チヌ落とし込み釣行記 2003/6月

 釣行日 場  所  潮 月齢  干満 水温 天気 状態  餌 釣果 サイズ
6月28日
(土)
唐津 29   8:17
 14:53

澄み カラス
43

3ヶ月ぶりのチヌ



 みんなが、55cmとか56cmとか、
「博多の岸壁で45cmでした〜。」
「ふた桁でした〜。」
 なんていう、報告を聞いて、最近、
「おめでとう。」
 というさみしさ。

 とにかく、チヌ釣ってない。
 なかなか思うように落とし込みどころか釣りに行けないンである。
 時間が空いたときのチョイ釣りの沖防でもダメだし。
 先週やっとの思いで行ったのにダメだったし。
 自分で時間を作れる職種もあるだろうが、釣りの予定にしていても、どうしてもしなければいけない・行かなければいけない職種もあるんです。

 今日も、日曜の仕事の準備で、急に午後に出なければならなくなった。こうなりゃ、午前中早起きして佐世保でもと思ったが、金曜夜、家に帰り着いたのが11時。それから夕食を食べて、目覚ましを3時にかけたが、ずっと早出・超遅帰宅が続いてたので、起きられなかった。
 5時半に何とか根性で起きたが、午後の仕事には佐世保は遠すぎる。
 ってことで、唐津に行くことに。結構強い雨が降ってるから、逃げ場のない沖防じゃつらいからね。
 
 唐津に着いて、まずガックリ。小道具ベルトを忘れて来た。ストリンガーにハリス・鈎、諸々の「何でもベルト」がない。アチャ〜! バックを引っかき回してとりあえず仕掛け作り。ホッ。次、餌取り、イガイを調達。びっしりと着いていいのがとれたんだけど、雨なのに、海はすっかりスケスケ。1時間ほどしてあきらめ、場所替え。

 まず、1投目、穂先だけ出しての落とし込み。ピタッと止まった。
 餌がスライドしてるから壁にくっついたかなと思ってキクと着いてた。小憎らしいメイタでした。
 ヘチはそれっきり。前を打つと、コツコツとしてまたメイタ。
 しばらくやったが9時になってしまった。
 
 「帰って、昼まで寝よ。」
 と竿をたたんで。帰る途中、ふと思いついて、立ち寄ったところで、20分だけと思って竿を出すことに。未練がましいが、非ジョ〜にこのままじゃむなしいんだよ。
 ところが4投目、一ヒロで止まってプルンと糸が動いた。メイタ?
 じゃない! チヌだ。ひっさしぶり〜! この引き。
 

久しぶりです。セルフタイマーでパチリ
何しろ3ヶ月お会いしてないので、大きさが分からない。ひよっとしたら年無し?なんて思うぐらい、上がってきたのは40チョイ越えだったけど。
 でも、ホントに久しぶりよね。うれちい。この気持ちわからんやろな〜。

 その後、メイタ2枚だけでそそくさと納竿。
 帰って急いで着替えてお仕事へ。
 ところが、仕事が終わって、
たっちゃんから、
 「長崎にヨメの里帰りしてるんですけど、バンバンアタってもういいってやめました。」
 次、同じく長崎へ行ってる金太さんから電話。
 「54です〜ぅ。」
 って、ハアハア言いながら報告。
 ・・・・・・・・・・・・
 また、言ってしまう。
「おめでと〜。」 ( ̄▽ ̄;)あはは・・


 釣行日 場  所  潮 月齢  干満 水温 天気 状態  餌 釣果 サイズ
6月21日
(土)
長崎 22 12:53
 7:41
24.5
無〜北 カラス
カニ

タイ
(51)

一日釣ったが

 久しぶりに、休みが取れた。と言うより無理矢理取った。取り逃げしたア。と言ってもいいかも。
 
 気がつけば、もう、6月半ばを過ぎている。もう、しばらくチヌを釣っていないンである。沖防も、もう、自分の腕ではなかなか釣りきれなくなった。
 落とし込みシーズンなんてあっという間に過ぎ去っていくような気がして。
 だから、遠くに行きたかった。

