釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
2月21日 (土) |
I波止 |
大 | 1 | 満10:16 干16:06 |
14 〜15 |
晴 曇 |
南 弱〜強 |
澄 | カニ |
1 | 48.5 |
シマシマ食いたい「シマシマ食いたいんでしょ〜。うひひ〜。」 掲示板に「食いたい。」って書いてたら、こんな電話が。 熊さん自分が食いたいくせに。 もち、僕もサンバソウの刺身を久しぶりに味わってみたい。あの強烈な引きも。 二人で、渡船に乗って I波止に渡る。 最初は波止の真反対の角で、互いに別れて釣る。 大潮なんだが、もう、満潮前からか、潮はほとんど動いていない。 30分ほどして、見切りをつけ、本命ポイントの熊さんの方に行く。 「全然だめ。」 って言うと、 「4号道糸のサルカン上から切られましたよぉ。」 「え〜!」 何でも、姿が見えたところで、再び締め込み、プッツンしたんだって。 「あ〜ん、2kgは越えてたのに。道糸・ハリス4号ですよ。なんでかなぁ。今頃、ストリンガーにぶらさがってたのに〜。」 気持ち分かるなぁ。じゃんねんでしたね〜。 気合いが入った。 せっせと根気よく落とすが、下げに入っても潮は切れず、餌取りの活性も今一。 この落とし込みサンバ釣りは、カニをベラやカワハギの餌取りにかじらせて、サンバを寄せるのだが、適度な数の餌取りが頑張ってくれないと、ダメなんである。 カニが少しかじられるだけの繰り返しで、午後になってしまった。こりゃもうダメかな。 「とりあえず、試し!」 熊さん、塩づけ岩虫をつけて、ポーンと沖に放り込んだ。 (さっきしたもんね。どうせ、ベラのえじきよ。) 遠くに投げた仕掛けは、餌取りがときどき引っぱりながら、少し動き出した潮に押されて、だんだんと、ヘチで落としていた僕の仕掛けの近くに寄ってきた。ベラが引っぱってるね。 「熊さん。ベラの泳がせ釣りしてるんですかぁ?」 「わはは! いや! これがサンバに変身するンですよぉ。ベラのかじりにサンバが興味を示す!」 熊さん、そう言って、ちょっとしてから、何かを掛けた。 「オッ!」 しかし、竿の曲がりは弱い。 「あー、でかいベラ〜。」 ガックリしてリールを巻いてる。 水面に浮いてきたベラを見ると、え〜!? シマシマじゃんか。 「あー! サンバやん!」 「やったっ!わはは。 ホラ、へんしんしたでしょ〜。」 「むむ〜。」 型は足の裏サイズだけど、今日の本命だから、熊さん破顔満面。僕の顔の前にシマシマを持ってきて、 「ほーら、ほーらぁ。ヒヒひ〜。」 「くっそー…。 僕も岩虫やろーっと。」 塩づけ岩虫に替えたが、僕にベラを変身させる念力はなく。いっこうに状況は変わらず。 熊さんの念力も、1回きりだったようで、とうとう3時を回った。 約6時間ばかり、僕には1回も本命のアタリなし。風は明日の春2番が吹く前ぶれか、だんだん強くなり、竿を持つ腕が痛くなってきた。 「地方でチヌ釣りしませんか。」 熊さんにそうもちかけて、船を呼んだ。 地方の岸壁で落とす。1投目、フグ。2投目、何もなし。3投目、3mほどで止まった。 「え? もう、底かな。」
キュッとアワセを入れると、グーッと走り出した。 「おー! チヌ!」 グイッとためると、今度は手前に突っ込んできた。オーバーハング岸壁すれすれのところで止めて、浮かし、 ゲーット! 案外、大きい。あとでじっくり測ると、48.5cm。1.95kgの身の分厚いチヌでした。ハリス3号はザラザラ。ラッキー。 熊さんも来て釣るが、それ1枚だったようで、帰りの時間になった。 チヌは、ストリンガーにかけても、浮き袋がふくらんだままで、プカプカ浮いているので、しょうがなく久しぶりに持って帰ることにしたが、梅酢蒸しにすると、身が硬く締まっておいしかった。 ちなみに、胃袋の中は、カラスガイがいっぱいだった。ここの落とし込み、年中、カラスでもOKってことやね。 |
釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
2月14日 (土) |
長崎 |
中 | 24 | 満 7:50 干13:45 |
13 | 晴 | 南西強 春一番 |
濁 | カニ |
4 | 49.3, 49 45, 40.5 |
