〜。 なぜか、行く途中で、熊さんにばったり出会う。今年は、暖かいので、冬眠しないで、さかんに獲物を追っている。本当は彼はゆっくりと家を出て、 「現場で会いまっしょう。」 と、連絡をしていたのだが、僕らが早くから行くので、すでに釣り上げた後に行ったらヤバイと思ったらしい。 ってことで、3人で仲良く行く。 最初は、暗いうちにメバルをクーラーいっぱい釣るつもりでいたが、全くダメ。 「おかしいね〜。じぇったい爆釣と思ってたんやがね。」 熊さんも首をひねる。 早々あきらめて、サンバねらい。 すぐに熊さんでっかいアラカブゲット。これは30cmを軽く越える巨大アラカブ。先週に続き、早くも熊さん好調な兆し。 ちょっとして、今度は本命ゲット。これもキロ級のいいシマシマ。その後もまたゲット。 あまりの速攻に僕ら二人は唖然。 こちら二人は、もっぱら良型アラカブ。 やっと、グーッと竿に乗り、今度は本命かと思ったら、また、30pのアラカブ。 う〜ん。やばい。 チョッと間を開けて、熊さんまたゲット。みんな35前後の良型シマシマなんだから。 だんだんこちら二人はあせってきた。 しかし、僕らには釣れず、熊さんだけ、 「ホーら、おるやない、サンバはこうやってつるんよ〜。へへへ〜。」 次々と追加していく。熊さんもう、(*^∇^*)、僕らはムカムカ、ドヨ〜ンって感じ。 昼になり、アタリがなく、とうとう、僕は、メバルのために持ってきた、虫類を取り出した。これで、餌取りに喰わせ、活性を上げて、サンバを寄せよう。 案の定、餌取りベラがチョンチョンつつく。 「ハイ、どんどん食べて、サンバチャン呼んでちょーだい。」 そしたら、ワッペンサイズの20cmぐらいのサンバが掛かってきた。 「あ〜っ。これ〜!」 やっと釣れたシマシマがこれか〜。 ピラピラと風になびく。横の熊さん大爆笑。 くっそ〜。 それなら本気で虫でサンバ釣ってやる。 1投毎に、餌を獲られるが、めげずにくり返してると、ついに掛かった。 熊さんより断然小さい足の裏サイズだが、 ほんとにほっとしたね。このとき。
こいつらが、カニをとってたわけね。鈎に掛からないはずよ。さすがに虫だと食い込みがいいンヤロね。 向こうに行ってたたっちゃんも、帰ってきて、虫を使って、小さいながらもタモサイズをゲット。よかったねー。これで、一応だけど全員安打と言うことにできる。 熊さん、しつこくカニで狙って、納竿前に、また、良型ゲット。 今日は、「サンバの熊さん」の技が冴えわたる熊さんデ〜でした。 |
釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
4月4日 (日) |
I 島 | 大 | 15 | 満 8:51 干14:48 |
14.5 | ひどい | 北強 |
澄 | カニ |
0 | − |
ついてないときって フェリーに車を積み、熊さんと かねがね話をしていた I 島落とし込み探索を決行。 地方めぐりで気になる場所をチェックしてチヌ・サンバを拾っていく計画。 本当は土曜日がよかったのだが、天気予報では風が強いようなので、日曜日にした。 夜だけ雨が降り、夜明けには上がり、いい天気になる予報であった。はずであった。 夜明けとともに行動開始。予報どおり、雨は上がった。 まず、1カ所目。ダメ。2カ所目、ダメ。 ワカメが生えていて、しかもスケスケ。 3カ所目、ダメ。 ワクワクしてきただけに、まだ早朝というのに、すでに落胆ぎみ。 トイレに行きたくなったので、気になる狭い岸壁に車を止め、トイレ前にさっさと探って、落ち着いてトイレをするつもりで竿を出す。 熊さん、ここはあまり気持ちがそそらないようで、 「お先にどうぞ。」 「じゃ。」 手前から落とすと後の熊さんに悪いので、(これがほんとに悪かった。)5mほど歩いてポトンと落とす。アタリなし。2投目を落としていると、熊さんタモも持たずに手前で竿を出す。 とたんに 「来た!」 「え〜?」 なんと1投目。しかもいい引きをしている。 「結構いい型やん。」 熊さんは落ち着いてあしらっている。 「ハリス2.5号やもんね。」 水面下に見えた魚体は50cmぐらいある。 「50オーバー!」 ガバッと浮いてきたのは、さらに大きい。これが実寸55cmもあった。 5mをあけたために掬い役となる羽目に。(>_<) いや〜な予感がこのころから漂いだした。 空を見ると黒い雲。なんかの予兆?
ま、雨ぐらいは問題なしだが。 目的地について、僕は、上層を探りさっさと波止先端に移動。 アタリなし。 戻って最初のところを見ると、熊さん、まだ探っている。 と、竿が曲がった。え〜! 46.5cm 「底で〜っす。へへへぇ。」 急いで戻って一緒に落とすが、僕には大きなメバルだけ。 それから移動をくり返し、一山越える時に、何かバラバラと降ってきた。 ナ・なんと ヒョウじゃないか。 「うっそやろ〜。晴のはずやろ〜!」 ま、ヒョウも一時のことでしょ。すぐやんだ。(ようだった) と、ところが、次の場所で車から降り、竿を出したとたん。すごいヒョウがザーッ降ってきた。 なんでこうなるの。 熊さんは、もう、余裕で軒先でしのいでいる。 それから、僕が車から降りて竿を出すたんびに、雨が降ってきて、熊さんが竿を出すときは日が射して、とうとう僕は車に閉じこもって熟睡したのです。 |