 チヌを釣りたい。休みの都合が自分でも分からないので、釣友を誘うこともできず、ムラムラしているとき、カズン・ビーさんから電話があり、そんなら長崎に行くかと決めた。
 前日は、例のごとく飲みごとで、約束の2時半にやっとの思いで起きて集合場所に着き、出発。
 
 前日、ミツルさんに状況を聞いて、ある程度、釣り行程を決めていたので、まず、1番目の目的地に行く。
 しかし、情報とは違ってチヌのすがたはない。濁りはあるんだが、潮が動いてない。
 まず、上層をイガイの団子でソーッと探るが、全く反応なし。おっかしいなぁ。情報によると、ピタッと止まるか、グ〜ッと引き込むかするはずなんだが…。
 どうやら上層には居ないようだから、カニに替えて、約12mの底ねらい。
 と、替えて2投目。穂先をグッと押さえる。フグか? キクと違う。グイッと合わせると乗った。首を振りながら、勢いよく沖に走る。思わずリールを緩める。これは、マダイ? チヌなら50オーバー確実なんだが。チヌであってくれ!

 タイ 51cm
 しかし、数度の締め込みでゆっくりと浮いてきたのは、赤かった。
 マダイだ。50UP。嬉しいようなちょっと残念のような。でも、これはキープだよね。

 カズン・ビーさんに
 「カニで来たよ。」
 「えーっ、じゃ、カニにしよ。」
 それから二人でカニで粘るが、アタリはフグだけ。
 あきらめて、7時頃、場所移動をしようとしたときにミツルさんから電話。
 「どうですか〜。釣れない?おかしいな。」
 ミツルさん昨日は別な場所で50UP上げたらしい。みのるんも夕方から一晩中釣って、53頭にタイ2枚込みでふた桁げな。うっそヤロ〜。
 しかも、Z君もお父上と一緒に来て、一晩中釣ってたそうな。
 夜の間に、長崎は釣りまくられていた。
 
 その後、あちこち回って、夕方、また、最初の場所に行くと、Z君と再会。彼はバカでかいやつに糸全部出されて、落とし込みリールの縁で指をたたかれ、やけどしていた。タイでしょね。あの縁がでこぼこした金属の高いリール。僕は大物落とし込み釣りには、じぇったい向いてないと思うね。構造の趣旨がわからん。(安物買いのひがみかな)
 ま、そんなことどうでもいいんだけど、この日は行くとこ行くとこ人が居て、結局、決めていた行程通りにはいかず、思い通りに、釣れなかった。長崎ってところは、魚はでかいけど、いったん糸がはいると、しばらくは釣れないんだから。困った。
 日没まで釣って、釣りは充分満喫したが、また、チヌはお預け。
 一日頑張った、カズン・ビーさんも、唯一、1回のアタリを逃して残念そうでした。
 また行きましょ。
 
 追記;FCC深谷ブラザーズとも会った。
     兄ヤン、次の日、なんとマダイ80cm、5.6kgゲット! 落とし込みでよ。
     チヌの70UPも落とし込みで夢じゃないと思いません?  


 釣行日 場  所  潮 月齢  干満 水温 天気 状態  餌 釣果 サイズ
6月8日
(日)
沖防 15:56
 9:33
18.5
南東 やや澄 カラス
カニ

ラブメイタ大会


 年に1度の、博多湾での釣り人のお祭りとなった、ラブメイタ大会。
 主目的のメイタ(クロダイ稚魚)は、27回目の今回、3500匹の放流ができ、釣り人たちの基金で始めたこの極めて希な事業も、全国の同志に支えられて、おかげで来年は10周年を迎えることになる。
 今年もこの趣旨を理解してくれ、長野、関西、名古屋、北陸、東京、山陰等々から、フェリーや新幹線、航空機、車で駆けつけてくれた超遠方のたくさんの落とし込み釣友さんを含めて、244人の参加を得て、成功裡に終わった。
 