春一番例年より、ずいぶん早く吹いた。 1859年(安政6)2月13日、五島列島沖に出漁した長崎県壱岐郷ノ浦の漁師53人が強い突風にあって遭難してから、郷ノ浦の漁師の間で春の初めの強い南風を、春一または春一番と呼ぶようになったのが始まりとか。 以前、大分に磯釣りに行って、滅多に上礁できない1級磯に上がることができて、喜んでいたら、春一番が吹いて、しかも、これが小雪混じり。ひどい目にあったことがある。 だから、春一番が吹くかもしれないとの前日からの天気予報に加え、仕事でもかなりグロッキーになっていたので、なかなか釣りに行く気持ちにならず、床に入った。 もし、朝早く起きることができたら、どこかに行こうかと思って、2時半にかけていた目覚ましには、体は反応せず。 しかし、、毎日の定刻の起きる時間になると、なぜかすっきりと目覚めた。 仕事がある日なら、この時間は、目覚めが悪いどころか、ふらふらと床を出たとしても、これから起こるであろう出来事が、頭の中をフラッシュカードのようにちらつき、気分が悪くて、憂鬱で、ひどいときは吐き気までしてしまうのだけど、不思議なものだ。 仕事がないと分かっていると、何とも心が軽く、気分良く、パッと起きられるのである。 人はいかに精神面で生きているかが分かるなあ。 やはり、外は風が強い。予報風力は最大10m/s。こんな日に、竿を出すとひどい目に遭うかもしれない。 しばらくパンを焼いたり、新聞を読んだり、音楽を聴いたりとダラダラしていたが、頭は釣りの方に…。 気温も17度まで上げると言うし、水温も上がっているに違いない。どこかに風裏あるかも。かえって竿が振れないぐらい海が荒れたときのほうが、チヌは食いがいいときもあるじゃんか。なんて…。 やっぱり、尻が軽いンやね。そそくさと支度をして、尻に帆かけて車を発進させた。 遅く出た割には、目的地まで、案外早く着いた。 岸壁真正面から当たる南西の風は半端じゃない。しかし、予想通り、潮は波立ち、白く泡立っている。 仕掛けは舞い上がり、糸をリールからさびきだしたら、ヒューッと風に翻弄されて近くの草にからみつく。釣りづらいったらありゃしない。遠くへ飛ばせないので、仕方なく、できるだけ前に振り込んでも、結局、風に押し戻されて、竿下ぐらいに餌が落ち着く。 「やれ、やっぱり。これじゃ釣りにならんじぇ。」 ところが、そのもみくちゃになった水深1mあまりのざわめきの中に、本当にチヌはいた。 1投目からくわえている。波と風で閉口しながらも、何とかゲット。49cm。うっそ〜! 3投目、45cm。 次、少し移動して49.3cm、2kg。
やってみるモンですバイ (^_^)v その後、アタリは、ぱったりなくなった。 その上、穂先が折れてしまった。別にヘマした訳ではなくて、何度も穂先が折れては修繕していたものだから、調子が悪くなっていたのだろう。カニをつけて糸をぴんと張ったとたん、ピチッといって折れちゃった。これ以上修繕のしようがない。もう、作っていない愛竿の落とし込み竿NFT新堤MF5.3m。大事に10数年間使っていたが、とうとうおシャカだ。 ヘチ竿2.1mを出して40.5cm。 しかし、さらに風は強くなり、これでおしまい。 竿を出してから1時間あまりで、また福岡に折り返した。 |
釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
2月8日 (日) |
長崎 |
中 | 17 | 満10:07 干16:04 |
11 | 晴 | 西弱 |
澄 | カニ |
0 | − |
立ち込み釣り潮は、もう股のところまで来ている。 時折、船が通ると、へそのところまで来て当たった波が、ジャップンときて、跳ねて、バシャッと顔にかかる。ヤバッ! それでも、遠くのかけあがりをめがけて、カニを放り込む。 「オチさん、ウエーダー2つ持ってますよ。立ち込み釣りしませんか。」 前日、熊さんから電話が入った。 「なんっすか? それ。」 そう返事しながら、すでに、ぴんと来ていた。 (やっぱり、考えることは一緒なんやね〜。) と可笑しくなった。 そう。あの浅場で、超前でも届かないかけあがりを狙ったら、きっとでかいのがいるはず。 昔、10数年前、大分の某河口で、うちの会の一握りのメンバーでちょっとブームになっていた立ち込みの落とし込み釣り。あれをやろうっての? 実は、すでに僕もやろうと考えていたんです。ウエーダーまで考えてなかったけど、似たようなこと。 ウエーダー? 「持ってますよ。」 早朝、2月ですよ、全く。 好きな二人は、そそくさとウエーダーをはいて、岸壁から水の中へ。潮はもう上がってきているから、チャンスは1時間もない。 ってことで冒頭の「ジャップン」になるんである。 結構、沖の方は潮が動いていて、チヌはいつ来てもおかしくない雰囲気だったんだが、この日の上げ潮は大きく、だんだんと岸の方へ二人とも追いやられて、ついに上陸となったけど、50才にもうすぐ手が届くオッさん二人は、名残惜しそうに海を見ている。 「ちょっと、日が悪かったね。」 岸上から釣っていると、あとから来た金太さん兄弟。現場を目撃していたようで、近くに寄ってきたら、挨拶がわりに、ニタ〜ッと笑った。 なんも言わんでもヨカ。言いたいこと顔に書いてあるバイ。 (すきですね〜)でしょ。 全然懲りてないよ。また、やろうと思ってる。アブノーマルなこと大好きですよ。だって釣りは、非日常的なところが面白いんだから。あんたらも、きっとウエーダー買うよ、もうすぐ。ひひ。
時間もまだ早いので、 「ちょっと覗いて帰ろうか。」 と、そちらへ向かう。 ここも浅場でむっちゃスケスケ。 「朝1時間だけでしたね。」 と兄やん。 1時間あまり竿を振ったが、アタリなしで、この日は、陽が明るいうちに帰宅できました。 |
釣行日 | 場 所 | 潮 | 月齢 | 干満 | 水温 | 天気 | 風 | 状態 | 餌 | 釣果 | サイズ |
2月1日 (日) |
長崎 |
若 | 10 | 満 6:02 干11:12 |
11 | 曇時々 小雨 |
南東弱 |
澄 | カニ |
1 | 47.3 |
2月に超前先週は大雪で、家に閉じこめられて、せっかくの3連休を家でおとなしく過ごしていた。 とは言っても、じっとしておれない性分で、ビデオを借りに行ったり、雪で汚れた車を寒さに震えながら洗ったり(バカやねー)、カニのお宿を掃除したり。 代休の月曜日は天気がよかったので、よっぽど釣りに行こうかと思っていたけど、行かなくてよかった。切れ波止が好きな某落とし込み釣りチームの兄弟は、行ったんだって〜。 そんでもって、途中で雪に囲まれて、引き返したんだって〜(^o^)あぶない、あぶない。 ってことで、1週空けての日曜日に一人で釣行。ホントは誰も一緒にいかなくてさしみいし、連日の睡眠不足で頭ガンガンだったんだけど。やはり竿を出して、いろんな鬱憤を糸から垂らして海に流し、気分転換をはかりたい気持ち、誰も分からんよね。別に分かってもらわんでもいいけど…。 釣り場は、べた凪スケスケ。潮は、もう、下げに入ってる。 (やっぱり、来ない方がよかったかなぁ。) 反省しても遅い。 切れ波止が好きな某兄弟のHさんが、あとから来たので、一緒に釣る。 アタリもなくてそこら辺を、うろうろしても、水は冷たい感じで、今日はボーズかなと、Hさんと二人で溜め息ばかりついていた。 これが一人だと、空しさはますます重く圧しかかってくるのだが、アホな話をしながら二人で竿を振っていると、(釣れなくても今日は楽しく帰れそう)なんて思う。 護岸近くには獲物はいないようで、39/45mズームの落とし込み竿で前の方を狙っていたが、なかなか思った場所まで餌が飛んでくれない。 それで、ヘチ竿2.1mをチョイス。 これは糸通りがいい。 狙うポイントは特に大きなストラクチャーはないので、多少、仕掛けを引きずっても、引っかかりはしない。 足元に20mぐらいリールから糸をさびき出して、シューッと思い切り飛ばす。 さびき出した糸がきれいになくなるから、20mぐらい飛んだんだろう。 これで思ったように、遠くの潮がゆれているポイントを狙うことができるようになった。 何度か打ち返していると、着底してふけた糸がすぐにちょっと伸びた。 フグかチヌか。フグも結構多いモンね、ここ。 糸を張りながら、相手を確かめて、ウン! 重い。 グイと合わせると、とたんに暴れ出した。 「なんか来た!」 隣のHさんに告げる。チヌとは思うけど、最近、意に添わず変なのが釣れたりするのでね。ヘダイとかハトポッポとか、カンダイとか。疑い深くなってるんです、年取ると。
魚はHさんの釣ってるところまで行きそうなので、 グーッと引っぱりながら歩いて移動して、足下で姿が見えた。やっぱりチヌ。グェーット! 50UPとはいかないが、まあまあサイズ。よかったー。来てくれた。 アタリはそれ1枚で、当日は若潮で干満の差も少なく、潮があまり動かない。次の日の仕事に疲れを残すとつらいし、僕は早々に引き上げたけど、Hさんは、しばらく粘って、上げ潮8分ぐらいで2枚ゲットしたんだって。 潮が良くなるまで粘るモンやね。 Hさん、初チヌおめでとう! |