  大会は、前日の状況は芳しくなかったンだが、これは自分だけのようで、さすが、各名人さんがたにかかれば、出る出る。
 
 ぶっちぎりの優勝は地元浮子釣りの秋吉さん5kg。丸テトラで5枚揃えられた。
 準優勝&大物賞&落とし込み部1位はな〜んと熊本FFCの汚堕っちだったのです。  これは新波止先端のカニ前打ちでの1発。1枚で48.9cm、2kg越え(本人いわく、「50pあったんだけど、誰かが短く測って…。」)誰じゃ〜、検量は。でも、景品独り占めしてホクホクのようではあった。汚堕っち。おめでと〜(^^)/~~~

 そのほか、Team波止歩゜っ歩゜の福島さん、伊藤さんたちも、釣れない(これも僕だけ?)切れ波止で、数を上げてました。さすがって感心。
 こういう優れた釣技や鋭い勘を養い、気力が充実している人には魚は釣れるのだな。普段の釣行では分からないことが、こういう大会で明らかになる。それを、AMAの何人が感じとってくれたか。ただ単に落とすだけじゃなく、もっと究明できることがまだまだあるってことを。
 僕は元々無い釣技も、人一倍と自負していた粘りも勘も気力も年々しぼんでいくような気がしている。理由ははっきりしているのだが、時が解決してくれるまで、頑張ってやり抜くしかない。

 とにかく、
「また、来年!」
 といって、船で手を振って別れたみなさん、ありがとうございました。

 みなさんの基金で今回3500匹のクロダイ稚魚放流

左から 2位;織田氏/優勝;秋吉氏/3位;土田氏


 釣行日 場  所  潮 月齢  干満 水温 天気 状態  餌 釣果 サイズ
6月1日
(日)
沖防  9:51
16:40
18.5
北東 カラス
カニ

AMA1回大会 熊さん初優勝!



 なんと5月はメイタ以外は1枚も釣ってない。
 仕事で遠方に行けなかったのも原因だが、沖防に5月は3度行ってメイタ2枚。
 ここ数年間の落とし込み釣果の最低ラインを這いまわってる。

 このコンディションのまま、本年度1回目のAMA落とし込み大会に突入した。
 前日は、台風が来て、博多湾はしっかりと濁っていて、20名の参加会員も、張り切っている。何しろ、会員初沖防40UPの初チヌ賞は今年から○万円のご褒美つきとあって、(この時期になってまだ40UPを出してないのが情けないのだが)さらに、会長が
「今日は、40UP釣った人はみんな初チヌ賞あげる。」
なんて、うっかりと言ったものだから、
「お〜!、全員釣ったら 初チヌ総額20万円と優勝2万、大物8千円で〜、40UP釣って大物賞で優勝したら…3万8千円バイ。よかと〜?」
わいわい、がやがやいいながらスタートした。

 僕は、みんなが上がる新波止を避けて、切れ波止でカラス餌の1発を狙ったが、不発。
 熊さんに電話する。
「暇だからでんわしたよ〜。」
「私は忙しいですよ。」
と、熊さん。
「えっ、うそ〜。」
「1枚、32〜3ゲットよ〜。ヒヒ。」
しまった、やっぱり新波止だったか。

名手 熊懐さん 15年目にして初優勝
おめでとう!

 移動して、ソロバン、丸テトラを攻めることに。アタってる新波止に行かないのが、僕の天の邪鬼的行動パターンなので。困ったもんです。
 北風が入って、テトラもソロバンも絶好の波と濁りなんだが、全くあたらない。
 そのうち潮がだんだん澄んできた。
 RISU会長も角テトラから、ソロバンまで老骨(御免なさい)むち打って歩いてきたが全然の様子。
 
 とうとう納竿の時間となり、検量に持ち込まれたのは、熊さんの1尾だけだった。
 朝1時間ほどで5名ほど用事で帰ったのだが、残ったメンバー全員で1枚とは、どうもこうも情けない結果だよね。みんな、がんばろ〜!
 8日のラブメイタまで、状況回復するといいのだが。
 ちなみにこの日、テトラで浮子釣りした人が好釣果を上げていると言うことで、カラスガイの着きが今年は悪くて、まだ、柔らかい餌の方に分があったようだ。

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